試合結果
AFCチャンピオンズリーグ2017 グループステージ 第1節

鹿島アントラーズ
- 64' 金崎 夢生
- 82' 鈴木 優磨
試合終了
2-0
0前半0
2後半0

蔚山現代FC
試合経過
8' | ![]() |
ハン スンギュ | ||
中村 充孝 | ![]() |
9' | ||
レアンドロ | ![]() |
24' | ||
金崎 夢生 | ![]() |
64' | ||
レアンドロ → 遠藤 康 | ![]() |
64' | ||
中村 充孝 → 土居 聖真 | ![]() |
64' | ||
69' | ![]() |
ハン サンウン → ディミトリ ペトラトス | ||
77' | ![]() |
ハン スンギュ → キム ヨンジン | ||
80' | ![]() |
ディミトリ ペトラトス | ||
80' | ![]() |
ミスラフ オルシッチ → キム インソン | ||
鈴木 優磨 | ![]() |
82' | ||
伊東 幸敏 → 西 大伍 | ![]() |
86' | ||
90'+2 | ![]() |
イ ジョンホ |
金崎が先制ヘッド、鈴木が7戦連発!鹿島、ACL初戦で蔚山現代FCに完封勝利!
2年ぶりに始まったアジアでの戦い、そのオープニングマッチで鹿島が絶好のスタートを切った。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第1節で韓国の蔚山現代FCをカシマスタジアムに迎え撃つと、スコアレスで迎えた後半、永木の蹴った左CKから金崎がヘディングシュートを決めて先制。さらに82分には金崎のアシストから鈴木が右足シュートをゴール左隅へ届けた。2-0。ホームでのシーズン初戦で完封勝利を収め、グループEの首位発進を果たした。
3日前、鹿島はFUJI XEROX SUPER CUPで浦和を3-2で破った。遠藤の2ゴールと鈴木の決勝ゴールで、今季初の公式戦を白星で飾ることができた。連続失点を喫して2点リードを追い付かれたことは課題だが、90分間でしっかりと勝ち切ったことは収穫だ。実戦復帰を果たした山本は試合直後、「しっかりと切り替えて、チーム全員で勝ちに行きたい」と、中2日で迎えるACL初戦へと集中力を高めていた。
準備期間は2日間。選手たちはコンディションの調整に努め、勝利だけを目指して戦術理解の向上を期した。充実の選手層が、各ポジションでの切磋琢磨を促していく。前日練習を終えて公式会見に臨んだ石井監督は「ACLのタイトルを獲ったことがないので、ぜひ獲りたい」と、強い決意を明かしていた。
厳しい寒さに見舞われたカシマスタジアム。スタンドの入れ替えを実施した聖地で、アジアでの戦いがついに始まる。国内の大会とは異なる規定、異なるボールを使う一戦。国際大会ならではの独特な雰囲気と、ホームスタジアムでのシーズン初戦を迎えた高揚感がピッチを包んでいく。
ACLの規定により、アントラーズのサポーターズシートと選手たちのウォーミングアップエリアは反対側に位置することとなった。それでも、アジア制覇を渇望するアントラーズファミリーの一体感は、力強い歌声が響き渡るごとに増していった。新たなる装いで迎える、重要な一戦。ピッチに姿を現した選手たちに、大きなチームコールが降り注がれた。
石井監督が指名した先発メンバー11人は、浦和戦から6名が変更となった。両サイドバックに伊東と山本、ボランチの一角に永木、2列目には中村とレアンドロ、そして前線には鈴木が入った。GKのクォン スンテ、センターバックの植田と昌子、ボランチのレオ シルバと前線の金崎は浦和戦に続いての先発メンバー入り。そしてベンチにはGKの曽ケ端、西、町田、土居、遠藤、小笠原、ペドロ ジュニオールが並ぶ。
19時、鹿嶋の夜空にアジアでの挑戦開始を告げるホイッスルが鳴り響いた。鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかける。開始2分、レアンドロからのスルーパスを受けた中村がペナルティーエリア右側でボールを持ち、チャンスを迎えた。5分には永木のクリアから鈴木が最終ラインの背後を取り、ドリブルで突進。中村へのラストパスからシュートへは持ち込めなかったものの、得点への意欲を示してみせた。
5分以降は拮抗した展開で、セカンドボールへの素早い反応でボール支配率を高めていく蔚山現代FCに押し込まれる時間が増えていった。それでも鹿島はゴール前での集中力を切らすことなく、スンテと昌子、植田を中心に応戦していった。
鹿島は15分、永木が蹴った左CKから山本がヘディングシュートで蔚山現代FCゴールを脅かしたが、枠を捉えたボールは相手GKに阻まれてしまった。以降はなかなかチャンスを作り出せなかったが、時折カウンターを仕掛けて敵陣深くまで攻め込み、蔚山現代FCを脅かした。
33分、鹿島は大ピンチを迎える。鹿島陣内左サイドからのFK、ゴール前でヘディングシュートを許してしまったが、スンテが右手でセーブ。弾いたボールは右ポストを直撃し、絶体絶命の場面を脱した。鹿島の一員としてカシマスタジアムのピッチに初めて立った背番号1が、ビッグセーブでチームを救った。
前半のラスト10分は鹿島が攻勢をかけ、37分にはペナルティーエリア中央でボールを持った鈴木がフェイントから左足を一閃。グラウンダーの一撃は相手GKに阻まれたが、複数の選択肢から迷わずシュートへと持ち込んだ背番号9がストライカーとしての本能を覗かせる。前半アディショナルタイムにはカウンターからレアンドロがペナルティーエリア内でボールを持ち、チャンスを迎えたものの、切り返しからシュートを狙うチャレンジが結実する前に阻まれてしまった。0-0。前半はスコアレスで終了した。
後半開始早々、蔚山現代FCのミドルシュートが左ポストを直撃して肝を冷やす場面があったものの、鹿島は前半と変わらず攻勢をかけていく。立ち上がり15分は決定機を作るに至らなかったものの、両サイドバックの伊東と山本が高い位置を取って起点を作り始め、敵陣へ押し込んでいく。レオと永木が出足の速いプレスで存在感を誇示し、中盤でセカンドボールを確保することで主導権を握った。
そして64分、待望の先制ゴールが生まれた。発端は、中盤から迫力満点の突破でペナルティーエリアに突進したレオのドリブル。惜しくもシュートを打つことはできなかったが、相手のブロックによって得た左CKから均衡を破ることとなる。永木が蹴ったボールはゴール正面に飛び、金崎が打点の高いヘディングシュート。ゴール右隅へ決まると、カシマスタジアムは今年最初の歓喜に包まれた。1-0。エースが先制点を挙げ、鹿島がリードを奪った。
先制に成功した鹿島は、得点直後のキックオフ前に2選手を交代。石井監督は2列目を土居と遠藤に入れ替え、中盤のテコ入れを図る。鹿島は65分にペナルティーエリア内からシュートを打たれてピンチを迎えたが、スンテが鋭い反応で弾き出し、こぼれ球への相手のプッシュも枠を越えて事なきを得た。1-0とリードしたまま、試合は終盤へ突入した。
続いての決定機は75分。右サイド深くからのスローインを受けた金崎が短いスルーパスを出すと、ペナルティーエリア右側でフリーになった遠藤が得意の左足で狙う。角度のないところから、針の穴を通すコントロールで放たれた一撃は、相手GKの脇をすり抜けたが、わずかにボール1個分、左ポストの横へと逸れてしまった。
ビッグチャンスを逃してしまった鹿島だが、選手たちは落ち着いて時計の針を進めていった。選手交代を繰り返して反撃を期す蔚山現代FCに対し、激しいボディコンタクトを連発して自由を与えなかった。
そして、勝利へと力強く前進する2得点目は、勢いに乗る新背番号9によってもたらされた。82分、金崎がペナルティーエリア手前でポストプレーを成功させ、自分の背後へと浮き球のパスを供給。そこに鈴木が走り込むのが同時だった。息の合った絶妙なコンビネーションでエリア内に入った鈴木は、トラップから右足を一閃。グラウンダーのシュートはゴール左隅へ吸い込まれた。アントラーズレッドの南側スタンド前で、雄叫びを上げる9番。これで鈴木は今季、自身の出場7試合全てでスコアを刻むこととなった。
2年ぶりのACLは、ホームでの完封勝利というこの上ない形で幕を開けることとなった。2-0。ブリスベン・ロアーとムアントン・ユナイテッドの対戦がスコアレスドローに終わったため、勝ち点3の鹿島がグループEの首位に立った。グループステージは始まったばかりだが、幸先の良いスタートであることは間違いない。
鹿島の次戦は25日、いよいよJ1開幕だ。中3日、聖地・カシマスタジアムで再びオープニングマッチに臨む。FC東京との激突は14時キックオフ。一人でも多くの背番号12とともに、勝利を。リーグ連覇へ、アントラーズファミリー全員で戦おう。
【この試合のトピックス】
・ACLでの初戦勝利は2010年大会以来、7年ぶり。
・蔚山現代FCとの対戦は1997年11月の2連戦以来、3回目。2勝1分けとなった。
・フル出場の鈴木がチーム2点目を決めた。プレシーズンマッチを含め、出場した7試合全てで得点を記録している。
・山本と永木が今季初のフル出場を果たした。
・レアンドロが先発出場し、初めてカシマスタジアムでプレーした。
・スンテとレオが鹿島の一員として初めてカシマスタジアムでプレーした。
2年ぶりに始まったアジアでの戦い、そのオープニングマッチで鹿島が絶好のスタートを切った。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第1節で韓国の蔚山現代FCをカシマスタジアムに迎え撃つと、スコアレスで迎えた後半、永木の蹴った左CKから金崎がヘディングシュートを決めて先制。さらに82分には金崎のアシストから鈴木が右足シュートをゴール左隅へ届けた。2-0。ホームでのシーズン初戦で完封勝利を収め、グループEの首位発進を果たした。
3日前、鹿島はFUJI XEROX SUPER CUPで浦和を3-2で破った。遠藤の2ゴールと鈴木の決勝ゴールで、今季初の公式戦を白星で飾ることができた。連続失点を喫して2点リードを追い付かれたことは課題だが、90分間でしっかりと勝ち切ったことは収穫だ。実戦復帰を果たした山本は試合直後、「しっかりと切り替えて、チーム全員で勝ちに行きたい」と、中2日で迎えるACL初戦へと集中力を高めていた。
準備期間は2日間。選手たちはコンディションの調整に努め、勝利だけを目指して戦術理解の向上を期した。充実の選手層が、各ポジションでの切磋琢磨を促していく。前日練習を終えて公式会見に臨んだ石井監督は「ACLのタイトルを獲ったことがないので、ぜひ獲りたい」と、強い決意を明かしていた。
厳しい寒さに見舞われたカシマスタジアム。スタンドの入れ替えを実施した聖地で、アジアでの戦いがついに始まる。国内の大会とは異なる規定、異なるボールを使う一戦。国際大会ならではの独特な雰囲気と、ホームスタジアムでのシーズン初戦を迎えた高揚感がピッチを包んでいく。
ACLの規定により、アントラーズのサポーターズシートと選手たちのウォーミングアップエリアは反対側に位置することとなった。それでも、アジア制覇を渇望するアントラーズファミリーの一体感は、力強い歌声が響き渡るごとに増していった。新たなる装いで迎える、重要な一戦。ピッチに姿を現した選手たちに、大きなチームコールが降り注がれた。
石井監督が指名した先発メンバー11人は、浦和戦から6名が変更となった。両サイドバックに伊東と山本、ボランチの一角に永木、2列目には中村とレアンドロ、そして前線には鈴木が入った。GKのクォン スンテ、センターバックの植田と昌子、ボランチのレオ シルバと前線の金崎は浦和戦に続いての先発メンバー入り。そしてベンチにはGKの曽ケ端、西、町田、土居、遠藤、小笠原、ペドロ ジュニオールが並ぶ。
19時、鹿嶋の夜空にアジアでの挑戦開始を告げるホイッスルが鳴り響いた。鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかける。開始2分、レアンドロからのスルーパスを受けた中村がペナルティーエリア右側でボールを持ち、チャンスを迎えた。5分には永木のクリアから鈴木が最終ラインの背後を取り、ドリブルで突進。中村へのラストパスからシュートへは持ち込めなかったものの、得点への意欲を示してみせた。
5分以降は拮抗した展開で、セカンドボールへの素早い反応でボール支配率を高めていく蔚山現代FCに押し込まれる時間が増えていった。それでも鹿島はゴール前での集中力を切らすことなく、スンテと昌子、植田を中心に応戦していった。
鹿島は15分、永木が蹴った左CKから山本がヘディングシュートで蔚山現代FCゴールを脅かしたが、枠を捉えたボールは相手GKに阻まれてしまった。以降はなかなかチャンスを作り出せなかったが、時折カウンターを仕掛けて敵陣深くまで攻め込み、蔚山現代FCを脅かした。
33分、鹿島は大ピンチを迎える。鹿島陣内左サイドからのFK、ゴール前でヘディングシュートを許してしまったが、スンテが右手でセーブ。弾いたボールは右ポストを直撃し、絶体絶命の場面を脱した。鹿島の一員としてカシマスタジアムのピッチに初めて立った背番号1が、ビッグセーブでチームを救った。
前半のラスト10分は鹿島が攻勢をかけ、37分にはペナルティーエリア中央でボールを持った鈴木がフェイントから左足を一閃。グラウンダーの一撃は相手GKに阻まれたが、複数の選択肢から迷わずシュートへと持ち込んだ背番号9がストライカーとしての本能を覗かせる。前半アディショナルタイムにはカウンターからレアンドロがペナルティーエリア内でボールを持ち、チャンスを迎えたものの、切り返しからシュートを狙うチャレンジが結実する前に阻まれてしまった。0-0。前半はスコアレスで終了した。
後半開始早々、蔚山現代FCのミドルシュートが左ポストを直撃して肝を冷やす場面があったものの、鹿島は前半と変わらず攻勢をかけていく。立ち上がり15分は決定機を作るに至らなかったものの、両サイドバックの伊東と山本が高い位置を取って起点を作り始め、敵陣へ押し込んでいく。レオと永木が出足の速いプレスで存在感を誇示し、中盤でセカンドボールを確保することで主導権を握った。
そして64分、待望の先制ゴールが生まれた。発端は、中盤から迫力満点の突破でペナルティーエリアに突進したレオのドリブル。惜しくもシュートを打つことはできなかったが、相手のブロックによって得た左CKから均衡を破ることとなる。永木が蹴ったボールはゴール正面に飛び、金崎が打点の高いヘディングシュート。ゴール右隅へ決まると、カシマスタジアムは今年最初の歓喜に包まれた。1-0。エースが先制点を挙げ、鹿島がリードを奪った。
先制に成功した鹿島は、得点直後のキックオフ前に2選手を交代。石井監督は2列目を土居と遠藤に入れ替え、中盤のテコ入れを図る。鹿島は65分にペナルティーエリア内からシュートを打たれてピンチを迎えたが、スンテが鋭い反応で弾き出し、こぼれ球への相手のプッシュも枠を越えて事なきを得た。1-0とリードしたまま、試合は終盤へ突入した。
続いての決定機は75分。右サイド深くからのスローインを受けた金崎が短いスルーパスを出すと、ペナルティーエリア右側でフリーになった遠藤が得意の左足で狙う。角度のないところから、針の穴を通すコントロールで放たれた一撃は、相手GKの脇をすり抜けたが、わずかにボール1個分、左ポストの横へと逸れてしまった。
ビッグチャンスを逃してしまった鹿島だが、選手たちは落ち着いて時計の針を進めていった。選手交代を繰り返して反撃を期す蔚山現代FCに対し、激しいボディコンタクトを連発して自由を与えなかった。
そして、勝利へと力強く前進する2得点目は、勢いに乗る新背番号9によってもたらされた。82分、金崎がペナルティーエリア手前でポストプレーを成功させ、自分の背後へと浮き球のパスを供給。そこに鈴木が走り込むのが同時だった。息の合った絶妙なコンビネーションでエリア内に入った鈴木は、トラップから右足を一閃。グラウンダーのシュートはゴール左隅へ吸い込まれた。アントラーズレッドの南側スタンド前で、雄叫びを上げる9番。これで鈴木は今季、自身の出場7試合全てでスコアを刻むこととなった。
2年ぶりのACLは、ホームでの完封勝利というこの上ない形で幕を開けることとなった。2-0。ブリスベン・ロアーとムアントン・ユナイテッドの対戦がスコアレスドローに終わったため、勝ち点3の鹿島がグループEの首位に立った。グループステージは始まったばかりだが、幸先の良いスタートであることは間違いない。
鹿島の次戦は25日、いよいよJ1開幕だ。中3日、聖地・カシマスタジアムで再びオープニングマッチに臨む。FC東京との激突は14時キックオフ。一人でも多くの背番号12とともに、勝利を。リーグ連覇へ、アントラーズファミリー全員で戦おう。
【この試合のトピックス】
・ACLでの初戦勝利は2010年大会以来、7年ぶり。
・蔚山現代FCとの対戦は1997年11月の2連戦以来、3回目。2勝1分けとなった。
・フル出場の鈴木がチーム2点目を決めた。プレシーズンマッチを含め、出場した7試合全てで得点を記録している。
・山本と永木が今季初のフル出場を果たした。
・レアンドロが先発出場し、初めてカシマスタジアムでプレーした。
・スンテとレオが鹿島の一員として初めてカシマスタジアムでプレーした。
スタッツ
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|
---|---|---|
15 | シュート | 13 |
10 | GK | 7 |
8 | CK | 4 |
15 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 7,860人
- 天候
- 晴、弱風
気温 3.7℃ / 湿度 51.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- MOHAMMED ABDULLA HASSAN
- 副審
-
MOHAMMED AHMED ALHAMMADI
HASAN MOHAMED ALMAHRI - 第4の審判員
- CHEN HSIN-CHUAN