試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第27節

鹿島アントラーズ
- 50' セルジーニョ
試合終了
1-1
0前半1
1後半0

北海道コンサドーレ札幌
- 11' 進藤 亮佑
試合経過
11' | ![]() |
進藤 亮佑 | ||
レオ シルバ → 永木 亮太 | ![]() |
27' | ||
セルジーニョ | ![]() |
50' | ||
56' | ![]() |
宮澤 裕樹 | ||
60' | ![]() |
宮澤 裕樹 → 荒野 拓馬 | ||
上田 綺世 → 伊藤 翔 | ![]() |
73' | ||
75' | ![]() |
菅 大輝 → 中野 嘉大 | ||
内田 篤人 → 中村 充孝 | ![]() |
77' | ||
80' | ![]() |
ルーカス フェルナンデス → 岩崎 悠人 |
セルジーニョのリーグ戦4試合連続ゴールも、悔しいドロー決着
アントラーズは明治安田J1第27節で北海道コンサドーレ札幌と対戦した。立ち上がりの11分に先制点を許す苦しい試合展開となったが、50分にセルジーニョが見事なループシュートを決めて同点に追いつく。攻勢を強めるアントラーズは、幾度となく決定機をつくり、札幌のゴールに迫ったが、最後まで逆転弾を奪うことは出来ず、1-1のドローで試合を終えた。
3日前の天皇杯ラウンド16、アントラーズはACL敗退のショックを払拭する会心の勝利を収めた。久々の先発出場となった中村が前半だけで3ゴールを決め、後半は古巣対決となった伊藤が追加点を奪い、4-1のスコアで天皇杯準々決勝進出を決めた。
指揮官は、試合後の会見で「ACLを敗退してから、今日の試合の重要性、立ち上がる姿勢をしっかりと見せよう、という話を、この1週間ずっとしてきました。今日の試合が、今後の戦いに影響していくということは、選手たちもしっかりと認識していたと思います。勝利することが出来たのは、サポーターの皆さんの力でもありますし、選手たちが前を向いて、立ち上がった姿を表現出来たからだと感じています」と話した。そして、「ここから次の試合に向けて、しっかりと準備していきたい」と、すぐに次なる戦いへと意識を移した。
チームは翌日の午後から休む間もなくトレーニングを再開した。明治安田J1第27節まで中2日と時間の猶予はない。限られた時間で疲労の回復に努めた。
そして迎えた試合当日、キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から内田、ブエノ、犬飼、小池が入る。内田は3月30日の明治安田J1第5節磐田戦以来となる先発出場となった。ボランチは小泉とレオシルバがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と上田が務めた。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、伊東、永木、中村、遠藤、伊藤が入った。
15時05分、キックオフのホイッスルが鳴った。
立ち上がり、アントラーズは両サイドを広く使って攻撃を仕掛けていく。右サイドは明治安田J1第5節の磐田戦以来、約半年ぶりの先発出場となった内田が、左サイドは天皇杯ラウンド16から中2日で強行出場した小池が、積極的に攻撃に絡み、相手のウイングバックを深い位置まで押し込んだ。
しかし、前半11分に一瞬の隙を突かれてしまう。左サイドからグラウンダーのクロスを入れられると、ペナルティエリア内でチャナティップにスルーされ、最後は進藤にゴールネットを揺らされてしまった。アントラーズは先制点を許す苦しい展開となった。
1点を追うアントラーズは、21分にチャンスをつくった。内田からのクロスが相手のクリアミスを誘うと、ペナルティエリア内でボールを拾ったセルジーニョがシュートを放つ。しかし、これは相手選手にブロックされ、ゴールには至らなかった。
同点を目指して攻勢を強めていたアントラーズだったが、アクシデントに見舞われる。レオが右足を負傷し、途中交代を強いられた。27分、レオとの交代で永木をピッチへ送る。永木はそのままレオが務めていたボランチのポジションに入った。
予期せぬ交代を余儀なくされたアントラーズだったが、すぐにチャンスをつくる。34分、3列目から攻撃参加した小泉が、ペナルティエリア手前で後ろから倒されてフリーキックを獲得する。36分、キッカーの永木が直接ゴールを狙うも、相手選手に当たったボールは、GKにキャッチされ、惜しくも同点ゴールとはならなかった。
42分にも決定機をつくった。中盤でボールを奪うと、セルジーニョからのパスを土居がヒールで落とし、ダイレクトで上田がゴールを狙う。だが、右足で放たれたシュートは、枠を捉えることが出来なかった。
前半終了間際にも再びチャンスをつくる。前半アディショナルタイム1分、左サイドの白崎がアーリークロスを上げると、セルジーニョが頭で合わせる。シュートは枠に飛んだが、相手GKにセーブされ、得点には至らなかった。
0-1のスコアのまま前半終了のホイッスルが鳴った。
逆転を目指す後半が始まった。
アントラーズは後半開始早々に決定機をつくった。50分、相手の縦パスをブエノが突くと、こぼれ球に反応した土居が相手よりも先に触り、アウトサイドで真横に流す。ボールを受けた小泉は、相手を引き付けて右を並走したセルジーニョへパスを送った。ボールは相手に当たって難しいバウンドとなったが、セルジーニョはうまくコントロールする。そして、相手選手に激しく寄せられながらも、相手GKの頭上を越す絶妙なループシュートを放った。ボールはゴールネットに吸い込まれる。セルジーニョのリーグ戦4試合連続ゴールで、アントラーズがスコアを1-1のタイに戻した。
同点に追いついたアントラーズは、さらに攻勢を強めていく。63分、右サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーの永木は変化をつけて中央の小池にパスする。小池は左足でふわっとしたロブパスをゴール前へ送った。このボールをセルジーニョがバックヘッドで逸らすと、土居が頭で合わせる。だが、シュートに力が伝わらず、相手GKにキャッチされてしまった。
ここから試合は激しく攻守が入れ替わり、互いに決定機をつくる展開となる。
まずは68分にピンチを迎える。カウンターから札幌に攻め込まれると、アンデルソン ロペスにペナルティエリア手前からシュートを放たれた。だが、これは枠を外れて失点には至らなかった。
69分、今度はアントラーズがチャンスをつくる。右サイドからセルジーニョがクロスを上げると、白崎がヘディングで中央へ折り返す。だが、これは相手DFにブロックされ、相手GKにキャッチされた。
70分には再びピンチを迎える。左サイドを突破されると、ペナルティエリア内でパスを回され、途中出場の荒野にシュートされる。一度はブエノがブロックしたが、こぼれ球を福森に拾われ、クロスを入れられた。ファーサイドでフリーになったアンデルソン ロペスにシュートされたが、これはゴールポストに当たり、なんとか失点を免れた。
逆転を目指すアントラーズは選手交代を行う。73分に上田との交代で伊藤、77分には内田との交代で中村を投入した。伊藤はそのまま前線に、中村は左サイドハーフに入り、内田が務めていた右サイドバックは、ボランチで先発した小泉がポジションを移した。
アントラーズは怒涛の攻撃を仕掛けていく。まずは82分、セルジーニョのスルーパスから伊藤が抜け出す。しかし、惜しくもコントロールが乱れて相手GKにセーブされた。
つづいて84分、右サイドからセルジーニョが入れたクロスは、相手選手に跳ね返されたが、クリアボールに反応した白崎が、中村とのワンツーでボールを受けようとする。しかし、白崎は相手選手に倒され、シュートすることは出来なかった。
その後も、アントラーズは札幌のゴールに迫る。立て続けにセットプレーを獲得し、決定的なチャンスをつくった。しかし、相手の身体の張った守備に阻まれ、ゴールを奪うことが出来ない。
最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、このまま1-1のスコアで試合終了のホイッスルが鳴った。中2日の日程で久々のデイゲームと厳しい条件だったが、選手たちは最後まで勝利を目指して戦った。悔しい引き分けに終わったが、この試合を糧に前に進まなければいけない。
次戦は、10月6日の明治安田J1第28節C大阪戦だ。久しぶりに中7日と日程に余裕がある。シーズン終盤戦を戦い抜くためにも、まずは2日間のオフで心身ともにしっかりと回復しなければいけない。束の間の休息で英気を養い、国内タイトル奪還に向けて、また火曜日から準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・公式戦12試合負けなし
・土居が明治安田J1通算200試合出場
・セルジーニョがリーグ戦4試合連続ゴール
・セルジーニョはリーグ戦直近7試合のうち6試合でゴールを記録
・内田が明治安田J1第5節磐田戦以来となる先発出場
アントラーズは明治安田J1第27節で北海道コンサドーレ札幌と対戦した。立ち上がりの11分に先制点を許す苦しい試合展開となったが、50分にセルジーニョが見事なループシュートを決めて同点に追いつく。攻勢を強めるアントラーズは、幾度となく決定機をつくり、札幌のゴールに迫ったが、最後まで逆転弾を奪うことは出来ず、1-1のドローで試合を終えた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
3日前の天皇杯ラウンド16、アントラーズはACL敗退のショックを払拭する会心の勝利を収めた。久々の先発出場となった中村が前半だけで3ゴールを決め、後半は古巣対決となった伊藤が追加点を奪い、4-1のスコアで天皇杯準々決勝進出を決めた。
指揮官は、試合後の会見で「ACLを敗退してから、今日の試合の重要性、立ち上がる姿勢をしっかりと見せよう、という話を、この1週間ずっとしてきました。今日の試合が、今後の戦いに影響していくということは、選手たちもしっかりと認識していたと思います。勝利することが出来たのは、サポーターの皆さんの力でもありますし、選手たちが前を向いて、立ち上がった姿を表現出来たからだと感じています」と話した。そして、「ここから次の試合に向けて、しっかりと準備していきたい」と、すぐに次なる戦いへと意識を移した。
チームは翌日の午後から休む間もなくトレーニングを再開した。明治安田J1第27節まで中2日と時間の猶予はない。限られた時間で疲労の回復に努めた。
そして迎えた試合当日、キックオフ約2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から内田、ブエノ、犬飼、小池が入る。内田は3月30日の明治安田J1第5節磐田戦以来となる先発出場となった。ボランチは小泉とレオシルバがコンビを組み、サイドハーフは右にセルジーニョ、左に白崎、前線は土居と上田が務めた。ベンチには、曽ケ端、チョン スンヒョン、伊東、永木、中村、遠藤、伊藤が入った。
15時05分、キックオフのホイッスルが鳴った。
立ち上がり、アントラーズは両サイドを広く使って攻撃を仕掛けていく。右サイドは明治安田J1第5節の磐田戦以来、約半年ぶりの先発出場となった内田が、左サイドは天皇杯ラウンド16から中2日で強行出場した小池が、積極的に攻撃に絡み、相手のウイングバックを深い位置まで押し込んだ。
しかし、前半11分に一瞬の隙を突かれてしまう。左サイドからグラウンダーのクロスを入れられると、ペナルティエリア内でチャナティップにスルーされ、最後は進藤にゴールネットを揺らされてしまった。アントラーズは先制点を許す苦しい展開となった。
1点を追うアントラーズは、21分にチャンスをつくった。内田からのクロスが相手のクリアミスを誘うと、ペナルティエリア内でボールを拾ったセルジーニョがシュートを放つ。しかし、これは相手選手にブロックされ、ゴールには至らなかった。
同点を目指して攻勢を強めていたアントラーズだったが、アクシデントに見舞われる。レオが右足を負傷し、途中交代を強いられた。27分、レオとの交代で永木をピッチへ送る。永木はそのままレオが務めていたボランチのポジションに入った。
予期せぬ交代を余儀なくされたアントラーズだったが、すぐにチャンスをつくる。34分、3列目から攻撃参加した小泉が、ペナルティエリア手前で後ろから倒されてフリーキックを獲得する。36分、キッカーの永木が直接ゴールを狙うも、相手選手に当たったボールは、GKにキャッチされ、惜しくも同点ゴールとはならなかった。
42分にも決定機をつくった。中盤でボールを奪うと、セルジーニョからのパスを土居がヒールで落とし、ダイレクトで上田がゴールを狙う。だが、右足で放たれたシュートは、枠を捉えることが出来なかった。
前半終了間際にも再びチャンスをつくる。前半アディショナルタイム1分、左サイドの白崎がアーリークロスを上げると、セルジーニョが頭で合わせる。シュートは枠に飛んだが、相手GKにセーブされ、得点には至らなかった。
0-1のスコアのまま前半終了のホイッスルが鳴った。
逆転を目指す後半が始まった。

アントラーズは後半開始早々に決定機をつくった。50分、相手の縦パスをブエノが突くと、こぼれ球に反応した土居が相手よりも先に触り、アウトサイドで真横に流す。ボールを受けた小泉は、相手を引き付けて右を並走したセルジーニョへパスを送った。ボールは相手に当たって難しいバウンドとなったが、セルジーニョはうまくコントロールする。そして、相手選手に激しく寄せられながらも、相手GKの頭上を越す絶妙なループシュートを放った。ボールはゴールネットに吸い込まれる。セルジーニョのリーグ戦4試合連続ゴールで、アントラーズがスコアを1-1のタイに戻した。





同点に追いついたアントラーズは、さらに攻勢を強めていく。63分、右サイドでフリーキックを獲得すると、キッカーの永木は変化をつけて中央の小池にパスする。小池は左足でふわっとしたロブパスをゴール前へ送った。このボールをセルジーニョがバックヘッドで逸らすと、土居が頭で合わせる。だが、シュートに力が伝わらず、相手GKにキャッチされてしまった。

ここから試合は激しく攻守が入れ替わり、互いに決定機をつくる展開となる。
まずは68分にピンチを迎える。カウンターから札幌に攻め込まれると、アンデルソン ロペスにペナルティエリア手前からシュートを放たれた。だが、これは枠を外れて失点には至らなかった。
69分、今度はアントラーズがチャンスをつくる。右サイドからセルジーニョがクロスを上げると、白崎がヘディングで中央へ折り返す。だが、これは相手DFにブロックされ、相手GKにキャッチされた。


70分には再びピンチを迎える。左サイドを突破されると、ペナルティエリア内でパスを回され、途中出場の荒野にシュートされる。一度はブエノがブロックしたが、こぼれ球を福森に拾われ、クロスを入れられた。ファーサイドでフリーになったアンデルソン ロペスにシュートされたが、これはゴールポストに当たり、なんとか失点を免れた。


逆転を目指すアントラーズは選手交代を行う。73分に上田との交代で伊藤、77分には内田との交代で中村を投入した。伊藤はそのまま前線に、中村は左サイドハーフに入り、内田が務めていた右サイドバックは、ボランチで先発した小泉がポジションを移した。

アントラーズは怒涛の攻撃を仕掛けていく。まずは82分、セルジーニョのスルーパスから伊藤が抜け出す。しかし、惜しくもコントロールが乱れて相手GKにセーブされた。


つづいて84分、右サイドからセルジーニョが入れたクロスは、相手選手に跳ね返されたが、クリアボールに反応した白崎が、中村とのワンツーでボールを受けようとする。しかし、白崎は相手選手に倒され、シュートすることは出来なかった。



その後も、アントラーズは札幌のゴールに迫る。立て続けにセットプレーを獲得し、決定的なチャンスをつくった。しかし、相手の身体の張った守備に阻まれ、ゴールを奪うことが出来ない。


最後までゴールを狙い続けたアントラーズだったが、このまま1-1のスコアで試合終了のホイッスルが鳴った。中2日の日程で久々のデイゲームと厳しい条件だったが、選手たちは最後まで勝利を目指して戦った。悔しい引き分けに終わったが、この試合を糧に前に進まなければいけない。

次戦は、10月6日の明治安田J1第28節C大阪戦だ。久しぶりに中7日と日程に余裕がある。シーズン終盤戦を戦い抜くためにも、まずは2日間のオフで心身ともにしっかりと回復しなければいけない。束の間の休息で英気を養い、国内タイトル奪還に向けて、また火曜日から準備を進めていく。


【この試合のトピックス】
・公式戦12試合負けなし
・土居が明治安田J1通算200試合出場
・セルジーニョがリーグ戦4試合連続ゴール
・セルジーニョはリーグ戦直近7試合のうち6試合でゴールを記録
・内田が明治安田J1第5節磐田戦以来となる先発出場
スタッツ
![]() |
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|
---|---|---|
13 | シュート | 13 |
6 | GK | 10 |
5 | CK | 4 |
14 | 直接FK | 10 |
4 | 間接FK | 1 |
4 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 19,314人
- 天候
- 曇、弱風
気温 26.6℃ / 湿度 57.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 小屋 幸栄
- 副審
-
中野 卓
清野 裕介 - 第4の審判員
- 鶴岡 将樹