試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 2ndステージ 第3節

松本山雅FC
- 17' 工藤 浩平
- 28' 飯田 真輝
試合終了
2-0
2前半0
0後半0

鹿島アントラーズ
試合経過
工藤 浩平 | ![]() |
17' | ||
飯田 真輝 | ![]() |
28' | ||
34' | ![]() |
カイオ | ||
57' | ![]() |
赤崎 秀平 → ダヴィ | ||
64' | ![]() |
ファン ソッコ → 豊川 雄太 | ||
85' | ![]() |
佐藤 昭大 | ||
工藤 浩平 → 前田 直輝 | ![]() |
89' | ||
89' | ![]() |
西 大伍 → 山村 和也 |
鹿島、アウェイで完封負け。松本に屈する。

鹿島がアウェイで完封負けを喫した。J1 2nd 第3節、松本山雅FCと対戦すると、前半に喫した2失点を最後まで挽回できず、0-2で敗れた。リーグ戦は2試合勝ちなしとなった。

鹿島は4日前、J1 2nd 第2節で清水とスコアレスドローに終わり、勝ち点1を得るにとどまった。ホームで勝利を収められず、失意からの奮起を誓った選手たちは、厳しい暑さに見舞われる中、トレーニングを積んだ。中3日で迎える今節に向けて、トニーニョ セレーゾ監督は2日前の練習を非公開に変更。綿密な準備を施し、松本へと向かった。

鹿島としては、9年ぶりに踏む松本の地。前回、この地を訪れたのは2006年、FC東京とのリーグ戦だった。松本とのアウェイゲームは、今日が初めて。チケットは完売となり、スタンドは赤と緑に染まった。早くから待機列を成して開場を待っていたサポーターが、アウェイスタンドをアントラーズレッドで埋めた。

セレーゾ監督は、先発メンバーを1人入れ替え、左サイドハーフにカイオを起用。そのほかの10人は前節と同じメンバーで、GKに佐藤、最終ラインは右から西、昌子、ファン ソッコ、山本が並ぶ。ボランチは青木と小笠原のペア、そして2列目にはカイオの他、土居と遠藤が入った。1トップは赤崎が務めた。

強風が吹き、厚い雲が立ち込める松本平広域公園総合球技場。両チームのサポーターが大声を張り上げてボルテージを高める中、18時4分、キックオフを告げるホイッスルが鳴り響いた。開始早々の1分、鹿島は左サイドからクロスを上げられ、中央でフリーでのヘディングシュートを許したが、佐藤がファインセーブ。いきなりピンチを迎えたものの、事なきを得た。

鹿島の最初の決定機は9分、遠藤からのスルーパスに反応した赤崎がシュートを放ったが、飛び出してきた相手GKに阻まれてしまう。15分には、カイオが強引なドリブルでペナルティーエリアに入り、相手のタックルで倒れたが、笛は鳴らず。シュートまで持ち込めなかった。

すると17分、鹿島は思いがけない形で先制を許してしまう。最終ラインでのビルドアップでボールを奪われ、そのまま工藤にドリブルシュートを決められてしまった。ミスからビハインドを負い、なかなかチャンスを生み出せずにいると、次のゴールも松本のものだった。28分、左サイドからクロスを上げられ、飯田にヘディングシュートを決められてしまった。

アウェイで負った、2点のビハインド。鹿島は前半の残り15分、ボールポゼッション率を高めてゴールへと迫る。40分には、赤崎がペナルティーエリア左側を縦へ突破し、中央への折り返しに土居が合わせたが、相手DFにブロックされてしまう。さらに42分、遠藤がペナルティーエリア右手前、得意の位置から強烈なミドルシュート。枠を捉えたが、相手GKに弾き出されてしまった。0-2。前半のうちに反撃ならず、2点差でハーフタイムを迎えた。


2点を追う後半、自陣に引いて守備を固める松本に対し、鹿島はボールキープ率を高めて反撃を狙う。最大のチャンスは54分、浮き球に反応した土居が、飛び出してきた相手GKの頭上を越えるシュートを放ったが、わずかに枠の左へと逸れてしまった。


カウンター狙いを徹底してきた松本に対し、鹿島はピンチを迎える場面も少なくなかったが、佐藤のセーブとクロスバーにも助けられ、追加点は与えなかった。セレーゾ監督は57分にダヴィ、64分に豊川を投入し、攻撃陣を入れ替えてゴールを目指す。

鹿島は両サイド深くまでパス交換で攻め込み、クロスボールに活路を見出した。しかし、決定機を作るには至らない。72分に豊川が放ったシュートは、相手DFに当たってサイドネットへ。その後は、なかなかペナルティーエリア内でシュートを打てず、ミドルシュートが枠を逸れたり、クロスを跳ね返されたりする場面が続いてしまった。鹿島は最後まで、決定機を作り出せなかった。

試合は、0-2で終了。リーグ戦7連敗中だった松本に完封負けを喫し、鹿島は2ndステージ初黒星となった。アントラーズレッドのスタンドから鳴り響いたブーイングと、松本サポーターの歓喜の声を聞きながら、選手たちと監督は何を思っただろうか。次戦は1週間後、25日のJ1 2nd 第4節、FC東京戦だ。カシマスタジアムに戻り、這い上がっていくしかない。

【この試合のトピックス】
・松本を相手に、初黒星を喫した。
・小笠原が、J1通算450試合出場を達成した。リーグ歴代9人目の記録で、曽ヶ端と並び、チームトップとなった。
・カイオが2試合ぶりに先発出場した。
・豊川が途中出場。5月2日のJ1 1st 第9節甲府戦以来、今季リーグ戦3試合目の出場を果たした。
・山村が、6月27日に行われたJ1 1st 第17節の川崎F戦以来、3試合ぶりにピッチに立った。

鹿島がアウェイで完封負けを喫した。J1 2nd 第3節、松本山雅FCと対戦すると、前半に喫した2失点を最後まで挽回できず、0-2で敗れた。リーグ戦は2試合勝ちなしとなった。

鹿島は4日前、J1 2nd 第2節で清水とスコアレスドローに終わり、勝ち点1を得るにとどまった。ホームで勝利を収められず、失意からの奮起を誓った選手たちは、厳しい暑さに見舞われる中、トレーニングを積んだ。中3日で迎える今節に向けて、トニーニョ セレーゾ監督は2日前の練習を非公開に変更。綿密な準備を施し、松本へと向かった。

鹿島としては、9年ぶりに踏む松本の地。前回、この地を訪れたのは2006年、FC東京とのリーグ戦だった。松本とのアウェイゲームは、今日が初めて。チケットは完売となり、スタンドは赤と緑に染まった。早くから待機列を成して開場を待っていたサポーターが、アウェイスタンドをアントラーズレッドで埋めた。

セレーゾ監督は、先発メンバーを1人入れ替え、左サイドハーフにカイオを起用。そのほかの10人は前節と同じメンバーで、GKに佐藤、最終ラインは右から西、昌子、ファン ソッコ、山本が並ぶ。ボランチは青木と小笠原のペア、そして2列目にはカイオの他、土居と遠藤が入った。1トップは赤崎が務めた。

強風が吹き、厚い雲が立ち込める松本平広域公園総合球技場。両チームのサポーターが大声を張り上げてボルテージを高める中、18時4分、キックオフを告げるホイッスルが鳴り響いた。開始早々の1分、鹿島は左サイドからクロスを上げられ、中央でフリーでのヘディングシュートを許したが、佐藤がファインセーブ。いきなりピンチを迎えたものの、事なきを得た。

鹿島の最初の決定機は9分、遠藤からのスルーパスに反応した赤崎がシュートを放ったが、飛び出してきた相手GKに阻まれてしまう。15分には、カイオが強引なドリブルでペナルティーエリアに入り、相手のタックルで倒れたが、笛は鳴らず。シュートまで持ち込めなかった。

すると17分、鹿島は思いがけない形で先制を許してしまう。最終ラインでのビルドアップでボールを奪われ、そのまま工藤にドリブルシュートを決められてしまった。ミスからビハインドを負い、なかなかチャンスを生み出せずにいると、次のゴールも松本のものだった。28分、左サイドからクロスを上げられ、飯田にヘディングシュートを決められてしまった。

アウェイで負った、2点のビハインド。鹿島は前半の残り15分、ボールポゼッション率を高めてゴールへと迫る。40分には、赤崎がペナルティーエリア左側を縦へ突破し、中央への折り返しに土居が合わせたが、相手DFにブロックされてしまう。さらに42分、遠藤がペナルティーエリア右手前、得意の位置から強烈なミドルシュート。枠を捉えたが、相手GKに弾き出されてしまった。0-2。前半のうちに反撃ならず、2点差でハーフタイムを迎えた。


2点を追う後半、自陣に引いて守備を固める松本に対し、鹿島はボールキープ率を高めて反撃を狙う。最大のチャンスは54分、浮き球に反応した土居が、飛び出してきた相手GKの頭上を越えるシュートを放ったが、わずかに枠の左へと逸れてしまった。


カウンター狙いを徹底してきた松本に対し、鹿島はピンチを迎える場面も少なくなかったが、佐藤のセーブとクロスバーにも助けられ、追加点は与えなかった。セレーゾ監督は57分にダヴィ、64分に豊川を投入し、攻撃陣を入れ替えてゴールを目指す。

鹿島は両サイド深くまでパス交換で攻め込み、クロスボールに活路を見出した。しかし、決定機を作るには至らない。72分に豊川が放ったシュートは、相手DFに当たってサイドネットへ。その後は、なかなかペナルティーエリア内でシュートを打てず、ミドルシュートが枠を逸れたり、クロスを跳ね返されたりする場面が続いてしまった。鹿島は最後まで、決定機を作り出せなかった。

試合は、0-2で終了。リーグ戦7連敗中だった松本に完封負けを喫し、鹿島は2ndステージ初黒星となった。アントラーズレッドのスタンドから鳴り響いたブーイングと、松本サポーターの歓喜の声を聞きながら、選手たちと監督は何を思っただろうか。次戦は1週間後、25日のJ1 2nd 第4節、FC東京戦だ。カシマスタジアムに戻り、這い上がっていくしかない。

【この試合のトピックス】
・松本を相手に、初黒星を喫した。
・小笠原が、J1通算450試合出場を達成した。リーグ歴代9人目の記録で、曽ヶ端と並び、チームトップとなった。
・カイオが2試合ぶりに先発出場した。
・豊川が途中出場。5月2日のJ1 1st 第9節甲府戦以来、今季リーグ戦3試合目の出場を果たした。
・山村が、6月27日に行われたJ1 1st 第17節の川崎F戦以来、3試合ぶりにピッチに立った。
スタッツ
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|
---|---|---|
10 | シュート | 17 |
17 | GK | 4 |
6 | CK | 11 |
14 | 直接FK | 9 |
0 | 間接FK | 3 |
0 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 17,625人
- 天候
- 曇、中風
気温 26.7℃ / 湿度 67.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 松尾 一
- 副審
-
馬場 規
植田 文平 - 第4の審判員
- 山際 将史