試合結果
2017明治安田生命J1リーグ 第15節

鹿島アントラーズ
- 2' 山本 脩斗
- 15' ペドロ ジュニオール
- 30' ペドロ ジュニオール
試合終了
3-0
3前半0
0後半0

北海道コンサドーレ札幌
試合経過
山本 脩斗 | ![]() |
2' | ||
ペドロ ジュニオール | ![]() |
15' | ||
ペドロ ジュニオール | ![]() |
30' | ||
46' | ![]() |
早坂 良太 → 菅 大輝 | ||
中村 充孝 → 遠藤 康 | ![]() |
69' | ||
69' | ![]() |
都倉 賢 → 金園 英学 | ||
土居 聖真 → 金崎 夢生 | ![]() |
77' | ||
80' | ![]() |
河合 竜二 → 小野 伸二 | ||
レアンドロ → 永木 亮太 | ![]() |
81' | ||
89' | ![]() |
福森 晃斗 |
山本が先制弾、ペドロが2発!鹿島が札幌に完封勝利、大岩監督のホーム初采配を飾る!
大岩監督就任後初のホームゲームで、鹿島が力強く連勝街道を歩み始めた。リーグ戦再開を告げるJ1第15節、カシマスタジアムに北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つと、開始2分に山本が先制のヘディングシュートを決め、15分と30分にペドロ ジュニオールが追加点。後半はゴールを奪うことはできなかったが、3-0と完封勝利を収めて2連勝を果たした。
鹿島は2週間前、新体制での初陣となったサンフレッチェ広島戦で3-1と快勝。指揮官が大きな期待を寄せて先発起用したアタッカーの2人、中村とレアンドロがゴールネットを揺らして勝ち点3を獲得した。殊勲の背番号13は「何としてでも勝たなければいけなかった」と言って、第一歩を踏み出した価値を語った。
2日間の充電期間を経て、チームは7日にトレーニングを再開した。大岩監督はフィジカルトレーニングを敢行し、厳しい戦いを走り抜く身体作りに取り組んでいった。10日の練習試合では、遠藤が待望の復帰。さっそくゴールネットを揺らし、復活をアピールした。レオ シルバも驚異的な回復力でトレーニングへ帰還し、メンバーの充実とともに競争意識はさらに高まっていった。遠藤は実戦復帰を見据えながら、「石井さんが作った基盤があってこその広島戦での勝利だったと思う。石井さんに感謝しながら剛さんの下でやっていきたい」と、両指揮官への思いを決意の言葉に託した。
青空に恵まれた16日、試合前日のメニューを終えた大岩監督は「選手が自信を持って良いパフォーマンスを出せるようなアプローチと準備をしてきたつもり。それを試合でしっかりと出してほしい」と語り、準備期間の手応えと選手たちへの期待を述べた。そして何より、「どの選手のことも信頼している。それはミーティングでも伝えている」とチーム全体への信頼を強調。聖地での勝利へ、一丸での戦いを誓った。
カシマスタジアムに背番号12が続々と足を運ぶ。新体制への期待感と、フットボールのある週末が帰ってきた喜びが聖地を包んだ。選手たちがウォーミングアップへ姿を見せると、アントラーズレッドのスタンドから大きな「大岩コール」が鳴り響く。信頼と期待を一身に受ける指揮官は、2週間前から4名の先発メンバー変更を断行。GKに曽ケ端、右サイドバックに西、ボランチの一角に小笠原、前線の一角にペドロ ジュニオールが指名された。最終ラインは西のほか、植田と昌子、山本が不動の守備陣を形成。小笠原とコンビを組むのは三竿健斗、2列目は前節と同じペアで、中村とレアンドロが2試合連発を狙う。そして前線では、ペドロとともに土居が札幌ゴールを脅かす。さらにベンチには、GKの川俣、ブエノ、伊東、永木、復帰を果たした遠藤と金崎、そして鈴木が並んだ。
18時33分、戦いの火ぶたが切って落とされた。背番号12の後押しを背に、鹿島は開始直後から積極的にゴールを目指していく。指揮官が求める「追い越す動き」と「背後を取る意識」を体現し、得点への意欲を全面に押し出した。そして、キックオフのホイッスルから70秒超、公式記録では2分。歓喜の瞬間が早くも訪れる。右サイドでボールを持った西が右足アウトサイドで巧みなスルーパス。ペナルティーエリア右奥へ飛び出した中村が繊細なタッチでゴールライン際まで持ち込むと、足の裏でボールを止める。背番号13だけが別の時間軸にいるかのような、独特なリズムでのプレー。次の瞬間にループパスをゴール前へ送り出すと、ファーサイドで待っていた山本が打点の高いヘディングシュートを突き刺した。1-0。前節から躍動を続ける中村がゴールを演出し、山本の今季初得点で先制に成功した。
早々と奪ったリードに、聖地のボルテージは高まる。ペドロやレアンドロが果敢な突破を見せ、追加点への意欲を示していった。浮き足立つ札幌をあざ笑うかのように、両サイドを広く使った攻撃で相手を押し込んでいく。そして15分、鹿嶋の夜が再び沸騰した。またも右サイド、西を起点にゴールが生まれる。背番号22が最終ラインの背後へスルーパスを通すと、飛び出していたのは中村。1点目と同じような形で敵陣深くまで攻略すると、しかし、背番号13はアイデアとテクニックの結晶を見せ付けた。ボールを支配下に置くと、鋭い切り返しで相手DFを釘付けに。3人の動きを止め、左足でクロスを送る。走り込んでいたペドロが強烈なボレーを突き刺し、2つ目のスコアが刻まれた。
西と中村が繰り出す華麗な攻撃で2点リードを奪った鹿島。攻撃への意欲が失われることはなく、アタッカー陣が次々と突破を仕掛けていく。時には植田や昌子のセンターバックコンビも敵陣に進出し、ビルドアップに加わった。西と山本も高い位置で起点となり、ボランチの小笠原はサイドチェンジを繰り出しながら試合を支配していた。シュートまで至らなくとも、主導権を失うことはなかった。
そして30分、鹿島がさらにリードを広げる。主役は再びペドロだった。敵陣中央を切り裂いたレアンドロからのスルーパス、願いを託されたお膳立てに反応すると、快足を飛ばして相手の最終ラインを突破。ペナルティーエリアに入り、左足でのシュートをゴール右隅へ届けた。3-0。鹿島がシュート3本で3つのスコアを刻み、圧倒的に優位に立った。
前節に続いて、ハーフタイムのスコアボードには3-0と刻まれていた。勝利への前進が、カシマスタジアムを高揚感で包む。さらなるゴールラッシュを待ち望む声が響き渡る中、後半キックオフを迎えた。ビハインドを負ったアウェイチームが攻勢をかける中、鹿島は鋭いカウンターで4点目を目指していく。ただ、なかなかゴールまで迫ることができない。3点リードのまま、時計の針が進んでいった。
大岩監督は69分、離脱を強いられていた遠藤をピッチへ送り出す。右サイドに創造性と落ち着きをもたらす背番号25とともに、鹿島は勝利へ突き進んでいく。
鹿島は70分に決定的なピンチを迎えたが、6試合ぶりにピッチに立った曽ケ端がファインセーブでチームを救う。ミドルシュートを横っ飛びで阻むと、こぼれ球を拾われて打たれた2本目のシュートも弾き出した。背番号21が気迫のプレーでクリーンシートを保った。
次の決定機は74分。自陣で前を向いたレアンドロが高速ドリブルを繰り出し、札幌の守備陣を切り裂く。数的優位に立ったカウンターで敵陣ペナルティーエリアまで差し掛かると、右側を走っていた土居へラストパス。背番号8は鋭い切り返しから左足で狙ったが、惜しくも相手DFにブロックされてしまった。
レアンドロと土居のチャレンジは結実しなかったが、指揮官はさらなるゴールを目指す。77分に金崎を投入。81分にはレアンドロに代えて永木をピッチへ送り出し、左サイドハーフに配してミドルゾーンに活力を加えた。
後半は次のスコアが刻まれることはなかったが、鹿島はリードをしっかりと保ったまま歓喜の時を迎えた。3-0。今季のリーグ戦、カシマでの3勝目。聖地で初めて指揮を執った大岩監督の下、2連勝を果たした。これで9勝5敗、暫定4位に浮上した。
次戦は4日後、天皇杯2回戦のFCマルヤス岡崎戦だ。元日決勝、そして連覇への道のりがいよいよスタートする。勝利を積み重ねていくために、さらなる進化を目指して歩みを進める。
【この試合のトピックス】
・大岩監督はカシマでの初采配で初勝利を飾った。
・J1で札幌と対戦するのは5年ぶりで、通算成績は9勝1分1敗となった。
・J1でのホーム札幌戦は6試合目で、全勝を継続している。
・ペドロが加入後初の1試合2得点を記録した。
・山本が今季初得点を挙げた。
・曽ケ端が4月22日のJ1第8節磐田戦以来、6試合ぶりに先発出場。J1通算502試合目の出場で、歴代単独7位となった。
大岩監督就任後初のホームゲームで、鹿島が力強く連勝街道を歩み始めた。リーグ戦再開を告げるJ1第15節、カシマスタジアムに北海道コンサドーレ札幌を迎え撃つと、開始2分に山本が先制のヘディングシュートを決め、15分と30分にペドロ ジュニオールが追加点。後半はゴールを奪うことはできなかったが、3-0と完封勝利を収めて2連勝を果たした。
鹿島は2週間前、新体制での初陣となったサンフレッチェ広島戦で3-1と快勝。指揮官が大きな期待を寄せて先発起用したアタッカーの2人、中村とレアンドロがゴールネットを揺らして勝ち点3を獲得した。殊勲の背番号13は「何としてでも勝たなければいけなかった」と言って、第一歩を踏み出した価値を語った。
2日間の充電期間を経て、チームは7日にトレーニングを再開した。大岩監督はフィジカルトレーニングを敢行し、厳しい戦いを走り抜く身体作りに取り組んでいった。10日の練習試合では、遠藤が待望の復帰。さっそくゴールネットを揺らし、復活をアピールした。レオ シルバも驚異的な回復力でトレーニングへ帰還し、メンバーの充実とともに競争意識はさらに高まっていった。遠藤は実戦復帰を見据えながら、「石井さんが作った基盤があってこその広島戦での勝利だったと思う。石井さんに感謝しながら剛さんの下でやっていきたい」と、両指揮官への思いを決意の言葉に託した。
青空に恵まれた16日、試合前日のメニューを終えた大岩監督は「選手が自信を持って良いパフォーマンスを出せるようなアプローチと準備をしてきたつもり。それを試合でしっかりと出してほしい」と語り、準備期間の手応えと選手たちへの期待を述べた。そして何より、「どの選手のことも信頼している。それはミーティングでも伝えている」とチーム全体への信頼を強調。聖地での勝利へ、一丸での戦いを誓った。
カシマスタジアムに背番号12が続々と足を運ぶ。新体制への期待感と、フットボールのある週末が帰ってきた喜びが聖地を包んだ。選手たちがウォーミングアップへ姿を見せると、アントラーズレッドのスタンドから大きな「大岩コール」が鳴り響く。信頼と期待を一身に受ける指揮官は、2週間前から4名の先発メンバー変更を断行。GKに曽ケ端、右サイドバックに西、ボランチの一角に小笠原、前線の一角にペドロ ジュニオールが指名された。最終ラインは西のほか、植田と昌子、山本が不動の守備陣を形成。小笠原とコンビを組むのは三竿健斗、2列目は前節と同じペアで、中村とレアンドロが2試合連発を狙う。そして前線では、ペドロとともに土居が札幌ゴールを脅かす。さらにベンチには、GKの川俣、ブエノ、伊東、永木、復帰を果たした遠藤と金崎、そして鈴木が並んだ。
18時33分、戦いの火ぶたが切って落とされた。背番号12の後押しを背に、鹿島は開始直後から積極的にゴールを目指していく。指揮官が求める「追い越す動き」と「背後を取る意識」を体現し、得点への意欲を全面に押し出した。そして、キックオフのホイッスルから70秒超、公式記録では2分。歓喜の瞬間が早くも訪れる。右サイドでボールを持った西が右足アウトサイドで巧みなスルーパス。ペナルティーエリア右奥へ飛び出した中村が繊細なタッチでゴールライン際まで持ち込むと、足の裏でボールを止める。背番号13だけが別の時間軸にいるかのような、独特なリズムでのプレー。次の瞬間にループパスをゴール前へ送り出すと、ファーサイドで待っていた山本が打点の高いヘディングシュートを突き刺した。1-0。前節から躍動を続ける中村がゴールを演出し、山本の今季初得点で先制に成功した。



早々と奪ったリードに、聖地のボルテージは高まる。ペドロやレアンドロが果敢な突破を見せ、追加点への意欲を示していった。浮き足立つ札幌をあざ笑うかのように、両サイドを広く使った攻撃で相手を押し込んでいく。そして15分、鹿嶋の夜が再び沸騰した。またも右サイド、西を起点にゴールが生まれる。背番号22が最終ラインの背後へスルーパスを通すと、飛び出していたのは中村。1点目と同じような形で敵陣深くまで攻略すると、しかし、背番号13はアイデアとテクニックの結晶を見せ付けた。ボールを支配下に置くと、鋭い切り返しで相手DFを釘付けに。3人の動きを止め、左足でクロスを送る。走り込んでいたペドロが強烈なボレーを突き刺し、2つ目のスコアが刻まれた。




西と中村が繰り出す華麗な攻撃で2点リードを奪った鹿島。攻撃への意欲が失われることはなく、アタッカー陣が次々と突破を仕掛けていく。時には植田や昌子のセンターバックコンビも敵陣に進出し、ビルドアップに加わった。西と山本も高い位置で起点となり、ボランチの小笠原はサイドチェンジを繰り出しながら試合を支配していた。シュートまで至らなくとも、主導権を失うことはなかった。
そして30分、鹿島がさらにリードを広げる。主役は再びペドロだった。敵陣中央を切り裂いたレアンドロからのスルーパス、願いを託されたお膳立てに反応すると、快足を飛ばして相手の最終ラインを突破。ペナルティーエリアに入り、左足でのシュートをゴール右隅へ届けた。3-0。鹿島がシュート3本で3つのスコアを刻み、圧倒的に優位に立った。








前節に続いて、ハーフタイムのスコアボードには3-0と刻まれていた。勝利への前進が、カシマスタジアムを高揚感で包む。さらなるゴールラッシュを待ち望む声が響き渡る中、後半キックオフを迎えた。ビハインドを負ったアウェイチームが攻勢をかける中、鹿島は鋭いカウンターで4点目を目指していく。ただ、なかなかゴールまで迫ることができない。3点リードのまま、時計の針が進んでいった。
大岩監督は69分、離脱を強いられていた遠藤をピッチへ送り出す。右サイドに創造性と落ち着きをもたらす背番号25とともに、鹿島は勝利へ突き進んでいく。
鹿島は70分に決定的なピンチを迎えたが、6試合ぶりにピッチに立った曽ケ端がファインセーブでチームを救う。ミドルシュートを横っ飛びで阻むと、こぼれ球を拾われて打たれた2本目のシュートも弾き出した。背番号21が気迫のプレーでクリーンシートを保った。
次の決定機は74分。自陣で前を向いたレアンドロが高速ドリブルを繰り出し、札幌の守備陣を切り裂く。数的優位に立ったカウンターで敵陣ペナルティーエリアまで差し掛かると、右側を走っていた土居へラストパス。背番号8は鋭い切り返しから左足で狙ったが、惜しくも相手DFにブロックされてしまった。



レアンドロと土居のチャレンジは結実しなかったが、指揮官はさらなるゴールを目指す。77分に金崎を投入。81分にはレアンドロに代えて永木をピッチへ送り出し、左サイドハーフに配してミドルゾーンに活力を加えた。





後半は次のスコアが刻まれることはなかったが、鹿島はリードをしっかりと保ったまま歓喜の時を迎えた。3-0。今季のリーグ戦、カシマでの3勝目。聖地で初めて指揮を執った大岩監督の下、2連勝を果たした。これで9勝5敗、暫定4位に浮上した。





次戦は4日後、天皇杯2回戦のFCマルヤス岡崎戦だ。元日決勝、そして連覇への道のりがいよいよスタートする。勝利を積み重ねていくために、さらなる進化を目指して歩みを進める。
【この試合のトピックス】
・大岩監督はカシマでの初采配で初勝利を飾った。
・J1で札幌と対戦するのは5年ぶりで、通算成績は9勝1分1敗となった。
・J1でのホーム札幌戦は6試合目で、全勝を継続している。
・ペドロが加入後初の1試合2得点を記録した。
・山本が今季初得点を挙げた。
・曽ケ端が4月22日のJ1第8節磐田戦以来、6試合ぶりに先発出場。J1通算502試合目の出場で、歴代単独7位となった。
スタッツ
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|
---|---|---|
7 | シュート | 12 |
7 | GK | 6 |
2 | CK | 6 |
15 | 直接FK | 8 |
3 | 間接FK | 3 |
2 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 20,826人
- 天候
- 晴、弱風
気温 20.1℃ / 湿度 90.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 山本 雄大
- 副審
-
山内 宏志
作本 貴典 - 第4の審判員
- 関谷 宣貴