試合結果
2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第15節

FC東京
- 14' 河野 広貴
- 84' 前田 遼一
試合終了
2-1
1前半0
1後半1

鹿島アントラーズ
- 90'+1 山本 脩斗
試合経過
河野 広貴 | ![]() |
14' | ||
19' | ![]() |
曽ケ端 準 | ||
河野 広貴 → 水沼 宏太 | ![]() |
37' | ||
46' | ![]() |
遠藤 康 → 鈴木 優磨 | ||
49' | ![]() |
ファン ソッコ | ||
63' | ![]() |
ファブリシオ → 中村 充孝 | ||
梶山 陽平 | ![]() |
65' | ||
81' | ![]() |
土居 聖真 → 小笠原 満男 | ||
前田 遼一 | ![]() |
84' | ||
90'+1 | ![]() |
山本 脩斗 | ||
中島 翔哉 → ネイサン バーンズ | ![]() |
90'+3 |
鹿島、再開初戦を飾れず。FC東京に敗れてリーグ戦2連敗。
リーグ再開初戦は不甲斐ない結果に終わった。J1 2nd 第15節、FC東京と味の素スタジアムで対戦すると、14分に河野に先制ゴールを奪われ、1点を追う終盤に追加点を許す苦しい展開に。後半アディショナルタイムに山本が1点を返したが、1-2で敗れた。
3週間前、鹿島は第14節の大宮アルディージャ戦で1-3と完敗を喫した。クラブ創設25周年を祝う一戦で3失点。カシマスタジアムに鳴り響いたブーイングを胸に刻み、奮起を期してインターバルに突入した。タイでのトレーニングキャンプを敢行し、強化試合では2連勝を果たす。来たるべきリーグ再開、そしてシーズン終盤戦に向けて、静かに牙を研いだ。
離脱していた選手たちが続々と戦列に復帰し、充実のラインナップが揃った。石井監督はGKに曽ケ端、最終ラインには伊東とファン ソッコ、復帰を果たした昌子、山本を指名。永木と柴崎がボランチでコンビを組み、2列目にはファブリシオがリーグ初先発、約2か月ぶり復帰の遠藤が並ぶ。そして土居と金崎が前線で2トップを組む。さらにベンチには、復帰の西と中村のほか、GK櫛引と植田、小笠原、鈴木、そして赤崎が控えている。
リーグ再開の時を待ちわびたサポーターが、味の素スタジアムに大きな声援を鳴り響かせる。タオルマフラーが舞い、歌声とともに選手たちを鼓舞する。アントラーズレッドに染まったビジタースタンドの後押しを受け、鹿島は14時4分にキックオフを迎えた。
開始直後、土居が敵陣右サイド深くで起点となってボールを収める。後方に戻して遠藤が折り返したボールはクリアされたが、1分足らずでチャンスを作り出し、ゴールへの意欲を示した。
しかし、その後はFC東京に押し込まれる時間が続いた。最終ラインの背後へスルーパスを通される場面が多く、深い位置からクロスを上げられるプレーが増えていった。7分にはペナルティーエリア右側にパスを通されて河野に決定機を作られたものの、1対1でのシュートを曽ケ端がセーブ。守護神が会心のブロックを見せ、ゴールを許さない。
鹿島は左サイドで先発したファブリシオが7分にミドルシュートを放ったが、力なく相手GKの手中へ。右サイドを駆け上がる伊東のクロスもなかなかシュートへ結びつかず、決定機を作れないまま推移していった。
そして14分、この日最初の歓喜はホームチームのものだった。センターサークル右外でのポストプレーで土居が倒されたものの笛は鳴らず、FC東京のショートカウンターとなってスルーパスを通される。最後は河野にシュートを決められた。
アウェイでビハインドを負った鹿島は反撃を期すが、FC東京の攻勢を前に、なかなかいい形でボールを持つことができない。20分には相手のFKからあわやオウンゴールという場面もあったが、曽ケ端が間一髪、弾き出した。
決定機を作れないまま、前半は終盤へ。41分にはファブリシオのクロスに土居が飛び込んだが、相手との競り合いの中でボールを触ることができず、シュートまで持ち込めない。結局、前半は0-0。不甲斐ない内容でハーフタイムを迎えることとなった。
後半開始時から石井監督は鈴木をピッチに送り出した。遠藤との交代で右サイドへ配し、反撃を期す。鈴木はタッチライン際でボール受け、粘り強いプレーで起点となった。しかし、なかなか決定機を作れない。51分、オーバーラップした伊東がクロスを上げたが、シュートチャンスには至らなかった。
激しいボディコンタクトの応酬が続く中、鹿島は63分、ファブリシオに代えて中村を投入する。復帰を果たした背番号13とともに反撃を目指すが、なおも決定機を生み出せない展開が続いた。72分、柴崎のFKからソッコが放ったヘディングシュートは枠の外へ。直後の73分、左CKからの流れで右サイドへ流れたボールを鈴木が拾い、クロスに飛び込んだ昌子がファーサイドから狙ったが、枠の左へと逸れた。
セットプレーを活かすことができず、試合は残り15分を切った。前がかりになる鹿島に対してFC東京はカウンターで応戦し、オープンな打ち合いとなっていく。そして84分、次のゴールもFC東京のものだった。84分、FKからゴール前で混戦となり、最後は前田に押し込まれてしまった。
2点ビハインドを負い、苦しい状況に追い込まれた鹿島。後半アディショナルタイム1分、鈴木のクロスに合わせた山本がヘディングシュートを放つと、相手GKが弾き出す前にゴールラインを割ったとの判定で得点が認められた。これで1-2。1点差に迫ったが、同点に追いつくために残された時間は短すぎた。
試合終了を告げるホイッスルが鳴り響き、鹿島はリーグ戦で2008年10月以来、14試合ぶりにFC東京に敗れた。選手たちを出迎えるゴール裏はブーイングを送り、奮起を促した。
セカンドステージは残り2試合、次節は10月29日の川崎F戦だ。これ以上、不甲斐ない試合を続けてはならない。ホームに帰還し、勝利だけを目指して戦うしかない。
【この試合のトピックス】
・リーグでのFC東京戦で14試合ぶりに敗れた。2009年4月12日の第5節で2-1と競り勝った一戦以来から負けていなかったが、連続記録が止まった。
・遠藤が8月6日のJ1 2nd 第7節仙台戦以来リーグ戦8試合ぶり、昌子が9月17日のJ12nd 第12節磐田戦以来リーグ戦3試合ぶりの先発復帰を果たした。
・ファブリシオがリーグ戦初先発を果たした。
・山本が、7月13日のJ1 2nd 第3節名古屋戦以来のゴール。今季のリーグ戦3得点目を記録した。
リーグ再開初戦は不甲斐ない結果に終わった。J1 2nd 第15節、FC東京と味の素スタジアムで対戦すると、14分に河野に先制ゴールを奪われ、1点を追う終盤に追加点を許す苦しい展開に。後半アディショナルタイムに山本が1点を返したが、1-2で敗れた。
3週間前、鹿島は第14節の大宮アルディージャ戦で1-3と完敗を喫した。クラブ創設25周年を祝う一戦で3失点。カシマスタジアムに鳴り響いたブーイングを胸に刻み、奮起を期してインターバルに突入した。タイでのトレーニングキャンプを敢行し、強化試合では2連勝を果たす。来たるべきリーグ再開、そしてシーズン終盤戦に向けて、静かに牙を研いだ。

離脱していた選手たちが続々と戦列に復帰し、充実のラインナップが揃った。石井監督はGKに曽ケ端、最終ラインには伊東とファン ソッコ、復帰を果たした昌子、山本を指名。永木と柴崎がボランチでコンビを組み、2列目にはファブリシオがリーグ初先発、約2か月ぶり復帰の遠藤が並ぶ。そして土居と金崎が前線で2トップを組む。さらにベンチには、復帰の西と中村のほか、GK櫛引と植田、小笠原、鈴木、そして赤崎が控えている。

リーグ再開の時を待ちわびたサポーターが、味の素スタジアムに大きな声援を鳴り響かせる。タオルマフラーが舞い、歌声とともに選手たちを鼓舞する。アントラーズレッドに染まったビジタースタンドの後押しを受け、鹿島は14時4分にキックオフを迎えた。
開始直後、土居が敵陣右サイド深くで起点となってボールを収める。後方に戻して遠藤が折り返したボールはクリアされたが、1分足らずでチャンスを作り出し、ゴールへの意欲を示した。
しかし、その後はFC東京に押し込まれる時間が続いた。最終ラインの背後へスルーパスを通される場面が多く、深い位置からクロスを上げられるプレーが増えていった。7分にはペナルティーエリア右側にパスを通されて河野に決定機を作られたものの、1対1でのシュートを曽ケ端がセーブ。守護神が会心のブロックを見せ、ゴールを許さない。
鹿島は左サイドで先発したファブリシオが7分にミドルシュートを放ったが、力なく相手GKの手中へ。右サイドを駆け上がる伊東のクロスもなかなかシュートへ結びつかず、決定機を作れないまま推移していった。
そして14分、この日最初の歓喜はホームチームのものだった。センターサークル右外でのポストプレーで土居が倒されたものの笛は鳴らず、FC東京のショートカウンターとなってスルーパスを通される。最後は河野にシュートを決められた。
アウェイでビハインドを負った鹿島は反撃を期すが、FC東京の攻勢を前に、なかなかいい形でボールを持つことができない。20分には相手のFKからあわやオウンゴールという場面もあったが、曽ケ端が間一髪、弾き出した。
決定機を作れないまま、前半は終盤へ。41分にはファブリシオのクロスに土居が飛び込んだが、相手との競り合いの中でボールを触ることができず、シュートまで持ち込めない。結局、前半は0-0。不甲斐ない内容でハーフタイムを迎えることとなった。








後半開始時から石井監督は鈴木をピッチに送り出した。遠藤との交代で右サイドへ配し、反撃を期す。鈴木はタッチライン際でボール受け、粘り強いプレーで起点となった。しかし、なかなか決定機を作れない。51分、オーバーラップした伊東がクロスを上げたが、シュートチャンスには至らなかった。
激しいボディコンタクトの応酬が続く中、鹿島は63分、ファブリシオに代えて中村を投入する。復帰を果たした背番号13とともに反撃を目指すが、なおも決定機を生み出せない展開が続いた。72分、柴崎のFKからソッコが放ったヘディングシュートは枠の外へ。直後の73分、左CKからの流れで右サイドへ流れたボールを鈴木が拾い、クロスに飛び込んだ昌子がファーサイドから狙ったが、枠の左へと逸れた。
セットプレーを活かすことができず、試合は残り15分を切った。前がかりになる鹿島に対してFC東京はカウンターで応戦し、オープンな打ち合いとなっていく。そして84分、次のゴールもFC東京のものだった。84分、FKからゴール前で混戦となり、最後は前田に押し込まれてしまった。
2点ビハインドを負い、苦しい状況に追い込まれた鹿島。後半アディショナルタイム1分、鈴木のクロスに合わせた山本がヘディングシュートを放つと、相手GKが弾き出す前にゴールラインを割ったとの判定で得点が認められた。これで1-2。1点差に迫ったが、同点に追いつくために残された時間は短すぎた。








試合終了を告げるホイッスルが鳴り響き、鹿島はリーグ戦で2008年10月以来、14試合ぶりにFC東京に敗れた。選手たちを出迎えるゴール裏はブーイングを送り、奮起を促した。
セカンドステージは残り2試合、次節は10月29日の川崎F戦だ。これ以上、不甲斐ない試合を続けてはならない。ホームに帰還し、勝利だけを目指して戦うしかない。

【この試合のトピックス】
・リーグでのFC東京戦で14試合ぶりに敗れた。2009年4月12日の第5節で2-1と競り勝った一戦以来から負けていなかったが、連続記録が止まった。
・遠藤が8月6日のJ1 2nd 第7節仙台戦以来リーグ戦8試合ぶり、昌子が9月17日のJ12nd 第12節磐田戦以来リーグ戦3試合ぶりの先発復帰を果たした。
・ファブリシオがリーグ戦初先発を果たした。
・山本が、7月13日のJ1 2nd 第3節名古屋戦以来のゴール。今季のリーグ戦3得点目を記録した。
スタッツ
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|
---|---|---|
11 | シュート | 7 |
4 | GK | 8 |
6 | CK | 5 |
26 | 直接FK | 17 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 37,317人
- 天候
- 曇、弱風
気温 18.4℃ / 湿度 60.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 榎本 一慶
- 副審
-
金井 清一
蒲澤 淳一 - 第4の審判員
- 中村 太