試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第33節

鹿島アントラーズ
- 40' 土居 聖真
試合終了
1-3
1前半2
0後半1

ヴィッセル神戸
- 14' 藤本 憲明
- 29' 郷家 友太
- 88' 小川 慶治朗
試合経過
14' | ![]() |
藤本 憲明 | ||
29' | ![]() |
郷家 友太 | ||
土居 聖真 | ![]() |
40' | ||
内田 篤人 → レアンドロ | ![]() |
63' | ||
伊藤 翔 → 上田 綺世 | ![]() |
63' | ||
69' | ![]() |
安井 拓也 → セルジ サンペール | ||
69' | ![]() |
郷家 友太 → 古橋 亨梧 | ||
名古 新太郎 → 白崎 凌兵 | ![]() |
74' | ||
86' | ![]() |
藤本 憲明 → 西 大伍 | ||
犬飼 智也 | ![]() |
86' | ||
88' | ![]() |
小川 慶治朗 |
土居の追撃弾も及ばず。ホーム最終節で不甲斐なき敗戦
明治安田J1第33節、アントラーズは神戸と対戦した。前半は神戸に押し込まれる展開となり、14分、29分と前半早々に2失点を喫してしまう。それでも、40分に土居が追撃の狼煙を上げるゴールを決めて、アントラーズが息を吹き返す。後半に入っても、攻勢を強めるアントラーズだったが、得点を奪えない時間が続くと、88分にカウンターから痛恨の3失点目を喫してしまう。最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、ゴールを奪うことが出来ず、今季のリーグ戦ホーム最終節は1-3で敗戦という結果になった。
1週間前のアウェイ広島戦は、失意のスコアレスドローに終わった。「90分を通して、我々が勝ち切らないといけないゲームだった。最後にリスクを冒して得点を狙いに行ったが、ゴールを奪えずに終わり、悔しい気持ちでいっぱい。選手たちには次の試合に向けて準備しようと話した」。指揮官は悔しさを滲ませながらも、次の試合へ意識を切り替える重要性を説いた。
チームは1日のオフで気持ちを切り替えて、再びクラブハウスに集結した。神戸への対策を入念に確認し、緊張感を保ちながら、決戦に向けて準備を進めていった。
そして、試合当日を迎えた。キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表される。GKは守護神スンテ、最終ラインは右から内田、スンヒョン、犬飼、町田が入った。ボランチは永木とレオがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に名古が務める。前線は、土居と伊藤が2トップを組んだ。ベンチには、曽ケ端、伊東、レアンドロ、遠藤、白崎、相馬、上田が座る。
一方、神戸は主力選手をメンバーから外し、イニエスタ、ビジャ、フェルマーレンは、ベンチ外、セルジ サンペール、古橋もベンチからのスタートとなった。
14時03分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けたのはアントラーズだった。右サイドから神戸を押し込み、立て続けにチャンスをつくっていく。
押し気味で試合を進めていたアントラーズだったが、14分に一瞬の隙を突かれてしまう。大崎からの縦パスがペナルティエリア内の安井に入る。安井はコントロール出来なかったものの、守備陣に連係ミスが生まれ、最後は藤本に右足で流し込まれてしまった。
想定外の失点を喫したアントラーズは、立て直すことが出来ない。29分、右サイドを少ないタッチで崩されると、藤本からのパスを郷家にダイレクトで決められ、痛恨の2失点目を喫してしまった。
2点のビハインドを追う展開となったアントラーズは、なかなかリズムを掴めない。前線までパスを繋ぐことが出来ず、攻撃が停滞した。神戸にほとんどボールを支配され、苦しい展開が続く。
だが、苦しい試合展開になっても、スタンドからの大声援は止まなかった。サポーターの後押しを受けて、チームは再び息を吹き返す。声援を力に変えて、徐々に攻撃を仕掛けられるようになっていった。
すると40分、セットプレーのこぼれ球を拾った土居が、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。シュートはゴールの左隅に飛び、ゴールネットを揺らした。1点差に迫るゴールが決まった。
前半はこのまま1-2のビハインドで終了した。
後半も、前半終盤に勢い付いたアントラーズが試合の主導権を握り、怒涛の攻撃を仕掛けていく。
まずは56分、左サイドから町田が絶妙なクロスを入れると、伊藤がダイビングヘッドで合わせる。だが、これは惜しくも枠を外れて、得点には至らなかった。
積極的に攻撃を仕掛けて神戸を圧倒していたアントラーズだが、61分にカウンターからピンチを迎える。山口からのスルーパスでポドルスキに抜け出され、数的不利の状況をつくられてしまう。決定的な場面となったが、ここはカバーに入った犬飼が粘り強い対応でボールを奪い、チームの危機を救った。
得点が欲しいアントラーズは、63分に2人同時に選手交代を行う。内田と伊藤に代わって、上田とレアンドロがピッチへ送られた。
アントラーズは70分に右サイドでフリーキックを獲得した。キッカーの永木からのボールに町田が高い打点で合わせ、ゴールを狙う。だが、これは枠を捉えることが出来ない。
74分、アントラーズは最後の交代カードを切る。疲労のみえた名古に代わり、白崎がピッチへ入った。
すると76分、アントラーズに再びチャンスが訪れる。右サイドから永木がクロスを上げると、ペナルティエリア内で途中出場のレアンドロがバイシクルシュートする。ボールは際どいコースに飛んだが、惜しくも枠の左へと外れた。
時間の経過とともに、試合はオープンな展開となっていった。互いにゴール前まで迫る場面が増える。
すると、88分にアントラーズはカウンターを受けてしまう。前がかりになった右サイドを崩され、ポドルスキのラストパスを小川に決められてしまった。悔しい3失点目を喫した。
最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、神戸の固い守備をこじ開けられず、このまま1-3で試合終了のホイッスルを聞いた。
試合終了後には今季リーグ戦最終節の挨拶が行われた。今節の敗戦でリーグ戦優勝の可能性はなくなったが、最終節のアウェイ名古屋戦と天皇杯が残っている。選手を代表した挨拶したキャプテンの内田は「天皇杯は絶対に獲る」と次の戦いに目を向けた。ここから這い上がる必要がある。悔しさを糧に、これからも最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・レアンドロがJ1通算50試合出場
明治安田J1第33節、アントラーズは神戸と対戦した。前半は神戸に押し込まれる展開となり、14分、29分と前半早々に2失点を喫してしまう。それでも、40分に土居が追撃の狼煙を上げるゴールを決めて、アントラーズが息を吹き返す。後半に入っても、攻勢を強めるアントラーズだったが、得点を奪えない時間が続くと、88分にカウンターから痛恨の3失点目を喫してしまう。最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、ゴールを奪うことが出来ず、今季のリーグ戦ホーム最終節は1-3で敗戦という結果になった。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
1週間前のアウェイ広島戦は、失意のスコアレスドローに終わった。「90分を通して、我々が勝ち切らないといけないゲームだった。最後にリスクを冒して得点を狙いに行ったが、ゴールを奪えずに終わり、悔しい気持ちでいっぱい。選手たちには次の試合に向けて準備しようと話した」。指揮官は悔しさを滲ませながらも、次の試合へ意識を切り替える重要性を説いた。
チームは1日のオフで気持ちを切り替えて、再びクラブハウスに集結した。神戸への対策を入念に確認し、緊張感を保ちながら、決戦に向けて準備を進めていった。

そして、試合当日を迎えた。キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表される。GKは守護神スンテ、最終ラインは右から内田、スンヒョン、犬飼、町田が入った。ボランチは永木とレオがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に名古が務める。前線は、土居と伊藤が2トップを組んだ。ベンチには、曽ケ端、伊東、レアンドロ、遠藤、白崎、相馬、上田が座る。

一方、神戸は主力選手をメンバーから外し、イニエスタ、ビジャ、フェルマーレンは、ベンチ外、セルジ サンペール、古橋もベンチからのスタートとなった。
14時03分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりから積極的に攻撃を仕掛けたのはアントラーズだった。右サイドから神戸を押し込み、立て続けにチャンスをつくっていく。




押し気味で試合を進めていたアントラーズだったが、14分に一瞬の隙を突かれてしまう。大崎からの縦パスがペナルティエリア内の安井に入る。安井はコントロール出来なかったものの、守備陣に連係ミスが生まれ、最後は藤本に右足で流し込まれてしまった。
想定外の失点を喫したアントラーズは、立て直すことが出来ない。29分、右サイドを少ないタッチで崩されると、藤本からのパスを郷家にダイレクトで決められ、痛恨の2失点目を喫してしまった。
2点のビハインドを追う展開となったアントラーズは、なかなかリズムを掴めない。前線までパスを繋ぐことが出来ず、攻撃が停滞した。神戸にほとんどボールを支配され、苦しい展開が続く。




だが、苦しい試合展開になっても、スタンドからの大声援は止まなかった。サポーターの後押しを受けて、チームは再び息を吹き返す。声援を力に変えて、徐々に攻撃を仕掛けられるようになっていった。



すると40分、セットプレーのこぼれ球を拾った土居が、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。シュートはゴールの左隅に飛び、ゴールネットを揺らした。1点差に迫るゴールが決まった。


前半はこのまま1-2のビハインドで終了した。



後半も、前半終盤に勢い付いたアントラーズが試合の主導権を握り、怒涛の攻撃を仕掛けていく。


まずは56分、左サイドから町田が絶妙なクロスを入れると、伊藤がダイビングヘッドで合わせる。だが、これは惜しくも枠を外れて、得点には至らなかった。

積極的に攻撃を仕掛けて神戸を圧倒していたアントラーズだが、61分にカウンターからピンチを迎える。山口からのスルーパスでポドルスキに抜け出され、数的不利の状況をつくられてしまう。決定的な場面となったが、ここはカバーに入った犬飼が粘り強い対応でボールを奪い、チームの危機を救った。
得点が欲しいアントラーズは、63分に2人同時に選手交代を行う。内田と伊藤に代わって、上田とレアンドロがピッチへ送られた。

アントラーズは70分に右サイドでフリーキックを獲得した。キッカーの永木からのボールに町田が高い打点で合わせ、ゴールを狙う。だが、これは枠を捉えることが出来ない。

74分、アントラーズは最後の交代カードを切る。疲労のみえた名古に代わり、白崎がピッチへ入った。

すると76分、アントラーズに再びチャンスが訪れる。右サイドから永木がクロスを上げると、ペナルティエリア内で途中出場のレアンドロがバイシクルシュートする。ボールは際どいコースに飛んだが、惜しくも枠の左へと外れた。
時間の経過とともに、試合はオープンな展開となっていった。互いにゴール前まで迫る場面が増える。






すると、88分にアントラーズはカウンターを受けてしまう。前がかりになった右サイドを崩され、ポドルスキのラストパスを小川に決められてしまった。悔しい3失点目を喫した。
最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、神戸の固い守備をこじ開けられず、このまま1-3で試合終了のホイッスルを聞いた。

試合終了後には今季リーグ戦最終節の挨拶が行われた。今節の敗戦でリーグ戦優勝の可能性はなくなったが、最終節のアウェイ名古屋戦と天皇杯が残っている。選手を代表した挨拶したキャプテンの内田は「天皇杯は絶対に獲る」と次の戦いに目を向けた。ここから這い上がる必要がある。悔しさを糧に、これからも最善の準備を進めていく。



【この試合のトピックス】
・レアンドロがJ1通算50試合出場
スタッツ
![]() |
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|
---|---|---|
13 | シュート | 12 |
13 | GK | 13 |
3 | CK | 3 |
14 | 直接FK | 12 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 34,312人
- 天候
- 晴、無風
気温 9.9℃ / 湿度 41.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 村上 伸次
- 副審
-
山際 将史
赤阪 修 - 第4の審判員
- 中村 太