試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第12節

鹿島アントラーズ
- 25' レオ シルバ
- 47' 白崎 凌兵
- 54' セルジーニョ
- 65' 白崎 凌兵
- 83' 中村 充孝
試合終了
5-0
1前半0
4後半0

松本山雅FC
試合経過
レオ シルバ | ![]() |
25' | ||
白崎 凌兵 | ![]() |
47' | ||
セルジーニョ | ![]() |
54' | ||
59' | ![]() |
パウリーニョ → 町田 也真人 | ||
60' | ![]() |
今井 智基 | ||
三竿 健斗 → 山本 脩斗 | ![]() |
62' | ||
白崎 凌兵 | ![]() |
65' | ||
67' | ![]() |
前田 大然 → 永井 龍 | ||
土居 聖真 → 中村 充孝 | ![]() |
72' | ||
中村 充孝 | ![]() |
83' | ||
セルジーニョ → 伊藤 翔 | ![]() |
83' | ||
83' | ![]() |
レアンドロ ペレイラ → 高崎 寛之 |
聖地で今季最多5得点のゴールショー!リーグ戦3試合連続の完封勝利!
アントラーズは、明治安田J1第12節で松本山雅FCと対戦した。前半25分にレオ シルバが先制点を決めて、1-0で前半を折り返すと、後半は怒涛のゴールショーを展開。47分に白崎がバースデーゴールを決めると、54分にはセルジが決めて、リードを3点差に広げる。その後も攻撃の手を緩めることなく攻め続け、65分に白崎がこの日2点目となる追加点、83分には中村が今季初ゴールを決めて、5-0で大勝を収めた。
6日前の神戸戦。アントラーズは立ち上がりから積極果敢な攻撃で神戸を圧倒した。18分に幸先良くセルジーニョのゴールで先制すると、その後も主導権を譲らず、攻勢を強める。追加点こそ奪えなかったが、前半のゴールがそのまま決勝点となり、1-0で勝利。ACLジョホール戦の雪辱を果たす、会心の完封勝利を収めた。
試合後、指揮官は「非常に厳しい日程のなかで、今日は選手がやるべきことをやって、勝利に値するゲームだった」と激闘を戦い抜いた選手たちを労った。その一方、さらなる高みを目指すために、改善の必要性も選手に伝えた。
「ピッチの中で、ピッチ状態であったり、相手のポジショニングだったり、そのような状況判断がもう少し早く正確にできれば、違う展開になったはず。そこが次の試合の改善ポイントになる」
神戸戦はACLジョホール戦の悔しさを晴らす会心の勝利だったが、首位FC東京との勝ち点差は7。これ以上、勝ち点を失うわけにはいかない。国内タイトル奪還を目指すためには、神戸戦を転機として勝ち続ける必要がある。そのためにも、ホーム松本戦は非常に重要な一戦だ。
選手は1日のオフを挟み、14日の午後からトレーニングを再開。重要な一戦に向けてコンディションを高め、臨戦態勢を整えていった。前節の神戸戦で攻守に渡る大活躍をみせた土居は、「リーグ戦だけで言えば、勝利を積み上げることができている。ただその中で、まだ3連勝はない。ここから上に残っていくためには、負けられない一戦だと思う。しっかり勝って連勝を伸ばしていきたい。松本は数人で完結させて、後ろに人数を残すという戦い方だと思う。なかなか崩せる場面が少なくなってくると思うが、その中でも突破口を見つけて、チャンスをたくさん作っていきたい」と意気込みを語った。
そして、迎えた5月18日。指揮官は先発メンバーに前節と同じ11人を選んだ。GKはクォン スンテ。最終ラインは右から永木、チョン スンヒョン、犬飼、安西が入る。ボランチは三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎。そして、前線には土居とセルジーニョが入った。ベンチには曽ケ端、山本、町田、中村、安部、金森、伊藤が座る。
青空に恵まれたカシマスタジアムは、朝から熱気に満ちていた。アントラーズレッドの背番号12が続々と聖地に詰めかける。ボルテージが高まり、キックオフが迫るにつれて緊張感がピッチを覆っていった。GK陣、そしてフィールドプレーヤーがウォーミングアップに姿を現すと、割れんばかりのコールが鳴り響いていた。
15時3分、キックオフ。 立ち上がりからアントラーズは怒涛の攻撃を仕掛ける。
最初のチャンスは7分、レオ シルバが高い位置でボールを奪うと、土居、セルジーニョ、レオ シルバとつなぎ、最後はレアンドロがペナルティエリア内でシュート。ボールはGKの脇を抜けたが、松本のDFにゴール前でブロックされ、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。
アントラーズは、その後も次々とチャンスをつくっていく。12分にはチョン スンヒョン、13分にはレアンドロ、16分にはセルジーニョ、17分にはレアンドロと立て続けにシュートを放った。前節の神戸戦と同じく、圧倒的にボールを支配しながらフィニッシュの精度を欠き、得点が奪えないもどかしい展開が続いたが、勝利への渇望を強く抱いた選手たちは、迫力のある攻撃で松本を攻め立てていく。
すると、ついに待望の瞬間が訪れた。25分、土居が右サイドに流れて起点をつくると、後ろからサイドを駆け上がった永木へ絶妙なタイミングでパス。ボールを受けた永木はダイレクトでGKとDFの間にグラウンダーのクロスを入れた。ファーサイドで待つレオ シルバの足元にボールが届くと、寄せてきたDFを冷静にかわしてからゴールへと蹴りこんだ。1-0。レオ シルバの今季4得点目でアントラーズが先制に成功した。
リードを奪ったアントラーズは、ワンタッチ、ツータッチでショートパスを正確に繋げながら、幅を広く使って攻撃を仕掛けていく。ボールを奪われても、後方の選手が次のプレーを予測し、素早く相手に寄せて、すぐに奪い返す。試合の主導権を完全に掌握した。
追加点こそ奪えなかったが、良い流れのまま前半終了。1-0でハーフタイムを迎えた。指揮官は、ロッカールームで「全体のポジションを下げすぎないようにすること」、「ピッチを幅広く使ってボールを回し、相手を動かそう」、「次の1点を必ず奪い、自分たちの試合にしよう」と、選手たちを鼓舞して後半へ送り出した。
後半に入ると、選手たちは指揮官の指示通り、次の1点を積極的に奪いに行く。その姿勢がすぐに結果に結びついた。
47分、レオ シルバがドリブルで中央突破し、松本のDFを中央に引き付けると、空いたサイドのスペースでフリーになった白崎へパス。白崎はダイレクトシュートでニアサイドを抜き、ゴールネットを揺らした。アントラーズレッドに染まったカシマスタジアムのスタンドが再び歓喜に沸いた。
アントラーズファミリーの大歓声がスタジアムを包む。それに応えるように鹿のエンブレムを纏う選手たちは勢いを増す。逆に、松本の選手たちは完全に雰囲気に飲み込まれていた。
すると54分、ペナルティエリアの右角でセルジーニョがボールを受けると、角度をつくってコントロールシュート。美しい軌道を描いたボールは、GKの頭上を越し、ファーサイドのサイドネットを射抜いた。3-0。セルジーニョ、そしてアントラーズファミリーが喜びを爆発させた。
63分、指揮官は三竿に代えて山本をピッチへ送り出す。山本は明治安田J1第1節大分戦以来となる、公式戦出場となった。
試合の流れを完全に掌握したアントラーズは、松本を圧倒的に攻め立てる。すると65分、ペナルティエリア内でボールを受けた土居が見事なターンで相手を抜くと、ふわっと浮かせたクロスを入れた。絶好のボールにファーサイドで飛び込んだのは白崎。誕生日を自ら祝う、2得点目となるゴールを決めた。
4-0とリードを広げた後も、アントラーズは集中を切らすことなく、攻勢に試合を進めていく。
73分、指揮官が再び動く。土居に代わり中村をピッチへ送った。すると、この采配が的中。83分、レアンドロが右サイドからドリブルで中央へ進入し、ゴール前にボールを送ると、後ろから走りこんだ中村がシュート。これがGKの股を抜き、ゴールネットを揺らした。怪我を乗り越えて、ようやく掴んだ今季公式戦初ゴールに中村は満面の笑みを浮かべた。
得点直後の84分、セルジーニョに代えて伊藤を投入。最後まで攻撃姿勢を崩すなという指揮官の明確なメッセージを受け、選手たちは最後まで全力で松本の守るゴールに迫った。
そして、試合終了を告げるホイッスルが鳴った。5-0。アウェイチームを圧倒し、今季初のリーグ戦3連勝を飾った。
次戦は4日後、ACLグループステージ突破をかけた山東戦だ。この勢いを維持したまま、また明日から準備を進めていく。2年連続のアジア王者へ。絶対に負けられない一戦に臨む。
【この試合のトピックス】
・今季初のリーグ戦3連勝
・リーグ戦3試合連続の無失点
・2018年明治安田J1第28節神戸戦以来、今季最多となる5得点
・ホームでリーグ戦4連勝
・中村が今季公式戦初ゴール
・白崎がアントラーズ移籍後初ゴール
・セルジーニョが2試合連続ゴール
・レオ シルバが今季4ゴール
・白崎 凌兵がLIXIL賞を受賞
アントラーズは、明治安田J1第12節で松本山雅FCと対戦した。前半25分にレオ シルバが先制点を決めて、1-0で前半を折り返すと、後半は怒涛のゴールショーを展開。47分に白崎がバースデーゴールを決めると、54分にはセルジが決めて、リードを3点差に広げる。その後も攻撃の手を緩めることなく攻め続け、65分に白崎がこの日2点目となる追加点、83分には中村が今季初ゴールを決めて、5-0で大勝を収めた。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
6日前の神戸戦。アントラーズは立ち上がりから積極果敢な攻撃で神戸を圧倒した。18分に幸先良くセルジーニョのゴールで先制すると、その後も主導権を譲らず、攻勢を強める。追加点こそ奪えなかったが、前半のゴールがそのまま決勝点となり、1-0で勝利。ACLジョホール戦の雪辱を果たす、会心の完封勝利を収めた。
試合後、指揮官は「非常に厳しい日程のなかで、今日は選手がやるべきことをやって、勝利に値するゲームだった」と激闘を戦い抜いた選手たちを労った。その一方、さらなる高みを目指すために、改善の必要性も選手に伝えた。
「ピッチの中で、ピッチ状態であったり、相手のポジショニングだったり、そのような状況判断がもう少し早く正確にできれば、違う展開になったはず。そこが次の試合の改善ポイントになる」
神戸戦はACLジョホール戦の悔しさを晴らす会心の勝利だったが、首位FC東京との勝ち点差は7。これ以上、勝ち点を失うわけにはいかない。国内タイトル奪還を目指すためには、神戸戦を転機として勝ち続ける必要がある。そのためにも、ホーム松本戦は非常に重要な一戦だ。
選手は1日のオフを挟み、14日の午後からトレーニングを再開。重要な一戦に向けてコンディションを高め、臨戦態勢を整えていった。前節の神戸戦で攻守に渡る大活躍をみせた土居は、「リーグ戦だけで言えば、勝利を積み上げることができている。ただその中で、まだ3連勝はない。ここから上に残っていくためには、負けられない一戦だと思う。しっかり勝って連勝を伸ばしていきたい。松本は数人で完結させて、後ろに人数を残すという戦い方だと思う。なかなか崩せる場面が少なくなってくると思うが、その中でも突破口を見つけて、チャンスをたくさん作っていきたい」と意気込みを語った。

そして、迎えた5月18日。指揮官は先発メンバーに前節と同じ11人を選んだ。GKはクォン スンテ。最終ラインは右から永木、チョン スンヒョン、犬飼、安西が入る。ボランチは三竿とレオ シルバのコンビ。サイドハーフは右にレアンドロ、左に白崎。そして、前線には土居とセルジーニョが入った。ベンチには曽ケ端、山本、町田、中村、安部、金森、伊藤が座る。

青空に恵まれたカシマスタジアムは、朝から熱気に満ちていた。アントラーズレッドの背番号12が続々と聖地に詰めかける。ボルテージが高まり、キックオフが迫るにつれて緊張感がピッチを覆っていった。GK陣、そしてフィールドプレーヤーがウォーミングアップに姿を現すと、割れんばかりのコールが鳴り響いていた。
15時3分、キックオフ。 立ち上がりからアントラーズは怒涛の攻撃を仕掛ける。
最初のチャンスは7分、レオ シルバが高い位置でボールを奪うと、土居、セルジーニョ、レオ シルバとつなぎ、最後はレアンドロがペナルティエリア内でシュート。ボールはGKの脇を抜けたが、松本のDFにゴール前でブロックされ、ゴールネットを揺らすことは出来なかった。




アントラーズは、その後も次々とチャンスをつくっていく。12分にはチョン スンヒョン、13分にはレアンドロ、16分にはセルジーニョ、17分にはレアンドロと立て続けにシュートを放った。前節の神戸戦と同じく、圧倒的にボールを支配しながらフィニッシュの精度を欠き、得点が奪えないもどかしい展開が続いたが、勝利への渇望を強く抱いた選手たちは、迫力のある攻撃で松本を攻め立てていく。




すると、ついに待望の瞬間が訪れた。25分、土居が右サイドに流れて起点をつくると、後ろからサイドを駆け上がった永木へ絶妙なタイミングでパス。ボールを受けた永木はダイレクトでGKとDFの間にグラウンダーのクロスを入れた。ファーサイドで待つレオ シルバの足元にボールが届くと、寄せてきたDFを冷静にかわしてからゴールへと蹴りこんだ。1-0。レオ シルバの今季4得点目でアントラーズが先制に成功した。




リードを奪ったアントラーズは、ワンタッチ、ツータッチでショートパスを正確に繋げながら、幅を広く使って攻撃を仕掛けていく。ボールを奪われても、後方の選手が次のプレーを予測し、素早く相手に寄せて、すぐに奪い返す。試合の主導権を完全に掌握した。





追加点こそ奪えなかったが、良い流れのまま前半終了。1-0でハーフタイムを迎えた。指揮官は、ロッカールームで「全体のポジションを下げすぎないようにすること」、「ピッチを幅広く使ってボールを回し、相手を動かそう」、「次の1点を必ず奪い、自分たちの試合にしよう」と、選手たちを鼓舞して後半へ送り出した。

後半に入ると、選手たちは指揮官の指示通り、次の1点を積極的に奪いに行く。その姿勢がすぐに結果に結びついた。
47分、レオ シルバがドリブルで中央突破し、松本のDFを中央に引き付けると、空いたサイドのスペースでフリーになった白崎へパス。白崎はダイレクトシュートでニアサイドを抜き、ゴールネットを揺らした。アントラーズレッドに染まったカシマスタジアムのスタンドが再び歓喜に沸いた。

アントラーズファミリーの大歓声がスタジアムを包む。それに応えるように鹿のエンブレムを纏う選手たちは勢いを増す。逆に、松本の選手たちは完全に雰囲気に飲み込まれていた。


すると54分、ペナルティエリアの右角でセルジーニョがボールを受けると、角度をつくってコントロールシュート。美しい軌道を描いたボールは、GKの頭上を越し、ファーサイドのサイドネットを射抜いた。3-0。セルジーニョ、そしてアントラーズファミリーが喜びを爆発させた。




63分、指揮官は三竿に代えて山本をピッチへ送り出す。山本は明治安田J1第1節大分戦以来となる、公式戦出場となった。
試合の流れを完全に掌握したアントラーズは、松本を圧倒的に攻め立てる。すると65分、ペナルティエリア内でボールを受けた土居が見事なターンで相手を抜くと、ふわっと浮かせたクロスを入れた。絶好のボールにファーサイドで飛び込んだのは白崎。誕生日を自ら祝う、2得点目となるゴールを決めた。



4-0とリードを広げた後も、アントラーズは集中を切らすことなく、攻勢に試合を進めていく。



73分、指揮官が再び動く。土居に代わり中村をピッチへ送った。すると、この采配が的中。83分、レアンドロが右サイドからドリブルで中央へ進入し、ゴール前にボールを送ると、後ろから走りこんだ中村がシュート。これがGKの股を抜き、ゴールネットを揺らした。怪我を乗り越えて、ようやく掴んだ今季公式戦初ゴールに中村は満面の笑みを浮かべた。


得点直後の84分、セルジーニョに代えて伊藤を投入。最後まで攻撃姿勢を崩すなという指揮官の明確なメッセージを受け、選手たちは最後まで全力で松本の守るゴールに迫った。


そして、試合終了を告げるホイッスルが鳴った。5-0。アウェイチームを圧倒し、今季初のリーグ戦3連勝を飾った。


次戦は4日後、ACLグループステージ突破をかけた山東戦だ。この勢いを維持したまま、また明日から準備を進めていく。2年連続のアジア王者へ。絶対に負けられない一戦に臨む。

【この試合のトピックス】
・今季初のリーグ戦3連勝
・リーグ戦3試合連続の無失点
・2018年明治安田J1第28節神戸戦以来、今季最多となる5得点
・ホームでリーグ戦4連勝
・中村が今季公式戦初ゴール
・白崎がアントラーズ移籍後初ゴール
・セルジーニョが2試合連続ゴール
・レオ シルバが今季4ゴール
・白崎 凌兵がLIXIL賞を受賞
スタッツ
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|
---|---|---|
13 | シュート | 5 |
7 | GK | 5 |
10 | CK | 0 |
12 | 直接FK | 9 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 20,700人
- 天候
- 晴、弱風
気温 21.4℃ / 湿度 52.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 高山 啓義
- 副審
-
八木 あかね
数原 武志 - 第4の審判員
- 林 可人