試合結果

鹿島アントラーズ
- 72' セルジーニョ
試合終了
1-0
0前半0
1後半0

浦和レッズ
試合経過
62' | ![]() |
杉本 健勇 | ||
遠藤 康 → セルジーニョ | ![]() |
65' | ||
68' | ![]() |
関根 貴大 → 宇賀神 友弥 | ||
セルジーニョ | ![]() |
72' | ||
伊藤 翔 → 上田 綺世 | ![]() |
73' | ||
74' | ![]() |
ファブリシオ → 興梠 慎三 | ||
77' | ![]() |
柴戸 海 → 長澤 和輝 | ||
白崎 凌兵 → 小泉 慶 | ![]() |
90'+4 | ||
クォン スンテ | ![]() |
90'+4 |
途中出場のセルジが値千金の決勝弾!健斗、レオ、伊藤も先発復帰!
明治安田J1第30節でアントラーズは浦和レッズと対戦した。前半から積極的に攻撃を仕掛けたアントラーズだったが、なかなか得点を奪えず、スコアレスでハーフタイムを迎える。後半に入ると、浦和に押し込まれる時間帯も長くなったが、途中出場のセルジーニョが72分に値千金の先制ゴールを決めた。最後までリードを守り切ったアントラーズが1-0で勝利した。
9日前の天皇杯準々決勝、アントラーズはHonda FCに1-0と辛くも勝利した。「難しい試合となることは想定していた」という指揮官は「スタジアムに来てくれたサポーターには感謝している。みなさんの声援が、次のラウンドに進む力になったと思っている」とサポーターへの感謝の気持ちの口にした。そして、「勝ち切れたことを評価して、次のラウンドに進むための準備をしていく」とポジティブに次の試合へ意識を切り替えていた。
天皇杯準々決勝から明治安田J1第30節まで中8日と、久々に試合間隔が空いた。そのため、チームは試合翌日から2日間のオフ、1日練習を挟んで、もう1日のオフをとり、心身ともに疲労の回復を図った。
そして、この準備期間で三竿健斗、レオ シルバ、セルジーニョ、伊藤翔など、負傷で戦線離脱していた選手たちが、続々と全体練習に復帰した。失っていた戦力を取り戻し、金曜日の決戦へ着々と準備を進めていった。
今シーズン、浦和とはすでに3度対戦している。明治安田J1第16節では1-1の引き分け、YBCルヴァンカップ準々決勝では、アウェイの第1戦で3-2と勝利、ホームの第2戦では2-2の引き分けに終わった。互いに手の内を知り尽くしたなかで、いかに相手を上回れるかの勝負となる。指揮官は「立ち上がりの入り方は注意していかなければいけない。しっかりと目の前の試合に対して集中して入っていく」と気を引き締めて試合に臨んだ。
迎えた試合当日、キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKはスンテ、最終ラインは右から永木、ブエノ、スンヒョン、町田が入る。ボランチは怪我から復帰を果たした三竿とレオがコンビを組んだ。サイドハーフは右に遠藤、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、小池、小泉、名古、セルジーニョ、上田が座った。
19時3分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がり、アントラーズはビルドアップで細かいミスが目立ち、思うように攻撃を仕掛けることが出来ない。ロングレンジから積極的にゴールを狙ってきた浦和にやや押し込まれる展開となった。
主導権を掴めずにいたアントラーズだったが、一本のロングパスで流れを変える。12分、ハーフウェーライン手前でボールを受けた三竿が、裏へ抜けた土居にロングパスを送る。背後からの浮き球のパスとなったが、土居はタイミングを上手く合わせてシュートした。枠をとらえたシュートだったが、これは相手GKの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
ここからアントラーズは立て続けにチャンスをつくっていく。まずは15分、左サイドの高い位置を取った町田からクロスが入ると、ファーサイドでフリーとなった遠藤がヘディングシュートする。だが、これは枠をとらえられず、先制点にはならなかった。
20分にもアントラーズがチャンスをつくる。右からのコーナーキックは、一度クリアされたものの、三竿がボールを奪い返し、ペナルティエリア内右でフリーとなった遠藤へラストパスを送る。遠藤は左足でカーブをかけたシュートを放ったが、惜しくも相手GKの正面に飛んでしまい、得点は奪えなかった。
27分にもチャンスが訪れる。三竿からのスルーパスで左サイド深い位置をえぐった白崎がキックフェイントからシュートする。だが、シュートは相手GKの正面に飛び、得点は奪えなかった。
終始押し気味に試合を進めていたアントラーズだったが、29分にピンチが訪れる。ペナルティエリア手前、ゴール正面でブエノがエヴェルトンを倒してしまい、ファウルの判定となる。このフリーキックを柏木に直接狙われたが、シュートはゴール上に外れて、失点にはならなかった。
キックオフ直後から互いにゴール前まで攻め込む展開が続いたが、前半30分を経過すると、徐々に試合はこう着状態に陥った。両チームともに隙を見せず、強度の高い守備で相手の攻撃を封じる展開となる。
前半はこのまま終了し、スコアレスでハーフタイムを迎えた。
後半に入っても、こう着状態は続く。押し気味に試合を進めていた前半よりも、浦和に押し込まれる時間帯が長くなった。
均衡を打開すべく指揮官が動いた。65分、遠藤との交代でセルジーニョをピッチへ送る。セルジーニョは怪我からの復帰戦となった。
70分、浦和に自陣深くまで攻め込まれる。ボールを大きくクリアできず、波状攻撃を仕掛けられた。だが、チーム一丸となった守備でピンチを凌ぎ切った。
すると72分、ついに歓喜の瞬間が訪れる。永木からのパスを受けたセルジーニョがペナルティエリア内右からクロスを入れると、ファーサイドで白崎が胸トラップからシュートしようとする。相手に寄せられてシュートまで持ち込めなかったが、すぐにこぼれ球を町田が拾い、レオへパスする。レオが相手を剥がしてクロスを入れるも、これは再びファーサイドに流れてしまう。だが、永木がこぼれ球を拾い、ゴール前へクロスを入れると、ゴール前で混戦が生まれた。このこぼれ球を土居がシュートすると、相手GKが弾き、これをセルジーニョが詰めてゴールネットを揺らした。アントラーズが待ちに待った先制点を奪った。
リードを奪ったアントラーズは、得点直後の73分に2人目の選手交代を行う。伊藤に代えて上田を投入した。
試合時間の経過とともに、プレーの激しさは増していった。互いに球際の勝負で一歩も譲らず、息もつかせぬ白熱の展開が繰り広げられる。すると85分、浦和のベンチ前で永木が大槻監督に押し倒された。大槻監督にはレッドカードが提示され、退場処分が下された。
高い強度を保ったまま、5分間の後半アディショナルタイムに突入する。アントラーズは最後の交代枠を使い、白崎との交代で小泉を投入する。1点のリードを守るべく、チーム一丸となって守備を固めた。
そして、歓喜のホイッスルが鳴った。難しい時間帯もあったが、途中出場のセルジーニョが値千金の決勝弾を叩き出して、1-0と浦和に勝利を収めた。
次戦は中7日で明治安田J1第31節・ホーム川崎F戦だ。難しい戦いになることが予想されるが、カシマスタジアムで試合を行えるのはアントラーズにとって大きなアドバンテージとなる。聖地に駆けつける大勢のアントラーズファミリーとともに、次戦も勝利のみを目指して戦う。
【この試合のトピックス】
・白崎がJ1通算100試合出場
・三竿、レオ、セルジ―ニョ、伊藤が負傷から復帰
・セルジーニョが今季リーグ戦12ゴール目
・セルジーニョがLIXIL賞を受賞
明治安田J1第30節でアントラーズは浦和レッズと対戦した。前半から積極的に攻撃を仕掛けたアントラーズだったが、なかなか得点を奪えず、スコアレスでハーフタイムを迎える。後半に入ると、浦和に押し込まれる時間帯も長くなったが、途中出場のセルジーニョが72分に値千金の先制ゴールを決めた。最後までリードを守り切ったアントラーズが1-0で勝利した。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
9日前の天皇杯準々決勝、アントラーズはHonda FCに1-0と辛くも勝利した。「難しい試合となることは想定していた」という指揮官は「スタジアムに来てくれたサポーターには感謝している。みなさんの声援が、次のラウンドに進む力になったと思っている」とサポーターへの感謝の気持ちの口にした。そして、「勝ち切れたことを評価して、次のラウンドに進むための準備をしていく」とポジティブに次の試合へ意識を切り替えていた。
天皇杯準々決勝から明治安田J1第30節まで中8日と、久々に試合間隔が空いた。そのため、チームは試合翌日から2日間のオフ、1日練習を挟んで、もう1日のオフをとり、心身ともに疲労の回復を図った。
そして、この準備期間で三竿健斗、レオ シルバ、セルジーニョ、伊藤翔など、負傷で戦線離脱していた選手たちが、続々と全体練習に復帰した。失っていた戦力を取り戻し、金曜日の決戦へ着々と準備を進めていった。

今シーズン、浦和とはすでに3度対戦している。明治安田J1第16節では1-1の引き分け、YBCルヴァンカップ準々決勝では、アウェイの第1戦で3-2と勝利、ホームの第2戦では2-2の引き分けに終わった。互いに手の内を知り尽くしたなかで、いかに相手を上回れるかの勝負となる。指揮官は「立ち上がりの入り方は注意していかなければいけない。しっかりと目の前の試合に対して集中して入っていく」と気を引き締めて試合に臨んだ。

迎えた試合当日、キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKはスンテ、最終ラインは右から永木、ブエノ、スンヒョン、町田が入る。ボランチは怪我から復帰を果たした三竿とレオがコンビを組んだ。サイドハーフは右に遠藤、左に白崎、前線は土居と伊藤が務める。ベンチには、曽ケ端、内田、小池、小泉、名古、セルジーニョ、上田が座った。

19時3分、戦いの火蓋が切られた。
立ち上がり、アントラーズはビルドアップで細かいミスが目立ち、思うように攻撃を仕掛けることが出来ない。ロングレンジから積極的にゴールを狙ってきた浦和にやや押し込まれる展開となった。

主導権を掴めずにいたアントラーズだったが、一本のロングパスで流れを変える。12分、ハーフウェーライン手前でボールを受けた三竿が、裏へ抜けた土居にロングパスを送る。背後からの浮き球のパスとなったが、土居はタイミングを上手く合わせてシュートした。枠をとらえたシュートだったが、これは相手GKの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
ここからアントラーズは立て続けにチャンスをつくっていく。まずは15分、左サイドの高い位置を取った町田からクロスが入ると、ファーサイドでフリーとなった遠藤がヘディングシュートする。だが、これは枠をとらえられず、先制点にはならなかった。
20分にもアントラーズがチャンスをつくる。右からのコーナーキックは、一度クリアされたものの、三竿がボールを奪い返し、ペナルティエリア内右でフリーとなった遠藤へラストパスを送る。遠藤は左足でカーブをかけたシュートを放ったが、惜しくも相手GKの正面に飛んでしまい、得点は奪えなかった。

27分にもチャンスが訪れる。三竿からのスルーパスで左サイド深い位置をえぐった白崎がキックフェイントからシュートする。だが、シュートは相手GKの正面に飛び、得点は奪えなかった。

終始押し気味に試合を進めていたアントラーズだったが、29分にピンチが訪れる。ペナルティエリア手前、ゴール正面でブエノがエヴェルトンを倒してしまい、ファウルの判定となる。このフリーキックを柏木に直接狙われたが、シュートはゴール上に外れて、失点にはならなかった。

キックオフ直後から互いにゴール前まで攻め込む展開が続いたが、前半30分を経過すると、徐々に試合はこう着状態に陥った。両チームともに隙を見せず、強度の高い守備で相手の攻撃を封じる展開となる。







前半はこのまま終了し、スコアレスでハーフタイムを迎えた。


後半に入っても、こう着状態は続く。押し気味に試合を進めていた前半よりも、浦和に押し込まれる時間帯が長くなった。






均衡を打開すべく指揮官が動いた。65分、遠藤との交代でセルジーニョをピッチへ送る。セルジーニョは怪我からの復帰戦となった。
70分、浦和に自陣深くまで攻め込まれる。ボールを大きくクリアできず、波状攻撃を仕掛けられた。だが、チーム一丸となった守備でピンチを凌ぎ切った。

すると72分、ついに歓喜の瞬間が訪れる。永木からのパスを受けたセルジーニョがペナルティエリア内右からクロスを入れると、ファーサイドで白崎が胸トラップからシュートしようとする。相手に寄せられてシュートまで持ち込めなかったが、すぐにこぼれ球を町田が拾い、レオへパスする。レオが相手を剥がしてクロスを入れるも、これは再びファーサイドに流れてしまう。だが、永木がこぼれ球を拾い、ゴール前へクロスを入れると、ゴール前で混戦が生まれた。このこぼれ球を土居がシュートすると、相手GKが弾き、これをセルジーニョが詰めてゴールネットを揺らした。アントラーズが待ちに待った先制点を奪った。





リードを奪ったアントラーズは、得点直後の73分に2人目の選手交代を行う。伊藤に代えて上田を投入した。
試合時間の経過とともに、プレーの激しさは増していった。互いに球際の勝負で一歩も譲らず、息もつかせぬ白熱の展開が繰り広げられる。すると85分、浦和のベンチ前で永木が大槻監督に押し倒された。大槻監督にはレッドカードが提示され、退場処分が下された。



高い強度を保ったまま、5分間の後半アディショナルタイムに突入する。アントラーズは最後の交代枠を使い、白崎との交代で小泉を投入する。1点のリードを守るべく、チーム一丸となって守備を固めた。


そして、歓喜のホイッスルが鳴った。難しい時間帯もあったが、途中出場のセルジーニョが値千金の決勝弾を叩き出して、1-0と浦和に勝利を収めた。

次戦は中7日で明治安田J1第31節・ホーム川崎F戦だ。難しい戦いになることが予想されるが、カシマスタジアムで試合を行えるのはアントラーズにとって大きなアドバンテージとなる。聖地に駆けつける大勢のアントラーズファミリーとともに、次戦も勝利のみを目指して戦う。

【この試合のトピックス】
・白崎がJ1通算100試合出場
・三竿、レオ、セルジ―ニョ、伊藤が負傷から復帰
・セルジーニョが今季リーグ戦12ゴール目
・セルジーニョがLIXIL賞を受賞
スタッツ
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|
---|---|---|
10 | シュート | 10 |
8 | GK | 8 |
4 | CK | 6 |
15 | 直接FK | 14 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 14,439人
- 天候
- 晴、無風
気温 17.4℃ / 湿度 80.0% - ピッチ
- 良芝、乾燥
- 主審
- 荒木 友輔
- 副審
-
山内 宏志
権田 智久 - 第4の審判員
- 小屋 幸栄
備考
90'+2 警告 鹿島 キム ヨンハ (通訳)
84' 退場 浦和 大槻 毅 (監督)