試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第23節

大分トリニータ
試合終了
0-1
0前半0
0後半1

鹿島アントラーズ
- 71' 相馬 勇紀
試合経過
ティティパン | ![]() |
29' | ||
ティティパン → 嶋田 慎太郎 | ![]() |
59' | ||
59' | ![]() |
伊藤 翔 → 相馬 勇紀 | ||
66' | ![]() |
名古 新太郎 → レオ シルバ | ||
71' | ![]() |
相馬 勇紀 | ||
三竿 雄斗 | ![]() |
73' | ||
前田 凌佑 → 長谷川 雄志 | ![]() |
77' | ||
小塚 和季 → 三平 和司 | ![]() |
77' | ||
87' | ![]() |
白崎 凌兵 → 永木 亮太 | ||
90'+2 | ![]() |
永木 亮太 |
相馬の加入後初ゴールが値千金の決勝弾!これで公式戦3連勝!
アントラーズは明治安田J1第23節で大分トリニータと対戦した。互いに攻め手を見つけられず、こう着状態が長く続いたが、71分に均衡が破れる。右サイドでボールを受けた途中出場の相馬がドリブルからカットインしてシュートを放つと、これが見事ゴールネットに突き刺さった。このまま、相馬の加入後初ゴールを最後まで守り切り、アウェイで1-0と勝利を収めた。
水曜日、天皇杯3回戦で栃木SCと対戦したアントラーズ。前半37分に小田のゴールで先制に成功すると、前半アディショナルタイムには伊藤翔が見事なダイレクトボレーを決めて、追加点を奪った。56分にはレアンドロがPKを決めて、リードを3点に広げ、88分には有馬がドリブルで相手守備陣を翻弄し、プロ入り初ゴールを記録。4-0と快勝を収めて、天皇杯ラウンド16進出を決めた。
試合翌日、チームは休む間もなく再び練習を再開。中2日とタイトな日程で迎える大分戦に向けて準備を進めた。
大分には今季リーグ開幕戦で痛恨の敗戦を喫している。シーズンダブルは決して許されない。最終ラインを統率する犬飼は、「開幕戦でやられてしまったところを再びやられないことが大切。大分は特殊な特長のあるチーム。そこに対する準備は出来ているので、しっかりと対応していきたい」と語った。絶対にリベンジを果たすと決意を固め、大分へ乗り込んだ。
迎えた試合当日。キックオフの約2時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは、天皇杯3回戦につづいて曽ケ端準がゴールマウスを守る。フィールドプレイヤーは、リーグ戦第22節・横浜FM戦と同じ10人。最終ラインは、右から小泉、ブエノ、犬飼、小池。ボランチはリーグ戦5試合連続で三竿と名古がコンビを組む。サイドハーフは、右にセルジーニョが入り、左は白崎。前線は、土居と伊藤が務めた。ベンチには、川俣、チョンスンヒョン、伊東、レオシルバ、永木、上田、相馬が座る。伊東は今季初のリーグ戦ベンチ入りとなった。
猛暑に見舞われた大分に、背番号12が続々と足を運んだ。ビジタースタンドがアントラーズレッドの情熱で埋め尽くされる。ウォーミングアップに向かう選手たちには、大きなチームコールが降り注がれた。戦いの準備は整った。
そして、19時3分。風が通らず、非常に蒸し暑い昭和電工ドーム大分にて、戦いの火蓋が切って落とされた。
開始早々、アントラーズはピンチを迎える。4分、左サイドバックの裏をティティパンに使われ、ゴール前にクロスを入れられた。これは精度の高い決定的なクロスとなったが、ニアサイドに飛び込んだオナイウ阿道にはブエノが、ファーサイドの小塚和季には小泉が対応し、シュートを打たせなかった。
前半10分を経過したあたりから、試合はこう着状態に陥る。互いに相手の様子を伺いながら、最終ラインでボールを回し、リスクを回避した裏へのロングボールでチャンスを狙う展開となった。
大分を攻めあぐねるアントラーズ。それでも、25分にチャンスをつくる。ピッチ中央から名古が縦パスを送ると、伊藤がワンタッチで後方へ落として、セルジーニョがシュート。良い形の攻撃をみせたが、シュートは相手DFに当たり、得点には至らなかった。
36分にも、再びアントラーズのチャンス。中盤の混戦からこぼれたボールを拾った伊藤が、ペナルティエリア右手前から振り向きざまに鋭いシュートを放つ。しかし、これはサイドネットの外側を揺らした。
その後は、両チームともリスクを極力回避し、最終ラインでボールを回す展開が続く。
そして、前半はこのまま0-0で終了。大分のシュートはゼロに抑えたものの、アントラーズのシュート数もわずか2本と、前半は互いに攻め手を欠く展開となった。
後半に入っても、こう着状態が続く。
スコアレスで迎えた、59分。均衡を打開すべく、指揮官が動いた。伊藤に代えて相馬をピッチへ送る。相馬は右サイドハーフに入り、セルジーニョが前線へポジションを移した。
66分には、2人目の選手交代。名古との交代でレオシルバを投入した。
すると、指揮官の采配がズバリ的中する。71分、右サイドで小池からサイドチェンジのパスを受けた相馬が、ドリブルで中央へカットインし、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。相馬の左足から放たれたシュートは、鋭い軌道でゴール左隅に突き刺さった。1-0。相馬はこれがアントラーズ加入後初ゴール、初めてアントラーズレッドに染まったビジタースタンドを沸騰させた。
ようやく均衡を破ったアントラーズは、得点後も攻撃の手を緩めず、積極的にプレーする。特に先制点を決めた相馬は、右サイドから何度もドリブル突破を試み、前線を活性化した。
76分には、左サイドからのコーナーキックを獲得。キッカーの小池から放たれたボールを犬飼がニアサイドでそらし、ゴール前でブエノがシュートを放つ。これは、枠を捉えた良いコースに飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれ、追加点には至らなかった。
過酷な蒸し暑さの中、試合は残り時間10分を切った。1点を追う大分は、3バックから4バックに変更し、攻勢を強めてくる。アントラーズはチーム一丸となって中央の守備を固めた。
87分、最後の選手交代を行う。白崎との交代で永木を投入。永木はそのまま白崎が務めていた左サイドハーフのポジションに入った。
体力的にも厳しくなる試合終盤。アントラーズは大分の猛攻に晒された。だが、センターバックの犬飼、ブエノが、安定感抜群のプレーで、大分の攻撃を次々と跳ね返していく。ビジタースタンドから送られる歓声を力に変えて。勝利のためだけに、選手全員が最後まで集中力を切らさなかった。
そして、ついに試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。1-0。苦しみながらも勝ち点3を掴んだ。
これで公式戦3連勝。厳しい日程のなか、チーム一丸となった総力戦で乗り越えた。次は、ホームへと帰還する。中5日で明治安田J1第24節・G大阪戦だ。新戦力の躍動、若手選手の台頭、怪我人の復帰、とチームはポジティブなニュースで溢れている。この勢いを途切れさせないよう、来週の金曜日は、必ずカシマスタジアムで勝利を掴もう。
【この試合のトピックス】
・相馬が加入後初ゴール
・伊東が今季初のリーグ戦ベンチ入り
アントラーズは明治安田J1第23節で大分トリニータと対戦した。互いに攻め手を見つけられず、こう着状態が長く続いたが、71分に均衡が破れる。右サイドでボールを受けた途中出場の相馬がドリブルからカットインしてシュートを放つと、これが見事ゴールネットに突き刺さった。このまま、相馬の加入後初ゴールを最後まで守り切り、アウェイで1-0と勝利を収めた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
水曜日、天皇杯3回戦で栃木SCと対戦したアントラーズ。前半37分に小田のゴールで先制に成功すると、前半アディショナルタイムには伊藤翔が見事なダイレクトボレーを決めて、追加点を奪った。56分にはレアンドロがPKを決めて、リードを3点に広げ、88分には有馬がドリブルで相手守備陣を翻弄し、プロ入り初ゴールを記録。4-0と快勝を収めて、天皇杯ラウンド16進出を決めた。

試合翌日、チームは休む間もなく再び練習を再開。中2日とタイトな日程で迎える大分戦に向けて準備を進めた。

大分には今季リーグ開幕戦で痛恨の敗戦を喫している。シーズンダブルは決して許されない。最終ラインを統率する犬飼は、「開幕戦でやられてしまったところを再びやられないことが大切。大分は特殊な特長のあるチーム。そこに対する準備は出来ているので、しっかりと対応していきたい」と語った。絶対にリベンジを果たすと決意を固め、大分へ乗り込んだ。

迎えた試合当日。キックオフの約2時間前に注目の先発メンバーが発表された。GKは、天皇杯3回戦につづいて曽ケ端準がゴールマウスを守る。フィールドプレイヤーは、リーグ戦第22節・横浜FM戦と同じ10人。最終ラインは、右から小泉、ブエノ、犬飼、小池。ボランチはリーグ戦5試合連続で三竿と名古がコンビを組む。サイドハーフは、右にセルジーニョが入り、左は白崎。前線は、土居と伊藤が務めた。ベンチには、川俣、チョンスンヒョン、伊東、レオシルバ、永木、上田、相馬が座る。伊東は今季初のリーグ戦ベンチ入りとなった。

猛暑に見舞われた大分に、背番号12が続々と足を運んだ。ビジタースタンドがアントラーズレッドの情熱で埋め尽くされる。ウォーミングアップに向かう選手たちには、大きなチームコールが降り注がれた。戦いの準備は整った。
そして、19時3分。風が通らず、非常に蒸し暑い昭和電工ドーム大分にて、戦いの火蓋が切って落とされた。

開始早々、アントラーズはピンチを迎える。4分、左サイドバックの裏をティティパンに使われ、ゴール前にクロスを入れられた。これは精度の高い決定的なクロスとなったが、ニアサイドに飛び込んだオナイウ阿道にはブエノが、ファーサイドの小塚和季には小泉が対応し、シュートを打たせなかった。
前半10分を経過したあたりから、試合はこう着状態に陥る。互いに相手の様子を伺いながら、最終ラインでボールを回し、リスクを回避した裏へのロングボールでチャンスを狙う展開となった。





大分を攻めあぐねるアントラーズ。それでも、25分にチャンスをつくる。ピッチ中央から名古が縦パスを送ると、伊藤がワンタッチで後方へ落として、セルジーニョがシュート。良い形の攻撃をみせたが、シュートは相手DFに当たり、得点には至らなかった。





36分にも、再びアントラーズのチャンス。中盤の混戦からこぼれたボールを拾った伊藤が、ペナルティエリア右手前から振り向きざまに鋭いシュートを放つ。しかし、これはサイドネットの外側を揺らした。
その後は、両チームともリスクを極力回避し、最終ラインでボールを回す展開が続く。







そして、前半はこのまま0-0で終了。大分のシュートはゼロに抑えたものの、アントラーズのシュート数もわずか2本と、前半は互いに攻め手を欠く展開となった。


後半に入っても、こう着状態が続く。

スコアレスで迎えた、59分。均衡を打開すべく、指揮官が動いた。伊藤に代えて相馬をピッチへ送る。相馬は右サイドハーフに入り、セルジーニョが前線へポジションを移した。
66分には、2人目の選手交代。名古との交代でレオシルバを投入した。

すると、指揮官の采配がズバリ的中する。71分、右サイドで小池からサイドチェンジのパスを受けた相馬が、ドリブルで中央へカットインし、ペナルティエリア手前から左足を振り抜く。相馬の左足から放たれたシュートは、鋭い軌道でゴール左隅に突き刺さった。1-0。相馬はこれがアントラーズ加入後初ゴール、初めてアントラーズレッドに染まったビジタースタンドを沸騰させた。





ようやく均衡を破ったアントラーズは、得点後も攻撃の手を緩めず、積極的にプレーする。特に先制点を決めた相馬は、右サイドから何度もドリブル突破を試み、前線を活性化した。

76分には、左サイドからのコーナーキックを獲得。キッカーの小池から放たれたボールを犬飼がニアサイドでそらし、ゴール前でブエノがシュートを放つ。これは、枠を捉えた良いコースに飛んだが、相手GKの好セーブに阻まれ、追加点には至らなかった。

過酷な蒸し暑さの中、試合は残り時間10分を切った。1点を追う大分は、3バックから4バックに変更し、攻勢を強めてくる。アントラーズはチーム一丸となって中央の守備を固めた。


87分、最後の選手交代を行う。白崎との交代で永木を投入。永木はそのまま白崎が務めていた左サイドハーフのポジションに入った。

体力的にも厳しくなる試合終盤。アントラーズは大分の猛攻に晒された。だが、センターバックの犬飼、ブエノが、安定感抜群のプレーで、大分の攻撃を次々と跳ね返していく。ビジタースタンドから送られる歓声を力に変えて。勝利のためだけに、選手全員が最後まで集中力を切らさなかった。
そして、ついに試合終了を告げるホイッスルが鳴り響いた。1-0。苦しみながらも勝ち点3を掴んだ。

これで公式戦3連勝。厳しい日程のなか、チーム一丸となった総力戦で乗り越えた。次は、ホームへと帰還する。中5日で明治安田J1第24節・G大阪戦だ。新戦力の躍動、若手選手の台頭、怪我人の復帰、とチームはポジティブなニュースで溢れている。この勢いを途切れさせないよう、来週の金曜日は、必ずカシマスタジアムで勝利を掴もう。


【この試合のトピックス】
・相馬が加入後初ゴール
・伊東が今季初のリーグ戦ベンチ入り
スタッツ
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|
---|---|---|
2 | シュート | 5 |
3 | GK | 6 |
3 | CK | 3 |
7 | 直接FK | 11 |
1 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 28,574人
- 天候
- 晴、無風
気温 28.7℃ / 湿度 66.0% - ピッチ
- 良芝、乾燥
- 主審
- 山本 雄大
- 副審
-
山内 宏志
熊谷 幸剛 - 第4の審判員
- 和角 敏之