試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第17節

鹿島アントラーズ
- 1' レアンドロ
- 74' 町田 浩樹
試合終了
2-2
1前半1
1後半1

サンフレッチェ広島
- 27' 柏 好文
- 90'+4 柏 好文
試合経過
レアンドロ | ![]() |
1' | ||
27' | ![]() |
柏 好文 | ||
44' | ![]() |
ドウグラス ヴィエイラ | ||
三竿 健斗 | ![]() |
45' | ||
山口 一真 → 遠藤 康 | ![]() |
56' | ||
62' | ![]() |
佐々木 翔 | ||
73' | ![]() |
吉野 恭平 → 稲垣 祥 | ||
町田 浩樹 | ![]() |
74' | ||
76' | ![]() |
ハイネル | ||
76' | ![]() |
川辺 駿 → パトリック | ||
小池 裕太 → ブエノ | ![]() |
77' | ||
83' | ![]() |
パトリック | ||
84' | ![]() |
森島 司 → 野津田 岳人 | ||
土居 聖真 → セルジーニョ | ![]() |
85' | ||
90'+4 | ![]() |
柏 好文 |
広島3連戦の最終戦はドロー決着
アントラーズは明治安田生命J1リーグ第17節でサンフレッチェ広島と対戦した。試合開始1分にレアンドロのゴールで幸先よく先制したが、27分に同点ゴールを許してしまう。1-1の同点で迎えた74分、小池のミドルシュートが町田に当たり、追加点を奪ったが、後半アディショナルタイムに再び失点を喫し、2-2の引き分けで試合を終えた。
5日前のACLラウンド16第2戦。アウェイに乗り込んだアントラーズは、前半33分に幸先よく土居が先制点を奪う。だが、後半に入ると、広島に主導権を奪われ、66分、72分に失点を喫してしまった。それでも、89分に再び土居が貴重なアウェイゴールを奪い、勝負を決めた。試合終了間際の後半アディショナルタイムにPKを献上して失点を喫したが、2戦合計スコアを3-3とし、アウェイゴールの差でアントラーズのACL準々決勝進出が決定した。
激闘を終えたチームは、翌日から再び広島との対決に向けて準備を進めた。リカバリーメニューを消化し、コンディションを整えていく。
2試合を戦い、広島の長所も短所も熟知している。2試合ともに先発出場した永木は、広島について「攻撃の形が豊富。特にパトリック選手が入ってくると、さらにバリエーションが増えてくる。その攻撃の多様さは、広島のストロングポイントだと思う。ただ、攻撃に枚数をかけている分、守備は手薄になってくる。ACLでもカウンターから点が取れているので、相手の弱点となるところを今回もついていきたい」と語っていた。
迎えた試合当日。キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、町田、小池が入る。小池はリーグ戦初先発となった。ボランチは、三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフは右にレアンドロ、左には山口が起用された。前線は土居と伊藤が2トップを務める。ベンチには、曽ケ端、小田、ブエノ、遠藤、名古、金森、セルジーニョが座った。
朝から小雨が降り続けるあいにくの天気。だが、背番号12は続々と聖地へ詰めかけた。サポーターの期待に応えなくてはいけない。選手たちは決意をもってこの試合に臨んだ。
そして、18時33分。試合開始を告げるホイッスルが鳴った。
試合開始直後の前半1分、早くもカシマスタジアムが歓喜に沸く。左サイドの山口がアーリークロスを上げると、ファーサイドのレアンドロがヘディングで折り返す。このボールをレオ シルバが後方へ落とし、レアンドロがダイレクトボレー。相手DFに当たったボールは、見事にネットを揺らした。1-0。試合を優位に進めるために欲しかった先制点を奪った。
幸先よく先制に成功したアントラーズは、ホームの大歓声を受けて、攻撃の手を緩めずにチャンスをつくっていく。今季初の先発出場となった小池が、左サイドから積極的なプレーで攻撃を活性化させる。
だが、時計の針が進むにつれて、徐々にペースが握れなくなっていく。試合の主導権は徐々に広島へと移っていった。
すると27分、広島に一瞬の隙を突かれる。右サイドから左サイドへ展開されると、サイドチェンジのボールを受けたハイネルにニアサイドへ鋭いクロスを送られる。これをゴール前に鋭く走りこんだ柏に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。1-1。前半のうちに同点に追いつかれた。
痛恨の失点を喫したアントラーズだったが、気を落とすことなく、すぐさま反撃に転じる。28分、右サイドからレアンドロが突破してゴール前へクロスを入れる。ファーサイドで待つ伊藤へ絶好のボールが届いたが、シュートはうまくミートすることが出来ず。得点は奪えなかった。
得点直後は、互いにシュートを撃ち合う展開となったが、時間の経過とともに試合はこう着状態に陥った。中盤で意地と意地がぶつかり合い、激しいボディコンタクトの応酬となる。
前半はこのまま1-1のスコアで終了。アントラーズは広島のピッチ幅を広く使った攻撃に苦しみ、なかなか主導権を握れない展開となる。
後半開始。試合は一進一退の攻防がつづく。両チームともに敵陣深くまで攻め込むも、なかなかシュートまで至らない。
こう着状態がつづいた56分、アントラーズが最初に動く。山口がベンチに下がり、遠藤がピッチへ入る。遠藤は右サイドに入り、レアンドロが左にポジションを移した。
60分、決定的なピンチが訪れた。ドウグラス ヴィエイラに右サイドを突破されると、ゴール前にクロスを入れられる。触れられたら失点という危険なボールだったが、小池が身体を目いっぱい伸ばしたスライディングでなんとかをコースをそらし、得点を許さなかった。
試合の経過とともに、雨脚が強くなっていく。だが、勝利を信じるサポーターからの声援は、止むどころか、むしろ一段と大きくなっていった。声援に呼応するように選手たちは懸命にプレーを続けた。
すると74分、歓喜の瞬間が訪れた。FKからのこぼれ球を拾った小池が、ペナルティエリア外から思い切りよく左足を振り抜く。相手DFの間をすりぬけたロングシュートは、町田に当たってゴール右隅へ突き刺さった。2-1。ピッチに歓喜の輪ができた。
追加点を奪ったアントラーズは、77分に小池との交代でブエノを投入、85分には土居に代えてセルジーニョをピッチへ送る。4月5日の明治安田J1第6節名古屋戦以来の出場となったブエノは、気迫のこもったタックルで守備を引き締めた。
しかし、試合終了間際の後半アディショナル4分。待ち受けていたのは、残酷な結末だった。左サイドからのスローインをパトリックとドウグラス ヴィエイラにヘディングで逸らされると、裏へ抜けた野津田にパスを送られ、そのボールを柏にダイレクトで決められてしまった。
試合終了のホイッスルが鳴る。2-2。スタジアムが静寂に包まれた。掴みかけていたはずの勝ち点3が、手元から滑り落ちてしまった。
試合後の挨拶では、サポーターから選手たちへブーイングが送られた。だが、最後は力強いチームコールで送り出してくれた。この意味を胸に刻まなければいけない。ここから中2日で試合がつづく。落ち込んでいる暇はない。過密日程のなかで、アントラーズファミリーの総力を結集させ、全冠達成に向けて戦わなければいけない。まずは、7月3日の天皇杯2回戦。完勝して次なる戦いへと繋げよう。
【この試合のトピックス】
・小池がリーグ戦初先発
・レアンドロが今季2ゴール目
・町田が今季初ゴール
アントラーズは明治安田生命J1リーグ第17節でサンフレッチェ広島と対戦した。試合開始1分にレアンドロのゴールで幸先よく先制したが、27分に同点ゴールを許してしまう。1-1の同点で迎えた74分、小池のミドルシュートが町田に当たり、追加点を奪ったが、後半アディショナルタイムに再び失点を喫し、2-2の引き分けで試合を終えた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
5日前のACLラウンド16第2戦。アウェイに乗り込んだアントラーズは、前半33分に幸先よく土居が先制点を奪う。だが、後半に入ると、広島に主導権を奪われ、66分、72分に失点を喫してしまった。それでも、89分に再び土居が貴重なアウェイゴールを奪い、勝負を決めた。試合終了間際の後半アディショナルタイムにPKを献上して失点を喫したが、2戦合計スコアを3-3とし、アウェイゴールの差でアントラーズのACL準々決勝進出が決定した。
激闘を終えたチームは、翌日から再び広島との対決に向けて準備を進めた。リカバリーメニューを消化し、コンディションを整えていく。
2試合を戦い、広島の長所も短所も熟知している。2試合ともに先発出場した永木は、広島について「攻撃の形が豊富。特にパトリック選手が入ってくると、さらにバリエーションが増えてくる。その攻撃の多様さは、広島のストロングポイントだと思う。ただ、攻撃に枚数をかけている分、守備は手薄になってくる。ACLでもカウンターから点が取れているので、相手の弱点となるところを今回もついていきたい」と語っていた。

迎えた試合当日。キックオフ2時間前に先発メンバーが発表された。GKは守護神クォン スンテ、最終ラインは右から永木、犬飼、町田、小池が入る。小池はリーグ戦初先発となった。ボランチは、三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフは右にレアンドロ、左には山口が起用された。前線は土居と伊藤が2トップを務める。ベンチには、曽ケ端、小田、ブエノ、遠藤、名古、金森、セルジーニョが座った。

朝から小雨が降り続けるあいにくの天気。だが、背番号12は続々と聖地へ詰めかけた。サポーターの期待に応えなくてはいけない。選手たちは決意をもってこの試合に臨んだ。
そして、18時33分。試合開始を告げるホイッスルが鳴った。
試合開始直後の前半1分、早くもカシマスタジアムが歓喜に沸く。左サイドの山口がアーリークロスを上げると、ファーサイドのレアンドロがヘディングで折り返す。このボールをレオ シルバが後方へ落とし、レアンドロがダイレクトボレー。相手DFに当たったボールは、見事にネットを揺らした。1-0。試合を優位に進めるために欲しかった先制点を奪った。


幸先よく先制に成功したアントラーズは、ホームの大歓声を受けて、攻撃の手を緩めずにチャンスをつくっていく。今季初の先発出場となった小池が、左サイドから積極的なプレーで攻撃を活性化させる。

だが、時計の針が進むにつれて、徐々にペースが握れなくなっていく。試合の主導権は徐々に広島へと移っていった。




すると27分、広島に一瞬の隙を突かれる。右サイドから左サイドへ展開されると、サイドチェンジのボールを受けたハイネルにニアサイドへ鋭いクロスを送られる。これをゴール前に鋭く走りこんだ柏に合わせられ、ゴールネットを揺らされてしまった。1-1。前半のうちに同点に追いつかれた。

痛恨の失点を喫したアントラーズだったが、気を落とすことなく、すぐさま反撃に転じる。28分、右サイドからレアンドロが突破してゴール前へクロスを入れる。ファーサイドで待つ伊藤へ絶好のボールが届いたが、シュートはうまくミートすることが出来ず。得点は奪えなかった。


得点直後は、互いにシュートを撃ち合う展開となったが、時間の経過とともに試合はこう着状態に陥った。中盤で意地と意地がぶつかり合い、激しいボディコンタクトの応酬となる。



前半はこのまま1-1のスコアで終了。アントラーズは広島のピッチ幅を広く使った攻撃に苦しみ、なかなか主導権を握れない展開となる。


後半開始。試合は一進一退の攻防がつづく。両チームともに敵陣深くまで攻め込むも、なかなかシュートまで至らない。




こう着状態がつづいた56分、アントラーズが最初に動く。山口がベンチに下がり、遠藤がピッチへ入る。遠藤は右サイドに入り、レアンドロが左にポジションを移した。

60分、決定的なピンチが訪れた。ドウグラス ヴィエイラに右サイドを突破されると、ゴール前にクロスを入れられる。触れられたら失点という危険なボールだったが、小池が身体を目いっぱい伸ばしたスライディングでなんとかをコースをそらし、得点を許さなかった。
試合の経過とともに、雨脚が強くなっていく。だが、勝利を信じるサポーターからの声援は、止むどころか、むしろ一段と大きくなっていった。声援に呼応するように選手たちは懸命にプレーを続けた。
すると74分、歓喜の瞬間が訪れた。FKからのこぼれ球を拾った小池が、ペナルティエリア外から思い切りよく左足を振り抜く。相手DFの間をすりぬけたロングシュートは、町田に当たってゴール右隅へ突き刺さった。2-1。ピッチに歓喜の輪ができた。





追加点を奪ったアントラーズは、77分に小池との交代でブエノを投入、85分には土居に代えてセルジーニョをピッチへ送る。4月5日の明治安田J1第6節名古屋戦以来の出場となったブエノは、気迫のこもったタックルで守備を引き締めた。







しかし、試合終了間際の後半アディショナル4分。待ち受けていたのは、残酷な結末だった。左サイドからのスローインをパトリックとドウグラス ヴィエイラにヘディングで逸らされると、裏へ抜けた野津田にパスを送られ、そのボールを柏にダイレクトで決められてしまった。
試合終了のホイッスルが鳴る。2-2。スタジアムが静寂に包まれた。掴みかけていたはずの勝ち点3が、手元から滑り落ちてしまった。


試合後の挨拶では、サポーターから選手たちへブーイングが送られた。だが、最後は力強いチームコールで送り出してくれた。この意味を胸に刻まなければいけない。ここから中2日で試合がつづく。落ち込んでいる暇はない。過密日程のなかで、アントラーズファミリーの総力を結集させ、全冠達成に向けて戦わなければいけない。まずは、7月3日の天皇杯2回戦。完勝して次なる戦いへと繋げよう。
【この試合のトピックス】
・小池がリーグ戦初先発
・レアンドロが今季2ゴール目
・町田が今季初ゴール
スタッツ
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|
---|---|---|
8 | シュート | 11 |
17 | GK | 3 |
4 | CK | 4 |
12 | 直接FK | 8 |
0 | 間接FK | 4 |
0 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 13,502人
- 天候
- 雨、無風
気温 21.8℃ / 湿度 90.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 東城 穣
- 副審
-
西尾 英朗
五十嵐 泰之 - 第4の審判員
- 榎本 一慶