試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第16節

鹿島アントラーズ
- 10' カイオ
- 64' カイオ
試合終了
2-0
1前半0
1後半0

横浜F・マリノス
試合経過
カイオ | ![]() |
10' | ||
57' | ![]() |
熊谷 アンドリュー → 兵藤 慎剛 | ||
カイオ | ![]() |
64' | ||
赤崎 秀平 → 豊川 雄太 | ![]() |
69' | ||
遠藤 康 → 鈴木 優磨 | ![]() |
79' | ||
83' | ![]() |
齋藤 学 → 天野 純 | ||
83' | ![]() |
中村 俊輔 | ||
87' | ![]() |
伊藤 翔 → 矢島 卓郎 | ||
金崎 夢生 → 山村 和也 | ![]() |
89' |
カイオが2ゴール、鹿島が横浜FMに快勝。逆転優勝への望みを残す。

鹿島が、盤石の試合運びで快勝した。J1 2nd 第16節、横浜F・マリノスをカシマスタジアムに迎えると、10分にカイオのゴールで先制し、64分にもカイオがゴール。2-0と快勝し、勝ち点3を獲得した。
鹿島は1週間前、ヤマザキナビスコカップ決勝でガンバ大阪と対戦し、3-0と快勝した。攻守ともに充実の内容でG大阪を圧倒し、3年ぶり6回目の聖杯獲得、そして国内三大タイトル通算17冠目を手にした。埼玉スタジアム2○○2のホーム側スタンドをアントラーズレッドで埋め尽くしたサポーターからは、歓喜の歌声が鳴り響き続けた。
あれから1週間、クラブハウスには祝福の花が数多く贈られ、優勝の垂れ幕も掲げられた。タイトルを掴んだ高揚感と充実感に包まれる中、選手たちはしっかりと集中力を保ち、密度の濃いトレーニングを積んだ。「決勝の試合内容を、今後のスタンダードにしなければ」と、気持ちを新たにし、次なる勝利へ向けて準備を進めていった。
試合前日の練習を終え、西は「ヤマザキナビスコカップ優勝の話はもう、いらない」と、切り替えを強調した。リーグ戦残り2試合、連勝することでステージ制覇への望みをつなぐしかない。
指揮官はG大阪戦から、先発メンバー1名を変更。2列目の中村に代わって、カイオを先発メンバーに指名した。その他、GKに曽ヶ端、最終ラインは西とファン ソッコ、昌子、山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目にはカイオと並んで遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。そしてベンチには、GK佐藤のほか、山村、青木、本山、豊川、杉本、鈴木優磨が座る。
久々に帰還することとなるカシマスタジアムに、多くのサポーターが足を運んだ。ホーム側スタンドをアントラーズレッドで埋め尽くした背番号12は、重要な上位対決に向けて、ボルテージを高めていた。ウォーミングアップに現れた選手たちに、大きなチームコールが降り注がれた。

14時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。序盤は静かな展開となり、両チームがブロックを組んで対応。中盤での攻防が続き、拮抗した内容で推移した。そんな中、鹿島は積極的にゴールを目指していく。ファーストシュートは2分、カイオが思い切りよく右足を振り抜き、ロングレンジからのゴールを狙った。さらに5分には、柴崎がペナルティーエリア手前からドリブルでカットインし、ミドルシュートを放った。


リーグ最少失点の横浜FMを相手に、カギとなるのは先制点。待望のゴールは、10分に生まれた。遠藤が中盤で巧みなドリブルを仕掛け、相手を置き去りにして中央突破に成功すると、左前方へとパスを送る。反応したのはカイオだった。ペナルティーエリア左側に入って左足ダイレクトでシュート。緩い軌道を描いたボールは、GKの手を避けるようにファーサイドへ飛び、右ポストに当たってゴールへ吸い込まれた。


立ち上がりに均衡を破り、鹿島が試合を優位に運ぶ。横浜FMにボールキープを許しても、陣形をコンパクトに保って効果的な縦パスを許さなかった。時折、中盤でのパスカットからカウンターを繰り出し、ゴールを脅かしていった。
前半の半分が経過しても、鹿島の守備組織に隙はない。出足の速いプレスとセカンドボールへの反応で相手を上回り、決定機を許さなかった。鹿島は35分にカイオ、38分に遠藤がミドルシュートを放つなど、2点目を積極的に狙っていった。結果的に追加点を奪うことはできなかったが、相手にチャンスを作らせず、盤石の内容で1点リードを保った。前半は1-0で終了した。


後半も拮抗した展開となったが、鹿島の集中力が途切れることはない。「守備のブロックをしっかり作る」という石井監督の指示を確実に遂行し、主導権を握って試合を進めていった。最初のチャンスは50分、敵陣深い位置で相手のパスを奪った赤崎が、トラップから右足を一閃。強烈なシュートは枠を越えたが、追加点への意欲を感じさせた。


リードを保ちながら、2点目を狙う鹿島。前線の赤崎と金崎がサイドに流れて起点となり、横浜FMを押し込んでいった。そして64分、追加点が決まる。カイオが中盤で前を向き、ドリブルで中央突破。ズルズルと後退した相手の最終ラインと駆け引きをした背番号7は、シュートコースを見逃さなかった。狙いすまして右足を振り抜き、ゴール右隅へと通じる軌道へボールを乗せた。カイオのミドルシュートで、鹿島がリードを2点に広げた。



スコアを2-0とし、鹿島の優位は揺るがないものとなった。石井監督は69分に豊川、79分に鈴木優磨を投入し、攻撃陣を活性化。前線からの出足の速いプレスを仕掛け続け、横浜FMに反撃の余地を与えなかった。終了間際には、優磨のドリブルからカイオが決定機を迎えたが、左足シュートはわずかに枠を逸れ、ハットトリック達成はならず。それでも、盤石の試合運びで試合終了の時を迎えた。



鹿島が横浜FMに2-0と快勝し、勝ち点を34に伸ばした。首位の広島との差は変わらず3ポイントで、残りは1試合。得失点差で12の開きがあるが、逆転優勝の望みはわずかに残った。最終節は2週間後、22日に行われる名古屋グランパス戦だ。わずかな望みを現実のものとするためには、大量得点差で勝ち点3を掴むしかない。カシマスタジアムで迎えるステージ最終節に向けて、チーム一丸で準備を進めていく。





【この試合のトピックス】
・横浜FMとの今季の対戦は2戦2勝となった。
・横浜FMとのリーグ戦での対戦は、2013年8月24日のJ1第22節以降5連勝、6戦負けなしとなった。また、通算52試合目で26勝目(7分19敗)を挙げ、勝率を5割とした。
・リーグ戦のホームでの横浜FM戦は、2013年8月24日のJ1第22節以降3連勝となった。
・9月26日のJ1 2nd 第12節浦和戦以来の先発出場を果たしたカイオが、2ゴールを挙げた。公式戦2試合連続ゴールで、今季のリーグ戦でのゴール数は10となった。昨季の自己記録(8点)を更新した。
・豊川がリーグ戦では2試合ぶりの途中出場を果たした。

鹿島が、盤石の試合運びで快勝した。J1 2nd 第16節、横浜F・マリノスをカシマスタジアムに迎えると、10分にカイオのゴールで先制し、64分にもカイオがゴール。2-0と快勝し、勝ち点3を獲得した。
鹿島は1週間前、ヤマザキナビスコカップ決勝でガンバ大阪と対戦し、3-0と快勝した。攻守ともに充実の内容でG大阪を圧倒し、3年ぶり6回目の聖杯獲得、そして国内三大タイトル通算17冠目を手にした。埼玉スタジアム2○○2のホーム側スタンドをアントラーズレッドで埋め尽くしたサポーターからは、歓喜の歌声が鳴り響き続けた。
あれから1週間、クラブハウスには祝福の花が数多く贈られ、優勝の垂れ幕も掲げられた。タイトルを掴んだ高揚感と充実感に包まれる中、選手たちはしっかりと集中力を保ち、密度の濃いトレーニングを積んだ。「決勝の試合内容を、今後のスタンダードにしなければ」と、気持ちを新たにし、次なる勝利へ向けて準備を進めていった。
試合前日の練習を終え、西は「ヤマザキナビスコカップ優勝の話はもう、いらない」と、切り替えを強調した。リーグ戦残り2試合、連勝することでステージ制覇への望みをつなぐしかない。
指揮官はG大阪戦から、先発メンバー1名を変更。2列目の中村に代わって、カイオを先発メンバーに指名した。その他、GKに曽ヶ端、最終ラインは西とファン ソッコ、昌子、山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目にはカイオと並んで遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。そしてベンチには、GK佐藤のほか、山村、青木、本山、豊川、杉本、鈴木優磨が座る。
久々に帰還することとなるカシマスタジアムに、多くのサポーターが足を運んだ。ホーム側スタンドをアントラーズレッドで埋め尽くした背番号12は、重要な上位対決に向けて、ボルテージを高めていた。ウォーミングアップに現れた選手たちに、大きなチームコールが降り注がれた。

14時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。序盤は静かな展開となり、両チームがブロックを組んで対応。中盤での攻防が続き、拮抗した内容で推移した。そんな中、鹿島は積極的にゴールを目指していく。ファーストシュートは2分、カイオが思い切りよく右足を振り抜き、ロングレンジからのゴールを狙った。さらに5分には、柴崎がペナルティーエリア手前からドリブルでカットインし、ミドルシュートを放った。


リーグ最少失点の横浜FMを相手に、カギとなるのは先制点。待望のゴールは、10分に生まれた。遠藤が中盤で巧みなドリブルを仕掛け、相手を置き去りにして中央突破に成功すると、左前方へとパスを送る。反応したのはカイオだった。ペナルティーエリア左側に入って左足ダイレクトでシュート。緩い軌道を描いたボールは、GKの手を避けるようにファーサイドへ飛び、右ポストに当たってゴールへ吸い込まれた。


立ち上がりに均衡を破り、鹿島が試合を優位に運ぶ。横浜FMにボールキープを許しても、陣形をコンパクトに保って効果的な縦パスを許さなかった。時折、中盤でのパスカットからカウンターを繰り出し、ゴールを脅かしていった。
前半の半分が経過しても、鹿島の守備組織に隙はない。出足の速いプレスとセカンドボールへの反応で相手を上回り、決定機を許さなかった。鹿島は35分にカイオ、38分に遠藤がミドルシュートを放つなど、2点目を積極的に狙っていった。結果的に追加点を奪うことはできなかったが、相手にチャンスを作らせず、盤石の内容で1点リードを保った。前半は1-0で終了した。


後半も拮抗した展開となったが、鹿島の集中力が途切れることはない。「守備のブロックをしっかり作る」という石井監督の指示を確実に遂行し、主導権を握って試合を進めていった。最初のチャンスは50分、敵陣深い位置で相手のパスを奪った赤崎が、トラップから右足を一閃。強烈なシュートは枠を越えたが、追加点への意欲を感じさせた。


リードを保ちながら、2点目を狙う鹿島。前線の赤崎と金崎がサイドに流れて起点となり、横浜FMを押し込んでいった。そして64分、追加点が決まる。カイオが中盤で前を向き、ドリブルで中央突破。ズルズルと後退した相手の最終ラインと駆け引きをした背番号7は、シュートコースを見逃さなかった。狙いすまして右足を振り抜き、ゴール右隅へと通じる軌道へボールを乗せた。カイオのミドルシュートで、鹿島がリードを2点に広げた。



スコアを2-0とし、鹿島の優位は揺るがないものとなった。石井監督は69分に豊川、79分に鈴木優磨を投入し、攻撃陣を活性化。前線からの出足の速いプレスを仕掛け続け、横浜FMに反撃の余地を与えなかった。終了間際には、優磨のドリブルからカイオが決定機を迎えたが、左足シュートはわずかに枠を逸れ、ハットトリック達成はならず。それでも、盤石の試合運びで試合終了の時を迎えた。



鹿島が横浜FMに2-0と快勝し、勝ち点を34に伸ばした。首位の広島との差は変わらず3ポイントで、残りは1試合。得失点差で12の開きがあるが、逆転優勝の望みはわずかに残った。最終節は2週間後、22日に行われる名古屋グランパス戦だ。わずかな望みを現実のものとするためには、大量得点差で勝ち点3を掴むしかない。カシマスタジアムで迎えるステージ最終節に向けて、チーム一丸で準備を進めていく。





【この試合のトピックス】
・横浜FMとの今季の対戦は2戦2勝となった。
・横浜FMとのリーグ戦での対戦は、2013年8月24日のJ1第22節以降5連勝、6戦負けなしとなった。また、通算52試合目で26勝目(7分19敗)を挙げ、勝率を5割とした。
・リーグ戦のホームでの横浜FM戦は、2013年8月24日のJ1第22節以降3連勝となった。
・9月26日のJ1 2nd 第12節浦和戦以来の先発出場を果たしたカイオが、2ゴールを挙げた。公式戦2試合連続ゴールで、今季のリーグ戦でのゴール数は10となった。昨季の自己記録(8点)を更新した。
・豊川がリーグ戦では2試合ぶりの途中出場を果たした。
スタッツ
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|
---|---|---|
15 | シュート | 9 |
9 | GK | 13 |
6 | CK | 1 |
12 | 直接FK | 13 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 2 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 22,755人
- 天候
- 曇、弱風
気温 18.9℃ / 湿度 0.0% - ピッチ
- 良芝、乾燥
- 主審
- 西村 雄一
- 副審
-
山口 博司
岡野 宇広 - 第4の審判員
- 井上 知大