試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第31節

鹿島アントラーズ
試合終了
0-2
0前半0
0後半2

川崎フロンターレ
- 62' 山村 和也
- 71' 長谷川 竜也
試合経過
42' | ![]() |
守田 英正 | ||
56' | ![]() |
脇坂 泰斗 → 長谷川 竜也 | ||
62' | ![]() |
山村 和也 | ||
ブエノ | ![]() |
63' | ||
69' | ![]() |
谷口 彰悟 | ||
伊藤 翔 → 上田 綺世 | ![]() |
70' | ||
71' | ![]() |
長谷川 竜也 | ||
内田 篤人 → 相馬 勇紀 | ![]() |
73' | ||
77' | ![]() |
家長 昭博 | ||
81' | ![]() |
小林 悠 → 知念 慶 | ||
チョン スンヒョン | ![]() |
83' | ||
白崎 凌兵 → 遠藤 康 | ![]() |
83' | ||
90'+3 | ![]() |
阿部 浩之 → 登里 享平 |
再三のチャンスを決められず、0-2と悔しい敗戦
明治安田J1第31節でアントラーズは川崎フロンターレと対戦した。両チームともに慎重な試合の入りとなったが、前半30分を超えたあたりからアントラーズが試合の主導権を握った。後半に入っても、アントラーズが攻勢で試合を進めていたが、62分にセットプレーから一瞬の隙を突かれて失点を喫してしまう。さらに、71分にはカウンターから追加点を決められ、2点のビハインドを負った。最後まで川崎Fのゴールを脅かしたアントラーズだったが、再三のチャンスを決められず、そのまま0-2で敗戦を喫した。
8日前の浦和戦、負傷離脱から復帰した選手たちがピッチ上で躍動した。中盤では三竿とレオのボランチコンビが存在感を放ち、前線では伊藤が起点となる。そして、決勝点は途中出場のセルジーニョが叩き出した。結果こそウノゼロでの勝利だったが、試合後のスタジアムには非常にポジティブな空気が流れていた。
激闘から2日間の充電期間を経て、チームは月曜日からトレーニングを再開した。土曜日にはリーグタイトルの行方を大きく左右する一大決戦が控えている。選手たちは集中力を高めて練習に取り組んだ。
明治安田J1第31節で対戦する川崎Fとの過去の対戦成績を振り返ると、アントラーズはリーグ戦で直近7試合未勝利(3分4敗)、リーグ戦通算対戦成績でも9勝7分15敗と大きく負け越している。そして、今季はYBCルヴァンカップ準決勝でも川崎Fに敗れてしまった。積年の雪辱を果たすためにも、チームは気持ちを高めて試合への準備を進めた。
試合当日のカシマスタジアムは緊張感と高揚感に包まれた。ともに戦う背番号12も決戦にかける想いは強い。選手バスが到着すると、いつにも増して大きなチームコールが選手たちに注がれた。
この大一番を戦う先発メンバーは、GKがクォンスンテ、最終ラインは右から内田、ブエノ、スンヒョン、町田が入った。ボランチは永木とレオがコンビを組む。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには曽ケ端、小池、中村、遠藤、名古、相馬、上田が座った。
14時03分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がりから互いに一歩も譲らない展開が続く。両チームともにコンパクトな陣形を保ち、密集したエリアで激しい球際の攻防が繰り広げられた。
試合開始から5分を経過したあたりから、川崎Fがボールを支配するようになる。アントラーズの最終ラインは後退していき、押し込まれてしまった。
それでも、粘り強く川崎Fの攻撃を耐え抜くと、20分を経過したあたりから、徐々にボールを能動的に動かせるようになった。
試合は決戦に相応しい緊迫した展開が続く。24分にコーナーキックからスンヒョンがヘディングシュートを放ったが、それ以外はアントラーズに目立ったチャンスはなく、ただ、川崎Fのチャンスも少ない展開が続いた。
だが、前半30分を超えたあたりから、試合の主導権はアントラーズが握った。サイドからのクロスに対して、ペナルティエリア内に5人の選手が入るなど、積極的な姿勢で先制点を狙いにいく。
すると、38分に相手のミスから決定機を迎えた。谷口のパスが乱れると、大島がコントロール出来ず、ボールは伊藤にこぼれる。伊藤はゴール正面からグラウンダーのシュートを狙った。決定的な場面だったが、これは惜しくも枠の右に外れ、得点には至らなかった。
さらに、44分にも再び決定機が訪れる。フリーキックの流れからレオがペナルティエリア内に左からクロスを入れると、相手選手にかすったボールはポストに当たった。跳ね返ったボールは相手GKにキャッチされ、押し込むことは出来なかった。
怒涛の攻撃を仕掛けたアントラーズだったが、ゴールネットを揺らすことはできず、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。
後半立ち上がり、アントラーズは前半の良い流れをキープしたまま、押し気味で試合を進める。ボランチのレオと永木を中心にボールを動かし、高い位置を取った内田と町田の両サイドバックが、相手陣内深くまで攻め込んだ。
すると51分、決定的なチャンスが訪れる。レオとのワンツーで中盤のプレスを掻い潜った白崎が、最終ラインの背後へ絶妙なスルーパスを送った。裏に抜けだした土居は、ドリブルでペナルティエリア内まで進入すると、キックフェイントで相手を倒し、GKを引きつけてパスする。これをセルジーニョがシュートしたが、ゴールカバーに入った車屋に阻まれ、得点には至らなかった。
55分にも決定機をつくる。伊藤の右サイドへの展開からセルジーニョ、土居と繋ぎ、右サイドに開いたレオへボールが出る。レオはボールを運び、マイナスのクロスを入れると、ファーサイドで永木がフリーでシュートを放つ。決定的な場面だったが、シュートは枠を大きく外れ、得点には至らなかった。
さらに、60分にもチャンスをつくる。右サイドに流れた永木からのパスを受けた伊藤が中盤からボールを運び、ラストパスを送る。裏に抜けた土居に合ったかと思われたが、相手GKの飛び出しに阻まれ、シュート出来なかった。
完全に試合の主導権を握っていたアントラーズだったが、一瞬の隙を突かれてしまう。自陣左サイドでフリーキックを献上すると、62分に家長からのボールを山村に頭で決められて、失点を喫してしまった。
ビハインドを負ったアントラーズは70分に一人目の選手交代を行った。伊藤に代えて上田を投入し、逆転を目指す。
だが、71分に再び失点を喫してしまう。守田のロングフィードから裏に抜け出した小林にシュートされると、これがポストに跳ね返り、こぼれ球を長谷川に押し込まれた。
2点を追う展開となったアントラーズは、73分に二人目の選手交代を行う。内田を下げて、相馬を投入した。永木が右サイドバックにポジションを移し、白崎はボランチへ、相馬は左サイドハーフに入った。
攻勢を強めたいアントラーズだったが、得点で息を吹き返した川崎Fの抵抗にあい、なかなか攻撃を仕掛けることが出来ない。
局面を打開すべく、指揮官は最後の選手交代を行う。83分、白崎との交代で遠藤をピッチへ送った。
なかなかシュートまでつなげられないアントラーズだったが、86分にチャンスを迎えた。ペナルティエリア手前右からフリーキックを獲得すると、遠藤が直接ゴールを狙う。ボールはゴール右隅に飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれてしまった。
87分にも決定機をつくる。右サイドから遠藤がクロスを入れると、ニアサイドで土居がすらして、最後はセルジーニョがヘディングシュートする。だが、これは枠を外れた。
後半アディショナルタイム、左サイドを突破した相馬からのクロスがゴール前の混戦を生むと、ゴール前で立て続けにシュートを放つ。だが、永木のシュートは相手選手のブロック、土居のシュートは枠を捉えることが出来ず、得点は奪えなかった。
このまま試合は0-2のスコアで終了した。何度も決定機はつくったが、決めきることが出来なかった。
試合後、最後までともに戦った背番号12からは、大きなチームコールが送られた。「下を向いても仕方ない、前を向いて戦い続けるしかない」。アントラーズファミリーから愛情のこもった力強いメッセージだ。
次の明治安田J1第32節 広島戦まで2週間の準備期間がある。アントラーズは決して諦めない。チーム一丸、最善の準備を尽くして、アウェイ広島戦での勝利を目指す。
明治安田J1第31節でアントラーズは川崎フロンターレと対戦した。両チームともに慎重な試合の入りとなったが、前半30分を超えたあたりからアントラーズが試合の主導権を握った。後半に入っても、アントラーズが攻勢で試合を進めていたが、62分にセットプレーから一瞬の隙を突かれて失点を喫してしまう。さらに、71分にはカウンターから追加点を決められ、2点のビハインドを負った。最後まで川崎Fのゴールを脅かしたアントラーズだったが、再三のチャンスを決められず、そのまま0-2で敗戦を喫した。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
8日前の浦和戦、負傷離脱から復帰した選手たちがピッチ上で躍動した。中盤では三竿とレオのボランチコンビが存在感を放ち、前線では伊藤が起点となる。そして、決勝点は途中出場のセルジーニョが叩き出した。結果こそウノゼロでの勝利だったが、試合後のスタジアムには非常にポジティブな空気が流れていた。
激闘から2日間の充電期間を経て、チームは月曜日からトレーニングを再開した。土曜日にはリーグタイトルの行方を大きく左右する一大決戦が控えている。選手たちは集中力を高めて練習に取り組んだ。
明治安田J1第31節で対戦する川崎Fとの過去の対戦成績を振り返ると、アントラーズはリーグ戦で直近7試合未勝利(3分4敗)、リーグ戦通算対戦成績でも9勝7分15敗と大きく負け越している。そして、今季はYBCルヴァンカップ準決勝でも川崎Fに敗れてしまった。積年の雪辱を果たすためにも、チームは気持ちを高めて試合への準備を進めた。
試合当日のカシマスタジアムは緊張感と高揚感に包まれた。ともに戦う背番号12も決戦にかける想いは強い。選手バスが到着すると、いつにも増して大きなチームコールが選手たちに注がれた。
この大一番を戦う先発メンバーは、GKがクォンスンテ、最終ラインは右から内田、ブエノ、スンヒョン、町田が入った。ボランチは永木とレオがコンビを組む。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには曽ケ端、小池、中村、遠藤、名古、相馬、上田が座った。


14時03分、戦いの火蓋が切られた。

立ち上がりから互いに一歩も譲らない展開が続く。両チームともにコンパクトな陣形を保ち、密集したエリアで激しい球際の攻防が繰り広げられた。

試合開始から5分を経過したあたりから、川崎Fがボールを支配するようになる。アントラーズの最終ラインは後退していき、押し込まれてしまった。

それでも、粘り強く川崎Fの攻撃を耐え抜くと、20分を経過したあたりから、徐々にボールを能動的に動かせるようになった。


試合は決戦に相応しい緊迫した展開が続く。24分にコーナーキックからスンヒョンがヘディングシュートを放ったが、それ以外はアントラーズに目立ったチャンスはなく、ただ、川崎Fのチャンスも少ない展開が続いた。





だが、前半30分を超えたあたりから、試合の主導権はアントラーズが握った。サイドからのクロスに対して、ペナルティエリア内に5人の選手が入るなど、積極的な姿勢で先制点を狙いにいく。

すると、38分に相手のミスから決定機を迎えた。谷口のパスが乱れると、大島がコントロール出来ず、ボールは伊藤にこぼれる。伊藤はゴール正面からグラウンダーのシュートを狙った。決定的な場面だったが、これは惜しくも枠の右に外れ、得点には至らなかった。

さらに、44分にも再び決定機が訪れる。フリーキックの流れからレオがペナルティエリア内に左からクロスを入れると、相手選手にかすったボールはポストに当たった。跳ね返ったボールは相手GKにキャッチされ、押し込むことは出来なかった。



怒涛の攻撃を仕掛けたアントラーズだったが、ゴールネットを揺らすことはできず、スコアレスのままハーフタイムを迎えた。




後半立ち上がり、アントラーズは前半の良い流れをキープしたまま、押し気味で試合を進める。ボランチのレオと永木を中心にボールを動かし、高い位置を取った内田と町田の両サイドバックが、相手陣内深くまで攻め込んだ。


すると51分、決定的なチャンスが訪れる。レオとのワンツーで中盤のプレスを掻い潜った白崎が、最終ラインの背後へ絶妙なスルーパスを送った。裏に抜けだした土居は、ドリブルでペナルティエリア内まで進入すると、キックフェイントで相手を倒し、GKを引きつけてパスする。これをセルジーニョがシュートしたが、ゴールカバーに入った車屋に阻まれ、得点には至らなかった。




55分にも決定機をつくる。伊藤の右サイドへの展開からセルジーニョ、土居と繋ぎ、右サイドに開いたレオへボールが出る。レオはボールを運び、マイナスのクロスを入れると、ファーサイドで永木がフリーでシュートを放つ。決定的な場面だったが、シュートは枠を大きく外れ、得点には至らなかった。
さらに、60分にもチャンスをつくる。右サイドに流れた永木からのパスを受けた伊藤が中盤からボールを運び、ラストパスを送る。裏に抜けた土居に合ったかと思われたが、相手GKの飛び出しに阻まれ、シュート出来なかった。



完全に試合の主導権を握っていたアントラーズだったが、一瞬の隙を突かれてしまう。自陣左サイドでフリーキックを献上すると、62分に家長からのボールを山村に頭で決められて、失点を喫してしまった。

ビハインドを負ったアントラーズは70分に一人目の選手交代を行った。伊藤に代えて上田を投入し、逆転を目指す。
だが、71分に再び失点を喫してしまう。守田のロングフィードから裏に抜け出した小林にシュートされると、これがポストに跳ね返り、こぼれ球を長谷川に押し込まれた。
2点を追う展開となったアントラーズは、73分に二人目の選手交代を行う。内田を下げて、相馬を投入した。永木が右サイドバックにポジションを移し、白崎はボランチへ、相馬は左サイドハーフに入った。
攻勢を強めたいアントラーズだったが、得点で息を吹き返した川崎Fの抵抗にあい、なかなか攻撃を仕掛けることが出来ない。

局面を打開すべく、指揮官は最後の選手交代を行う。83分、白崎との交代で遠藤をピッチへ送った。
なかなかシュートまでつなげられないアントラーズだったが、86分にチャンスを迎えた。ペナルティエリア手前右からフリーキックを獲得すると、遠藤が直接ゴールを狙う。ボールはゴール右隅に飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれてしまった。
87分にも決定機をつくる。右サイドから遠藤がクロスを入れると、ニアサイドで土居がすらして、最後はセルジーニョがヘディングシュートする。だが、これは枠を外れた。


後半アディショナルタイム、左サイドを突破した相馬からのクロスがゴール前の混戦を生むと、ゴール前で立て続けにシュートを放つ。だが、永木のシュートは相手選手のブロック、土居のシュートは枠を捉えることが出来ず、得点は奪えなかった。



このまま試合は0-2のスコアで終了した。何度も決定機はつくったが、決めきることが出来なかった。

試合後、最後までともに戦った背番号12からは、大きなチームコールが送られた。「下を向いても仕方ない、前を向いて戦い続けるしかない」。アントラーズファミリーから愛情のこもった力強いメッセージだ。

次の明治安田J1第32節 広島戦まで2週間の準備期間がある。アントラーズは決して諦めない。チーム一丸、最善の準備を尽くして、アウェイ広島戦での勝利を目指す。
スタッツ
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|
---|---|---|
12 | シュート | 7 |
7 | GK | 11 |
6 | CK | 3 |
15 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 23,195人
- 天候
- 晴、弱風
気温 15.2℃ / 湿度 45.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 飯田 淳平
- 副審
-
三原 純
浜本 祐介 - 第4の審判員
- 高山 啓義