試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第7節

FC東京
- 5' 永井 謙佑
- 16' ディエゴ オリヴェイラ
- 29' ディエゴ オリヴェイラ
試合終了
3-1
3前半0
0後半1

鹿島アントラーズ
- 55' レオ シルバ
試合経過
永井 謙佑 | ![]() |
5' | ||
ディエゴ オリヴェイラ | ![]() |
16' | ||
ディエゴ オリヴェイラ | ![]() |
29' | ||
45'+1 | ![]() |
小田 逸稀 → 三竿 健斗 | ||
46' | ![]() |
レアンドロ → 安部 裕葵 | ||
55' | ![]() |
レオ シルバ | ||
永井 謙佑 → ジャエル | ![]() |
59' | ||
久保 建英 → 大森 晃太郎 | ![]() |
68' | ||
71' | ![]() |
セルジーニョ → 山口 一真 | ||
ディエゴ オリヴェイラ → 岡崎 慎 | ![]() |
90'+4 |
レオ シルバの追撃弾も及ばず。敵地で1-3の敗北
名古屋戦、慶南戦と公式戦2試合連続で逆転勝利を収めているアントラーズが、FC東京とアウェイで対戦した。前半はFC東京の勢いに押され、5分、16分、29分と立て続けに3失点。しかし後半はアントラーズが反撃に転じ、55分にレオ シルバが追撃のゴールを奪うと、相手陣内でボールを回しチャンスをつくっていく。だが、FC東京の堅い守備ブロックを前に、最後までゴールを奪うことが出来ず、1-3で悔しい敗戦を喫した。
ACLグループステージ第3節・慶南FC戦で、アントラーズは雨中の敵地で劇的な逆転勝利を収めた。試合は90分が経過し、1点ビハインド、かつ退場者を出して1人少ない状況だった。それでも選手たちは、誰一人として勝利を諦めず、後半アディショナルタイム1分に金森が値千金の同点ゴールを奪うと、2分後にはセルジーニョが勝ち越しゴールを奪い、逆転に成功。そして、勝利を告げる試合終了のホイッスルが鳴った。数々の逆境を乗り越えて掴んだ勝ち点3はチームに大きな自信をもたらした。
試合翌日、激闘を終えたチームは日本へ帰国した。中4日で迎えるアウェイゲームへ、リカバリーのメニューを消化してコンディション調整を図る。慶南戦では、名古屋戦から先発選手を5名変更し、出場機会の限られていた名古、金森などが好パフォーマンスを披露した。チーム内の競争は激化している。慶南戦で出場機会のなかった安部は「連戦でそんなに負荷をかけられない中、みんなアピールしたい気持ちがある。今日のトレーニングのようなファウルの数や強い口調で話しているのを見ると、みんなの意識の高さがわかる。いいことだと思う」と、チーム内の競争意識が高まっていることを明かした。総力戦で全冠達成へ。互いに高め合いながら、チーム一丸となってFC東京戦に臨んだ。
キックオフ2時間前に注目の先発メンバーが発表された。ゴールマウスは慶南戦で負傷したクォン スンテに代わり、今季初先発となる曽ケ端準が守る。最終ラインは右から小田、犬飼、町田、安西が入った。小田は今季リーグ戦初出場、初先発だ。ボランチはリーグ戦全試合先発中の永木とレオシルバが組み、サイドハーフは右にレアンドロ、左に土居。前線にはセルジーニョと伊藤が入った。ベンチには川俣、ブエノ、三竿、白崎、安部、金森、山口が座る。
日曜日の昼下がり、アントラーズレッドが味の素スタジアムのビジタースタンドを埋め尽くした。敵地まで駆けつけた背番号12とともに、公式戦3連勝へ。14時3分、戦いの火蓋が切って落とされた。
試合序盤、アントラーズはフィジカルコンディションで勝るFC東京のアグレッシブな戦いに圧倒される。5分、右サイドからクロスを入れられると、中央でフリーになった永井にヘディングで合わされ、いきなり失点を喫してしまった。磐田戦、名古屋戦、慶南戦につづき、4試合連続で先制点を許す展開となった。
反撃に出たいアントラーズだが、悪い流れは止まらない。16分、中盤のボールロストからカウンターに持ち込まれると、最後はディエゴ オリヴェイラに決められ、痛恨の2失点目を喫してしまった。
さらに29分、クリアボールをディエゴ オリヴェイラに拾われると、最終ラインをドリブルで突破され、独走態勢を許してしまう。最後は右足で決められ、3失点目を喫してしまった。アントラーズの若いディフェンスラインは、永井とディエゴ オリヴェイラに完敗。スピードとフィジカルの脅威をまざまざと見せつけられた。
30分間で3失点を喫したアントラーズは、円陣を組み、ピッチ上でコミュニケーションをとる。反撃に向けて選手たちはもう一度気持ちを切り替えた。
しかし、試合の流れは変わらない。ボールこそ支配できたが、コンパクトな陣形を保つFC東京の守備を崩せない。逆に中盤でボールを奪われ、ロングパスからカウンターを招いてしまう展開が続いた。
すると、前半終了間際に指揮官が決断を下す。45分、小田に代えて、ボランチの三竿を投入し、永木を右サイドバックに移動させた。攻守に体を張り続けていた今季初先発の小田だが、前半終了を待たずに無念の途中交代となった。
このまま前半が終了。屈辱としか表現し得ない45分間だった。アントラーズのユニフォームを纏う以上は、どんな状況下に置かれても勝利のみを目指さなければならない。指揮官はハーフタイムに選手たちに檄を飛ばす。「全てのチャンスをモノにする気持ちで攻めること。1対1の局面で必ず勝つこと。後半45分、120%で戦い抜くこと」。3試合連続の逆転勝利に向けて、士気を高めて後半へ臨んだ。
後半開始からレアンドロに代えて安部裕葵を投入し、自陣で守備を固めるFC東京を中央だけでなく両サイドから攻め立てていく。
そして、迎えた55分。アントラーズに光明をもたらしたのはレオ シルバだった。ペナルティエリア手前でボールを受けると、少し離れた位置から地を這うような強烈なシュートを放つ。これが、見事な軌道でゴールネットに突き刺さり、ようやく追撃のゴールを奪った。
レオ シルバのゴールでスタジアムの雰囲気は一変した。2試合連続の逆転勝利を収めた自信がチームに蘇る。アントラーズの攻撃は見違えるように活性化した。大岩監督は71分にセルジーニョに代えて山口を投入。アントラーズはさらに両サイドからのクロスでFC東京が守るゴールに迫っていく。
しかし、必死に得点を狙ったアントラーズだったが、人数をかけて守備を固めた相手を攻略できない時間が続く。そして、次第に運動量が落ちるにつれてプレーの精度を欠いてしまった。結局最後まで、ともに戦い続けたビジタースタンドを沸騰させることはできず。試合終了のホイッスルが鳴った。
1-3。屈辱的なスコアが刻まれた。この結果を受け止め、這い上がるしかない。次戦は中5日でホームのベガルタ仙台戦だ。限られた時間で課題を修正し、聖地で必ずや勝利を。激闘の日々はつづく。
【この試合のトピックス】
・曽ケ端、小田が今季公式戦初先発
・レオ シルバがリーグ戦3試合連続ゴール
名古屋戦、慶南戦と公式戦2試合連続で逆転勝利を収めているアントラーズが、FC東京とアウェイで対戦した。前半はFC東京の勢いに押され、5分、16分、29分と立て続けに3失点。しかし後半はアントラーズが反撃に転じ、55分にレオ シルバが追撃のゴールを奪うと、相手陣内でボールを回しチャンスをつくっていく。だが、FC東京の堅い守備ブロックを前に、最後までゴールを奪うことが出来ず、1-3で悔しい敗戦を喫した。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
ACLグループステージ第3節・慶南FC戦で、アントラーズは雨中の敵地で劇的な逆転勝利を収めた。試合は90分が経過し、1点ビハインド、かつ退場者を出して1人少ない状況だった。それでも選手たちは、誰一人として勝利を諦めず、後半アディショナルタイム1分に金森が値千金の同点ゴールを奪うと、2分後にはセルジーニョが勝ち越しゴールを奪い、逆転に成功。そして、勝利を告げる試合終了のホイッスルが鳴った。数々の逆境を乗り越えて掴んだ勝ち点3はチームに大きな自信をもたらした。
試合翌日、激闘を終えたチームは日本へ帰国した。中4日で迎えるアウェイゲームへ、リカバリーのメニューを消化してコンディション調整を図る。慶南戦では、名古屋戦から先発選手を5名変更し、出場機会の限られていた名古、金森などが好パフォーマンスを披露した。チーム内の競争は激化している。慶南戦で出場機会のなかった安部は「連戦でそんなに負荷をかけられない中、みんなアピールしたい気持ちがある。今日のトレーニングのようなファウルの数や強い口調で話しているのを見ると、みんなの意識の高さがわかる。いいことだと思う」と、チーム内の競争意識が高まっていることを明かした。総力戦で全冠達成へ。互いに高め合いながら、チーム一丸となってFC東京戦に臨んだ。




キックオフ2時間前に注目の先発メンバーが発表された。ゴールマウスは慶南戦で負傷したクォン スンテに代わり、今季初先発となる曽ケ端準が守る。最終ラインは右から小田、犬飼、町田、安西が入った。小田は今季リーグ戦初出場、初先発だ。ボランチはリーグ戦全試合先発中の永木とレオシルバが組み、サイドハーフは右にレアンドロ、左に土居。前線にはセルジーニョと伊藤が入った。ベンチには川俣、ブエノ、三竿、白崎、安部、金森、山口が座る。

日曜日の昼下がり、アントラーズレッドが味の素スタジアムのビジタースタンドを埋め尽くした。敵地まで駆けつけた背番号12とともに、公式戦3連勝へ。14時3分、戦いの火蓋が切って落とされた。


試合序盤、アントラーズはフィジカルコンディションで勝るFC東京のアグレッシブな戦いに圧倒される。5分、右サイドからクロスを入れられると、中央でフリーになった永井にヘディングで合わされ、いきなり失点を喫してしまった。磐田戦、名古屋戦、慶南戦につづき、4試合連続で先制点を許す展開となった。
反撃に出たいアントラーズだが、悪い流れは止まらない。16分、中盤のボールロストからカウンターに持ち込まれると、最後はディエゴ オリヴェイラに決められ、痛恨の2失点目を喫してしまった。
さらに29分、クリアボールをディエゴ オリヴェイラに拾われると、最終ラインをドリブルで突破され、独走態勢を許してしまう。最後は右足で決められ、3失点目を喫してしまった。アントラーズの若いディフェンスラインは、永井とディエゴ オリヴェイラに完敗。スピードとフィジカルの脅威をまざまざと見せつけられた。







30分間で3失点を喫したアントラーズは、円陣を組み、ピッチ上でコミュニケーションをとる。反撃に向けて選手たちはもう一度気持ちを切り替えた。

しかし、試合の流れは変わらない。ボールこそ支配できたが、コンパクトな陣形を保つFC東京の守備を崩せない。逆に中盤でボールを奪われ、ロングパスからカウンターを招いてしまう展開が続いた。



すると、前半終了間際に指揮官が決断を下す。45分、小田に代えて、ボランチの三竿を投入し、永木を右サイドバックに移動させた。攻守に体を張り続けていた今季初先発の小田だが、前半終了を待たずに無念の途中交代となった。



このまま前半が終了。屈辱としか表現し得ない45分間だった。アントラーズのユニフォームを纏う以上は、どんな状況下に置かれても勝利のみを目指さなければならない。指揮官はハーフタイムに選手たちに檄を飛ばす。「全てのチャンスをモノにする気持ちで攻めること。1対1の局面で必ず勝つこと。後半45分、120%で戦い抜くこと」。3試合連続の逆転勝利に向けて、士気を高めて後半へ臨んだ。

後半開始からレアンドロに代えて安部裕葵を投入し、自陣で守備を固めるFC東京を中央だけでなく両サイドから攻め立てていく。

そして、迎えた55分。アントラーズに光明をもたらしたのはレオ シルバだった。ペナルティエリア手前でボールを受けると、少し離れた位置から地を這うような強烈なシュートを放つ。これが、見事な軌道でゴールネットに突き刺さり、ようやく追撃のゴールを奪った。


レオ シルバのゴールでスタジアムの雰囲気は一変した。2試合連続の逆転勝利を収めた自信がチームに蘇る。アントラーズの攻撃は見違えるように活性化した。大岩監督は71分にセルジーニョに代えて山口を投入。アントラーズはさらに両サイドからのクロスでFC東京が守るゴールに迫っていく。











しかし、必死に得点を狙ったアントラーズだったが、人数をかけて守備を固めた相手を攻略できない時間が続く。そして、次第に運動量が落ちるにつれてプレーの精度を欠いてしまった。結局最後まで、ともに戦い続けたビジタースタンドを沸騰させることはできず。試合終了のホイッスルが鳴った。


1-3。屈辱的なスコアが刻まれた。この結果を受け止め、這い上がるしかない。次戦は中5日でホームのベガルタ仙台戦だ。限られた時間で課題を修正し、聖地で必ずや勝利を。激闘の日々はつづく。
【この試合のトピックス】
・曽ケ端、小田が今季公式戦初先発
・レオ シルバがリーグ戦3試合連続ゴール
スタッツ
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|
---|---|---|
7 | シュート | 8 |
11 | GK | 6 |
6 | CK | 12 |
11 | 直接FK | 12 |
0 | 間接FK | 1 |
0 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 38,414人
- 天候
- 曇、弱風
気温 20.0℃ / 湿度 34.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 佐藤 隆治
- 副審
-
聳城 巧
山際 将史 - 第4の審判員
- 岡部 拓人