試合結果
日・タイ修好130周年 2017Jリーグ アジアチャレンジ in タイ インターリーグカップ

バンコク・ユナイテッド
- 10' ドラガン ボスコヴィッチ
- 27' ドラガン ボスコヴィッチ
- 35' OWN GOAL
- 37' ドラガン ボスコヴィッチ
試合終了
4-3
4前半1
0後半2

鹿島アントラーズ
- 42' 金崎 夢生
- 48' レアンドロ
- 90' レオ シルバ
試合経過
10' | ![]() |
ブエノ | ||
ドラガン ボスコヴィッチ | ![]() |
10' | ||
ドラガン ボスコヴィッチ | ![]() |
27' | ||
OWN GOAL | ![]() |
35' | ||
ドラガン ボスコヴィッチ | ![]() |
37' | ||
マリオ ジュロヴスキー | ![]() |
40' | ||
キティポン プーテァオチュアク | ![]() |
41' | ||
42' | ![]() |
金崎 夢生 | ||
46' | ![]() |
小笠原 満男 → 三竿 健斗 | ||
46' | ![]() |
遠藤 康 → レアンドロ | ||
46' | ![]() |
梅鉢 貴秀 → 伊東 幸敏 | ||
48' | ![]() |
レアンドロ | ||
61' | ![]() |
中村 充孝 → 安部 裕葵 | ||
61' | ![]() |
金崎 夢生 → 鈴木 優磨 | ||
61' | ![]() |
小田 逸稀 → 三竿 雄斗 | ||
ミカ チューヌァンシー → パヌポン ウォンサー | ![]() |
74' | ||
サンラワット デートミット → スマンヤー プリサーイ | ![]() |
74' | ||
84' | ![]() |
土居 聖真 → 金森 健志 | ||
エカチャイ サムレー → エーネスト プミパー | ![]() |
84' | ||
アント二 ペッチ アンパイピタクウォン → ウィッタヤー マッドラム | ![]() |
84' | ||
ポクラウ アナン → サンセーン リンワタナ | ![]() |
88' | ||
90' | ![]() |
レオ シルバ | ||
ドラガン ボスコヴィッチ → ソンポーン ソーレーブ | ![]() |
90'+3 | ||
マヌエル トム ビール → ノッポン ピタファイ | ![]() |
90'+3 |
前半で4失点。金崎、レアンドロ、レオ シルバのシーズン初ゴールも追いつかず。
22日からタイキャンプに臨んでいる鹿島が、2017シーズン2試合目となる一戦に臨んだ。昨季のタイ・プレミアリーグを2位で終えたバンコク・ユナイテッドと対戦すると、前半だけで4失点を喫する苦しい展開に。42分に金崎、48分にレアンドロが反撃のゴールを決めると、終了間際にはレオ シルバが鮮やかな直接FKを突き刺したものの、3-4で敗れた。
Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップに出場している鹿島は、24日のスパンブリーFC戦を4-2で制した。思わぬ形で先制を許し、前半をビハインドで終えたものの、鈴木とペドロ ジュニオールが2得点ずつを挙げて逆転勝利を収めた。
指揮官は勝利の翌日、午前練習をオフに変更。心身のリフレッシュを図り、午後練習から再び集中力を高めていった。25日のバンコクは到着後、一番の暑さに見舞われたが、選手たちは熱気に満ちた競り合いを繰り広げた。多数の新戦力が加わった今季、ポジション争いは激しさを増している。来たるべきシーズン開幕へ向けて、すでに競争は始まっている。
タイキャンプ5日目、今遠征を締めくくる一戦。石井監督は「コンディションを上げること、戦術理解度を高めること」とテーマを掲げ、「試合である以上、当然勝ちに行く」と勝利を誓った。先発メンバーは、2日前のスパンブリーFC戦から実に9名が変更。GKの川俣、センターバックの植田以外は入れ替わることとなった。最終ラインは右から、梅鉢と植田、ブエノ、ルーキーの小田。ボランチは小笠原とレオ シルバのペアで、2列目には遠藤と中村が並ぶ。そして前線は、金崎と土居がコンビを組んだ。
青空の中に分厚い雲も見えるラジャマンガラ・スタジアム。16時にキックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は開始直後、植田のフィードを受けて抜け出した金崎が突破を図り、相手に倒されてFKを獲得。力強いプレーで、背番号33がいきなり存在感を見せた。5分にも小田のクロスに土居が飛び込むなど、立ち上がりからチャンスを作り出していった。
しかし鹿島は、思わぬ展開を強いられることとなる。9分、スルーパスから最終ラインの背後を取られ、ペナルティーエリア内へドリブルを許す。ブエノがスライディングタックルで突破阻止を試みたものの、判定はPKだった。ドラガン ボスコヴィッチに決められ、鹿島は2試合連続で先制を許した。
ビハインドを負った鹿島は、中盤でのボールキープから左サイドの小田が攻撃参加をする場面を何度か作り出した。ミスをしても積極的な姿勢を失わない18歳のニューカマーは、オーバーラップとクロスで持ち味を発揮しようと奮闘していた。
しかし、次のゴールもバンコク・ユナイテッドのものだった。27分、ボスコヴィッチにミドルシュートを決められ、0-2。さらに35分にはセットプレーからオウンゴールで3失点目を喫し、その2分後にもボスコヴィッチにゴールネットを揺らされた。守備の混乱を突かれ、4点を先行される思いがけない展開となった。
反撃を期す鹿島は42分、金崎が自ら得たPKをゴール左隅へ決め、1点を返してハーフタイムを迎えた。石井監督は後半開始時から、小笠原と遠藤、梅鉢に代えて三竿健斗、レアンドロ、伊東を投入。すると48分、ペナルティーエリア右角で起点となった金崎が後方へ戻し、伊東が上げたクロスをファーサイドのレアンドロが押し込んで2点目を挙げる。レアンドロからの正確なスルーパスが発端となった攻撃で、鹿島が2点差とした。
後半立ち上がりに得点を決めた鹿島は、ボールポゼッション率を高めて相手を押し込んでいく。ただ、自陣に引いてブロックを固めるバンコク・ユナイテッドをなかなか崩すことができない。石井監督は61分、またも3選手を交代。三竿雄斗、鈴木、そしてルーキーの安部をピッチへ送り出した。
スパンブリーFC戦で2得点を挙げている鈴木が前線で身体を張り、ポストプレーで起点となれば、雄斗も72分、ペナルティーエリア右手前からの直接FKを枠に飛ばしてチャンスを作り出した。74分にはレアンドロが意表を突いたループシュートを放ったものの、相手GKに阻まれてしまった。
なかなか3点目を奪えないまま、試合は終盤へ。次第にスペースが増えてオープンな展開となる中、石井監督は84分に金森を投入。金森は3分後、ペナルティーエリア右角でボールを受け、鋭い反転から左足シュートでゴールを脅かしたものの、わずかに枠の左へ逸れた。
2点ビハインドは変わらず、苦しい展開となった。鹿島は90分、レオがペナルティーエリア手前からの直接FKを決めて1点差に迫る。中盤で攻守に渡って存在感を示し続けた新戦力が、鮮やかな一撃で加入後初ゴールを記録した。しかし、反撃はここまで。3-4でバンコク・ユナイテッドに屈し、タイキャンプの2試合は1勝1敗という結果に終わった。
コンディションと戦術理解度の向上を追い求めながら、勝利を目指した90分。敗戦という結果に終わったものの、多くの課題を得たことは次へつながる。タイでの2試合で、当たらに加入したブラジル人トリオが揃ってスコアを刻んだことも明るい材料となるだろう。ルーキーの2人が早くもピッチに立ったことは、大いなる刺激と成長の糧になるはずだ。課題と手応え、悔しさを胸に、選手たちはタイでの日々を終えた。チームは明日、帰国の途に就く。
【この試合のトピックス】
・レオ シルバ、レアンドロが鹿島での初ゴールを記録した。
・ルーキーの小田が初先発、安部が初の途中出場を果たした。
22日からタイキャンプに臨んでいる鹿島が、2017シーズン2試合目となる一戦に臨んだ。昨季のタイ・プレミアリーグを2位で終えたバンコク・ユナイテッドと対戦すると、前半だけで4失点を喫する苦しい展開に。42分に金崎、48分にレアンドロが反撃のゴールを決めると、終了間際にはレオ シルバが鮮やかな直接FKを突き刺したものの、3-4で敗れた。
Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップに出場している鹿島は、24日のスパンブリーFC戦を4-2で制した。思わぬ形で先制を許し、前半をビハインドで終えたものの、鈴木とペドロ ジュニオールが2得点ずつを挙げて逆転勝利を収めた。
指揮官は勝利の翌日、午前練習をオフに変更。心身のリフレッシュを図り、午後練習から再び集中力を高めていった。25日のバンコクは到着後、一番の暑さに見舞われたが、選手たちは熱気に満ちた競り合いを繰り広げた。多数の新戦力が加わった今季、ポジション争いは激しさを増している。来たるべきシーズン開幕へ向けて、すでに競争は始まっている。
タイキャンプ5日目、今遠征を締めくくる一戦。石井監督は「コンディションを上げること、戦術理解度を高めること」とテーマを掲げ、「試合である以上、当然勝ちに行く」と勝利を誓った。先発メンバーは、2日前のスパンブリーFC戦から実に9名が変更。GKの川俣、センターバックの植田以外は入れ替わることとなった。最終ラインは右から、梅鉢と植田、ブエノ、ルーキーの小田。ボランチは小笠原とレオ シルバのペアで、2列目には遠藤と中村が並ぶ。そして前線は、金崎と土居がコンビを組んだ。


青空の中に分厚い雲も見えるラジャマンガラ・スタジアム。16時にキックオフのホイッスルが鳴り響いた。鹿島は開始直後、植田のフィードを受けて抜け出した金崎が突破を図り、相手に倒されてFKを獲得。力強いプレーで、背番号33がいきなり存在感を見せた。5分にも小田のクロスに土居が飛び込むなど、立ち上がりからチャンスを作り出していった。



しかし鹿島は、思わぬ展開を強いられることとなる。9分、スルーパスから最終ラインの背後を取られ、ペナルティーエリア内へドリブルを許す。ブエノがスライディングタックルで突破阻止を試みたものの、判定はPKだった。ドラガン ボスコヴィッチに決められ、鹿島は2試合連続で先制を許した。
ビハインドを負った鹿島は、中盤でのボールキープから左サイドの小田が攻撃参加をする場面を何度か作り出した。ミスをしても積極的な姿勢を失わない18歳のニューカマーは、オーバーラップとクロスで持ち味を発揮しようと奮闘していた。



しかし、次のゴールもバンコク・ユナイテッドのものだった。27分、ボスコヴィッチにミドルシュートを決められ、0-2。さらに35分にはセットプレーからオウンゴールで3失点目を喫し、その2分後にもボスコヴィッチにゴールネットを揺らされた。守備の混乱を突かれ、4点を先行される思いがけない展開となった。


反撃を期す鹿島は42分、金崎が自ら得たPKをゴール左隅へ決め、1点を返してハーフタイムを迎えた。石井監督は後半開始時から、小笠原と遠藤、梅鉢に代えて三竿健斗、レアンドロ、伊東を投入。すると48分、ペナルティーエリア右角で起点となった金崎が後方へ戻し、伊東が上げたクロスをファーサイドのレアンドロが押し込んで2点目を挙げる。レアンドロからの正確なスルーパスが発端となった攻撃で、鹿島が2点差とした。






後半立ち上がりに得点を決めた鹿島は、ボールポゼッション率を高めて相手を押し込んでいく。ただ、自陣に引いてブロックを固めるバンコク・ユナイテッドをなかなか崩すことができない。石井監督は61分、またも3選手を交代。三竿雄斗、鈴木、そしてルーキーの安部をピッチへ送り出した。



スパンブリーFC戦で2得点を挙げている鈴木が前線で身体を張り、ポストプレーで起点となれば、雄斗も72分、ペナルティーエリア右手前からの直接FKを枠に飛ばしてチャンスを作り出した。74分にはレアンドロが意表を突いたループシュートを放ったものの、相手GKに阻まれてしまった。
なかなか3点目を奪えないまま、試合は終盤へ。次第にスペースが増えてオープンな展開となる中、石井監督は84分に金森を投入。金森は3分後、ペナルティーエリア右角でボールを受け、鋭い反転から左足シュートでゴールを脅かしたものの、わずかに枠の左へ逸れた。



2点ビハインドは変わらず、苦しい展開となった。鹿島は90分、レオがペナルティーエリア手前からの直接FKを決めて1点差に迫る。中盤で攻守に渡って存在感を示し続けた新戦力が、鮮やかな一撃で加入後初ゴールを記録した。しかし、反撃はここまで。3-4でバンコク・ユナイテッドに屈し、タイキャンプの2試合は1勝1敗という結果に終わった。



コンディションと戦術理解度の向上を追い求めながら、勝利を目指した90分。敗戦という結果に終わったものの、多くの課題を得たことは次へつながる。タイでの2試合で、当たらに加入したブラジル人トリオが揃ってスコアを刻んだことも明るい材料となるだろう。ルーキーの2人が早くもピッチに立ったことは、大いなる刺激と成長の糧になるはずだ。課題と手応え、悔しさを胸に、選手たちはタイでの日々を終えた。チームは明日、帰国の途に就く。

【この試合のトピックス】
・レオ シルバ、レアンドロが鹿島での初ゴールを記録した。
・ルーキーの小田が初先発、安部が初の途中出場を果たした。
スタッツ
![]() |
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|
---|---|---|
12 | シュート | 16 |
0 | GK | 0 |
3 | CK | 8 |
0 | 直接FK | 0 |
0 | 間接FK | 0 |
0 | オフサイド | 0 |
1 | PK | 1 |
試合データ
- 入場者数
- 0人
- 天候
- 晴れ
気温 31.0℃ / 湿度 63.0% - ピッチ
- 主審
- KIM HEE GON
- 副審
-
PARK SANG JUN
SONG BONG KEUN - 第4の審判員
- SIVAKORN PU-DOM