試合結果
2015Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 準決勝 第2戦

鹿島アントラーズ
- 16' 中村 充孝
- 53' 金崎 夢生
- 74' 金崎 夢生
- 82' カイオ
試合終了
4-1
1前半1
3後半0

ヴィッセル神戸
- 21' 渡邉 千真
試合経過
中村 充孝 | ![]() |
16' | ||
21' | ![]() |
渡邉 千真 | ||
金崎 夢生 | ![]() |
53' | ||
54' | ![]() |
安田 理大 | ||
曽ヶ端 準 | ![]() |
60' | ||
61' | ![]() |
岩波 拓也 | ||
67' | ![]() |
増山 朝陽 → 田代 容輔 | ||
遠藤 康 → カイオ | ![]() |
68' | ||
金崎 夢生 | ![]() |
74' | ||
中村 充孝 → 豊川 雄太 | ![]() |
81' | ||
カイオ | ![]() |
82' | ||
山村 和也 → 梅鉢 貴秀 | ![]() |
85' | ||
86' | ![]() |
石津 大介 → 田中 英雄 | ||
90'+1 | ![]() |
高橋 祥平 |
鹿島、3年ぶりの決勝進出!中村と金崎、カイオが決め、ホームで神戸に快勝!

鹿島が、3年ぶりの決勝進出を決めた。ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦、ヴィッセル神戸をホームに迎え撃つと、前半に中村のゴールで先制。追いつかれて後半に入ったが、金崎の2ゴールとカイオのゴールが決まり、4-1で快勝、2試合合計6-2で準決勝を突破した。
鹿島は4日前の第1戦で、山村と赤崎がゴールを決め、2-1と先勝した。ただ、前半こそ会心の内容で2点を先行したものの、後半にはトーンダウン。守勢に回り、1点を返されてしまった。試合後の選手たちに笑顔はなく、ホームでの第2戦に向けて、気を引き締めていた。試合前々日の紅白戦やミーティングで修正点を確認し、集中力を高めていった。
中3日で迎える第2戦、鹿島はアウェイで奪ったアドバンテージを生かしつつ、いつもと同じく一戦必勝のスタンスで臨む。石井監督は「前からボールを奪いに行く形は変えない。その形でシーズンの最後まで戦いたい」と語った。赤崎は「それぞれが自分たちの仕事をしっかりとやれば、勝てる」と、チームメートへの信頼と自信を見せていた。
4日前からの先発メンバー変更は1人。センターバックの青木に代わって、ファンソッコが名を連ねた。その他の10人は第1戦と同じ顔触れで、GKに曽ヶ端、最終ラインはファン ソッコの他、西と昌子、山本が並ぶ。ボランチは山村と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。
朝から雨が降り続いたカシマスタジアムだが、サポーターは決勝進出への思いをたぎらせていた。試合前までに雨は止み、ウォーミングアップに臨む選手たちには大きなチームコールが降り注がれた。
14時4分、キックオフのホイッスルが鳴った。鹿島は立ち上がりから神戸に押し込まれたが、曽ヶ端を中心とした守備陣がしっかりと対応し、ゴールを許さない。決勝進出のためには勝つしかない神戸の勢いを削ぎつつ、少しずつ盛り返していく。開始15分を無失点で切り抜け、ペースを掴んでいった。



そして16分、待望の先制点が生まれた。縦パスを受けて右サイドを縦へ突破した赤崎が、ゴール前を見て落ち着いてクロスを送る。待っていたのは中村だった。右足ダイレクトで冷静に仕留め、ゴールネットを揺らした。最初の決定機を確実にモノにした鹿島が、リードを奪った。
しかし、鹿島のリードは長くは続かなかった。21分、左サイド深くまで攻め込まれると、中央への折り返しから渡邉に決められ、神戸に追いつかれてしまった。スコアは1-1。ここから、神戸に攻め込まれる時間が続いた。
鹿島はなかなかセカンドボールを拾うことができず、次々と最終ラインの背後を狙ってくる神戸に押し込まれてしまう。守備のミスも絡み、決定機を与えてしまう場面もあった。しかし、最後尾に立ちはだかる曽ヶ端がビッグセーブを見せて2点目を許さず、チームを救った。
苦しい展開を強いられる鹿島は、前半45分間は低調な出来に終始した。2点目のチャンスを作れず、1-1でハーフタイムを迎えることとなった。


後半に入っても、神戸に攻勢をかけられる展開となる。それでもピンチをしのいだ鹿島は、ワンチャンスをモノにして勝ち越してみせた。53分、右CKをクリアされた流れから、ボールを前方へとつなぐと、赤崎がペナルティーエリア内からシュート。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を金崎が押し込み、ゴールネットを揺らした。

スコアを2-1とした鹿島は、運動量が落ちた神戸に対して、主導権を握っていく。56分には、ペナルティーエリア内で粘った中村からボールを引き取る形で赤崎が持ち込み、左足シュートで枠を捉えた。65分にも、遠藤の右CKから山本がヘディングシュートを放つなど、チャンスを数多く作り出していった。石井監督はさらにゴールを陥れるべく、68分にカイオを投入。この交代は、ゴールラッシュの締めくくりを演出することとなる。


次のゴールは74分、またも背番号33によってもたらされた。山本が左サイド深くまでドリブルで持ち込むと、相手が倒れ込みながらクリアしたボールが金崎の足下へ。ペナルティーエリア内から放たれた右足シュートは、相手DFのブロックに遭いながらもゴールへと転がり込んだ。3-1。金崎のこの日2ゴール目で、鹿島がリードを広げた。

2点差をつけて迎えたラスト15分は、スペースが空いてオープンな展開となった。そして82分、1本の縦パスに抜け出したカイオがペナルティーエリア手前でボールを持つと、巧みなドリブルで2人をかわし、強烈な右足シュート。ゴール左隅へと突き刺し、勝利を決定づける4点目を記録した。


指揮官は試合終盤に豊川や梅鉢をピッチに送り出し、久々の出場機会を与えるマネジメントも見せた。試合はそのまま、4-1で終了。チーム一丸での会心の快勝で、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。





2試合合計スコア、6-2。鹿島が2連勝で準決勝を突破し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。10月31日、埼玉スタジアム2002で行われるファイナル、対峙する相手は昨季の三冠王者・ガンバ大阪だ。

そして次戦は3日後、14日にカシマスタジアムで行われる天皇杯3回戦の水戸ホーリーホック戦だ。15日間での5連戦、その4試合目となる。中2日と厳しい日程での試合が続くが、総力戦で勝利を掴みに行く。

【この試合のトピックス】
・3年ぶり9回目のヤマザキナビスコカップ決勝進出を決めた。
・今季の神戸との対戦は4回目で、3勝1敗となった。
・曽ヶ端が、ヤマザキナビスコカップ通算73試合出場を達成。歴代7位タイとなった。
・金崎が2ゴールを挙げ、今大会通算4ゴールとした。
・カイオが、ヤマザキナビスコカップ通算9試合目の出場で大会初ゴールを決めた。
・中村が、4月16日のJ1 1st 第7節の柏戦以来のゴールを決めた。
・ファン ソッコが、9月19日のJ1 2nd 第11節の甲府戦以来の先発出場を果たした。
・豊川が、9月9日の天皇杯2回戦、琉球戦以来の出場を果たした。
・梅鉢が、6月7日のJ1 1st 第15節山形戦以来の出場を果たした。

鹿島が、3年ぶりの決勝進出を決めた。ヤマザキナビスコカップ準決勝第2戦、ヴィッセル神戸をホームに迎え撃つと、前半に中村のゴールで先制。追いつかれて後半に入ったが、金崎の2ゴールとカイオのゴールが決まり、4-1で快勝、2試合合計6-2で準決勝を突破した。
鹿島は4日前の第1戦で、山村と赤崎がゴールを決め、2-1と先勝した。ただ、前半こそ会心の内容で2点を先行したものの、後半にはトーンダウン。守勢に回り、1点を返されてしまった。試合後の選手たちに笑顔はなく、ホームでの第2戦に向けて、気を引き締めていた。試合前々日の紅白戦やミーティングで修正点を確認し、集中力を高めていった。
中3日で迎える第2戦、鹿島はアウェイで奪ったアドバンテージを生かしつつ、いつもと同じく一戦必勝のスタンスで臨む。石井監督は「前からボールを奪いに行く形は変えない。その形でシーズンの最後まで戦いたい」と語った。赤崎は「それぞれが自分たちの仕事をしっかりとやれば、勝てる」と、チームメートへの信頼と自信を見せていた。
4日前からの先発メンバー変更は1人。センターバックの青木に代わって、ファンソッコが名を連ねた。その他の10人は第1戦と同じ顔触れで、GKに曽ヶ端、最終ラインはファン ソッコの他、西と昌子、山本が並ぶ。ボランチは山村と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。
朝から雨が降り続いたカシマスタジアムだが、サポーターは決勝進出への思いをたぎらせていた。試合前までに雨は止み、ウォーミングアップに臨む選手たちには大きなチームコールが降り注がれた。
14時4分、キックオフのホイッスルが鳴った。鹿島は立ち上がりから神戸に押し込まれたが、曽ヶ端を中心とした守備陣がしっかりと対応し、ゴールを許さない。決勝進出のためには勝つしかない神戸の勢いを削ぎつつ、少しずつ盛り返していく。開始15分を無失点で切り抜け、ペースを掴んでいった。



そして16分、待望の先制点が生まれた。縦パスを受けて右サイドを縦へ突破した赤崎が、ゴール前を見て落ち着いてクロスを送る。待っていたのは中村だった。右足ダイレクトで冷静に仕留め、ゴールネットを揺らした。最初の決定機を確実にモノにした鹿島が、リードを奪った。
しかし、鹿島のリードは長くは続かなかった。21分、左サイド深くまで攻め込まれると、中央への折り返しから渡邉に決められ、神戸に追いつかれてしまった。スコアは1-1。ここから、神戸に攻め込まれる時間が続いた。
鹿島はなかなかセカンドボールを拾うことができず、次々と最終ラインの背後を狙ってくる神戸に押し込まれてしまう。守備のミスも絡み、決定機を与えてしまう場面もあった。しかし、最後尾に立ちはだかる曽ヶ端がビッグセーブを見せて2点目を許さず、チームを救った。
苦しい展開を強いられる鹿島は、前半45分間は低調な出来に終始した。2点目のチャンスを作れず、1-1でハーフタイムを迎えることとなった。


後半に入っても、神戸に攻勢をかけられる展開となる。それでもピンチをしのいだ鹿島は、ワンチャンスをモノにして勝ち越してみせた。53分、右CKをクリアされた流れから、ボールを前方へとつなぐと、赤崎がペナルティーエリア内からシュート。これはGKに阻まれたが、こぼれ球を金崎が押し込み、ゴールネットを揺らした。

スコアを2-1とした鹿島は、運動量が落ちた神戸に対して、主導権を握っていく。56分には、ペナルティーエリア内で粘った中村からボールを引き取る形で赤崎が持ち込み、左足シュートで枠を捉えた。65分にも、遠藤の右CKから山本がヘディングシュートを放つなど、チャンスを数多く作り出していった。石井監督はさらにゴールを陥れるべく、68分にカイオを投入。この交代は、ゴールラッシュの締めくくりを演出することとなる。


次のゴールは74分、またも背番号33によってもたらされた。山本が左サイド深くまでドリブルで持ち込むと、相手が倒れ込みながらクリアしたボールが金崎の足下へ。ペナルティーエリア内から放たれた右足シュートは、相手DFのブロックに遭いながらもゴールへと転がり込んだ。3-1。金崎のこの日2ゴール目で、鹿島がリードを広げた。

2点差をつけて迎えたラスト15分は、スペースが空いてオープンな展開となった。そして82分、1本の縦パスに抜け出したカイオがペナルティーエリア手前でボールを持つと、巧みなドリブルで2人をかわし、強烈な右足シュート。ゴール左隅へと突き刺し、勝利を決定づける4点目を記録した。


指揮官は試合終盤に豊川や梅鉢をピッチに送り出し、久々の出場機会を与えるマネジメントも見せた。試合はそのまま、4-1で終了。チーム一丸での会心の快勝で、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。





2試合合計スコア、6-2。鹿島が2連勝で準決勝を突破し、3年ぶり9回目の決勝進出を決めた。10月31日、埼玉スタジアム2002で行われるファイナル、対峙する相手は昨季の三冠王者・ガンバ大阪だ。

そして次戦は3日後、14日にカシマスタジアムで行われる天皇杯3回戦の水戸ホーリーホック戦だ。15日間での5連戦、その4試合目となる。中2日と厳しい日程での試合が続くが、総力戦で勝利を掴みに行く。

【この試合のトピックス】
・3年ぶり9回目のヤマザキナビスコカップ決勝進出を決めた。
・今季の神戸との対戦は4回目で、3勝1敗となった。
・曽ヶ端が、ヤマザキナビスコカップ通算73試合出場を達成。歴代7位タイとなった。
・金崎が2ゴールを挙げ、今大会通算4ゴールとした。
・カイオが、ヤマザキナビスコカップ通算9試合目の出場で大会初ゴールを決めた。
・中村が、4月16日のJ1 1st 第7節の柏戦以来のゴールを決めた。
・ファン ソッコが、9月19日のJ1 2nd 第11節の甲府戦以来の先発出場を果たした。
・豊川が、9月9日の天皇杯2回戦、琉球戦以来の出場を果たした。
・梅鉢が、6月7日のJ1 1st 第15節山形戦以来の出場を果たした。
スタッツ
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|
---|---|---|
16 | シュート | 9 |
7 | GK | 7 |
9 | CK | 8 |
16 | 直接FK | 11 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 10,801人
- 天候
- 曇、無風
気温 20.4℃ / 湿度 85.0% - ピッチ
- 良芝、乾燥
- 主審
- 扇谷 健司
- 副審
-
五十嵐 泰之
平間 亮 - 第4の審判員
- 廣瀬 格