試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第7節

鹿島アントラーズ
- 42' 山本 脩斗
- 82' 土居 聖真
- 87' 土居 聖真
試合終了
3-2
1前半2
2後半0

ベガルタ仙台
- 3' 野沢 拓也
- 27' 野沢 拓也
試合経過
3' | ![]() |
野沢 拓也 | ||
小笠原 満男 | ![]() |
24' | ||
27' | ![]() |
野沢 拓也 | ||
柴崎 岳 | ![]() |
30' | ||
中村 充孝 → カイオ | ![]() |
35' | ||
山本 脩斗 | ![]() |
42' | ||
ダヴィ → 金崎 夢生 | ![]() |
46' | ||
57' | ![]() |
野沢 拓也 → キム ミンテ | ||
75' | ![]() |
金園 英学 → ハモン ロペス | ||
78' | ![]() |
奥埜 博亮 → 藤村 慶太 | ||
赤崎 秀平 → 土居 聖真 | ![]() |
80' | ||
土居 聖真 | ![]() |
82' | ||
土居 聖真 | ![]() |
87' | ||
カイオ | ![]() |
90' |
0-2からの逆転劇!山本の2戦連発弾、そして土居の2ゴールで鹿島が4連勝!ステージ首位浮上!

鹿島が4連勝を果たし、ついにステージ首位に立った。J1 2nd 第7節でベガルタ仙台をカシマスタジアムに迎えると、2点を先行される苦しい展開を強いられたものの、山本のゴールで1点を返し、ハーフタイムを迎える。そして終盤、途中出場の土居が82分と87分にゴールを決め、3-2と逆転勝利を収めた。これで4連勝、ステージ首位に立った。
鹿島は8月12日の広島戦で、首位を相手に1-0と会心の勝利を飾った。シュート数はわずか5本だったが、セットプレーのワンチャンスを生かして3連勝を果たし、2ndステージ2位に浮上。勢いと自信を掴み、ホームへと帰還した。
激闘の爪痕が残る中、広島の夜から4日後に迎える今節。石井監督は「広島戦の勝利を無駄にしないためにも、無失点に抑えて勝つことを前提として考えて臨みたい」と、意気込みを語った。試合2日前には紅白戦を実施。選手たちは出場機会を目指して必死のアピールを見せ、「競争意識が良い方向に働いている」と、口々に手応えを語った。
石井監督は試合前日、クラブハウスのスタンドの前で選手の集合写真を撮れるように、ファンサービスの取り計らいをした。ポジション争いの厳しさと、和やかなムードを絶妙なバランスで保つ指揮官は、前節から先発メンバーを2人変更。ボランチに柴崎を復帰させ、前線にはダヴィを配した。GKは曽ヶ端、最終ラインは右から、西と昌子、ファン ソッコ、山本の並びで、ボランチには柴崎ともに、小笠原が入る。2列目には中村と遠藤、そして前線に赤崎とダヴィが並び立つ。

19時4分、キックオフを告げるホイッスルが鳴った。鹿島はいきなり、思いがけない形で先制を許してしまう。3分、自陣でのクリアが小さくなり、相手にカットされると、最後は野沢に左足シュートを決められてしまった。仙台移籍後、初めてカシマスタジアムのピッチに立った野沢にスコアを刻まれ、鹿島は早々とビハインドを負った。


開始早々に1点を追うこととなり、立ち上がりは落ち着かない展開となった。それでも、次第にボールキープ率を高めた鹿島は、8分に赤崎が最終ラインの背後を取ってグラウンダーのクロスを折り返すなど、少しずつ攻勢をかけていく。最終ラインを高い位置に設定した仙台に対し、鹿島はダヴィが身体を張ってポストプレーを敢行し、起点になるべく奮闘した。

しかし、次のゴールも仙台のものだった。29分、ロングボールをペナルティーエリア手前で頭で逸らされると、野沢に左足シュートを決められてしまった。またも野沢にゴールを許し、前半のうちに2点差を追う苦しい展開となった。
0-2で迎えた、前半ラスト15分。依然としてボールキープを続ける鹿島は、31分に遠藤がミドルシュートを放つ。強烈なボールはGKにキャッチされたが、反撃の狼煙を上げた。そして石井監督は、35分に1枚目のカードを切る。中村に代えてカイオをピッチに送り出し、攻撃陣を活性化した。


それでも、なかなか決定機を作るには至らなかった。「1点を返して前半を終えたい」という思いがスタジアムに生まれ始める中、待望のゴールは42分に決まった。右サイドをオーバーラップした西がクロスを上げると、ファーサイドで待っていた山本がヘディング。これがゴール右隅へと吸い込まれた。山本の2試合連続ゴールで、鹿島が1点差に詰め寄り、ハーフタイムを迎えた。

1点を追う後半開始時から、石井監督は早くも2人目の選手交代を断行。ダヴィに代えて金崎を投入し、同点、そして逆転を目指した。鹿島は立ち上がりから圧倒的にボールを支配し、シュートを連ねていく。51分にはカイオのミドルシュートをGKが弾いたところを、金崎がプッシュ。しかし、枠を越えてしまった。

決定機を逃したが、選手たちとサポーターが下を向くことはなかった。金崎がサイドからの力強い突破で推進力となり、存在感を見せた。後半に入って運動量が落ち、自陣に引いてブロックを形成していた仙台に対し、鹿島はボールポゼッション率で圧倒し、攻勢をかけていく。
80分、石井監督は最後の交代枠を使う。指名されたのは土居だった。背番号8の先代、野沢の2ゴールをベンチで見届けていた若きアタッカーが、赤崎に代わってピッチへと解き放たれる。ここから、カシマスタジアムを興奮で包む逆転劇が始まった。

まずは82分、山本が逆サイドへとフィードを通すと、ゴールライン際まで走り込んだ西が頭で折り返す。飛び込んだのは、土居だった。ヘディングシュートをたたき込み、鹿島がスコアを2-2とした。

起死回生の同点弾で、ヒートアップするスタジアム。物語はまだ終わっていなかった。87分、右サイドを突破した遠藤が斜めのパスをペナルティーエリア内へ入れると、柴崎がワンタッチで落とす。そこへ走り込んでいた土居が、気迫みなぎる強烈なシュートをゴールへ突き刺した。

3-2。逆転に成功した鹿島は、この日初めて奪ったリードをしっかりと守り切った。4連勝を告げるホイッスルが鳴り響くと、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。

この勝利で、鹿島は2ndステージ首位に立った。次戦は1週間後、22日のJ1 2nd 第8節、モンテディオ山形戦だ。2試合連続のホームゲームで、鹿島が連勝街道を突き進む。

【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で初の4連勝を果たした。リーグ戦での4連勝は、昨季のJ1 第18節から第21節で達成して以来。
・リーグ戦での今季の仙台との対戦は、2戦2勝となった。
・リーグ戦での仙台との対戦は、昨シーズン以来、4連勝となった。
・リーグ戦でのホーム仙台戦は、2013シーズン以来、3連勝となった。
・土居が2ゴール。7月11日のJ1 2nd 第1節、新潟戦以来のゴールで、今季のリーグ戦での得点数を6に伸ばした。
・山本が2試合連続ゴールを記録。リーグ戦で1シーズン2ゴールを挙げるのは、自身初。
・ダヴィが2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。
・ダヴィと赤崎がともに先発出場したのは、初めてだった。
・杉本が、先発出場した5月2日のJ1 1st 第9節の甲府戦以来のメンバー入りを果たした。

鹿島が4連勝を果たし、ついにステージ首位に立った。J1 2nd 第7節でベガルタ仙台をカシマスタジアムに迎えると、2点を先行される苦しい展開を強いられたものの、山本のゴールで1点を返し、ハーフタイムを迎える。そして終盤、途中出場の土居が82分と87分にゴールを決め、3-2と逆転勝利を収めた。これで4連勝、ステージ首位に立った。
鹿島は8月12日の広島戦で、首位を相手に1-0と会心の勝利を飾った。シュート数はわずか5本だったが、セットプレーのワンチャンスを生かして3連勝を果たし、2ndステージ2位に浮上。勢いと自信を掴み、ホームへと帰還した。
激闘の爪痕が残る中、広島の夜から4日後に迎える今節。石井監督は「広島戦の勝利を無駄にしないためにも、無失点に抑えて勝つことを前提として考えて臨みたい」と、意気込みを語った。試合2日前には紅白戦を実施。選手たちは出場機会を目指して必死のアピールを見せ、「競争意識が良い方向に働いている」と、口々に手応えを語った。
石井監督は試合前日、クラブハウスのスタンドの前で選手の集合写真を撮れるように、ファンサービスの取り計らいをした。ポジション争いの厳しさと、和やかなムードを絶妙なバランスで保つ指揮官は、前節から先発メンバーを2人変更。ボランチに柴崎を復帰させ、前線にはダヴィを配した。GKは曽ヶ端、最終ラインは右から、西と昌子、ファン ソッコ、山本の並びで、ボランチには柴崎ともに、小笠原が入る。2列目には中村と遠藤、そして前線に赤崎とダヴィが並び立つ。

19時4分、キックオフを告げるホイッスルが鳴った。鹿島はいきなり、思いがけない形で先制を許してしまう。3分、自陣でのクリアが小さくなり、相手にカットされると、最後は野沢に左足シュートを決められてしまった。仙台移籍後、初めてカシマスタジアムのピッチに立った野沢にスコアを刻まれ、鹿島は早々とビハインドを負った。


開始早々に1点を追うこととなり、立ち上がりは落ち着かない展開となった。それでも、次第にボールキープ率を高めた鹿島は、8分に赤崎が最終ラインの背後を取ってグラウンダーのクロスを折り返すなど、少しずつ攻勢をかけていく。最終ラインを高い位置に設定した仙台に対し、鹿島はダヴィが身体を張ってポストプレーを敢行し、起点になるべく奮闘した。

しかし、次のゴールも仙台のものだった。29分、ロングボールをペナルティーエリア手前で頭で逸らされると、野沢に左足シュートを決められてしまった。またも野沢にゴールを許し、前半のうちに2点差を追う苦しい展開となった。
0-2で迎えた、前半ラスト15分。依然としてボールキープを続ける鹿島は、31分に遠藤がミドルシュートを放つ。強烈なボールはGKにキャッチされたが、反撃の狼煙を上げた。そして石井監督は、35分に1枚目のカードを切る。中村に代えてカイオをピッチに送り出し、攻撃陣を活性化した。


それでも、なかなか決定機を作るには至らなかった。「1点を返して前半を終えたい」という思いがスタジアムに生まれ始める中、待望のゴールは42分に決まった。右サイドをオーバーラップした西がクロスを上げると、ファーサイドで待っていた山本がヘディング。これがゴール右隅へと吸い込まれた。山本の2試合連続ゴールで、鹿島が1点差に詰め寄り、ハーフタイムを迎えた。

1点を追う後半開始時から、石井監督は早くも2人目の選手交代を断行。ダヴィに代えて金崎を投入し、同点、そして逆転を目指した。鹿島は立ち上がりから圧倒的にボールを支配し、シュートを連ねていく。51分にはカイオのミドルシュートをGKが弾いたところを、金崎がプッシュ。しかし、枠を越えてしまった。

決定機を逃したが、選手たちとサポーターが下を向くことはなかった。金崎がサイドからの力強い突破で推進力となり、存在感を見せた。後半に入って運動量が落ち、自陣に引いてブロックを形成していた仙台に対し、鹿島はボールポゼッション率で圧倒し、攻勢をかけていく。
80分、石井監督は最後の交代枠を使う。指名されたのは土居だった。背番号8の先代、野沢の2ゴールをベンチで見届けていた若きアタッカーが、赤崎に代わってピッチへと解き放たれる。ここから、カシマスタジアムを興奮で包む逆転劇が始まった。

まずは82分、山本が逆サイドへとフィードを通すと、ゴールライン際まで走り込んだ西が頭で折り返す。飛び込んだのは、土居だった。ヘディングシュートをたたき込み、鹿島がスコアを2-2とした。

起死回生の同点弾で、ヒートアップするスタジアム。物語はまだ終わっていなかった。87分、右サイドを突破した遠藤が斜めのパスをペナルティーエリア内へ入れると、柴崎がワンタッチで落とす。そこへ走り込んでいた土居が、気迫みなぎる強烈なシュートをゴールへ突き刺した。

3-2。逆転に成功した鹿島は、この日初めて奪ったリードをしっかりと守り切った。4連勝を告げるホイッスルが鳴り響くと、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。

この勝利で、鹿島は2ndステージ首位に立った。次戦は1週間後、22日のJ1 2nd 第8節、モンテディオ山形戦だ。2試合連続のホームゲームで、鹿島が連勝街道を突き進む。

【この試合のトピックス】
・今季のリーグ戦で初の4連勝を果たした。リーグ戦での4連勝は、昨季のJ1 第18節から第21節で達成して以来。
・リーグ戦での今季の仙台との対戦は、2戦2勝となった。
・リーグ戦での仙台との対戦は、昨シーズン以来、4連勝となった。
・リーグ戦でのホーム仙台戦は、2013シーズン以来、3連勝となった。
・土居が2ゴール。7月11日のJ1 2nd 第1節、新潟戦以来のゴールで、今季のリーグ戦での得点数を6に伸ばした。
・山本が2試合連続ゴールを記録。リーグ戦で1シーズン2ゴールを挙げるのは、自身初。
・ダヴィが2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。
・ダヴィと赤崎がともに先発出場したのは、初めてだった。
・杉本が、先発出場した5月2日のJ1 1st 第9節の甲府戦以来のメンバー入りを果たした。
スタッツ
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|
---|---|---|
25 | シュート | 5 |
3 | GK | 15 |
8 | CK | 2 |
14 | 直接FK | 15 |
2 | 間接FK | 7 |
2 | オフサイド | 6 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 16,554人
- 天候
- 晴、無風
気温 26.1℃ / 湿度 94.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 飯田 淳平
- 副審
-
宮島 一代
堀越 雅弘 - 第4の審判員
- 藤沢 達也