試合結果
2016明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第13節

名古屋グランパス
- 46' 田口 泰士
- 66' 竹内 彬
試合終了
2-3
0前半0
2後半3

鹿島アントラーズ
- 56' カイオ
- 86' 鈴木 優磨
- 90'+5 カイオ
試合経過
26' | ![]() |
赤崎 秀平 | ||
42' | ![]() |
カイオ | ||
田口 泰士 | ![]() |
46' | ||
53' | ![]() |
赤崎 秀平 → 土居 聖真 | ||
56' | ![]() |
カイオ | ||
明神 智和 | ![]() |
60' | ||
64' | ![]() |
小笠原 満男 → 永木 亮太 | ||
竹内 彬 | ![]() |
66' | ||
72' | ![]() |
ジネイ → 杉本 太郎 | ||
野田 隆之介 → 古林 将太 | ![]() |
73' | ||
永井 謙佑 → 小川 佳純 | ![]() |
80' | ||
オーマン | ![]() |
86' | ||
86' | ![]() |
鈴木 優磨 | ||
90'+5 | ![]() |
カイオ |
カイオの劇的弾!鹿島、全員で逆転勝利をつかむ!
ナビスコカップ敗退の嫌な雰囲気を全員が一丸となって払拭した。アウェイ豊田スタジアムでの逆転勝利で鹿島はリーグ暫定2位に浮上した。
植田がU-23日本代表のトゥーロン遠征、西が累積警告での出場停止、そして金崎が体調不良と主力3選手を欠くという苦しい状況の中、石井監督は、無残な逆転負けを喫した湘南戦で思うようなプレーができなかったブエノ、鈴木、そしてカイオを先発に起用した。またジネイのパートナーには土居に代えて赤崎を入れるなど選手たちの奮闘を期待するかのように11人を信頼してピッチへと送り出した。
前半、その期待に応えるべく選手たちは散水ですべりやすくなった豊田スタジアムのピッチを駆け回った。特に目立ったのが、昌子とブエノのCBコンビ。特にブエノは相手のスピードスター永井を力業で押さえつけ、湘南戦とは別人のようなプレーを見せた。また中盤ではキャプテンの小笠原がセカンドボールへの素早い寄せを見せ、試合の主導権を握ろうと奔走した。
だが30分過ぎには今日トップ下に入った田口を中心に攻め込む名古屋に押される展開となる。何とか粘り強い守備でゴールを許さず、前半45分を終えた。
そして後半に入り、試合はすぐ動いた。46分、一瞬の隙を突かれ、田口にスーパーなミドルシュートを決められる。前半安定したセービングを見せていた曽ケ端にとっても全く防ぎようのない圧巻のシュートで鹿島はリードを許してしまった。
だがこの劣勢からチームは崩れなかった。53分、赤崎に代わり土居がピッチに立つと前線へのくさびのパスが目立つようになる。そして56分、カウンターからカイオが同点弾を決め、試合は振り出しに戻った。
64分、更なる活性化を目指し、石井監督はキャプテンの小笠原に代え、永木をピッチに送り出す。永木のボール奪取力と展開力に期待した交代策だったが、この2分後、CKから竹内に追加点を決められ、2-1。鹿島は窮地に追い込まれた。
絶対に負けられない戦い。この窮地にも誰1人諦めるものはいなかった。そして86分、左サイドに張った永木が絶妙のクロスをゴール前へ送ると、鈴木が得意のヘッドで起死回生の同点ゴールを決めた。
こうなると鹿島の勢いは止まらない。同点狙いで消極的となった名古屋に対し圧力を高め、ついにアディショナルタイムも5分経ったところでカウンターからカイオが劇的な逆転弾を名古屋ゴールに叩き込んだ。
後半、何度も体を張ったスライディングを見せたブエノ、そしてシモビッチを完璧に抑え込んだ昌子のCBコンビも素晴らしかったが、相手の決定的なシュートを神がかり的セービングで何度も止めた曽ケ端も素晴らしかった。そして何より全員が最後まで勝利のために力を合わせて戦ったことが素晴らしかった。
内容は決してほめられるべきものではない。しかしこの苦しい状況で、全員が一丸となって手に入れた勝ち点3。順位も暫定ながら2位となった。ナビスコカップというタイトルを失った悔しさが消えるものではないが、ここからまた歩みを進めることができる。そんな希望の灯が見えた勝利だ。
【この試合のトピックス】
・カイオの1点目が、リーグでの対名古屋戦通算100ゴール。
ナビスコカップ敗退の嫌な雰囲気を全員が一丸となって払拭した。アウェイ豊田スタジアムでの逆転勝利で鹿島はリーグ暫定2位に浮上した。
植田がU-23日本代表のトゥーロン遠征、西が累積警告での出場停止、そして金崎が体調不良と主力3選手を欠くという苦しい状況の中、石井監督は、無残な逆転負けを喫した湘南戦で思うようなプレーができなかったブエノ、鈴木、そしてカイオを先発に起用した。またジネイのパートナーには土居に代えて赤崎を入れるなど選手たちの奮闘を期待するかのように11人を信頼してピッチへと送り出した。
前半、その期待に応えるべく選手たちは散水ですべりやすくなった豊田スタジアムのピッチを駆け回った。特に目立ったのが、昌子とブエノのCBコンビ。特にブエノは相手のスピードスター永井を力業で押さえつけ、湘南戦とは別人のようなプレーを見せた。また中盤ではキャプテンの小笠原がセカンドボールへの素早い寄せを見せ、試合の主導権を握ろうと奔走した。






だが30分過ぎには今日トップ下に入った田口を中心に攻め込む名古屋に押される展開となる。何とか粘り強い守備でゴールを許さず、前半45分を終えた。
そして後半に入り、試合はすぐ動いた。46分、一瞬の隙を突かれ、田口にスーパーなミドルシュートを決められる。前半安定したセービングを見せていた曽ケ端にとっても全く防ぎようのない圧巻のシュートで鹿島はリードを許してしまった。


だがこの劣勢からチームは崩れなかった。53分、赤崎に代わり土居がピッチに立つと前線へのくさびのパスが目立つようになる。そして56分、カウンターからカイオが同点弾を決め、試合は振り出しに戻った。



64分、更なる活性化を目指し、石井監督はキャプテンの小笠原に代え、永木をピッチに送り出す。永木のボール奪取力と展開力に期待した交代策だったが、この2分後、CKから竹内に追加点を決められ、2-1。鹿島は窮地に追い込まれた。

絶対に負けられない戦い。この窮地にも誰1人諦めるものはいなかった。そして86分、左サイドに張った永木が絶妙のクロスをゴール前へ送ると、鈴木が得意のヘッドで起死回生の同点ゴールを決めた。



こうなると鹿島の勢いは止まらない。同点狙いで消極的となった名古屋に対し圧力を高め、ついにアディショナルタイムも5分経ったところでカウンターからカイオが劇的な逆転弾を名古屋ゴールに叩き込んだ。


後半、何度も体を張ったスライディングを見せたブエノ、そしてシモビッチを完璧に抑え込んだ昌子のCBコンビも素晴らしかったが、相手の決定的なシュートを神がかり的セービングで何度も止めた曽ケ端も素晴らしかった。そして何より全員が最後まで勝利のために力を合わせて戦ったことが素晴らしかった。

内容は決してほめられるべきものではない。しかしこの苦しい状況で、全員が一丸となって手に入れた勝ち点3。順位も暫定ながら2位となった。ナビスコカップというタイトルを失った悔しさが消えるものではないが、ここからまた歩みを進めることができる。そんな希望の灯が見えた勝利だ。

【この試合のトピックス】
・カイオの1点目が、リーグでの対名古屋戦通算100ゴール。
スタッツ
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---|---|---|
15 | シュート | 12 |
7 | GK | 11 |
8 | CK | 4 |
17 | 直接FK | 14 |
2 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 17,499人
- 天候
- 晴、弱風
気温 21.9℃ / 湿度 69.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 村上 伸次
- 副審
-
聳城 巧
蒲澤 淳一 - 第4の審判員
- 竹田 明弘