試合結果
2016明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第10節

横浜F・マリノス
- 45' 伊藤 翔
- 80' 齋藤 学
試合終了
2-2
1前半1
1後半1

鹿島アントラーズ
- 28' 鈴木 優磨
- 85' ファブリシオ
試合経過
天野 純 | ![]() |
6' | ||
28' | ![]() |
鈴木 優磨 | ||
ファビオ | ![]() |
41' | ||
伊藤 翔 | ![]() |
45' | ||
52' | ![]() |
土居 聖真 → 永木 亮太 | ||
天野 純 → 遠藤 渓太 | ![]() |
63' | ||
64' | ![]() |
西 大伍 | ||
喜田 拓也 | ![]() |
66' | ||
73' | ![]() |
赤崎 秀平 → 伊東 幸敏 | ||
カイケ → 富樫 敬真 | ![]() |
76' | ||
齋藤 学 | ![]() |
80' | ||
83' | ![]() |
小笠原 満男 → ファブリシオ | ||
金井 貢史 → 栗原 勇蔵 | ![]() |
84' | ||
85' | ![]() |
ファブリシオ | ||
90' | ![]() |
昌子 源 |
鈴木の3試合連続弾、ファブリシオの初ゴールも2-2のドロー。鹿島、横浜FMと痛み分け。
序盤、ホームながら引き気味の横浜FMに対し、鹿島はボールポゼッションを高めていく。石井監督が体調不良で欠場という非常事態の中、是が非でも勝ちたい鹿島は中盤で小笠原、柴崎らがゲームを組み立て前線の金崎、鈴木へとボールをつなぐ。
だが少し攻め急いだのか、横浜FMのカウンターに遭う回数も少しずつ増えてしまう。特に危なかったのは、10分。カウンターから齋藤にドリブルで持ち込まれ、最後はフリーの伊藤にボレーシュートを放たれる。しかしこれは幸運にもクロスバーに直撃。運も味方し、先制点を献上せずにすんだ。
そして逆に待望の先制点を得る。28分、金崎のスルーパスから鈴木が巧みにゴール前へ入り、絶妙のシュート。これが横浜FMゴールに吸い込まれ、鈴木の3試合連続弾で1-0とした。
だがこのリードも前半のうちに潰えてしまった。45分、齋藤のシュート気味のクロスから伊藤に決められ、1-1。齋藤という横浜FMで最も注意しなければいけない選手にいいようにやられ、同点のまま、前半45分を終えた。
後半に入ると今度は横浜FMに攻め込まれる場面が多くなる。だがここは石井監督の代行として指揮を執った大岩コーチがすぐさま永木を土居に代えてピッチに送り出し、中盤の守備に厚みを持たせた。
その後も大岩コーチは積極的な選手起用を見せる。73分には西を前に上げ、赤崎に代えて伊東を右サイドバックに起用するなど今までにない選手起用で横浜FMゴールに迫った。
だが80分、攻め上がっていたところもまたしても齋藤にドリブルで持ち込まれ、逆転ゴールを許してしまう。これで勝利への執念も失われるかと思われたが、選手たちもベンチも最後まで諦めることはなかった。
83分、小笠原に代え、ファブリシオをピッチに送り出すと大岩コーチは攻めの姿勢を徹底させた。そしてその2分後、西からのパスを伊東がグラウンダーのクロスで入れ、それを鈴木が折り返し、ファブリシオがファーストタッチで同点ゴールを決める。ファブリシオの初ゴールで勢いづく鹿島はここから総攻撃をかけた。
だが逆転ゴールは遠かった。終了間際にも永木がFKから狙ったが、これも僅かに外れる。この直後に試合終了のホイッスルが鳴り、鹿島は横浜FMと2-2の痛み分けでこの第10節を終えた。
悔しさはつのる。しかし選手たち、そしてベンチが一丸となって最後まで勝利のために戦った。その姿勢がある限り、また前を向ける。天皇杯も開幕となり、リーグタイトルと天皇杯の2冠へ向けてもう一度歩みを進めなければならない。
【この試合のトピックス】
・石井監督が体調不良のため、大岩コーチが指揮。
・ファブリシオがアントラーズ初ゴール。
・鈴木が3試合連続ゴール。

序盤、ホームながら引き気味の横浜FMに対し、鹿島はボールポゼッションを高めていく。石井監督が体調不良で欠場という非常事態の中、是が非でも勝ちたい鹿島は中盤で小笠原、柴崎らがゲームを組み立て前線の金崎、鈴木へとボールをつなぐ。



だが少し攻め急いだのか、横浜FMのカウンターに遭う回数も少しずつ増えてしまう。特に危なかったのは、10分。カウンターから齋藤にドリブルで持ち込まれ、最後はフリーの伊藤にボレーシュートを放たれる。しかしこれは幸運にもクロスバーに直撃。運も味方し、先制点を献上せずにすんだ。


そして逆に待望の先制点を得る。28分、金崎のスルーパスから鈴木が巧みにゴール前へ入り、絶妙のシュート。これが横浜FMゴールに吸い込まれ、鈴木の3試合連続弾で1-0とした。



だがこのリードも前半のうちに潰えてしまった。45分、齋藤のシュート気味のクロスから伊藤に決められ、1-1。齋藤という横浜FMで最も注意しなければいけない選手にいいようにやられ、同点のまま、前半45分を終えた。


後半に入ると今度は横浜FMに攻め込まれる場面が多くなる。だがここは石井監督の代行として指揮を執った大岩コーチがすぐさま永木を土居に代えてピッチに送り出し、中盤の守備に厚みを持たせた。



その後も大岩コーチは積極的な選手起用を見せる。73分には西を前に上げ、赤崎に代えて伊東を右サイドバックに起用するなど今までにない選手起用で横浜FMゴールに迫った。
だが80分、攻め上がっていたところもまたしても齋藤にドリブルで持ち込まれ、逆転ゴールを許してしまう。これで勝利への執念も失われるかと思われたが、選手たちもベンチも最後まで諦めることはなかった。


83分、小笠原に代え、ファブリシオをピッチに送り出すと大岩コーチは攻めの姿勢を徹底させた。そしてその2分後、西からのパスを伊東がグラウンダーのクロスで入れ、それを鈴木が折り返し、ファブリシオがファーストタッチで同点ゴールを決める。ファブリシオの初ゴールで勢いづく鹿島はここから総攻撃をかけた。



だが逆転ゴールは遠かった。終了間際にも永木がFKから狙ったが、これも僅かに外れる。この直後に試合終了のホイッスルが鳴り、鹿島は横浜FMと2-2の痛み分けでこの第10節を終えた。
悔しさはつのる。しかし選手たち、そしてベンチが一丸となって最後まで勝利のために戦った。その姿勢がある限り、また前を向ける。天皇杯も開幕となり、リーグタイトルと天皇杯の2冠へ向けてもう一度歩みを進めなければならない。

【この試合のトピックス】
・石井監督が体調不良のため、大岩コーチが指揮。
・ファブリシオがアントラーズ初ゴール。
・鈴木が3試合連続ゴール。
スタッツ
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---|---|---|
14 | シュート | 18 |
11 | GK | 6 |
3 | CK | 8 |
21 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 29,123人
- 天候
- 雨一時曇、弱風
気温 23.3℃ / 湿度 79.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 佐藤 隆治
- 副審
-
田中 利幸
村上 孝治 - 第4の審判員
- 榎本 一慶