試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第32節

サンフレッチェ広島
試合終了
0-0
0前半0
0後半0

鹿島アントラーズ
試合経過
レアンドロ ペレイラ | ![]() |
22' | ||
45'+2 | ![]() |
ブエノ | ||
62' | ![]() |
白崎 凌兵 → 名古 新太郎 | ||
レアンドロ ペレイラ → ドウグラス ヴィエイラ | ![]() |
68' | ||
68' | ![]() |
内田 篤人 → 三竿 健斗 | ||
72' | ![]() |
三竿 健斗 | ||
川辺 駿 → 東 俊希 | ![]() |
79' | ||
84' | ![]() |
町田 浩樹 → 相馬 勇紀 | ||
ハイネル → 清水 航平 | ![]() |
88' | ||
90'+5 | ![]() |
レオ シルバ |
堅固な守備を崩し切れず。悔しいスコアレスドロー
明治安田J1第32節、アントラーズはアウェイで広島と対戦した。前半は、立ち上がりから均衡状態がつづき、両チームともにチャンスの少ない試合展開となった。後半は、アントラーズが攻勢を強め、広島を押し込む時間帯も長くなったが、相手の堅固な守備を崩しきれない。前がかりに攻撃を仕掛けるなかで、数多くのピンチを迎えたが、スンテを中心とした守備陣の奮闘で無失点に抑え、0-0とスコアレスドローで試合を終えた。
ホーム川崎F戦からアウェイ広島戦までは約2週間の準備期間があった。川崎F戦の翌日から選手たちは3日間のオフをとり、11月13日に再びクラブハウスに集結した。そして、3日間の練習を行い、16日にはVONDS市原との練習試合を実施した。練習試合の翌日、1日のオフを挟んで、18日から広島戦に向けた準備を再び進めていった。
16日の練習試合では、今季ここまで出場機会の限られていた選手たちが活躍し、チームの競争意識はより激しくなった。また、18日からは負傷離脱していた犬飼、三竿、山本が全体練習に復帰、翌19日からは韓国代表に招集されていたスンヒョンが合流した。若手選手の底上げ、そして、全体練習に参加する人数が増えたことで、チームはより一層活気づいた。緊張感が漂う良い雰囲気のなかで、練習は進められた。
広島とのリーグ戦通算対戦成績は、アントラーズが29勝7分19敗と大きく勝ち越している。ただ、2018年に城福監督が広島の指揮を執るようになってからは、リーグ戦3試合未勝利(1分2敗)と苦戦を強いられており、今年6月に行われた3連戦でも、1勝1分1敗と全くの互角だった。大岩監督も「広島は対戦時から多少メンバーが変わっている。クオリティーは上がってきていると思う。しっかりと分析をして試合に臨みたい」と警戒を強めて試合に臨んだ。
迎えた試合当日、キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。ゴールマウスは守護神スンテが守る。最終ラインは右から内田、ブエノ、チョン スンヒョン、町田が入り、ボランチは永木とレオがコンビを組んだ。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには曽ケ端、犬飼、三竿、遠藤、名古、相馬、上田が座った。
一方、広島は直近の川崎F戦から先発メンバー2名を変更した。右のウイングバックにはサロモンソンに代わってハイネル、最前線にはドウグラス ヴィエイラではなくリーグ戦7試合ぶりの先発となるレアンドロ ペレイラが入った。
14時03分、戦いの火蓋が切られた。
前半4分、アントラーズはいきなりピンチを迎える。フリーキックからゴール前にクロスを入れられると、ペナルティエリア内でレアンドロ ペレイラにシュートされ、ゴールネットを揺らされてしまう。だが、直前のゴール前の競り合いで広島側にファウルがあったため、ゴールは認められず、失点には至らなかった。
前半序盤のアントラーズは、広島の組織的な守備に苦しみ、思い通りの攻撃を仕掛けることができない。守備面でも広島のタッチ数の少ないポゼッションを前に相手を捕まえきれない場面が目立った。
均衡した状態は続く。両チームともにリスクマネジメントが徹底され、攻守の切り替えは素早く行われた。また、中盤では激しい球際の攻防が繰り広げられ、22分にはスンヒョンがパスを出した後にレアンドロ ペレイラからタックルを受けて、このプレーを機に両チームがヒートアップすることもあった。
前半終了間際は広島に押し込まれる。決定的なピンチを迎えたのは前半43分だった。コーナーキックからゴール前の混戦に持ち込まれ、最後は野上にシュートされてしまう。枠を捉えられたがこれはスンテが正面でキャッチし、得点は許さなかった。
その後も、広島にクロスからの攻撃でゴールを脅かされたが、守護神スンテの活躍もあり、前半は無失点で凌ぎ切った。
スコアレスで始まった後半、アントラーズは立ち上がりから積極的にゴールを狙う。
まずは50分、広島のビルドアップに対して前線から連動したプレスをかけると、高い位置でボールをカットし、カウンターを発動する。レオからのクロスを土居が落とし、最後はセルジーニョがシュートする。だが、これは枠を捉えられなかった。
さらに、54分には、左サイドの白崎からのクロスをセルジーニョが折り返し、伊藤が落としてレオがシュートする。だが、これは相手選手にブロックされた。このこぼれ球を、今度はセルジーニョがオーバーヘッドでゴールを狙った。しかし、シュートは枠に飛ばず、得点には至らなかった。
ここから試合の展開は激しくなった。広島はアントラーズの高い最終ラインの裏を狙ってパスを送り込んできた。ピンチになる場面もあったが、ブエノが持ち前のスピードと当たりの強さを発揮して、相手の攻撃を凌いでいった。
こう着状態を打開したいアントラーズは、62分に一人目の選手交代を行う。白崎との交代で名古を投入した。名古はそのまま白崎が務めてきた左サイドハーフのポジションに入った。
押し気味に試合を進めていたアントラーズだったが、67分にカウンターから決定機をつくられてしまう。右サイドから柏にクロスを入れられ、ゴール前で稲垣にダイビングヘッドでシュートされた。失点覚悟のプレーだったが、ボールはわずかに枠を外れて、失点には至らなかった。
68分、大岩監督は二人目の選手交代を決断した。内田にかえて三竿を投入する。三竿は中盤の底に入り、永木が右サイドバックにポジションを移した。
70分、アントラーズは相手のハンドでペナルティエリア手前右、絶好の位置からフリーキックを得る。キッカーの永木が放ったボールは、相手選手に当たってからブエノに当たり、ゴール方向へ飛んだが、これは相手GKの大迫にキャッチされた。
その後もアントラーズは積極的に攻撃を仕掛ける。名古からのパスを受けた土居が少し遠目の位置から鋭いミドルシュートを放つ。シュートは枠を捉えたが、相手GKにセーブされ、得点にはならなかった。
ゴールが欲しいアントラーズは、84分に最後の選手交代を行う。町田との交代で相馬をピッチへ送った。
後半アディショナルタイムは4分間とられた。ブエノを前線に上げてパワープレーを敢行するなど、最後まで諦めずに得点を狙い続けた選手たちだったが、広島の牙城は崩すことが出来ず、0-0のまま試合終了の時を迎えた。
次戦は、1週間後の11月30日(土)ホーム神戸戦だ。聖地でアントラーズファミリーとともに戦い、必ず勝利を掴むべく、中6日の準備期間で最善の準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・イエローカードを宣告されたブエノ、三竿が次節出場停止
明治安田J1第32節、アントラーズはアウェイで広島と対戦した。前半は、立ち上がりから均衡状態がつづき、両チームともにチャンスの少ない試合展開となった。後半は、アントラーズが攻勢を強め、広島を押し込む時間帯も長くなったが、相手の堅固な守備を崩しきれない。前がかりに攻撃を仕掛けるなかで、数多くのピンチを迎えたが、スンテを中心とした守備陣の奮闘で無失点に抑え、0-0とスコアレスドローで試合を終えた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
ホーム川崎F戦からアウェイ広島戦までは約2週間の準備期間があった。川崎F戦の翌日から選手たちは3日間のオフをとり、11月13日に再びクラブハウスに集結した。そして、3日間の練習を行い、16日にはVONDS市原との練習試合を実施した。練習試合の翌日、1日のオフを挟んで、18日から広島戦に向けた準備を再び進めていった。

16日の練習試合では、今季ここまで出場機会の限られていた選手たちが活躍し、チームの競争意識はより激しくなった。また、18日からは負傷離脱していた犬飼、三竿、山本が全体練習に復帰、翌19日からは韓国代表に招集されていたスンヒョンが合流した。若手選手の底上げ、そして、全体練習に参加する人数が増えたことで、チームはより一層活気づいた。緊張感が漂う良い雰囲気のなかで、練習は進められた。

広島とのリーグ戦通算対戦成績は、アントラーズが29勝7分19敗と大きく勝ち越している。ただ、2018年に城福監督が広島の指揮を執るようになってからは、リーグ戦3試合未勝利(1分2敗)と苦戦を強いられており、今年6月に行われた3連戦でも、1勝1分1敗と全くの互角だった。大岩監督も「広島は対戦時から多少メンバーが変わっている。クオリティーは上がってきていると思う。しっかりと分析をして試合に臨みたい」と警戒を強めて試合に臨んだ。

迎えた試合当日、キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。ゴールマウスは守護神スンテが守る。最終ラインは右から内田、ブエノ、チョン スンヒョン、町田が入り、ボランチは永木とレオがコンビを組んだ。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには曽ケ端、犬飼、三竿、遠藤、名古、相馬、上田が座った。
一方、広島は直近の川崎F戦から先発メンバー2名を変更した。右のウイングバックにはサロモンソンに代わってハイネル、最前線にはドウグラス ヴィエイラではなくリーグ戦7試合ぶりの先発となるレアンドロ ペレイラが入った。

14時03分、戦いの火蓋が切られた。
前半4分、アントラーズはいきなりピンチを迎える。フリーキックからゴール前にクロスを入れられると、ペナルティエリア内でレアンドロ ペレイラにシュートされ、ゴールネットを揺らされてしまう。だが、直前のゴール前の競り合いで広島側にファウルがあったため、ゴールは認められず、失点には至らなかった。




前半序盤のアントラーズは、広島の組織的な守備に苦しみ、思い通りの攻撃を仕掛けることができない。守備面でも広島のタッチ数の少ないポゼッションを前に相手を捕まえきれない場面が目立った。



均衡した状態は続く。両チームともにリスクマネジメントが徹底され、攻守の切り替えは素早く行われた。また、中盤では激しい球際の攻防が繰り広げられ、22分にはスンヒョンがパスを出した後にレアンドロ ペレイラからタックルを受けて、このプレーを機に両チームがヒートアップすることもあった。



前半終了間際は広島に押し込まれる。決定的なピンチを迎えたのは前半43分だった。コーナーキックからゴール前の混戦に持ち込まれ、最後は野上にシュートされてしまう。枠を捉えられたがこれはスンテが正面でキャッチし、得点は許さなかった。

その後も、広島にクロスからの攻撃でゴールを脅かされたが、守護神スンテの活躍もあり、前半は無失点で凌ぎ切った。



スコアレスで始まった後半、アントラーズは立ち上がりから積極的にゴールを狙う。


まずは50分、広島のビルドアップに対して前線から連動したプレスをかけると、高い位置でボールをカットし、カウンターを発動する。レオからのクロスを土居が落とし、最後はセルジーニョがシュートする。だが、これは枠を捉えられなかった。


さらに、54分には、左サイドの白崎からのクロスをセルジーニョが折り返し、伊藤が落としてレオがシュートする。だが、これは相手選手にブロックされた。このこぼれ球を、今度はセルジーニョがオーバーヘッドでゴールを狙った。しかし、シュートは枠に飛ばず、得点には至らなかった。

ここから試合の展開は激しくなった。広島はアントラーズの高い最終ラインの裏を狙ってパスを送り込んできた。ピンチになる場面もあったが、ブエノが持ち前のスピードと当たりの強さを発揮して、相手の攻撃を凌いでいった。

こう着状態を打開したいアントラーズは、62分に一人目の選手交代を行う。白崎との交代で名古を投入した。名古はそのまま白崎が務めてきた左サイドハーフのポジションに入った。
押し気味に試合を進めていたアントラーズだったが、67分にカウンターから決定機をつくられてしまう。右サイドから柏にクロスを入れられ、ゴール前で稲垣にダイビングヘッドでシュートされた。失点覚悟のプレーだったが、ボールはわずかに枠を外れて、失点には至らなかった。
68分、大岩監督は二人目の選手交代を決断した。内田にかえて三竿を投入する。三竿は中盤の底に入り、永木が右サイドバックにポジションを移した。
70分、アントラーズは相手のハンドでペナルティエリア手前右、絶好の位置からフリーキックを得る。キッカーの永木が放ったボールは、相手選手に当たってからブエノに当たり、ゴール方向へ飛んだが、これは相手GKの大迫にキャッチされた。


その後もアントラーズは積極的に攻撃を仕掛ける。名古からのパスを受けた土居が少し遠目の位置から鋭いミドルシュートを放つ。シュートは枠を捉えたが、相手GKにセーブされ、得点にはならなかった。


ゴールが欲しいアントラーズは、84分に最後の選手交代を行う。町田との交代で相馬をピッチへ送った。


後半アディショナルタイムは4分間とられた。ブエノを前線に上げてパワープレーを敢行するなど、最後まで諦めずに得点を狙い続けた選手たちだったが、広島の牙城は崩すことが出来ず、0-0のまま試合終了の時を迎えた。

次戦は、1週間後の11月30日(土)ホーム神戸戦だ。聖地でアントラーズファミリーとともに戦い、必ず勝利を掴むべく、中6日の準備期間で最善の準備を進めていく。

【この試合のトピックス】
・イエローカードを宣告されたブエノ、三竿が次節出場停止
スタッツ
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|
---|---|---|
8 | シュート | 10 |
12 | GK | 8 |
4 | CK | 2 |
17 | 直接FK | 11 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 17,033人
- 天候
- 晴、無風
気温 24.8℃ / 湿度 57.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 木村 博之
- 副審
-
相樂 亨
田尻 智計 - 第4の審判員
- 西山 貴生