試合結果
AFCチャンピオンズリーグ2019 グループステージ 第5節

ジョホール・ダルル・タクジム
- 69' シャフィク アハマド
試合終了
1-0
0前半0
1後半0

鹿島アントラーズ
試合経過
アイディル ザフアン → アダム ノル アズリン | ![]() |
64' | ||
シャフィク アハマド | ![]() |
69' | ||
71' | ![]() |
平戸 太貴 → 土居 聖真 | ||
75' | ![]() |
遠藤 康 → 金森 健志 | ||
シャフィク アハマド → ハズワン バクリ | ![]() |
80' | ||
83' | ![]() |
安部 裕葵 → 山口 一真 | ||
87' | ![]() |
安西 幸輝 | ||
ハズワン バクリ | ![]() |
87' | ||
サファウィ ラシド | ![]() |
90'+2 | ||
ゴンサロ カブレラ | ![]() |
90'+4 | ||
サファウィ ラシド → シャメル アッバ | ![]() |
90'+4 |
敵地で0-1の完封負け。グループステージ突破は最終節に持ち越し。
アントラーズはACLグループステージ第5節でマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムと対戦した。高温多湿の気候に苦しみ、思うようなプレーが出来ないアントラーズは、試合序盤からジョホールにボールを握られる展開となる。前半は0-0で終えたものの、後半に入ると運動量がガクッと落ちた。すると、69分に守備陣の一瞬の隙を突かれて、痛恨の先制点を献上。試合終盤は必死の猛攻を見せたが、最後までゴールは奪えず、0-1で惜敗を喫した。
5日前、アントラーズは聖地で快勝を収めた。明治安田J1第10節、清水戦。前半立ち上がりのピンチを守護神クォンスンテのセーブで凌ぐと、10分に土居のゴールで幸先良く先制に成功する。その後、一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると、69分に安部、72分に安西が立て続けに追加点を奪い、3-0で勝利。カシマスタジアムに詰めかけた3万人を超えるアントラーズファミリーの前で、公式戦2連敗の鬱憤を晴らすかのような見事な試合を演じてみせた。
会心の勝利から1日オフを挟んだチームは、ポゼッショントレーニングや攻守のトレーニングで汗を流した。そして、決戦2日前の5月6日にマレーシアへ移動。飛行機で7時間、バスで3時間半を要する過酷な長旅を経て、ようやく決戦の地ジョホールへと到着した。つかの間の休息を終えると、さっそく夕方からトレーニングを行った。準備期間はわずかだが、再びアジアの栄冠を勝ちとるためには、戦うしかない。
決戦前日、練習に先駆けて実施された公式会見に臨んだ安西は、「第1節ではしっかりと勝利を得ることができた。暑さとじめじめした空気に早く慣れて、難しい試合になると思うが、しっかり勝って帰れるように頑張りたい」と勝利への意欲を語った。グループステージ突破に向けて、絶対に勝たなくてはいけない一戦。チームは集中力を高めた。
そして、迎えた試合当日。キックオフ1時間前に注目の先発メンバーが発表された。ゴールキーパーはクォン スンテ。最終ラインは右から永木、犬飼、町田、安西が入る。ボランチは、平戸とレオ シルバが公式戦初めてのコンビを組んだ。サイドハーフは右に遠藤、左に安部が入り、前線はセルジーニョと伊藤が2トップを務める。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、土居、中村、白崎、金森、山口が座った。
決戦の舞台は、日本サッカーが初めてW杯出場を決めた歴史的な地、ラルキン・スタジアムだ。湿度80%を超える蒸し暑い気候の中、勝利のみを目指した90分が始まった。
立ち上がりに気を付けたいアントラーズだったが、ペナルティエリア手前でファウルを犯すなど、立て続けに自陣でセットプレーを与えてしまう。ゴールに直結するボールがペナルティエリア内に放り込まれていく。危険な場面は守護神と最終ラインが身体を張ってクリアし、なんとかピンチを凌いだが、不安を感じさせる試合序盤となった。
アントラーズの選手たちは、東南アジア独特の湿度の高い気候に苦しめられた。試合が始まって10分も経たないうちに、選手のユニフォームは身体に張り付き、びっしょりと濡れていた。
水はけの悪いピッチは緩くぬかるみ、足を取られる。ボールの転がりも不規則に変化した。プレーの選択肢が制限される。ストレスのかかる過酷な環境下で、アントラーズの選手たちはもがくようにプレーしていた。
ホームアドバンテージを活かし、細かいパス回しでボールを握るジョホールに押し込まれる展開が続いたが、アントラーズは少ない攻撃機会で決定機をつくっていく。
14分、中央の遠藤から左サイドのレオ シルバへ。レオ シルバが左足でシュートを放つも、相手GKに弾かれる。そのこぼれ球をセルジーニョが拾い、シュートを放つも、枠を外れてゴールには至らなかった。
26分には、相手のミスからボールを拾った遠藤から平戸がシュート。しかし、これは相手GKにセーブされた。39分には、相手のミスを見逃さずボールを奪った遠藤が、左サイドからクロスを入れる。中央で待つ伊藤に届いたものの、シュートは相手DFに寄せられて枠を捉えられなかった。
しかし、チャンスをつくりながらも得点は奪えず、このままスコアレスでハーフタイムを迎えた。
新しいユニフォームに着替え、気持ちを切り替えて臨んだ後半。アントラーズはサイドからのクロスでチャンスをつくっていく。右サイドの遠藤からのクロスに伊藤翔が飛び込みシュート。しかし、これは完璧に合わせきれず、GKに阻まれた。
積極果敢にゴールを狙う伊藤へ、敵地ジョホールまで駆け付けたアントラーズファミリーがチャントを送り、後押しする。
試合は時間の経過とともに、オープンな展開になっていく。そんな中、最初の交代カードを切ったのは、ジョホールだった。アイディル ザフアンに代わってアダム ノル アズリンが投入される。すると、ジョホールの攻撃が勢いづく。
そして迎えた、69分。ジョホールのシャフィク アハマドに右サイドで起点をつくられると、守備の間をうまく突破され、ゴールネットを揺らされてしまった。蒸し暑さで体力を消耗する中で、痛恨の先制点献上。一瞬の隙を突かれた失点だった。
1点のビハインドを負ったアントラーズは、71分に土居、75分には金森を投入する。不用意なバックパスで決定的なピンチを招いた場面こそあったが、チーム一丸となって逆転を狙い、攻勢を強めていく。セットプレーでは、何度も永木から高精度のパスが送られ、ジョホールが守るゴールに迫っていく。
そして、同点に追いつきたいアントラーズは、最後の交代カードを切る。83分、安部に代えて山口を投入。攻撃色をさらに強める。
試合終了間際、アントラーズは同点弾を奪うべく、必死の猛攻に出る。ゴール前にボールを送り、決定機を何度もつくっていった。しかし、高温多湿の影響か、あと一歩ボールに届かない場面が増え、フィニッシュの局面でも精度を欠いた。
そして、無情にも試合終了を告げるホイッスルが鳴った。スコアは0-1。グループステージ突破は、首位山東と対戦する最終節に持ち越しとなってしまった。
痛恨の敗北を喫したアントラーズ。だが、落ち込んでいる暇はない。今週日曜日には、再び国内タイトル奪還に向けた戦いが待っている。アウェイ、ヴィッセル神戸戦。幸運にも今日味わった悔しさをすぐにぶつける機会が用意されている。次戦は絶対に勝利しなければいけない。この屈辱を晴らすため、限られた時間で最善の準備を進めていく。
アントラーズはACLグループステージ第5節でマレーシアのジョホール・ダルル・タクジムと対戦した。高温多湿の気候に苦しみ、思うようなプレーが出来ないアントラーズは、試合序盤からジョホールにボールを握られる展開となる。前半は0-0で終えたものの、後半に入ると運動量がガクッと落ちた。すると、69分に守備陣の一瞬の隙を突かれて、痛恨の先制点を献上。試合終盤は必死の猛攻を見せたが、最後までゴールは奪えず、0-1で惜敗を喫した。
5日前、アントラーズは聖地で快勝を収めた。明治安田J1第10節、清水戦。前半立ち上がりのピンチを守護神クォンスンテのセーブで凌ぐと、10分に土居のゴールで幸先良く先制に成功する。その後、一進一退の攻防が続いたが、後半に入ると、69分に安部、72分に安西が立て続けに追加点を奪い、3-0で勝利。カシマスタジアムに詰めかけた3万人を超えるアントラーズファミリーの前で、公式戦2連敗の鬱憤を晴らすかのような見事な試合を演じてみせた。
会心の勝利から1日オフを挟んだチームは、ポゼッショントレーニングや攻守のトレーニングで汗を流した。そして、決戦2日前の5月6日にマレーシアへ移動。飛行機で7時間、バスで3時間半を要する過酷な長旅を経て、ようやく決戦の地ジョホールへと到着した。つかの間の休息を終えると、さっそく夕方からトレーニングを行った。準備期間はわずかだが、再びアジアの栄冠を勝ちとるためには、戦うしかない。
決戦前日、練習に先駆けて実施された公式会見に臨んだ安西は、「第1節ではしっかりと勝利を得ることができた。暑さとじめじめした空気に早く慣れて、難しい試合になると思うが、しっかり勝って帰れるように頑張りたい」と勝利への意欲を語った。グループステージ突破に向けて、絶対に勝たなくてはいけない一戦。チームは集中力を高めた。
そして、迎えた試合当日。キックオフ1時間前に注目の先発メンバーが発表された。ゴールキーパーはクォン スンテ。最終ラインは右から永木、犬飼、町田、安西が入る。ボランチは、平戸とレオ シルバが公式戦初めてのコンビを組んだ。サイドハーフは右に遠藤、左に安部が入り、前線はセルジーニョと伊藤が2トップを務める。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、土居、中村、白崎、金森、山口が座った。


決戦の舞台は、日本サッカーが初めてW杯出場を決めた歴史的な地、ラルキン・スタジアムだ。湿度80%を超える蒸し暑い気候の中、勝利のみを目指した90分が始まった。


立ち上がりに気を付けたいアントラーズだったが、ペナルティエリア手前でファウルを犯すなど、立て続けに自陣でセットプレーを与えてしまう。ゴールに直結するボールがペナルティエリア内に放り込まれていく。危険な場面は守護神と最終ラインが身体を張ってクリアし、なんとかピンチを凌いだが、不安を感じさせる試合序盤となった。


アントラーズの選手たちは、東南アジア独特の湿度の高い気候に苦しめられた。試合が始まって10分も経たないうちに、選手のユニフォームは身体に張り付き、びっしょりと濡れていた。

水はけの悪いピッチは緩くぬかるみ、足を取られる。ボールの転がりも不規則に変化した。プレーの選択肢が制限される。ストレスのかかる過酷な環境下で、アントラーズの選手たちはもがくようにプレーしていた。
ホームアドバンテージを活かし、細かいパス回しでボールを握るジョホールに押し込まれる展開が続いたが、アントラーズは少ない攻撃機会で決定機をつくっていく。

14分、中央の遠藤から左サイドのレオ シルバへ。レオ シルバが左足でシュートを放つも、相手GKに弾かれる。そのこぼれ球をセルジーニョが拾い、シュートを放つも、枠を外れてゴールには至らなかった。




26分には、相手のミスからボールを拾った遠藤から平戸がシュート。しかし、これは相手GKにセーブされた。39分には、相手のミスを見逃さずボールを奪った遠藤が、左サイドからクロスを入れる。中央で待つ伊藤に届いたものの、シュートは相手DFに寄せられて枠を捉えられなかった。




しかし、チャンスをつくりながらも得点は奪えず、このままスコアレスでハーフタイムを迎えた。

新しいユニフォームに着替え、気持ちを切り替えて臨んだ後半。アントラーズはサイドからのクロスでチャンスをつくっていく。右サイドの遠藤からのクロスに伊藤翔が飛び込みシュート。しかし、これは完璧に合わせきれず、GKに阻まれた。



積極果敢にゴールを狙う伊藤へ、敵地ジョホールまで駆け付けたアントラーズファミリーがチャントを送り、後押しする。


試合は時間の経過とともに、オープンな展開になっていく。そんな中、最初の交代カードを切ったのは、ジョホールだった。アイディル ザフアンに代わってアダム ノル アズリンが投入される。すると、ジョホールの攻撃が勢いづく。



そして迎えた、69分。ジョホールのシャフィク アハマドに右サイドで起点をつくられると、守備の間をうまく突破され、ゴールネットを揺らされてしまった。蒸し暑さで体力を消耗する中で、痛恨の先制点献上。一瞬の隙を突かれた失点だった。


1点のビハインドを負ったアントラーズは、71分に土居、75分には金森を投入する。不用意なバックパスで決定的なピンチを招いた場面こそあったが、チーム一丸となって逆転を狙い、攻勢を強めていく。セットプレーでは、何度も永木から高精度のパスが送られ、ジョホールが守るゴールに迫っていく。


そして、同点に追いつきたいアントラーズは、最後の交代カードを切る。83分、安部に代えて山口を投入。攻撃色をさらに強める。



試合終了間際、アントラーズは同点弾を奪うべく、必死の猛攻に出る。ゴール前にボールを送り、決定機を何度もつくっていった。しかし、高温多湿の影響か、あと一歩ボールに届かない場面が増え、フィニッシュの局面でも精度を欠いた。

そして、無情にも試合終了を告げるホイッスルが鳴った。スコアは0-1。グループステージ突破は、首位山東と対戦する最終節に持ち越しとなってしまった。



痛恨の敗北を喫したアントラーズ。だが、落ち込んでいる暇はない。今週日曜日には、再び国内タイトル奪還に向けた戦いが待っている。アウェイ、ヴィッセル神戸戦。幸運にも今日味わった悔しさをすぐにぶつける機会が用意されている。次戦は絶対に勝利しなければいけない。この屈辱を晴らすため、限られた時間で最善の準備を進めていく。
スタッツ
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|
---|---|---|
0 | シュート | 0 |
0 | GK | 0 |
0 | CK | 0 |
0 | 直接FK | 0 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 4,860人
- 天候
- Clear
気温 28.0℃ / 湿度 0.0% - ピッチ
- 主審
- MOHANAD QASIM EESEE SARRAY(IRAQ)
- 副審
-
WATHEQ MDALLAL OBAID AL-SWAIEDI(IRAQ)
MAYTHAM KHAMMAT ALGBURI(IRAQ) - 第4の審判員
- ISMAEEL HABIB ALI(BAHRAIN)