試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第28節

セレッソ大阪
試合終了
0-1
0前半1
0後半0

鹿島アントラーズ
- 6' 犬飼 智也
試合経過
6' | ![]() |
犬飼 智也 | ||
丸橋 祐介 → 舩木 翔 | ![]() |
38' | ||
柿谷 曜一朗 → 鈴木 孝司 | ![]() |
58' | ||
63' | ![]() |
セルジーニョ → 遠藤 康 | ||
69' | ![]() |
中村 充孝 → 名古 新太郎 | ||
木本 恭生 | ![]() |
75' | ||
奥埜 博亮 → 高木 俊幸 | ![]() |
75' | ||
82' | ![]() |
ブエノ | ||
83' | ![]() |
伊藤 翔 → 上田 綺世 |
犬飼、値千金の電撃ヘッド弾!開始早々の先制点を守り切り、アウェイで勝利!
アントラーズは明治安田J1第28節でセレッソ大阪と対戦した。試合は開始早々に動く。前半6分、永木のコーナーキックから町田が折り返し、犬飼が決めて先制ゴールを奪った。幸先よく先制したアントラーズだが、その後はC大阪の波状攻撃を受ける展開となった。だが、それでもアントラーズの守備陣は高い集中力を保って、相手の攻撃を幾度となく跳ね返していく。そして、守護神のビックセーブにも助けられ、1-0のスコアのまま試合終了のホイッスルを聞いた。
8日前の明治安田J1第27節、カシマスタジアムに札幌を迎えたアントラーズは、前半11分に先制点を許す苦しい試合展開を強いられた。それでも、後半に入ると、50分にセルジーニョが見事なループシュートを決めて同点に追いつく。勝利のみを目指して、攻勢を強めるアントラーズは、その後も幾度となく決定機をつくり、札幌のゴールに迫った。しかし、最後まで逆転弾を奪うことは出来ず、9月最後の試合は1-1のドローに終わった。
試合後、指揮官は「注意すべき時間で失点してしまい、余計なパワーを使わなければいけないゲームにしてしまったというところが、非常に大きな反省点だと思う。勝ち切らなければいけないゲームだった」と悔しさを滲ませながら語った。ただ、「後半の戦い方に関して言えば、たくさんのサポーターの声援を受け、ともに戦えたというところは、非常に評価している」と収穫も得た。この経験を糧にして次に進まなければいけない。
チームは試合翌日から2日のオフをとり、火曜日から練習を再開した。約1ヶ月ぶりとなるアウェイゲームへコンディションを整えていく。指揮官は「最善の準備をして、試合へと向かっていく。出場した選手たちがチームのコンセプトに沿った役割を果たし、チームメイトのいい部分を引き出して、ミスも全員でカバーし合うなど、一体感を持ってやっていきたい」と話した。チームの一体感を大切にしながら、準備を進めていった。
そして、迎えた試合当日。キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表された。GKはクォン スンテ、最終ラインは右から伊東、ブエノ、犬飼、町田が入る。ボランチは公式戦初めてのコンビとなる永木と白崎が組んだ。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に中村が入り、前線は土居と伊藤が務めた。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、小田、小池、遠藤、名古、上田が座る。
15時03分、キックオフのホイッスルが鳴った。
アントラーズは初めてのチャンスを得点に繋げる。左からのコーナーキックを獲得すると、キッカーの永木が左からインスイングで入れたボールをファーサイドで町田が折り返し、ゴール前で犬飼がシュートする。これがゴールネットを揺らし、前半6分にアントラーズが幸先よく先制した
しかしその後、アントラーズはクリアボールをことごとく拾われ、波状攻撃を受けてしまう。ロングボールとサイドアタックを織り交ぜたC大阪の攻撃に苦しみ、なかなか攻撃を仕掛けることが出来ない。
13分、最終ラインのギャップを突かれる。ソウザからのスルーパスで柿谷に背後へ抜け出されると、ペナルティエリア内右から決定的なシュートを放たれてしまう。決定的なピンチとなったが、これはスンテが右足でシュートをブロックし、ゴールを許さなかった。守護神のビックセーブで失点を免れた。
17分、今度はコーナーキックからピンチを迎える。左からソウザにアウトスイングで高精度のボールを入れられると、ニアでブルーノ メンデスにヘディングシュートを放たれてしまう。だが、これは犬飼が身体を寄せたことで、ゴールには飛ばず、失点には至らなかった。
さらに、27分にもピンチを迎える。水沼から右サイドに流れたブルーノメンデスへパスが通ると、クロスを入れられ、ゴール前で奥埜にヘディングで合わせられてしまう。決定的な場面だったが、これは枠に飛ばずに失点には至らなかった。
その後もC大阪の波状攻撃を受ける展開が続いた。だが、アントラーズは辛抱強く耐え凌ぐ。犬飼とブエノが冷静かつ果敢なカバーリングをみせると、右サイドでは伊東が、左サイドでは町田が、対面する柿谷、水沼を一対一で上回る。そして、ペナルティエリア内に入れられたボールに対しては、全員で身体を張り、相手選手にフリーでシュートを許さない。
41分にもピンチを迎える。ソウザにフリーキックから高精度のクロスを入れられると、ニアサイドで町田がクリアできず、後方にボールが流れ、フォーサイドで木本にヘディングで合わせられた。鋭いシュートがゴールを襲ったが、守護神がまたもビックセーブでチームの危機を救った。
前半終了のホイッスルが鳴った。8本のシュートを打たれたが、守備陣の踏ん張りでなんとか失点をゼロに抑え、1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
後半に入ると、アントラーズが徐々に攻撃を仕掛けられるようになった。ボールを回しながら、両サイドからゴールに迫っていく。
しかし、アクシデントが起きた。セルジーニョがスプリントした際に足を痛めてピッチに倒れ込む。63分、セルジーニョはプレー続行不能となり、遠藤が代わりにピッチへ投入された。
時間が経過するにつれて、再びC大阪に押し込まれる展開となった。アントラーズは前線の伊藤、土居を含め、全員が自陣に戻って守備を行い、チーム一丸で勝利を目指す。
69分には2人目の選手交代を行った。中村との交代で名古をピッチへ送る。名古はボランチに入り、白崎が左サイドハーフへポジションを移した。
ボールは常にC大阪が保持する状態となった。それでも、アントラーズの選手たちは、一体感をもって守備を行い、素早くボールホルダーへ寄せていく。ロングボールに対しては犬飼、ブエノがことごとく跳ね返し、クロスに対してはスンテが広い守備範囲で次々と抑えた。
83分に最後の選手交代を行った。伊藤との交代で上田を投入する。前線の守備を強化し、カウンターでの追加点を狙った。
アントラーズは途中投入された上田を中心にボールキープし、リスクマネジメントを最優先しながら時間を進めていく。守備では犬飼、ブエノのセンターバックが風格を感じさせるディフェンスで相手をゴール前に近寄らせない。
そして、待ちに待った試合終了の笛が鳴った。セットプレーからディフェンダーの犬飼が決めたゴールを守り切り、1-0のスコアで勝利を掴み取った。リーグ4位のC大阪に対して、アウェイで価値ある勝ち点3だ。これで勝ち点を55まで伸ばし、今季初のリーグ首位へ浮上した。
だが、喜びに浸る時間は残されていない。次戦は中2日でYBCルヴァンカップ準決勝第1戦、アウェイ川崎F戦だ。全てのタイトルを獲得するためには、どんな日程であっても、どんな相手であっても、勝利しなければいけない。限られた時間で最善の準備を進め、勝利のみを目指して、目の前の試合を戦う。
【この試合のトピックス】
・遠藤がリーグ戦通算250試合出場
・C大阪に対してリーグ戦5連勝
・C大阪に対してアウェイゲームではリーグ戦7連勝
アントラーズは明治安田J1第28節でセレッソ大阪と対戦した。試合は開始早々に動く。前半6分、永木のコーナーキックから町田が折り返し、犬飼が決めて先制ゴールを奪った。幸先よく先制したアントラーズだが、その後はC大阪の波状攻撃を受ける展開となった。だが、それでもアントラーズの守備陣は高い集中力を保って、相手の攻撃を幾度となく跳ね返していく。そして、守護神のビックセーブにも助けられ、1-0のスコアのまま試合終了のホイッスルを聞いた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
8日前の明治安田J1第27節、カシマスタジアムに札幌を迎えたアントラーズは、前半11分に先制点を許す苦しい試合展開を強いられた。それでも、後半に入ると、50分にセルジーニョが見事なループシュートを決めて同点に追いつく。勝利のみを目指して、攻勢を強めるアントラーズは、その後も幾度となく決定機をつくり、札幌のゴールに迫った。しかし、最後まで逆転弾を奪うことは出来ず、9月最後の試合は1-1のドローに終わった。

試合後、指揮官は「注意すべき時間で失点してしまい、余計なパワーを使わなければいけないゲームにしてしまったというところが、非常に大きな反省点だと思う。勝ち切らなければいけないゲームだった」と悔しさを滲ませながら語った。ただ、「後半の戦い方に関して言えば、たくさんのサポーターの声援を受け、ともに戦えたというところは、非常に評価している」と収穫も得た。この経験を糧にして次に進まなければいけない。

チームは試合翌日から2日のオフをとり、火曜日から練習を再開した。約1ヶ月ぶりとなるアウェイゲームへコンディションを整えていく。指揮官は「最善の準備をして、試合へと向かっていく。出場した選手たちがチームのコンセプトに沿った役割を果たし、チームメイトのいい部分を引き出して、ミスも全員でカバーし合うなど、一体感を持ってやっていきたい」と話した。チームの一体感を大切にしながら、準備を進めていった。

そして、迎えた試合当日。キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表された。GKはクォン スンテ、最終ラインは右から伊東、ブエノ、犬飼、町田が入る。ボランチは公式戦初めてのコンビとなる永木と白崎が組んだ。サイドハーフは右にセルジーニョ、左に中村が入り、前線は土居と伊藤が務めた。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、小田、小池、遠藤、名古、上田が座る。

15時03分、キックオフのホイッスルが鳴った。

アントラーズは初めてのチャンスを得点に繋げる。左からのコーナーキックを獲得すると、キッカーの永木が左からインスイングで入れたボールをファーサイドで町田が折り返し、ゴール前で犬飼がシュートする。これがゴールネットを揺らし、前半6分にアントラーズが幸先よく先制した




しかしその後、アントラーズはクリアボールをことごとく拾われ、波状攻撃を受けてしまう。ロングボールとサイドアタックを織り交ぜたC大阪の攻撃に苦しみ、なかなか攻撃を仕掛けることが出来ない。

13分、最終ラインのギャップを突かれる。ソウザからのスルーパスで柿谷に背後へ抜け出されると、ペナルティエリア内右から決定的なシュートを放たれてしまう。決定的なピンチとなったが、これはスンテが右足でシュートをブロックし、ゴールを許さなかった。守護神のビックセーブで失点を免れた。

17分、今度はコーナーキックからピンチを迎える。左からソウザにアウトスイングで高精度のボールを入れられると、ニアでブルーノ メンデスにヘディングシュートを放たれてしまう。だが、これは犬飼が身体を寄せたことで、ゴールには飛ばず、失点には至らなかった。

さらに、27分にもピンチを迎える。水沼から右サイドに流れたブルーノメンデスへパスが通ると、クロスを入れられ、ゴール前で奥埜にヘディングで合わせられてしまう。決定的な場面だったが、これは枠に飛ばずに失点には至らなかった。


その後もC大阪の波状攻撃を受ける展開が続いた。だが、アントラーズは辛抱強く耐え凌ぐ。犬飼とブエノが冷静かつ果敢なカバーリングをみせると、右サイドでは伊東が、左サイドでは町田が、対面する柿谷、水沼を一対一で上回る。そして、ペナルティエリア内に入れられたボールに対しては、全員で身体を張り、相手選手にフリーでシュートを許さない。



41分にもピンチを迎える。ソウザにフリーキックから高精度のクロスを入れられると、ニアサイドで町田がクリアできず、後方にボールが流れ、フォーサイドで木本にヘディングで合わせられた。鋭いシュートがゴールを襲ったが、守護神がまたもビックセーブでチームの危機を救った。




前半終了のホイッスルが鳴った。8本のシュートを打たれたが、守備陣の踏ん張りでなんとか失点をゼロに抑え、1-0とリードしてハーフタイムを迎えた。


後半に入ると、アントラーズが徐々に攻撃を仕掛けられるようになった。ボールを回しながら、両サイドからゴールに迫っていく。



しかし、アクシデントが起きた。セルジーニョがスプリントした際に足を痛めてピッチに倒れ込む。63分、セルジーニョはプレー続行不能となり、遠藤が代わりにピッチへ投入された。

時間が経過するにつれて、再びC大阪に押し込まれる展開となった。アントラーズは前線の伊藤、土居を含め、全員が自陣に戻って守備を行い、チーム一丸で勝利を目指す。
69分には2人目の選手交代を行った。中村との交代で名古をピッチへ送る。名古はボランチに入り、白崎が左サイドハーフへポジションを移した。


ボールは常にC大阪が保持する状態となった。それでも、アントラーズの選手たちは、一体感をもって守備を行い、素早くボールホルダーへ寄せていく。ロングボールに対しては犬飼、ブエノがことごとく跳ね返し、クロスに対してはスンテが広い守備範囲で次々と抑えた。


83分に最後の選手交代を行った。伊藤との交代で上田を投入する。前線の守備を強化し、カウンターでの追加点を狙った。


アントラーズは途中投入された上田を中心にボールキープし、リスクマネジメントを最優先しながら時間を進めていく。守備では犬飼、ブエノのセンターバックが風格を感じさせるディフェンスで相手をゴール前に近寄らせない。



そして、待ちに待った試合終了の笛が鳴った。セットプレーからディフェンダーの犬飼が決めたゴールを守り切り、1-0のスコアで勝利を掴み取った。リーグ4位のC大阪に対して、アウェイで価値ある勝ち点3だ。これで勝ち点を55まで伸ばし、今季初のリーグ首位へ浮上した。


だが、喜びに浸る時間は残されていない。次戦は中2日でYBCルヴァンカップ準決勝第1戦、アウェイ川崎F戦だ。全てのタイトルを獲得するためには、どんな日程であっても、どんな相手であっても、勝利しなければいけない。限られた時間で最善の準備を進め、勝利のみを目指して、目の前の試合を戦う。


【この試合のトピックス】
・遠藤がリーグ戦通算250試合出場
・C大阪に対してリーグ戦5連勝
・C大阪に対してアウェイゲームではリーグ戦7連勝
スタッツ
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|
---|---|---|
9 | シュート | 5 |
4 | GK | 9 |
12 | CK | 4 |
8 | 直接FK | 13 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 23,001人
- 天候
- 晴、弱風
気温 25.0℃ / 湿度 43.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 村上 伸次
- 副審
-
山内 宏志
数原 武志 - 第4の審判員
- 中井 敏博