試合結果
2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第17節

鹿島アントラーズ
試合終了
0-1
0前半0
0後半1

ヴィッセル神戸
- 56' ペドロ ジュニオール
試合経過
56' | ![]() |
ペドロ ジュニオール | ||
杉本 太郎 → 伊東 幸敏 | ![]() |
66' | ||
72' | ![]() |
藤田 直之 → 松下 佳貴 | ||
82' | ![]() |
レアンドロ → 中坂 勇哉 | ||
小笠原 満男 → ファブリシオ | ![]() |
83' | ||
鈴木 優磨 → 赤崎 秀平 | ![]() |
90' |
鹿島、ホームで2戦連続の完封負け。4連敗で2ndステージを終える。
鹿島が4連敗で2ndステージを終えた。J1 2nd 第17節、ヴィッセル神戸とカシマスタジアムで対戦すると、再三の決定機を生かせずにペドロ ジュニオールの一発に沈み、0-1と完封負けを喫した。
鹿島は前節、川崎Fを相手にホームで完封負けを喫した。チャンピオンシップの前哨戦ともいえる一戦、立ち上がりから充実の内容で決定機を作り出したものの、ゴールネットを揺らすことはできず。後半にワンチャンスを生かされて先制を許すと、最後まで同点に追い付くことはできなかった。0-1。10月のリーグ戦は3連敗という結果に終わった。
中4日で迎える今節。ホームでの連戦に向け、そしてステージ最終節を良い形で締めくくるため、選手たちはトレーニングに打ち込んだ。遠藤は「来てくれる人のためにも勝ちたい。その勝利をチャンピオンシップ、天皇杯につなげたい」と決意を語った。
石井監督は先発メンバーを2名変更。センターバックに植田、2列目に杉本が入り、ファン ソッコが左サイドバックを務める。その他、GKは曽ケ端、最終ラインは植田とソッコのほか、右サイドバックに西、センターバックの一角には昌子が入る。ボランチは小笠原と永木のペア、杉本とともに2列目に入るのは、今節でJ1通算200試合出場となる遠藤、そして前線は鈴木と金崎が2トップを組む。そしてベンチには、GK櫛引とブエノ、伊東、三竿、リーグ戦初のベンチ入りとなる田中、ファブリシオ、そして赤崎が控えている。
穏やかな青空に恵まれたカシマスタジアム。9月25日以来の勝利へ、アントラーズレッドに染まったスタンドが選手たちを鼓舞する。背番号12の後押しを受け、鹿島は13時33分にキックオフを迎えた。
前半は静かな立ち上がりとなった。鹿島は3分、右サイドに流れてボールをキープした金崎がクロスを上げ、鈴木が飛び込む。ダイビングヘッドは枠へ飛ばなかったが、気迫に満ちたプレーでゴールへの意欲を示した。鈴木と金崎の2トップはサイドに流れて起点を作り、力強い突破でチームの推進力となった。
次第に神戸がボールを持つ時間が長くなったが、鹿島はしっかりとブロックを敷いて対応。最終ラインの背後へパスを通される場面もあったが、昌子が冷静な守備を見せてピンチの芽を摘んでいった。先発メンバーに名を連ねた植田も、持ち前の強さで競り合いを制し、相手のロングボールを跳ね返した。
17分、鹿島は鮮やかな連係からチャンスを作り出す。右サイドに流れて前を向いた鈴木がペナルティーエリア手前へ戻し、遠藤がラストパス。エリア内中央へのスルーパスに反応した杉本が飛び込んだものの、コースを消しに来た相手GKに先に蹴り出され、シュートには至らなかった。
20分以降は拮抗した展開となった。神戸のロングスローやセットプレーからゴール前へ押し込まれるプレーが続いた時間帯もあったが、鹿島はしっかりと集中力を保って応戦。枠内へのシュートを許すことはなかった。好機を窺う鹿島は29分、遠藤がペナルティーエリア手前から左足を一閃。得意の位置からミドルシュートを放ったが、相手GKの正面を突いて得点とはならなかった。30分にはオーバーラップしたソッコがタイミングよくスペースを突き、パスを受けてペナルティーエリア内へ。ドリブルでのカットインから放たれたシュートは惜しくも相手GKに阻まれてしまった。
さらに40分、右CKからこぼれ球に反応した鈴木が左足でプッシュしたが、シュートは左ポストに阻まれた。前半は0-0で終了。スコアレスで後半を迎えることとなった。
後半立ち上がりも鹿島は積極的に攻勢をかけた。47分に金崎、49分には鈴木が強引な突進でゴールへと迫る。金崎は植田からのフィードに反応して最終ラインの背後へ抜け出し、相手DFと競り合いながらゴールへ押し込もうとしたが、得点とはならず。53分には厚みのある攻撃を仕掛け、最後は昌子がペナルティーエリア手前からミドルシュート。強烈な弾道を描いた一撃が枠を捉えたが、相手GKの手を弾いたボールはクロスバーを直撃した。
チャンスを生かせずにいた鹿島は56分、先制点を許してしまった。神戸の左サイドから突破され、橋本のシュートは曽ケ端が防いだものの、こぼれ球にペドロ ジュニオールが反応。曽ケ端をかわして押し込まれ、0-1とリードを奪われた。鹿島は4試合連続で先制を許す苦しい展開を強いられた。
ビハインドを負った鹿島は64分、杉本がペナルティーエリア内で積極的なドリブルを見せたが、シュートには至らず。直後には金崎が左足で狙ったが、強烈なシュートは枠を越えた。
石井監督は状況を打開すべく、66分に1枚目のカードを切る。杉本に代えて伊東を投入し、西を左サイドハーフへ配置転換した。伊東はピッチインから5分後、タイミングの良いオーバーラップから金崎のボレーを演出したが、惜しくも相手DFにブロックされてしまった。伊東はこの後も再三に渡ってオーバーラップを敢行し、精力的な動きで右サイドを活性化させた。
次第にオープンな展開となり、神戸にカウンターを受ける場面も増えていく。それでも曽ケ端の好セーブでしのぎ、0-1で試合は残り10分を切った。
81分、相手との競り合いで小笠原が流血するアクシデント。勝利への闘志をみなぎらせるキャプテンはプレー続行への意欲を見せたが、ファブリシオとの交代でピッチを後にすることとなった。
試合終盤、1点を追う鹿島はファブリシオの突破がアクセントとなって敵陣深くへ攻め込む。86分にはファブリシオのスルーパスから金崎がグラウンダーの強烈なシュート。枠の左へわずかに逸れ、詰めていた鈴木も押し込むことができなかった。88分にもファブリシオがペナルティーエリア左側から強烈なシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。
0-1。鹿島は最後までゴールネットを揺らすことができなかった。ホームでの2試合連続の完封負け、リーグ戦4連敗。不甲斐ない形でリーグ戦全34節を終えることとなった。セカンドステージは6勝2分9敗、勝ち点20で11位に沈んだ。
だが、鹿島には次なる戦いが待っている。18勝5分11敗の勝ち点59で年間勝ち点3位が確定。チャンピオンシップは準決勝からの出場で、23日に川崎Fとのアウェイ一発勝負に臨むこととなった。そしてその前に、まずは来週の天皇杯4回戦だ。12日、再び神戸と激突する。
不甲斐ない結果、カシマスタジアムを包んだブーイングと選手の背中を見送ったチームコールを胸に刻み、タイトルを懸けた日々に向けて這い上がっていかなければならない。
【この試合のトピックス】
・遠藤がJ1通算200試合出場を達成した。
・ルーキーの田中がリーグ戦で初のベンチ入りを果たした。
・杉本が8月7日のJ1 2nd 第7節仙台戦以来リーグ戦10試合ぶり、植田が10月1日のJ1 2nd 第14節大宮戦以来リーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
鹿島が4連敗で2ndステージを終えた。J1 2nd 第17節、ヴィッセル神戸とカシマスタジアムで対戦すると、再三の決定機を生かせずにペドロ ジュニオールの一発に沈み、0-1と完封負けを喫した。

鹿島は前節、川崎Fを相手にホームで完封負けを喫した。チャンピオンシップの前哨戦ともいえる一戦、立ち上がりから充実の内容で決定機を作り出したものの、ゴールネットを揺らすことはできず。後半にワンチャンスを生かされて先制を許すと、最後まで同点に追い付くことはできなかった。0-1。10月のリーグ戦は3連敗という結果に終わった。
中4日で迎える今節。ホームでの連戦に向け、そしてステージ最終節を良い形で締めくくるため、選手たちはトレーニングに打ち込んだ。遠藤は「来てくれる人のためにも勝ちたい。その勝利をチャンピオンシップ、天皇杯につなげたい」と決意を語った。
石井監督は先発メンバーを2名変更。センターバックに植田、2列目に杉本が入り、ファン ソッコが左サイドバックを務める。その他、GKは曽ケ端、最終ラインは植田とソッコのほか、右サイドバックに西、センターバックの一角には昌子が入る。ボランチは小笠原と永木のペア、杉本とともに2列目に入るのは、今節でJ1通算200試合出場となる遠藤、そして前線は鈴木と金崎が2トップを組む。そしてベンチには、GK櫛引とブエノ、伊東、三竿、リーグ戦初のベンチ入りとなる田中、ファブリシオ、そして赤崎が控えている。


穏やかな青空に恵まれたカシマスタジアム。9月25日以来の勝利へ、アントラーズレッドに染まったスタンドが選手たちを鼓舞する。背番号12の後押しを受け、鹿島は13時33分にキックオフを迎えた。
前半は静かな立ち上がりとなった。鹿島は3分、右サイドに流れてボールをキープした金崎がクロスを上げ、鈴木が飛び込む。ダイビングヘッドは枠へ飛ばなかったが、気迫に満ちたプレーでゴールへの意欲を示した。鈴木と金崎の2トップはサイドに流れて起点を作り、力強い突破でチームの推進力となった。
次第に神戸がボールを持つ時間が長くなったが、鹿島はしっかりとブロックを敷いて対応。最終ラインの背後へパスを通される場面もあったが、昌子が冷静な守備を見せてピンチの芽を摘んでいった。先発メンバーに名を連ねた植田も、持ち前の強さで競り合いを制し、相手のロングボールを跳ね返した。
17分、鹿島は鮮やかな連係からチャンスを作り出す。右サイドに流れて前を向いた鈴木がペナルティーエリア手前へ戻し、遠藤がラストパス。エリア内中央へのスルーパスに反応した杉本が飛び込んだものの、コースを消しに来た相手GKに先に蹴り出され、シュートには至らなかった。
20分以降は拮抗した展開となった。神戸のロングスローやセットプレーからゴール前へ押し込まれるプレーが続いた時間帯もあったが、鹿島はしっかりと集中力を保って応戦。枠内へのシュートを許すことはなかった。好機を窺う鹿島は29分、遠藤がペナルティーエリア手前から左足を一閃。得意の位置からミドルシュートを放ったが、相手GKの正面を突いて得点とはならなかった。30分にはオーバーラップしたソッコがタイミングよくスペースを突き、パスを受けてペナルティーエリア内へ。ドリブルでのカットインから放たれたシュートは惜しくも相手GKに阻まれてしまった。
さらに40分、右CKからこぼれ球に反応した鈴木が左足でプッシュしたが、シュートは左ポストに阻まれた。前半は0-0で終了。スコアレスで後半を迎えることとなった。








後半立ち上がりも鹿島は積極的に攻勢をかけた。47分に金崎、49分には鈴木が強引な突進でゴールへと迫る。金崎は植田からのフィードに反応して最終ラインの背後へ抜け出し、相手DFと競り合いながらゴールへ押し込もうとしたが、得点とはならず。53分には厚みのある攻撃を仕掛け、最後は昌子がペナルティーエリア手前からミドルシュート。強烈な弾道を描いた一撃が枠を捉えたが、相手GKの手を弾いたボールはクロスバーを直撃した。
チャンスを生かせずにいた鹿島は56分、先制点を許してしまった。神戸の左サイドから突破され、橋本のシュートは曽ケ端が防いだものの、こぼれ球にペドロ ジュニオールが反応。曽ケ端をかわして押し込まれ、0-1とリードを奪われた。鹿島は4試合連続で先制を許す苦しい展開を強いられた。
ビハインドを負った鹿島は64分、杉本がペナルティーエリア内で積極的なドリブルを見せたが、シュートには至らず。直後には金崎が左足で狙ったが、強烈なシュートは枠を越えた。
石井監督は状況を打開すべく、66分に1枚目のカードを切る。杉本に代えて伊東を投入し、西を左サイドハーフへ配置転換した。伊東はピッチインから5分後、タイミングの良いオーバーラップから金崎のボレーを演出したが、惜しくも相手DFにブロックされてしまった。伊東はこの後も再三に渡ってオーバーラップを敢行し、精力的な動きで右サイドを活性化させた。
次第にオープンな展開となり、神戸にカウンターを受ける場面も増えていく。それでも曽ケ端の好セーブでしのぎ、0-1で試合は残り10分を切った。
81分、相手との競り合いで小笠原が流血するアクシデント。勝利への闘志をみなぎらせるキャプテンはプレー続行への意欲を見せたが、ファブリシオとの交代でピッチを後にすることとなった。
試合終盤、1点を追う鹿島はファブリシオの突破がアクセントとなって敵陣深くへ攻め込む。86分にはファブリシオのスルーパスから金崎がグラウンダーの強烈なシュート。枠の左へわずかに逸れ、詰めていた鈴木も押し込むことができなかった。88分にもファブリシオがペナルティーエリア左側から強烈なシュートを放ったが、相手GKに阻まれた。
0-1。鹿島は最後までゴールネットを揺らすことができなかった。ホームでの2試合連続の完封負け、リーグ戦4連敗。不甲斐ない形でリーグ戦全34節を終えることとなった。セカンドステージは6勝2分9敗、勝ち点20で11位に沈んだ。










だが、鹿島には次なる戦いが待っている。18勝5分11敗の勝ち点59で年間勝ち点3位が確定。チャンピオンシップは準決勝からの出場で、23日に川崎Fとのアウェイ一発勝負に臨むこととなった。そしてその前に、まずは来週の天皇杯4回戦だ。12日、再び神戸と激突する。
不甲斐ない結果、カシマスタジアムを包んだブーイングと選手の背中を見送ったチームコールを胸に刻み、タイトルを懸けた日々に向けて這い上がっていかなければならない。
【この試合のトピックス】
・遠藤がJ1通算200試合出場を達成した。
・ルーキーの田中がリーグ戦で初のベンチ入りを果たした。
・杉本が8月7日のJ1 2nd 第7節仙台戦以来リーグ戦10試合ぶり、植田が10月1日のJ1 2nd 第14節大宮戦以来リーグ戦3試合ぶりの先発出場を果たした。
スタッツ
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|
---|---|---|
17 | シュート | 12 |
6 | GK | 13 |
5 | CK | 6 |
12 | 直接FK | 7 |
3 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 15,925人
- 天候
- 晴、無風
気温 18.6℃ / 湿度 55.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 廣瀬 格
- 副審
-
三原 純
西橋 勲 - 第4の審判員
- 高山 啓義