試合結果
2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第16節

鹿島アントラーズ
試合終了
0-1
0前半0
0後半1

川崎フロンターレ
- 65' 森本 貴幸
試合経過
37' | ![]() |
小林 悠 → 森本 貴幸 | ||
55' | ![]() |
森谷 賢太郎 → 中野 嘉大 | ||
65' | ![]() |
森本 貴幸 | ||
ファブリシオ → 中村 充孝 | ![]() |
69' | ||
鈴木 優磨 → 赤崎 秀平 | ![]() |
73' | ||
永木 亮太 → 杉本 太郎 | ![]() |
90' | ||
90'+1 | ![]() |
中野 嘉大 → 登里 享平 | ||
90'+3 | ![]() |
森本 貴幸 |
鹿島、ホームで完封負け。川崎Fに屈してリーグ戦3連敗。
鹿島が3連敗を喫した。J1 2nd 第16節、川崎フロンターレとカシマスタジアムで対戦すると、何度も決定機を作りながらゴールを奪うことができずにスコアレスでハーフタイムへ。後半もチャンスを活かせずに65分に失点すると、ビハインドを最後まで挽回できなかった。スコアは0-1。ホームで完封負けを喫した。
鹿島は前節、FC東京とのアウェーゲームで1-2と敗れた。前半のシュートはわずかに1本にとどまり、不甲斐ない内容で90分を終えてしまった。これでリーグ戦は2連敗。ビジタースタンドをアントラーズレッドで染めたサポーターからはブーイングが飛んだ。
敗戦翌日のオープンスタジアムを経て、気持ちを新たに迎える1週間。勝利だけを目指してトレーニングを積み、10月最後の一戦に臨む。チャンピオンシップの前哨戦とも言える試合を前に石井監督は「自分たちがボールを奪う形を作ったとしても、相手にボールを保持される時間は長くなる。どう耐えながら自分たちのペースに持っていくのかを考えていきたい」と展望。「手の内を隠したりはしない」と言い切った。
指揮官は先発メンバーを3名変更。右サイドバックに西、ボランチに小笠原を復帰させ、前線には鈴木を起用した。GKは曽ケ端、最終ラインは西のほか、ファン ソッコと昌子、山本が並ぶ。小笠原のパートナーは永木、2列目は前節から引き続き、遠藤とファブリシオのペアに。前線は鈴木と金崎が2トップを組む。そしてベンチには、GK櫛引と植田、伊東、三竿、中村、杉本、そして赤崎が控えている。
穏やかな青空の下、ホームでの勝利を渇望するサポーターがカシマスタジアムに熱い声援を降り注ぐ。背番号12の後押しを受け、鹿島は14時4分にキックオフを迎えた。
開始直後、小笠原が相手のキーマン・中村に激しいタックル。2試合ぶりに先発復帰したキャプテンが、連敗中のチームを目覚めさせるかのように気迫に満ちたプレーを見せた。背番号40は鹿島の羅針盤となって試合を支配し、縦横無尽にピッチを駆けた。
鹿島は開始1分、ファブリシオのポストプレーから金崎が右足ボレーで狙う。直後の右CKからセカンドボールを拾って二次攻撃を仕掛け、遠藤が得意の左足を振り抜く。ネットを揺らすことはできなかったが、ゴールへの意欲を全面に押し出していった。前節とは見違えるような立ち上がりとなった。
攻撃サッカーを持ち味とする川崎Fに対して、鹿島は自陣に引く場面とプレスを掛けるプレーをうまく使い分けながら試合を進めた。ボールを奪った後は鈴木や金崎が身体を張って起点となり、右サイドでは遠藤と西が滑らかなパス交換で鹿島にリズムを与えていく。そして、最初の決定機は16分だった。ファブリシオがペナルティーエリア左手前で縦パスを出し、鈴木の落としを受けて右足を一閃。強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、クロスバーを直撃してしまった。
続いてのチャンスは19分。相手の最終ラインでミスを突いてボールを奪った金崎がドリブルで敵陣を独走し、ペナルティーエリアへ。相手GKと1対1となってシュートを放ったが、惜しくも阻まれた。そして24分には、左CKのセカンドボールを拾った昌子が思い切りよく右足を振り抜き、ロングシュートを放つ。唸りを上げるような強烈なボールは相手GKの手をかすめ、クロスバーを直撃してしまった。
チャンスを活かせないまま、前半は終盤へ。鹿島は川崎Fに決定機を作らせず、充実の内容でハーフタイムを迎える。しかし、内容が良くともリードを奪えなかった事実が、最後にのしかかることとなる。
0-0で迎えた後半も、鹿島は出足の早いプレスと積極的な突破でチャンスを作り出していく。50分、金崎のパスを受けた遠藤がペナルティーエリアに入って右足シュート。枠を捉えたが、相手GKに阻まれた。52分には右サイドからのパスを受けた鈴木がペナルティーエリア内を縦へ突進。相手と交錯して倒れたが、PKを告げる笛は鳴らなかった。
鹿島は後半立ち上がりのチャンスも活かせず、試合は次第に拮抗した展開に。そして65分、先制ゴールは川崎Fのものだった。ペナルティーエリア左側へスルーパスを通されると、エウシーニョのシュートを曽ケ端が弾いたところに詰めた森本に押し込まれてしまった。
ビハインドを負った鹿島は65分に中村を投入して反撃を期す。70分にはペナルティーエリア中央でこぼれ球に反応した遠藤が強烈な左足シュートを放ったものの、またも相手GKに弾かれた。石井監督は73分に赤崎をピッチへ送り出し、前線を活性化させてゴールを目指した。
鹿島は終盤もチャンスを作り出した。78分、左サイドで得たFKを小笠原がファーサイドへ蹴り込み、ソッコがダイビングヘッド。ゴール方向へ飛んだボールがラインを越え、カバーに戻った相手DFのクリアがゴールネットを揺らす。同点ゴールかと思われたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。さらに81分、西がグラウンダーのクロスを供給し、赤崎がニアサイドへ飛び込む。右足で合わせたシュートはクロスバーを直撃。またも決定機をゴールへ結び付けることはできなかった。
4分と表示されたアディショナルタイムも、鹿島のゴールは生まれなかった。0-1。ホームで完封負けを喫し、これでリーグ戦3連敗となった。
それでも、ゴール裏からはチームを鼓舞するコールが飛んだ。セカンドステージは残り1試合。次節は5日後、11月3日のヴィッセル神戸戦だ。再び迎えるホームでの一戦で、天皇杯とチャンピオンシップへつながる勝利を掴みに行く。
【この試合のトピックス】
・西が8月27日のJ1 2nd 第10節横浜FM戦以来リーグ戦6試合ぶり、鈴木が9月10日のJ12nd 第11節柏戦以来リーグ戦5試合ぶりの先発出場を果たした。
・小笠原が2試合ぶりの先発出場、杉本が2試合ぶりの途中出場を記録した。
鹿島が3連敗を喫した。J1 2nd 第16節、川崎フロンターレとカシマスタジアムで対戦すると、何度も決定機を作りながらゴールを奪うことができずにスコアレスでハーフタイムへ。後半もチャンスを活かせずに65分に失点すると、ビハインドを最後まで挽回できなかった。スコアは0-1。ホームで完封負けを喫した。
鹿島は前節、FC東京とのアウェーゲームで1-2と敗れた。前半のシュートはわずかに1本にとどまり、不甲斐ない内容で90分を終えてしまった。これでリーグ戦は2連敗。ビジタースタンドをアントラーズレッドで染めたサポーターからはブーイングが飛んだ。
敗戦翌日のオープンスタジアムを経て、気持ちを新たに迎える1週間。勝利だけを目指してトレーニングを積み、10月最後の一戦に臨む。チャンピオンシップの前哨戦とも言える試合を前に石井監督は「自分たちがボールを奪う形を作ったとしても、相手にボールを保持される時間は長くなる。どう耐えながら自分たちのペースに持っていくのかを考えていきたい」と展望。「手の内を隠したりはしない」と言い切った。
指揮官は先発メンバーを3名変更。右サイドバックに西、ボランチに小笠原を復帰させ、前線には鈴木を起用した。GKは曽ケ端、最終ラインは西のほか、ファン ソッコと昌子、山本が並ぶ。小笠原のパートナーは永木、2列目は前節から引き続き、遠藤とファブリシオのペアに。前線は鈴木と金崎が2トップを組む。そしてベンチには、GK櫛引と植田、伊東、三竿、中村、杉本、そして赤崎が控えている。


穏やかな青空の下、ホームでの勝利を渇望するサポーターがカシマスタジアムに熱い声援を降り注ぐ。背番号12の後押しを受け、鹿島は14時4分にキックオフを迎えた。

開始直後、小笠原が相手のキーマン・中村に激しいタックル。2試合ぶりに先発復帰したキャプテンが、連敗中のチームを目覚めさせるかのように気迫に満ちたプレーを見せた。背番号40は鹿島の羅針盤となって試合を支配し、縦横無尽にピッチを駆けた。
鹿島は開始1分、ファブリシオのポストプレーから金崎が右足ボレーで狙う。直後の右CKからセカンドボールを拾って二次攻撃を仕掛け、遠藤が得意の左足を振り抜く。ネットを揺らすことはできなかったが、ゴールへの意欲を全面に押し出していった。前節とは見違えるような立ち上がりとなった。
攻撃サッカーを持ち味とする川崎Fに対して、鹿島は自陣に引く場面とプレスを掛けるプレーをうまく使い分けながら試合を進めた。ボールを奪った後は鈴木や金崎が身体を張って起点となり、右サイドでは遠藤と西が滑らかなパス交換で鹿島にリズムを与えていく。そして、最初の決定機は16分だった。ファブリシオがペナルティーエリア左手前で縦パスを出し、鈴木の落としを受けて右足を一閃。強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、クロスバーを直撃してしまった。
続いてのチャンスは19分。相手の最終ラインでミスを突いてボールを奪った金崎がドリブルで敵陣を独走し、ペナルティーエリアへ。相手GKと1対1となってシュートを放ったが、惜しくも阻まれた。そして24分には、左CKのセカンドボールを拾った昌子が思い切りよく右足を振り抜き、ロングシュートを放つ。唸りを上げるような強烈なボールは相手GKの手をかすめ、クロスバーを直撃してしまった。
チャンスを活かせないまま、前半は終盤へ。鹿島は川崎Fに決定機を作らせず、充実の内容でハーフタイムを迎える。しかし、内容が良くともリードを奪えなかった事実が、最後にのしかかることとなる。
0-0で迎えた後半も、鹿島は出足の早いプレスと積極的な突破でチャンスを作り出していく。50分、金崎のパスを受けた遠藤がペナルティーエリアに入って右足シュート。枠を捉えたが、相手GKに阻まれた。52分には右サイドからのパスを受けた鈴木がペナルティーエリア内を縦へ突進。相手と交錯して倒れたが、PKを告げる笛は鳴らなかった。








鹿島は後半立ち上がりのチャンスも活かせず、試合は次第に拮抗した展開に。そして65分、先制ゴールは川崎Fのものだった。ペナルティーエリア左側へスルーパスを通されると、エウシーニョのシュートを曽ケ端が弾いたところに詰めた森本に押し込まれてしまった。
ビハインドを負った鹿島は65分に中村を投入して反撃を期す。70分にはペナルティーエリア中央でこぼれ球に反応した遠藤が強烈な左足シュートを放ったものの、またも相手GKに弾かれた。石井監督は73分に赤崎をピッチへ送り出し、前線を活性化させてゴールを目指した。
鹿島は終盤もチャンスを作り出した。78分、左サイドで得たFKを小笠原がファーサイドへ蹴り込み、ソッコがダイビングヘッド。ゴール方向へ飛んだボールがラインを越え、カバーに戻った相手DFのクリアがゴールネットを揺らす。同点ゴールかと思われたが、オフサイドの判定で得点は認められなかった。さらに81分、西がグラウンダーのクロスを供給し、赤崎がニアサイドへ飛び込む。右足で合わせたシュートはクロスバーを直撃。またも決定機をゴールへ結び付けることはできなかった。
4分と表示されたアディショナルタイムも、鹿島のゴールは生まれなかった。0-1。ホームで完封負けを喫し、これでリーグ戦3連敗となった。








それでも、ゴール裏からはチームを鼓舞するコールが飛んだ。セカンドステージは残り1試合。次節は5日後、11月3日のヴィッセル神戸戦だ。再び迎えるホームでの一戦で、天皇杯とチャンピオンシップへつながる勝利を掴みに行く。
【この試合のトピックス】
・西が8月27日のJ1 2nd 第10節横浜FM戦以来リーグ戦6試合ぶり、鈴木が9月10日のJ12nd 第11節柏戦以来リーグ戦5試合ぶりの先発出場を果たした。
・小笠原が2試合ぶりの先発出場、杉本が2試合ぶりの途中出場を記録した。
スタッツ
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|
---|---|---|
17 | シュート | 7 |
8 | GK | 10 |
10 | CK | 2 |
12 | 直接FK | 13 |
3 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 24,000人
- 天候
- 曇、弱風
気温 19.1℃ / 湿度 62.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 西村 雄一
- 副審
-
平間 亮
堀越 雅弘 - 第4の審判員
- 三上 正一郎