試合結果
2019明治安田生命J1リーグ 第3節

鹿島アントラーズ
- 58' 安西 幸輝
試合終了
1-0
0前半0
1後半0

湘南ベルマーレ
試合経過
33' | ![]() |
岡本 拓也 | ||
42' | ![]() |
大野 和成 | ||
45' | ![]() |
岡本 拓也 | ||
45' | ![]() |
岡本 拓也 | ||
レアンドロ | ![]() |
52' | ||
安西 幸輝 | ![]() |
58' | ||
59' | ![]() |
野田 隆之介 → 梅崎 司 | ||
安部 裕葵 → セルジーニョ | ![]() |
62' | ||
71' | ![]() |
武富 孝介 → 鈴木 冬一 | ||
レアンドロ → 山口 一真 | ![]() |
75' | ||
83' | ![]() |
フレイレ → 指宿 洋史 | ||
クォン スンテ | ![]() |
85' | ||
内田 篤人 → 三竿 健斗 | ![]() |
86' |
待望のリーグ戦初勝利!今季初の無失点試合!
第3節にして、アントラーズが待望のリーグ戦初勝利をあげた。湘南ベルマーレをカシマスタジアムに迎え撃つと、58分に安西が先制点を奪取。虎の子の1点を最後まで守り抜き、公式戦6試合目で今季初の無失点勝利を飾った。
リーグ開幕戦となったホーム大分トリニータ戦は、カウンターから2失点を喫して痛恨の敗北。第2節川崎フロンターレ戦も、主導権を握られる苦しい試合展開となり、辛くも1-1で引き分けた。ここまでリーグ戦2試合では苦戦を強いられている。
3月5日に行われたACLグループステージ第1節ジョホール戦も厳しい戦いとなった。平戸、セルジーニョのゴールで2点リードを奪ったが、後半80分に公式戦4試合連続となる失点。2-1で勝利を収めたが、納得できる内容とは言えない。攻撃時のリスクマネジメントに課題が残る試合となった。
そして、迎えた3月9日。ジョホール戦から中3日、アントラーズはJ1第3節湘南ベルマーレ戦に臨んだ。指揮官が指名した先発メンバー11人は、GKにクォン スンテ、最終ラインは右から内田、犬飼、町田、安西。ボランチはレオ シルバと永木がコンビを組んだ。右サイドにレアンドロ、左サイドに安部、フォワードには伊藤と土居が入った。またベンチには、曽ケ端、関川、セルジーニョ、三竿、遠藤、名古、山口が座る。
勝利への渇望を声に乗せ、ウォーミングアップへ向かう選手たちに大きなチームコールが降り注がれた。聖地で戦う90分。目指すは勝利のみ。熱気と高揚感に溢れたスタジアムで、戦いの火蓋が切って落とされた。
アントラーズの最初のチャンスは16分に訪れた。伊藤が正確なポストプレーでボールを落とすと、すかさず後ろから走りこんだレアンドロがミドルシュート。ゴールへの気迫みなぎるシュートだったが、惜しくも枠を大きく超えた。
この試合初のシュートを放ったアントラーズは、勢いそのままに攻勢を強める。左サイドの安部を起点に、土居、安西、レオ シルバが連動。湘南の守備陣にじりじりと圧力をかけていく。
27分には、レアンドロがミドルシュート。これは惜しくも枠左へ外れる。28分には、相手のパスミスを拾ったレオ シルバが、伊藤の足元へ鋭いパスを入れる。ボールを受けた伊藤は、中央から左へ流れながら、グラウンダーのシュートを放った。しかし、これは惜しくもGKに阻まれた。アントラーズは得点の匂いを感じさせる、果敢な攻撃を繰り出していく。
守備陣も指揮官の期待に応えるリスクマネジメントをみせた。湘南にボールを奪われても、素早いカウンター攻撃を許さず。コンパクトな陣形でブロックの内側への進入を全く許さなかった。
すると45分、前半終了間際に試合が大きく動く。積極果敢なドリブル突破を仕掛ける安西を湘南の岡本が倒す。岡本には2枚目のイエローカードを提示され、退場処分が言い渡された。
このまま前半は0-0で終了。ゴールこそ奪えなかったが、残り45分を数的優位で戦うことになった。
後半に入っても、アントラーズが主導権を握った。永木、レオ シルバの両ボランチが的確なポジショニングでセカンドボールの回収を続け、常に相手陣内でプレーを進める。
すると56分、アントラーズは右サイドで起点をつくる。内田がレアンドロとのパス交換で中央へ進入し、最終ラインの裏へスルーパス。抜け出した伊藤がシュートを放ち、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
押し気味に試合を進めるアントラーズだが、10人の湘南相手になかなかゴールを奪えない。カシマスタジアムに駆け付けたアントラーズファミリーが、絶え間ない大声援で選手を後押しする。勝利へ。真っ赤に染まったスタンドが選手に力を送った。
58分、ついに歓喜のときが訪れた。敵陣右サイドからレオ シルバがクロスを上げると、ファーサイドで待つ安西のもとへ届く。安西は寄せてきたDFを冷静に交わし、ファーサイドへシュート。美しい軌道を描いたボールはサイドネットを揺らした。1-0。待望のスコアが刻まれ、カシマスタジアムが沸騰した。
リードを奪ったアントラーズは、62分に安部との交代でセルジーニョを投入。先制の勢いそのままに攻撃の手を緩めず、積極的にシュートを狙う。70分には土居のパスから伊藤翔、71分にはセルジーニョのクロスにレアンドロ、74分にはレオ シルバのスルーパスから土居聖真がシュートを放った。得点には至らなかったが、立て続けにチャンスを迎え、積極果敢なプレーを続ける。
試合終盤。両チームのベンチが動いた。75分、アントラーズはレアンドロにかえて山口を投入。湘南はDFのフレイレにかえてFW指宿を投入した。勝負を決する最後の15分を迎える。
76分、アントラーズは捨て身の攻撃に出る湘南に押し込まれた。ペナルティエリア付近でパスを回されると、ペナルティスポット付近から鈴木に決定的なシュートを許す。しかし、これは内田が身を挺してシュートをブロック。頼れるキャプテンがチームの危機を救った。
立て続けにチャンスをつくられるも、アントラーズは集中力を切らさない。選手同士が声を掛け合い、一丸となって湘南の攻撃を防ぐ。
86分、相手選手との競り合いで額を切った内田との交代で三竿がピッチへと送り出される。今季リーグ戦初勝利へ。時計の針を着実に進めていく。アントラーズファミリーの期待を背負った選手たちが、最後まで気持ちをみせたプレーをみせた。
そして、待ちに待ったホイッスルが鳴り響いた。1-0。アントラーズレッドのスタンドが揺れた。10人の湘南相手にリードを広げられなかった点は課題として残るが、シーズン開幕から続いた連続失点をストップした。
喜びを分かち合ったアントラーズファミリー。しかし、余韻に浸る時間はない。次なる戦いはすぐにやってくる。チームは明日、休む間もなく中国へと向かい、3日後には山東魯能戦だ。準備期間はわずか1日のみ。限られた時間で最善の準備を進める。ACL第2節、アウェイで勝利だけを見据えて戦う。
【この試合のトピックス】
・今季初のリーグ戦勝利
・今季初の無失点試合
・レアンドロが今季初先発
・安西 幸輝がLIXIL賞を受賞
第3節にして、アントラーズが待望のリーグ戦初勝利をあげた。湘南ベルマーレをカシマスタジアムに迎え撃つと、58分に安西が先制点を奪取。虎の子の1点を最後まで守り抜き、公式戦6試合目で今季初の無失点勝利を飾った。
▼▼DAZN MATCH HIGHLIGHTS▼▼
リーグ開幕戦となったホーム大分トリニータ戦は、カウンターから2失点を喫して痛恨の敗北。第2節川崎フロンターレ戦も、主導権を握られる苦しい試合展開となり、辛くも1-1で引き分けた。ここまでリーグ戦2試合では苦戦を強いられている。
3月5日に行われたACLグループステージ第1節ジョホール戦も厳しい戦いとなった。平戸、セルジーニョのゴールで2点リードを奪ったが、後半80分に公式戦4試合連続となる失点。2-1で勝利を収めたが、納得できる内容とは言えない。攻撃時のリスクマネジメントに課題が残る試合となった。
そして、迎えた3月9日。ジョホール戦から中3日、アントラーズはJ1第3節湘南ベルマーレ戦に臨んだ。指揮官が指名した先発メンバー11人は、GKにクォン スンテ、最終ラインは右から内田、犬飼、町田、安西。ボランチはレオ シルバと永木がコンビを組んだ。右サイドにレアンドロ、左サイドに安部、フォワードには伊藤と土居が入った。またベンチには、曽ケ端、関川、セルジーニョ、三竿、遠藤、名古、山口が座る。
勝利への渇望を声に乗せ、ウォーミングアップへ向かう選手たちに大きなチームコールが降り注がれた。聖地で戦う90分。目指すは勝利のみ。熱気と高揚感に溢れたスタジアムで、戦いの火蓋が切って落とされた。
アントラーズの最初のチャンスは16分に訪れた。伊藤が正確なポストプレーでボールを落とすと、すかさず後ろから走りこんだレアンドロがミドルシュート。ゴールへの気迫みなぎるシュートだったが、惜しくも枠を大きく超えた。
この試合初のシュートを放ったアントラーズは、勢いそのままに攻勢を強める。左サイドの安部を起点に、土居、安西、レオ シルバが連動。湘南の守備陣にじりじりと圧力をかけていく。
27分には、レアンドロがミドルシュート。これは惜しくも枠左へ外れる。28分には、相手のパスミスを拾ったレオ シルバが、伊藤の足元へ鋭いパスを入れる。ボールを受けた伊藤は、中央から左へ流れながら、グラウンダーのシュートを放った。しかし、これは惜しくもGKに阻まれた。アントラーズは得点の匂いを感じさせる、果敢な攻撃を繰り出していく。
守備陣も指揮官の期待に応えるリスクマネジメントをみせた。湘南にボールを奪われても、素早いカウンター攻撃を許さず。コンパクトな陣形でブロックの内側への進入を全く許さなかった。
すると45分、前半終了間際に試合が大きく動く。積極果敢なドリブル突破を仕掛ける安西を湘南の岡本が倒す。岡本には2枚目のイエローカードを提示され、退場処分が言い渡された。
このまま前半は0-0で終了。ゴールこそ奪えなかったが、残り45分を数的優位で戦うことになった。
後半に入っても、アントラーズが主導権を握った。永木、レオ シルバの両ボランチが的確なポジショニングでセカンドボールの回収を続け、常に相手陣内でプレーを進める。
すると56分、アントラーズは右サイドで起点をつくる。内田がレアンドロとのパス交換で中央へ進入し、最終ラインの裏へスルーパス。抜け出した伊藤がシュートを放ち、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定でゴールは認められなかった。
押し気味に試合を進めるアントラーズだが、10人の湘南相手になかなかゴールを奪えない。カシマスタジアムに駆け付けたアントラーズファミリーが、絶え間ない大声援で選手を後押しする。勝利へ。真っ赤に染まったスタンドが選手に力を送った。
58分、ついに歓喜のときが訪れた。敵陣右サイドからレオ シルバがクロスを上げると、ファーサイドで待つ安西のもとへ届く。安西は寄せてきたDFを冷静に交わし、ファーサイドへシュート。美しい軌道を描いたボールはサイドネットを揺らした。1-0。待望のスコアが刻まれ、カシマスタジアムが沸騰した。
リードを奪ったアントラーズは、62分に安部との交代でセルジーニョを投入。先制の勢いそのままに攻撃の手を緩めず、積極的にシュートを狙う。70分には土居のパスから伊藤翔、71分にはセルジーニョのクロスにレアンドロ、74分にはレオ シルバのスルーパスから土居聖真がシュートを放った。得点には至らなかったが、立て続けにチャンスを迎え、積極果敢なプレーを続ける。
試合終盤。両チームのベンチが動いた。75分、アントラーズはレアンドロにかえて山口を投入。湘南はDFのフレイレにかえてFW指宿を投入した。勝負を決する最後の15分を迎える。
76分、アントラーズは捨て身の攻撃に出る湘南に押し込まれた。ペナルティエリア付近でパスを回されると、ペナルティスポット付近から鈴木に決定的なシュートを許す。しかし、これは内田が身を挺してシュートをブロック。頼れるキャプテンがチームの危機を救った。
立て続けにチャンスをつくられるも、アントラーズは集中力を切らさない。選手同士が声を掛け合い、一丸となって湘南の攻撃を防ぐ。
86分、相手選手との競り合いで額を切った内田との交代で三竿がピッチへと送り出される。今季リーグ戦初勝利へ。時計の針を着実に進めていく。アントラーズファミリーの期待を背負った選手たちが、最後まで気持ちをみせたプレーをみせた。
そして、待ちに待ったホイッスルが鳴り響いた。1-0。アントラーズレッドのスタンドが揺れた。10人の湘南相手にリードを広げられなかった点は課題として残るが、シーズン開幕から続いた連続失点をストップした。
喜びを分かち合ったアントラーズファミリー。しかし、余韻に浸る時間はない。次なる戦いはすぐにやってくる。チームは明日、休む間もなく中国へと向かい、3日後には山東魯能戦だ。準備期間はわずか1日のみ。限られた時間で最善の準備を進める。ACL第2節、アウェイで勝利だけを見据えて戦う。
【この試合のトピックス】
・今季初のリーグ戦勝利
・今季初の無失点試合
・レアンドロが今季初先発
・安西 幸輝がLIXIL賞を受賞
スタッツ
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|
---|---|---|
16 | シュート | 8 |
8 | GK | 10 |
6 | CK | 1 |
9 | 直接FK | 11 |
2 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 16,659人
- 天候
- 晴、弱風
気温 14.1℃ / 湿度 39.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 中村 太
- 副審
-
唐紙 学志
権田 智久 - 第4の審判員
- 堀越 雅弘