試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第18節

鹿島アントラーズ
- 29' OWN GOAL
- 40' 小池 裕太
試合終了
2-0
2前半0
0後半0

ジュビロ磐田
試合経過
町田 浩樹 | ![]() |
26' | ||
OWN GOAL | ![]() |
29' | ||
小池 裕太 | ![]() |
40' | ||
43' | ![]() |
ロドリゲス | ||
46' | ![]() |
中山 仁斗 → アダイウトン | ||
永木 亮太 → 山本 脩斗 | ![]() |
54' | ||
67' | ![]() |
上原 力也 → 森谷 賢太郎 | ||
レアンドロ → 安部 裕葵 | ![]() |
74' | ||
クォン スンテ | ![]() |
75' | ||
81' | ![]() |
小川 大貴 → 荒木 大吾 | ||
町田 浩樹 → ブエノ | ![]() |
90'+2 |
小池の2得点に絡む活躍で完封勝利!リーグ戦通算500勝を達成
アントラーズは明治安田J1第18節でジュビロ磐田と対戦した。立ち上がりから磐田に押し込まれる苦しい試合展開になったが、29分に相手のオウンゴールで先制に成功。40分には、小池が左サイドのタッチライン際から見事なロングシュートを決めて、リードを広げる。後半に入っても、守勢に回る時間帯が長かったが、最後まで集中を切らさずに守り抜き、2-0で完封勝利を収めた。
3日前、天皇杯2回戦。石川県代表の北陸大学と対戦したアントラーズは、フィールドプレーヤー全員が25歳以下という若手選手中心のメンバーで試合に臨んだ。前半4分、セルジーニョが幸先よく先制点を奪うと、10分には山口が追加点を奪取、さらに14分には、金森がゴールを決めた。試合開始15分も経たないうちに、リードを3点に広げる理想的な展開となったが、その後は攻撃の勢いを失い、後半に入ると、試合の主導権は完全に相手へ移る。71分には一瞬の隙を突かれて失点し、スコアは3-1。天皇杯3回戦進出を決めたが、試合内容は到底満足できるものではなかった。
「観に来てくれたサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちだ。情けない試合だった。北陸大学の姿勢は、我々に足りないものだった。選手には、ACLやJリーグというレベルの高いところで戦っていくということを再確認した。本当に申し訳ない気持ち。次のJリーグではしっかりした姿勢を見せたい」
指揮官は試合後のロッカールームで選手たちに厳しい口調で想いを伝えた。過密日程を乗り切るためにはチーム全員が一丸となり、目標である全冠達成に向けて突き進まなくてはいけない。
試合翌日、チームは休む間もなく、中2日で迎える磐田戦に向けて準備を進めた。
対戦相手の磐田は最下位に沈んでいるが、監督交代直後ということで選手の士気は高まっていることが予想される。三竿健斗は、「監督交代の時、選手たちのモチベーションは高いと思う。自分たちは、局面局面で絶対に受けにまわってはいけないし、その気持ちをねじ伏せて、勝てないと思わせることができれば、相手のダメージは大きくなる。局面で戦うというところやセカンドボールを拾うことが、一番重要になってくる」と、磐田を警戒したうえで、局面局面で上回ることを誓った。
迎えた試合当日。キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、町田、小池が入る。ボランチは、三竿とレオ シルバがコンビを組む。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎。前線は土居とセルジーニョが務める。ベンチには、曽ケ端、山本、ブエノ、安部、名古、金森、伊藤が入った。
梅雨のあいにくの天気。だが、背番号12は続々と聖地へ詰めかけた。サポーターの期待に応える。決意を固めて、伝統の一戦に臨んだ。
19時03分。キックオフのホイッスルが鳴った。
立ち上がり、磐田は予想通りアグレッシブな姿勢で試合に入ってきた。ピッチを広く使った磐田のパス回しに、アントラーズはなかなかボールの奪いどころを定められず、主導権を握れない時間が続いた。
いい形でパスを繋ぐことができず、苦しい展開となったアントラーズだったが、前半29分に左サイドでフリーキックを獲得する。キッカーの小池から左足で放たれたボールをニアサイドでレアンドロが背後へ逸らすと、相手選手の身体に当たり、ゴールへと吸い込まれた。1-0。アントラーズはシュート0本で先制に成功した。
幸運な形でリードを奪ったアントラーズだったが、先制後もなかなか攻撃にリズムが生まれない。試合はこう着状態に陥った。
拮抗した展開のなかで迎えた40分、再び試合が動いた。白崎のパスに抜け出した小池が、左サイドのタッチライン際から左足を振り抜く。美しい軌道を描いたシュートは、相手GKの頭上を越し、ゴール右のサイドネットを揺らした。2-0。小池のスーパーゴールでアントラーズが価値ある追加点を奪取した。
前半はこのまま2-0で終了。2点のリードを奪ったが、シュートはわずか1本。終始押し込まれる展開となった。
指揮官は、ハーフタイムに「焦らず、つないで攻めること」、「相手に惑わされることなく、自分たちのポジションを常に確認すること」、「難しいプレーはいらない。シンプルにプレーしよう」とポイントを伝え、選手たちを送り出した。
後半は主導権を握って試合を進めたいアントラーズ。だが、前半から流れは変わらず、守勢に回る展開がつづいてしまう。
54分、アントラーズは一人目の選手交代を行う。永木に代えて山本を投入。山本はそのまま永木が務めていた右サイドバックのポジションに入った。
時計の針が進んでも、試合の流れは変わらない。磐田の攻撃を耐える展開がつづく。61分には、磐田に決定機をつくられてしまう。高い位置でボールを拾われると、ペナルティエリア手前から山田に鋭いシュートを放たれた。しかし、これはクォンスンテが横っ飛びでセーブし、失点を免れる。守護神の活躍がチームを救った。
74分、アントラーズは2人目の選手交代を行う。レアンドロに代えて安部を投入した。
試合の主導権は依然として磐田のままだったが、アントラーズは選手全員が勝利への執念をみせ、球際の勝負で磐田を上回る。
すると、苦しい時間を耐え抜いたアントラーズにチャンスが訪れた。80分、右サイド深い位置から山本がクロスを入れると、中央でレオ シルバがゴールに迫るヘディングシュート。だが、これは惜しくも枠を外れて、追加点には至らなかった。
試合終盤に突入しても、劣勢の状況は変わらない。それでも、アントラーズは最後まで集中を切らさず、チーム一丸となって戦い続ける。後半アディショナルタイムには、町田に代えてブエノを投入。守備の意識を高めて、零封を目指した。
そして、試合終了を告げる待望のホイッスルが鳴った。スコアは2-0。シュート数は3対14と磐田に終始押し込まれる展開となったが、チーム一丸となって我慢強く守備を行い、完封勝利を収めた。
次戦は明治安田J1第19節。アウェイ仙台戦だ。国内タイトル奪還に向けて、勝たなければいけない戦いが続く。まずは、連戦で溜まった心身の疲労をとり、また火曜日から再び仙台戦へ準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・リーグ戦通算500勝を達成
・小池はプロ入り初ゴール
・小池 裕太がLIXIL賞を受賞
アントラーズは明治安田J1第18節でジュビロ磐田と対戦した。立ち上がりから磐田に押し込まれる苦しい試合展開になったが、29分に相手のオウンゴールで先制に成功。40分には、小池が左サイドのタッチライン際から見事なロングシュートを決めて、リードを広げる。後半に入っても、守勢に回る時間帯が長かったが、最後まで集中を切らさずに守り抜き、2-0で完封勝利を収めた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
3日前、天皇杯2回戦。石川県代表の北陸大学と対戦したアントラーズは、フィールドプレーヤー全員が25歳以下という若手選手中心のメンバーで試合に臨んだ。前半4分、セルジーニョが幸先よく先制点を奪うと、10分には山口が追加点を奪取、さらに14分には、金森がゴールを決めた。試合開始15分も経たないうちに、リードを3点に広げる理想的な展開となったが、その後は攻撃の勢いを失い、後半に入ると、試合の主導権は完全に相手へ移る。71分には一瞬の隙を突かれて失点し、スコアは3-1。天皇杯3回戦進出を決めたが、試合内容は到底満足できるものではなかった。
「観に来てくれたサポーターの皆さんに申し訳ない気持ちだ。情けない試合だった。北陸大学の姿勢は、我々に足りないものだった。選手には、ACLやJリーグというレベルの高いところで戦っていくということを再確認した。本当に申し訳ない気持ち。次のJリーグではしっかりした姿勢を見せたい」
指揮官は試合後のロッカールームで選手たちに厳しい口調で想いを伝えた。過密日程を乗り切るためにはチーム全員が一丸となり、目標である全冠達成に向けて突き進まなくてはいけない。
試合翌日、チームは休む間もなく、中2日で迎える磐田戦に向けて準備を進めた。
対戦相手の磐田は最下位に沈んでいるが、監督交代直後ということで選手の士気は高まっていることが予想される。三竿健斗は、「監督交代の時、選手たちのモチベーションは高いと思う。自分たちは、局面局面で絶対に受けにまわってはいけないし、その気持ちをねじ伏せて、勝てないと思わせることができれば、相手のダメージは大きくなる。局面で戦うというところやセカンドボールを拾うことが、一番重要になってくる」と、磐田を警戒したうえで、局面局面で上回ることを誓った。

迎えた試合当日。キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、町田、小池が入る。ボランチは、三竿とレオ シルバがコンビを組む。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎。前線は土居とセルジーニョが務める。ベンチには、曽ケ端、山本、ブエノ、安部、名古、金森、伊藤が入った。

梅雨のあいにくの天気。だが、背番号12は続々と聖地へ詰めかけた。サポーターの期待に応える。決意を固めて、伝統の一戦に臨んだ。
19時03分。キックオフのホイッスルが鳴った。
立ち上がり、磐田は予想通りアグレッシブな姿勢で試合に入ってきた。ピッチを広く使った磐田のパス回しに、アントラーズはなかなかボールの奪いどころを定められず、主導権を握れない時間が続いた。




いい形でパスを繋ぐことができず、苦しい展開となったアントラーズだったが、前半29分に左サイドでフリーキックを獲得する。キッカーの小池から左足で放たれたボールをニアサイドでレアンドロが背後へ逸らすと、相手選手の身体に当たり、ゴールへと吸い込まれた。1-0。アントラーズはシュート0本で先制に成功した。



幸運な形でリードを奪ったアントラーズだったが、先制後もなかなか攻撃にリズムが生まれない。試合はこう着状態に陥った。








拮抗した展開のなかで迎えた40分、再び試合が動いた。白崎のパスに抜け出した小池が、左サイドのタッチライン際から左足を振り抜く。美しい軌道を描いたシュートは、相手GKの頭上を越し、ゴール右のサイドネットを揺らした。2-0。小池のスーパーゴールでアントラーズが価値ある追加点を奪取した。




前半はこのまま2-0で終了。2点のリードを奪ったが、シュートはわずか1本。終始押し込まれる展開となった。
指揮官は、ハーフタイムに「焦らず、つないで攻めること」、「相手に惑わされることなく、自分たちのポジションを常に確認すること」、「難しいプレーはいらない。シンプルにプレーしよう」とポイントを伝え、選手たちを送り出した。
後半は主導権を握って試合を進めたいアントラーズ。だが、前半から流れは変わらず、守勢に回る展開がつづいてしまう。





54分、アントラーズは一人目の選手交代を行う。永木に代えて山本を投入。山本はそのまま永木が務めていた右サイドバックのポジションに入った。

時計の針が進んでも、試合の流れは変わらない。磐田の攻撃を耐える展開がつづく。61分には、磐田に決定機をつくられてしまう。高い位置でボールを拾われると、ペナルティエリア手前から山田に鋭いシュートを放たれた。しかし、これはクォンスンテが横っ飛びでセーブし、失点を免れる。守護神の活躍がチームを救った。

74分、アントラーズは2人目の選手交代を行う。レアンドロに代えて安部を投入した。


試合の主導権は依然として磐田のままだったが、アントラーズは選手全員が勝利への執念をみせ、球際の勝負で磐田を上回る。


すると、苦しい時間を耐え抜いたアントラーズにチャンスが訪れた。80分、右サイド深い位置から山本がクロスを入れると、中央でレオ シルバがゴールに迫るヘディングシュート。だが、これは惜しくも枠を外れて、追加点には至らなかった。




試合終盤に突入しても、劣勢の状況は変わらない。それでも、アントラーズは最後まで集中を切らさず、チーム一丸となって戦い続ける。後半アディショナルタイムには、町田に代えてブエノを投入。守備の意識を高めて、零封を目指した。
そして、試合終了を告げる待望のホイッスルが鳴った。スコアは2-0。シュート数は3対14と磐田に終始押し込まれる展開となったが、チーム一丸となって我慢強く守備を行い、完封勝利を収めた。
次戦は明治安田J1第19節。アウェイ仙台戦だ。国内タイトル奪還に向けて、勝たなければいけない戦いが続く。まずは、連戦で溜まった心身の疲労をとり、また火曜日から再び仙台戦へ準備を進めていく。




【この試合のトピックス】
・リーグ戦通算500勝を達成
・小池はプロ入り初ゴール
・小池 裕太がLIXIL賞を受賞
スタッツ
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|
---|---|---|
3 | シュート | 14 |
13 | GK | 5 |
0 | CK | 3 |
18 | 直接FK | 10 |
2 | 間接FK | 4 |
2 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 17,442人
- 天候
- 雨のち曇、弱風
気温 21.6℃ / 湿度 90.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 今村 義朗
- 副審
-
大川 直也
田中 利幸 - 第4の審判員
- 井上 知大