試合結果
第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦

鹿島アントラーズ
試合終了
0-0
0前半0
0後半0
0延長前半0
0延長後半0
2PK3

水戸ホーリーホック
PK | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
水戸 | × | ○ | ○ | ○ | × |
鹿島 | × | ○ | ○ | × | × |
試合経過
鈴木 隆雅 | ![]() |
20' | ||
26' | ![]() |
金 聖基 | ||
36' | ![]() |
小谷野 顕治 | ||
53' | ![]() |
池ヶ谷 颯斗 | ||
65' | ![]() |
小谷野 顕治 → 三島 康平 | ||
杉本 太郎 → 遠藤 康 | ![]() |
65' | ||
78' | ![]() |
パク カンイル → 船谷 圭祐 | ||
豊川 雄太 → 赤崎 秀平 | ![]() |
79' | ||
90'+4 | ![]() |
船谷 圭祐 | ||
96' | ![]() |
田向 泰輝 | ||
97' | ![]() |
池ヶ谷 颯斗 → 馬場 賢治 |
茨城ダービー、初めての屈辱。鹿島、PK戦の末に水戸に屈す。天皇杯3回戦敗退。

鹿島が、茨城ダービーで屈した。天皇杯3回戦で水戸ホーリーホックと対戦すると、0-0のまま決着がつかず、勝負の行方は延長戦へ。それでもスコアは動かず、PK戦の末に2-3で敗れた。
鹿島は3日前、ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦でヴィッセル神戸をホームに迎え撃ち、4-1と快勝した。2試合合計6-2と圧倒し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。2ndステージでも2位につける鹿島にとって、複数のタイトルを視野に入れる日々が続く。そしてもう1つ、欠かせないのが元日決勝を目指す道のりだ。選手たちはすぐに「天皇杯があるから」と、気持ちを切り替えていた。
中2日で迎える一戦、石井監督は大幅なメンバー変更を断行した。紅白戦で並べられたフレッシュなメンバーは、それぞれの特長を出しながら、指揮官に必死のアピールを見せていた。石井監督は「誰が出ても変わらない戦い方をしたい。期待している」と、選手たちへの信頼を語っていた。
神戸戦からの先発メンバー変更は、なんと10人。センターバックに入る山村以外は、全選手が入れ替わる形となった。GKは佐藤、最終ラインは右から、伊東と植田、山村、鈴木隆雅が並ぶ。そしてボランチは梅鉢と本山、2列目に杉本と豊川、そして前線にはダヴィと鈴木優磨が入る。ベンチには曽ヶ端と山本、大橋、小笠原、遠藤、中村、赤崎が座った。
カシマスタジアムは、心地良い秋晴れに恵まれた。開場後は冷え込んだが、茨城ダービーを前にサポーターのボルテージは高まる。赤と青に割れた両ゴール裏が、試合への期待感を高めていった。ウォーミングアップに現れたフレッシュなメンバーの背中を押すように、大きなチームコールが降り注がれた。
19時、キックオフのホイッスルが鳴った。鹿島は開始早々の3分、右サイドを縦に突破した杉本がグラウンダーのクロスを送ると、ダヴィが巧みに合わせてゴールを狙ったが、惜しくもGKに阻まれてしまう。こぼれ球へのプッシュも弾かれてしまった。その後は、積極的にプレスをかけてくる水戸の勢いに押されたものの、鹿島は無失点でしのいだ。

開始15分をスコアレスで終え、次第に鹿島がボールキープ率を高めていく。22分には杉本がドリブルで仕掛け、鋭い切り返しから左足ミドルシュート。GKの正面を突いたが、枠を捉えてゴールを脅かした。さらに29分には、左サイドからの豊川のFKがゴール前で混戦となり、最後は植田がシュートを放ったものの、DFにブロックされてしまった。


鹿島はボールを保持していたものの、思うようにパスをつなぐことができず、苦しい展開となった。36分にも杉本が左足ミドルシュートを放ったが、GKの正面へ。なかなか決定機を作れず、低調な出来に終始した。前半終了間際には、右サイドの背後を取られて強烈なボレーシュートを打たれたものの、佐藤のファインセーブで事なきを得た。前半はスコアレスで終了し、ハーフタイムに突入した。
後半に入っても、拮抗した展開が続いた。鹿島は引き続き、水戸の守備をなかなか崩すことができない。50分に本山のスルーパスに伊東が反応したが、長すぎてクロスには至らず。62分には優磨のポストプレーから豊川が狙ったが、DFにブロックされて枠を逸れた。


石井監督は65分、杉本に代えて遠藤を投入し、攻撃陣の活性化を図る。そして70分、右サイド深くまでオーバーラップした伊東の折り返しから、最後は隆雅が強烈なシュートを放ったが、GK正面に飛んでしまった。さらに74分にも、右サイドからのクロスがこぼれたところに豊川が反応してシュートを放ったが、枠を越えた。


チャンスを作りながら、モノにできない鹿島は79分、赤崎をピッチへ送り出してゴールを狙う。赤崎は積極的にプレスをかけ、ミドルシュートで枠を捉える場面もあったものの、均衡を破ることができない。終盤にはミス絡みでカウンターを許し、水戸に決定機を作られる場面もあったが、何とかしのいだ。そして、90分が経過しても決着はつかず、勝負の行方は延長戦に持ち越された。


延長前半、鹿島は赤崎を中心に攻勢をかけたが、決定機を迎えることはできない。105分に赤崎が強烈なミドルシュートを放ったがGKに阻まれ、引き続きスコアレスのまま、延長後半を迎えた。ラスト15分も攻勢をかけたのは鹿島。赤崎のパスに反応したダヴィのシュートなど、枠を捉えてゴールを脅かす場面を何度か作ったが、どうしても均衡を破ることはできなかった。120分を終えても、0-0。PK戦での決着となった。



PK戦、後攻の鹿島は1人目の本山、4人目の山村が失敗。2-3で迎えた水戸の5人目のシュートを佐藤が止めて粘りを見せたが、5人目の梅鉢がシュートを止められてしまった。PKスコア2-3で水戸に屈し、天皇杯3回戦敗退が決まった。




次戦は3日後、17日にカシマスタジアムで行われるJ1 2nd 第14節の柏レイソル戦だ。2週間ぶりに臨むリーグ戦、2ndステージ制覇に向けて勝つしかない試合が続く。15日間で5試合を戦う過密日程、その5連戦のラストゲームだ。チーム一丸で立ち向かい、勝利を掴みに行く。

【この試合のトピックス】
・佐藤と植田、豊川、本山が、9月9日に行われた天皇杯2回戦の琉球戦以来となる先発出場を果たした。
・伊東が、7月29日のJ1 2nd 第5節鳥栖戦以来の先発出場を果たした。
・鈴木隆雅が今季初、鈴木優磨が加入後初の先発出場を果たした。
・梅鉢が、6月7日のJ1 1st 第15節山形戦以来の先発出場を果たした。
・杉本が、5月2日のJ1 1st 第9節甲府戦以来の先発出場を果たした。
・ダヴィが、9月26日のJ1 2nd 第12節浦和戦以来、4試合ぶりに先発出場した。

鹿島が、茨城ダービーで屈した。天皇杯3回戦で水戸ホーリーホックと対戦すると、0-0のまま決着がつかず、勝負の行方は延長戦へ。それでもスコアは動かず、PK戦の末に2-3で敗れた。
鹿島は3日前、ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦でヴィッセル神戸をホームに迎え撃ち、4-1と快勝した。2試合合計6-2と圧倒し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。2ndステージでも2位につける鹿島にとって、複数のタイトルを視野に入れる日々が続く。そしてもう1つ、欠かせないのが元日決勝を目指す道のりだ。選手たちはすぐに「天皇杯があるから」と、気持ちを切り替えていた。
中2日で迎える一戦、石井監督は大幅なメンバー変更を断行した。紅白戦で並べられたフレッシュなメンバーは、それぞれの特長を出しながら、指揮官に必死のアピールを見せていた。石井監督は「誰が出ても変わらない戦い方をしたい。期待している」と、選手たちへの信頼を語っていた。
神戸戦からの先発メンバー変更は、なんと10人。センターバックに入る山村以外は、全選手が入れ替わる形となった。GKは佐藤、最終ラインは右から、伊東と植田、山村、鈴木隆雅が並ぶ。そしてボランチは梅鉢と本山、2列目に杉本と豊川、そして前線にはダヴィと鈴木優磨が入る。ベンチには曽ヶ端と山本、大橋、小笠原、遠藤、中村、赤崎が座った。
カシマスタジアムは、心地良い秋晴れに恵まれた。開場後は冷え込んだが、茨城ダービーを前にサポーターのボルテージは高まる。赤と青に割れた両ゴール裏が、試合への期待感を高めていった。ウォーミングアップに現れたフレッシュなメンバーの背中を押すように、大きなチームコールが降り注がれた。
19時、キックオフのホイッスルが鳴った。鹿島は開始早々の3分、右サイドを縦に突破した杉本がグラウンダーのクロスを送ると、ダヴィが巧みに合わせてゴールを狙ったが、惜しくもGKに阻まれてしまう。こぼれ球へのプッシュも弾かれてしまった。その後は、積極的にプレスをかけてくる水戸の勢いに押されたものの、鹿島は無失点でしのいだ。

開始15分をスコアレスで終え、次第に鹿島がボールキープ率を高めていく。22分には杉本がドリブルで仕掛け、鋭い切り返しから左足ミドルシュート。GKの正面を突いたが、枠を捉えてゴールを脅かした。さらに29分には、左サイドからの豊川のFKがゴール前で混戦となり、最後は植田がシュートを放ったものの、DFにブロックされてしまった。


鹿島はボールを保持していたものの、思うようにパスをつなぐことができず、苦しい展開となった。36分にも杉本が左足ミドルシュートを放ったが、GKの正面へ。なかなか決定機を作れず、低調な出来に終始した。前半終了間際には、右サイドの背後を取られて強烈なボレーシュートを打たれたものの、佐藤のファインセーブで事なきを得た。前半はスコアレスで終了し、ハーフタイムに突入した。
後半に入っても、拮抗した展開が続いた。鹿島は引き続き、水戸の守備をなかなか崩すことができない。50分に本山のスルーパスに伊東が反応したが、長すぎてクロスには至らず。62分には優磨のポストプレーから豊川が狙ったが、DFにブロックされて枠を逸れた。


石井監督は65分、杉本に代えて遠藤を投入し、攻撃陣の活性化を図る。そして70分、右サイド深くまでオーバーラップした伊東の折り返しから、最後は隆雅が強烈なシュートを放ったが、GK正面に飛んでしまった。さらに74分にも、右サイドからのクロスがこぼれたところに豊川が反応してシュートを放ったが、枠を越えた。


チャンスを作りながら、モノにできない鹿島は79分、赤崎をピッチへ送り出してゴールを狙う。赤崎は積極的にプレスをかけ、ミドルシュートで枠を捉える場面もあったものの、均衡を破ることができない。終盤にはミス絡みでカウンターを許し、水戸に決定機を作られる場面もあったが、何とかしのいだ。そして、90分が経過しても決着はつかず、勝負の行方は延長戦に持ち越された。


延長前半、鹿島は赤崎を中心に攻勢をかけたが、決定機を迎えることはできない。105分に赤崎が強烈なミドルシュートを放ったがGKに阻まれ、引き続きスコアレスのまま、延長後半を迎えた。ラスト15分も攻勢をかけたのは鹿島。赤崎のパスに反応したダヴィのシュートなど、枠を捉えてゴールを脅かす場面を何度か作ったが、どうしても均衡を破ることはできなかった。120分を終えても、0-0。PK戦での決着となった。



PK戦、後攻の鹿島は1人目の本山、4人目の山村が失敗。2-3で迎えた水戸の5人目のシュートを佐藤が止めて粘りを見せたが、5人目の梅鉢がシュートを止められてしまった。PKスコア2-3で水戸に屈し、天皇杯3回戦敗退が決まった。




次戦は3日後、17日にカシマスタジアムで行われるJ1 2nd 第14節の柏レイソル戦だ。2週間ぶりに臨むリーグ戦、2ndステージ制覇に向けて勝つしかない試合が続く。15日間で5試合を戦う過密日程、その5連戦のラストゲームだ。チーム一丸で立ち向かい、勝利を掴みに行く。

【この試合のトピックス】
・佐藤と植田、豊川、本山が、9月9日に行われた天皇杯2回戦の琉球戦以来となる先発出場を果たした。
・伊東が、7月29日のJ1 2nd 第5節鳥栖戦以来の先発出場を果たした。
・鈴木隆雅が今季初、鈴木優磨が加入後初の先発出場を果たした。
・梅鉢が、6月7日のJ1 1st 第15節山形戦以来の先発出場を果たした。
・杉本が、5月2日のJ1 1st 第9節甲府戦以来の先発出場を果たした。
・ダヴィが、9月26日のJ1 2nd 第12節浦和戦以来、4試合ぶりに先発出場した。
スタッツ
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---|---|---|
20 | シュート | 16 |
17 | GK | 16 |
5 | CK | 9 |
24 | 直接FK | 18 |
3 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 4,492人
- 天候
- 曇、無風
気温 18.3℃ / 湿度 62.0% - ピッチ
- 良芝、乾燥
- 主審
- 松尾 一
- 副審
-
西尾 英朗
蒲澤 淳一 - 第4の審判員
- 松澤 慶和