試合結果
2019JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準々決勝 第1戦

浦和レッズ
- 58' 興梠 慎三
- 60' 槙野 智章
試合終了
2-3
0前半3
2後半0

鹿島アントラーズ
- 35' ブエノ
- 38' 土居 聖真
- 43' 名古 新太郎
試合経過
35' | ![]() |
ブエノ | ||
38' | ![]() |
土居 聖真 | ||
43' | ![]() |
名古 新太郎 | ||
宇賀神 友弥 → 興梠 慎三 | ![]() |
52' | ||
興梠 慎三 | ![]() |
58' | ||
槙野 智章 | ![]() |
60' | ||
関根 貴大 | ![]() |
67' | ||
77' | ![]() |
小池 裕太 → 三竿 健斗 | ||
83' | ![]() |
土居 聖真 | ||
84' | ![]() |
土居 聖真 → セルジーニョ | ||
武藤 雄樹 → 杉本 健勇 | ![]() |
86' | ||
汰木 康也 → 荻原 拓也 | ![]() |
86' | ||
87' | ![]() |
名古 新太郎 → 犬飼 智也 |
アウェイゴール3発で勝利!勝負はホームの第2戦へ!
YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦でアントラーズは浦和レッズと対戦した。立ち上がりは両チームともに様子を伺う展開となったが、35分にセットプレーからブエノが先制点を奪うと、わずか3分後の38分には土居が追加点を奪う。前半終了間際の43分には、名古がプロ入り初となるゴールを決めて、前半は3-0で折り返した。後半に入ると、徐々にホームの浦和が勢いづき、58分、60分、と立て続けに失点を喫してしまう。その後も浦和に押し込まれる展開が続いたアントラーズだったが、最後まで同点弾は許さずに試合を終え、3-2で第1戦を勝利した。
3日前の明治安田J1第25節・清水戦、アントラーズは中国の広州で行われたACL準々決勝第1戦から移動日を含めて中3日と、非常に厳しい日程で試合を迎えたため、先発メンバー7人を入れ替えて臨んだ。連係面での不安も残るなかでの試合となったが、立ち上がりからリーグ戦で久々の先発出場となった伊東が存在感を示すと、15分には同じく久々のリーグ戦先発出場となった遠藤が先制ゴールを奪う。その後もリーグ戦初先発となった上田がPK獲得と2ゴールを決める活躍を見せるなど、チームの底力を示して、過密日程のなか、4-0と快勝を収めた。
出場機会の限られた選手たちが勝利に大きく貢献した。チームはさらに自信を深めている。開幕戦以来のリーグ戦出場となった遠藤は、「勝てたことは良かった。メンバーを変えた中でも、結果を出すということは大事にっなってくる。こういう試合があると、チームもどんどん成長していくことが出来る」と手応えを語った。過密日程のなかで先発出場を続けている三竿は、「この試合は、チームの一体感が大事になってくると話していた。なかなか試合に出れていない選手たちが、チームを引っ張ってくれた。そういった所が、このチームがこれからさらに強くなっていく1つの要因だと思う」と話した。
会心の勝利を収めた清水戦の翌日、チームは休むことなく、YBCルヴァン準々決勝第1戦に向けて、準備を進めた。アウェイに乗り込む第1戦は、難しい戦いになることがが予想された。だが、指揮官は、「相手のメンバーがどうであろうと、しっかりと準備をしていくだけだと思う。我々のしっかりとした守備から攻撃へつなげていくスタイルは変わらない。しっかりと分析した上で、自分たちの強みを出していきたい」と、今のチームに自信を覗かせていた。
わずか2日間の準備期間を経て、試合当日を迎えた。指揮官は、清水戦から先発メンバーを7人変更する決断を下す。ゴールマウスは守護神クォン スンテに託した。最終ラインは、右から小泉、ブエノ、チョンスンヒョン、小池が守る。ボランチは、永木とレオ シルバがコンビを組み、サイドハーフは右に名古、左に白崎が入った。前線は土居と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、犬飼、セルジーニョ、三竿、遠藤、山口が座った。
平日のナイトゲームにも関わらず、試合時間が近づくにつれて、埼玉スタジアムには続々とサポーターが駆けつけた。過密日程のなかでも、常にともに戦ってくれるアントラーズファミリーのために、アウェイでも勝利を目指す。
19時33分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりは両チームともに相手の様子を伺い、コンパクトなブロックを形成して、守備を固める展開となる。
試合が動き始めたのは、前半20分を過ぎたころからだった。互いに中盤でボールを奪ってから、素早いカウンター攻撃を繰り出し、相手ゴールまで迫っていく。だが、浦和は前線にかける人数が少なく、アントラーズはラストパスの精度を欠いてシュートまでは至らない。
互いに一歩決め手を欠くなか、スコアを動かしたのはセットプレーだった。右サイドからのフリーキック、キッカーの永木が右足で入れた高精度ボールにブエノが頭で合わせ、ゴールネットが揺れた。一瞬の静寂に包まれたあと、ビジタースタンドに詰めかけた背番号12の歓声がこだました。35分、アントラーズが先制に成功する。
先制点を奪ったあとも、アントラーズは攻撃の手を緩めない。38分、スンヒョンからの縦パスを受けた白崎は、左サイドで起点をつくるとレオへパスを送る。ボールを受けたレオがペナルティエリア内左までドリブルで進入して滞空時間の長いクロスをファーサイドへ送ると、土居が相手DFの頭上からヘディングで合わせる。ボールは、相手GKに触れられることなく、ゴールラインを割った。先制点からわずか3分後、アントラーズは追加点を奪うことに成功した。
前半終了間際、再びアントラーズにチャンスが訪れた。43分、白崎からのスルーパスに抜け出した小池が、左サイドからマイナスのクロスを入れると、土居がゴール正面でシュートを放つ。一度は相手DFにブロックされたが、こぼれ球を名古がダイレクトでゴールへと流し込む。相手の間をすり抜けたボールは、ゴールネットを揺らした。名古のプロ入り公式戦初ゴールで、リードを3点に広げる。
前半は、このまま3-0のスコアで終了を迎えた。ハーフタイムに指揮官は、「前半のテンポをおとさず、後半立ち上がりから集中して入ろう」、「いい距離間の守備のアプローチを続けていこう」、「アウェイで3-0で勝っている状況でも、1点を与えたら相手は勢いつく。絶対に失点をせず、得点を狙い続けよう」と、選手たちに声をかけ、チームを引き締めて、後半のピッチへと送り出した。
しかし、後半に入ると、浦和が息を吹き返す。立ち上がりこそ、スペースを上手く利用してカウンター攻撃を繰り出していたアントラーズだったが、試合時間の経過とともに、前がかりになった浦和に押し込まれる展開となる。
57分、マウリシオに縦パスを通されると、武藤にペナルティエリア内で仕掛けられ、シュートを打たれる。これはかろうじてスンテが右手でセーブしたが、こぼれたところを興梠に押し込まれてしまった。3-1と2点差に迫られてしまう。
浦和の猛攻は続く。60分、左サイドからのコーナーキックを与えてしまうと、キッカーの武藤からのボールを、ゴール前で鈴木に合わせられる。スンテが左手で弾いたが、こぼれ球を今度は槙野に押し込まれて、失点を喫した。
1点差に迫られた後も、浦和に押し込まれる展開が続く。だが、アントラーズは一枚岩となって、浦和の攻撃を跳ね返した。ベンチの選手も、プレーが切れた際には、ピッチに立つ選手たちに水を配り、声をかける。ビジタースタンドから送られる大きなチームコールも選手たちを励ました。まさに、チーム一丸、総力戦で、戦い続ける。
77分、アントラーズは一人目の選手交代を行った。小池との交代で三竿をピッチへ送る。三竿はボランチに入り、永木が左サイドバックへポジションを移した。
猛攻を耐え続けるアントラーズだったが、81分にアクシデントが起こる。ルーズボールにスライディングした土居が相手DFと交錯し、膝を強打してしまった。このプレーで土居は、途中交代を余儀なくされてしまう。84分、負傷した土居との交代でセルジーニョが投入された。
最後まで守り抜きたいアントラーズは、86分に最後の選手交代を行った。名古に代えて犬飼を投入し、さらに守りを固めた。
浦和の猛攻を耐え続けるアントラーズは、チーム一丸となって、ゴール前で身体を張る。途中交代で入った三竿、セルジーニョ、犬飼も、連戦の疲れを感じさせない動きでチームを支え、味方を鼓舞し続けた。
そして、“前半90分”の終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。得点差はわずか1点となったが、3つのアウェイゴールを奪い、第2戦に弾みをつける勝利を収めた。
次は、カシマスタジアムに帰還して“後半90分”に臨む。中3日と厳しい日程だが、我々にはアントラーズファミリーがついている。ホームの大声援を力にかえて、第2戦も必ず勝利を掴もう。目の前の試合の勝利のみを目指して、これからも突き進む。
【この試合のトピックス】
・名古がプロ入り後、公式戦初ゴール
・ブエノがアントラーズでの初ゴール
YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦でアントラーズは浦和レッズと対戦した。立ち上がりは両チームともに様子を伺う展開となったが、35分にセットプレーからブエノが先制点を奪うと、わずか3分後の38分には土居が追加点を奪う。前半終了間際の43分には、名古がプロ入り初となるゴールを決めて、前半は3-0で折り返した。後半に入ると、徐々にホームの浦和が勢いづき、58分、60分、と立て続けに失点を喫してしまう。その後も浦和に押し込まれる展開が続いたアントラーズだったが、最後まで同点弾は許さずに試合を終え、3-2で第1戦を勝利した。
▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
3日前の明治安田J1第25節・清水戦、アントラーズは中国の広州で行われたACL準々決勝第1戦から移動日を含めて中3日と、非常に厳しい日程で試合を迎えたため、先発メンバー7人を入れ替えて臨んだ。連係面での不安も残るなかでの試合となったが、立ち上がりからリーグ戦で久々の先発出場となった伊東が存在感を示すと、15分には同じく久々のリーグ戦先発出場となった遠藤が先制ゴールを奪う。その後もリーグ戦初先発となった上田がPK獲得と2ゴールを決める活躍を見せるなど、チームの底力を示して、過密日程のなか、4-0と快勝を収めた。

出場機会の限られた選手たちが勝利に大きく貢献した。チームはさらに自信を深めている。開幕戦以来のリーグ戦出場となった遠藤は、「勝てたことは良かった。メンバーを変えた中でも、結果を出すということは大事にっなってくる。こういう試合があると、チームもどんどん成長していくことが出来る」と手応えを語った。過密日程のなかで先発出場を続けている三竿は、「この試合は、チームの一体感が大事になってくると話していた。なかなか試合に出れていない選手たちが、チームを引っ張ってくれた。そういった所が、このチームがこれからさらに強くなっていく1つの要因だと思う」と話した。

会心の勝利を収めた清水戦の翌日、チームは休むことなく、YBCルヴァン準々決勝第1戦に向けて、準備を進めた。アウェイに乗り込む第1戦は、難しい戦いになることがが予想された。だが、指揮官は、「相手のメンバーがどうであろうと、しっかりと準備をしていくだけだと思う。我々のしっかりとした守備から攻撃へつなげていくスタイルは変わらない。しっかりと分析した上で、自分たちの強みを出していきたい」と、今のチームに自信を覗かせていた。

わずか2日間の準備期間を経て、試合当日を迎えた。指揮官は、清水戦から先発メンバーを7人変更する決断を下す。ゴールマウスは守護神クォン スンテに託した。最終ラインは、右から小泉、ブエノ、チョンスンヒョン、小池が守る。ボランチは、永木とレオ シルバがコンビを組み、サイドハーフは右に名古、左に白崎が入った。前線は土居と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、犬飼、セルジーニョ、三竿、遠藤、山口が座った。

平日のナイトゲームにも関わらず、試合時間が近づくにつれて、埼玉スタジアムには続々とサポーターが駆けつけた。過密日程のなかでも、常にともに戦ってくれるアントラーズファミリーのために、アウェイでも勝利を目指す。
19時33分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりは両チームともに相手の様子を伺い、コンパクトなブロックを形成して、守備を固める展開となる。






試合が動き始めたのは、前半20分を過ぎたころからだった。互いに中盤でボールを奪ってから、素早いカウンター攻撃を繰り出し、相手ゴールまで迫っていく。だが、浦和は前線にかける人数が少なく、アントラーズはラストパスの精度を欠いてシュートまでは至らない。






互いに一歩決め手を欠くなか、スコアを動かしたのはセットプレーだった。右サイドからのフリーキック、キッカーの永木が右足で入れた高精度ボールにブエノが頭で合わせ、ゴールネットが揺れた。一瞬の静寂に包まれたあと、ビジタースタンドに詰めかけた背番号12の歓声がこだました。35分、アントラーズが先制に成功する。





先制点を奪ったあとも、アントラーズは攻撃の手を緩めない。38分、スンヒョンからの縦パスを受けた白崎は、左サイドで起点をつくるとレオへパスを送る。ボールを受けたレオがペナルティエリア内左までドリブルで進入して滞空時間の長いクロスをファーサイドへ送ると、土居が相手DFの頭上からヘディングで合わせる。ボールは、相手GKに触れられることなく、ゴールラインを割った。先制点からわずか3分後、アントラーズは追加点を奪うことに成功した。




前半終了間際、再びアントラーズにチャンスが訪れた。43分、白崎からのスルーパスに抜け出した小池が、左サイドからマイナスのクロスを入れると、土居がゴール正面でシュートを放つ。一度は相手DFにブロックされたが、こぼれ球を名古がダイレクトでゴールへと流し込む。相手の間をすり抜けたボールは、ゴールネットを揺らした。名古のプロ入り公式戦初ゴールで、リードを3点に広げる。



前半は、このまま3-0のスコアで終了を迎えた。ハーフタイムに指揮官は、「前半のテンポをおとさず、後半立ち上がりから集中して入ろう」、「いい距離間の守備のアプローチを続けていこう」、「アウェイで3-0で勝っている状況でも、1点を与えたら相手は勢いつく。絶対に失点をせず、得点を狙い続けよう」と、選手たちに声をかけ、チームを引き締めて、後半のピッチへと送り出した。


しかし、後半に入ると、浦和が息を吹き返す。立ち上がりこそ、スペースを上手く利用してカウンター攻撃を繰り出していたアントラーズだったが、試合時間の経過とともに、前がかりになった浦和に押し込まれる展開となる。


57分、マウリシオに縦パスを通されると、武藤にペナルティエリア内で仕掛けられ、シュートを打たれる。これはかろうじてスンテが右手でセーブしたが、こぼれたところを興梠に押し込まれてしまった。3-1と2点差に迫られてしまう。
浦和の猛攻は続く。60分、左サイドからのコーナーキックを与えてしまうと、キッカーの武藤からのボールを、ゴール前で鈴木に合わせられる。スンテが左手で弾いたが、こぼれ球を今度は槙野に押し込まれて、失点を喫した。
1点差に迫られた後も、浦和に押し込まれる展開が続く。だが、アントラーズは一枚岩となって、浦和の攻撃を跳ね返した。ベンチの選手も、プレーが切れた際には、ピッチに立つ選手たちに水を配り、声をかける。ビジタースタンドから送られる大きなチームコールも選手たちを励ました。まさに、チーム一丸、総力戦で、戦い続ける。
77分、アントラーズは一人目の選手交代を行った。小池との交代で三竿をピッチへ送る。三竿はボランチに入り、永木が左サイドバックへポジションを移した。
猛攻を耐え続けるアントラーズだったが、81分にアクシデントが起こる。ルーズボールにスライディングした土居が相手DFと交錯し、膝を強打してしまった。このプレーで土居は、途中交代を余儀なくされてしまう。84分、負傷した土居との交代でセルジーニョが投入された。

最後まで守り抜きたいアントラーズは、86分に最後の選手交代を行った。名古に代えて犬飼を投入し、さらに守りを固めた。

浦和の猛攻を耐え続けるアントラーズは、チーム一丸となって、ゴール前で身体を張る。途中交代で入った三竿、セルジーニョ、犬飼も、連戦の疲れを感じさせない動きでチームを支え、味方を鼓舞し続けた。





そして、“前半90分”の終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。得点差はわずか1点となったが、3つのアウェイゴールを奪い、第2戦に弾みをつける勝利を収めた。

次は、カシマスタジアムに帰還して“後半90分”に臨む。中3日と厳しい日程だが、我々にはアントラーズファミリーがついている。ホームの大声援を力にかえて、第2戦も必ず勝利を掴もう。目の前の試合の勝利のみを目指して、これからも突き進む。
【この試合のトピックス】
・名古がプロ入り後、公式戦初ゴール
・ブエノがアントラーズでの初ゴール
スタッツ
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|
---|---|---|
12 | シュート | 10 |
4 | GK | 8 |
2 | CK | 1 |
10 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 21,148人
- 天候
- 曇、無風
気温 24.7℃ / 湿度 71.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 木村 博之
- 副審
-
平間 亮
西尾 英朗 - 第4の審判員
- 高山 啓義
- VAR/AVAR
-
福島 孝一郎
相樂 亨