試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第15節

湘南ベルマーレ
- 5' 菊地 俊介
- 32' 古林 将太
試合終了
2-1
2前半0
0後半1

鹿島アントラーズ
- 90'+3 金崎 夢生
試合経過
菊地 俊介 | ![]() |
5' | ||
古林 将太 | ![]() |
32' | ||
43' | ![]() |
柴崎 岳 | ||
51' | ![]() |
金崎 夢生 | ||
58' | ![]() |
遠藤 康 → カイオ | ||
62' | ![]() |
赤崎 秀平 → 鈴木 優磨 | ||
島村 毅 → 坪井 慶介 | ![]() |
70' | ||
坪井 慶介 | ![]() |
72' | ||
古林 将太 → アリソン | ![]() |
75' | ||
アリソン | ![]() |
85' | ||
菊池 大介 → 広瀬 健太 | ![]() |
87' | ||
90'+3 | ![]() |
金崎 夢生 |
金崎が一矢報いるも、反撃及ばず。鹿島、アウェイで痛恨の敗戦。
2ndステージ制覇へ、痛恨の1敗を喫した。J1 2nd 第15節、湘南ベルマーレとアウェイで対戦すると、開始早々に先制点を奪われ、31分にも失点。2点ビハインドで迎えた後半、ようやく決まった反撃のゴールはアディショナルタイムのもので、もう1点が遠かった。鹿島は1-2で敗れ、2ndステージ首位の広島に勝ち点差3をつけられた。

鹿島は1週間前の柏レイソル戦で、3-2と逆転勝利を収めた。立役者となったのは、後半アディショナルタイムに決勝弾を挙げた鈴木優磨だ。途中出場のルーキーが大仕事をやってのけ、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。最後尾からチームを支えた曽ヶ端は「勝ち切れたという結果が何よりも大きい」と安堵の表情を浮かべ、「次からまた1つずつ戦っていく」と、次戦に向けて気持ちを切り替えていた。
久しぶりに1週間の準備期間を得て迎える一戦だ。選手たちは日々、充実したトレーニングを積んだ。石井監督は「今回はアウェイゲームだが、いつも通りの形は変わらない。自分たちからボールを奪う形を続けていきたい」と、抱負を語った。そして、最終ラインの一角としてチームを支え続ける山本は「全ての試合に勝つことだけを考えて、目の前の試合に集中したい」と、闘志を燃やしていた。
指揮官は柏戦から、先発メンバー2人を変更。累積警告により出場停止の西とファンソッコに代わって、伊東と山村を指名した。その他9選手は前節と同じメンバーで、GKに曽ヶ端、最終ラインには伊東と山村の他、昌子と山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。
晴天に恵まれたShonan BMWスタジアム平塚では、サポーターが朝早くから待機列を成していた。リーグ戦3連勝へ向け、アウェイの地まで駆けつけた背番号12は青空の下、選手たちに大きなチームコールを送った。
14時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。アウェイスタンドを満員のアントラーズレッドで埋めたサポーターの声援を背に、攻勢をかけたい鹿島だったが、開始早々に先制点を許してしまう。5分、右サイド深くへパスを通され、クロスボールから菊地に決められてしまった。

いきなり失点を喫し、ビハインドを負った鹿島。それでも直後に金崎がシュートを放つなど、反撃への意欲を見せる。時間が経過するにつれて次第にリズムを取り戻し、ボールキープ率を高めていった。19分には、ペナルティーエリア左手前でボールを持った柴崎が強烈なミドルシュート。枠を捉えたが、惜しくもGKに弾き出されてしまった。さらに21分には、左サイド深くでフィードを受けた山本が頭で折り返し、金崎が胸トラップからボレーを放ったが、これは枠を越えた。


前半の半ばを過ぎても、鹿島が主導権を握っていた。24分にはショートコーナーから山村がヘディングシュート。これも惜しくも枠を逸れ、29分には中村がペナルティーエリアの手前から強烈なドライブボレーで狙ったが、ゴールには結びつかなかった。
すると31分、次の1点は湘南のものだった。右CKを一度はクリアしたものの、こぼれ球を前方へつながれ、最後は古林に押し込まれてしまった。
前半のラスト15分も、鹿島がボールをキープした。しかし、反撃のゴールを奪うことはできず。0-2でハーフタイムを迎えた。


「チャンスは必ず来る」と、石井監督が選手たちを送り出した後半も、立ち上がりから鹿島が攻勢をかけた。48分、小笠原の縦パスを中村が落とし、金崎がボレーシュート。さらに58分、赤崎が左サイドから意表を突いたミドルシュートを放ったが、これはGKに弾き出されてしまった。



石井監督は58分にカイオ、62分に鈴木優磨をピッチに送り出し、攻撃陣を活性化して反撃を期す。カイオは強引なドリブルでアクセントとなり、チャンスを演出した。68分、浮き球のスルーパスに反応してミドルシュートを放ったが、枠の外へ。鹿島はなかなかゴールを奪うことができない。


アウェイスタンドから「奇跡を起こせ」と悲鳴にも似た声が飛ぶ中、鹿島は必死にゴールを目指す。82分、右サイドを駆け上がった伊東のクロスに反応した金崎のヘディングシュートは、GKにセーブされてしまう。そして決定機は86分、左サイドへ飛んだクロスを山本がヘディングで折り返し、最後は優磨が飛び込んだが、ダイビングヘッドは無情にも右ポストを直撃。どうしても1点が遠い。



反撃は後半アディショナルタイムだった。小笠原の右CKから、金崎がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。さらに直後には、ペナルティーエリアに入った柴崎が決定機を迎えたが、シュートは枠を逸れ、飛び込んでいた味方にも合わず。ゴールラインを割り、これがラストプレーとなった。


1-2。鹿島がアウェイで痛恨の敗戦を喫した。2ndステージ首位の広島との勝ち点差は3に開き、残りは2試合だ。勝ち点6を積み上げて、優勝への希望をつなぐしかない。


そして次戦は1週間後、31日に行われるヤマザキナビスコカップ 決勝のガンバ大阪戦だ。3年ぶりの聖杯奪回へ、そして国内17個目のタイトル獲得へ、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・湘南とのリーグ戦でのアウェイゲームは、1996年3月30日のJリーグ 第4節以来、6試合ぶりの敗戦となった。
・伊東と山村が、10月14日に行われた天皇杯 3回戦の水戸戦以来の先発出場を果たした。伊東のリーグ戦での出場は、7月29日のJ1 2nd 第5節鳥栖戦以来、今季8試合目だった。
・金崎が今季リーグ戦9ゴール目を挙げた。
2ndステージ制覇へ、痛恨の1敗を喫した。J1 2nd 第15節、湘南ベルマーレとアウェイで対戦すると、開始早々に先制点を奪われ、31分にも失点。2点ビハインドで迎えた後半、ようやく決まった反撃のゴールはアディショナルタイムのもので、もう1点が遠かった。鹿島は1-2で敗れ、2ndステージ首位の広島に勝ち点差3をつけられた。

鹿島は1週間前の柏レイソル戦で、3-2と逆転勝利を収めた。立役者となったのは、後半アディショナルタイムに決勝弾を挙げた鈴木優磨だ。途中出場のルーキーが大仕事をやってのけ、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。最後尾からチームを支えた曽ヶ端は「勝ち切れたという結果が何よりも大きい」と安堵の表情を浮かべ、「次からまた1つずつ戦っていく」と、次戦に向けて気持ちを切り替えていた。
久しぶりに1週間の準備期間を得て迎える一戦だ。選手たちは日々、充実したトレーニングを積んだ。石井監督は「今回はアウェイゲームだが、いつも通りの形は変わらない。自分たちからボールを奪う形を続けていきたい」と、抱負を語った。そして、最終ラインの一角としてチームを支え続ける山本は「全ての試合に勝つことだけを考えて、目の前の試合に集中したい」と、闘志を燃やしていた。
指揮官は柏戦から、先発メンバー2人を変更。累積警告により出場停止の西とファンソッコに代わって、伊東と山村を指名した。その他9選手は前節と同じメンバーで、GKに曽ヶ端、最終ラインには伊東と山村の他、昌子と山本が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原のコンビで、2列目には中村と遠藤、そして前線には赤崎と金崎が入った。
晴天に恵まれたShonan BMWスタジアム平塚では、サポーターが朝早くから待機列を成していた。リーグ戦3連勝へ向け、アウェイの地まで駆けつけた背番号12は青空の下、選手たちに大きなチームコールを送った。
14時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。アウェイスタンドを満員のアントラーズレッドで埋めたサポーターの声援を背に、攻勢をかけたい鹿島だったが、開始早々に先制点を許してしまう。5分、右サイド深くへパスを通され、クロスボールから菊地に決められてしまった。

いきなり失点を喫し、ビハインドを負った鹿島。それでも直後に金崎がシュートを放つなど、反撃への意欲を見せる。時間が経過するにつれて次第にリズムを取り戻し、ボールキープ率を高めていった。19分には、ペナルティーエリア左手前でボールを持った柴崎が強烈なミドルシュート。枠を捉えたが、惜しくもGKに弾き出されてしまった。さらに21分には、左サイド深くでフィードを受けた山本が頭で折り返し、金崎が胸トラップからボレーを放ったが、これは枠を越えた。


前半の半ばを過ぎても、鹿島が主導権を握っていた。24分にはショートコーナーから山村がヘディングシュート。これも惜しくも枠を逸れ、29分には中村がペナルティーエリアの手前から強烈なドライブボレーで狙ったが、ゴールには結びつかなかった。
すると31分、次の1点は湘南のものだった。右CKを一度はクリアしたものの、こぼれ球を前方へつながれ、最後は古林に押し込まれてしまった。
前半のラスト15分も、鹿島がボールをキープした。しかし、反撃のゴールを奪うことはできず。0-2でハーフタイムを迎えた。


「チャンスは必ず来る」と、石井監督が選手たちを送り出した後半も、立ち上がりから鹿島が攻勢をかけた。48分、小笠原の縦パスを中村が落とし、金崎がボレーシュート。さらに58分、赤崎が左サイドから意表を突いたミドルシュートを放ったが、これはGKに弾き出されてしまった。



石井監督は58分にカイオ、62分に鈴木優磨をピッチに送り出し、攻撃陣を活性化して反撃を期す。カイオは強引なドリブルでアクセントとなり、チャンスを演出した。68分、浮き球のスルーパスに反応してミドルシュートを放ったが、枠の外へ。鹿島はなかなかゴールを奪うことができない。


アウェイスタンドから「奇跡を起こせ」と悲鳴にも似た声が飛ぶ中、鹿島は必死にゴールを目指す。82分、右サイドを駆け上がった伊東のクロスに反応した金崎のヘディングシュートは、GKにセーブされてしまう。そして決定機は86分、左サイドへ飛んだクロスを山本がヘディングで折り返し、最後は優磨が飛び込んだが、ダイビングヘッドは無情にも右ポストを直撃。どうしても1点が遠い。



反撃は後半アディショナルタイムだった。小笠原の右CKから、金崎がヘディングシュートでゴールネットを揺らした。さらに直後には、ペナルティーエリアに入った柴崎が決定機を迎えたが、シュートは枠を逸れ、飛び込んでいた味方にも合わず。ゴールラインを割り、これがラストプレーとなった。


1-2。鹿島がアウェイで痛恨の敗戦を喫した。2ndステージ首位の広島との勝ち点差は3に開き、残りは2試合だ。勝ち点6を積み上げて、優勝への希望をつなぐしかない。


そして次戦は1週間後、31日に行われるヤマザキナビスコカップ 決勝のガンバ大阪戦だ。3年ぶりの聖杯奪回へ、そして国内17個目のタイトル獲得へ、チーム一丸で準備を進めていく。
【この試合のトピックス】
・湘南とのリーグ戦でのアウェイゲームは、1996年3月30日のJリーグ 第4節以来、6試合ぶりの敗戦となった。
・伊東と山村が、10月14日に行われた天皇杯 3回戦の水戸戦以来の先発出場を果たした。伊東のリーグ戦での出場は、7月29日のJ1 2nd 第5節鳥栖戦以来、今季8試合目だった。
・金崎が今季リーグ戦9ゴール目を挙げた。
スタッツ
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---|---|---|
11 | シュート | 21 |
17 | GK | 6 |
2 | CK | 9 |
14 | 直接FK | 17 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 14,227人
- 天候
- 晴、中風
気温 23.6℃ / 湿度 55.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 飯田 淳平
- 副審
-
名木 利幸
小椋 剛 - 第4の審判員
- 塚田 健太