試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第14節
鹿島アントラーズ
- 7' 赤崎 秀平
- 45' 赤崎 秀平
- 90'+1 カイオ
試合終了
3-1
2前半1
1後半0
松本山雅FC
- 5' 酒井 隆介
試合経過
5' | 酒井 隆介 | |||
赤崎 秀平 | 7' | |||
ファン ソッコ | 36' | |||
赤崎 秀平 | 45' | |||
ファン ソッコ → 青木 剛 | 46' | |||
56' | 喜山 康平 | |||
赤崎 秀平 → ジネイ | 57' | |||
65' | 前田 直輝 → 阿部 吉朗 | |||
76' | 岩沼 俊介 → 石原 崇兆 | |||
遠藤 康 → 金崎 夢生 | 79' | |||
84' | 喜山 康平 → 池元 友樹 | |||
ジネイ | 86' | |||
土居 聖真 | 90' | |||
カイオ | 90'+1 |
赤崎が2ゴール!カイオがダメ押し弾!鹿島が松本を撃破、ホームで逆転勝利!
カシマスタジアムが、久しぶりに歓喜に包まれた。J1 1st 第14節、鹿島はホームに松本山雅FCを迎えると、開始早々に先制されたものの、赤崎の2ゴールで逆転し、カイオがダメ押しゴールを決めて、3-1と勝利を収めた。
前節の浦和戦、鹿島はアウェイで先制しながら屈辱的な逆転負けを喫した。埼玉スタジアムに鳴り響いた、ライバルの歓喜の歌を聞きながら、選手とサポーターは失意の帰路についた。それから1週間、選手たちは再出発を期し、密度の濃いトレーニングを積んだ。トニーニョ セレーゾ監督は、初対峙となる松本について、「攻撃陣に経験豊富な選手が多いチーム。セットプレーのバリエーションも豊富だ」と警戒。「守備を徹底している相手なので、チャンスの数は少ないかもしれない。しっかりと決めきることが大事になる」とホームゲームを展望した。
ホームで勝利から遠ざかっている今季。選手たちは、口々に「次こそは勝たないと」と誓っていた。そして指揮官は、先発メンバーを1人入れ替えた。1トップに赤崎を指名し、2試合ぶりに先発起用。中盤以下は前節と同じメンバーで、2列目にはカイオと土居、遠藤が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビとなる。最終ラインは、右サイドバックに西、左サイドバックは前節に続いて昌子、そしてセンターバックは植田とファン ソッコのペアとなった。最後尾も、前節に続いて佐藤にゴールマウスを託すこととなった。
開場前、青空に恵まれたカシマスタジアムには、早くから数多くのサポーターが詰めかけた。初めてカシマを訪れた松本サポーターも、また然り。アントラーズレッドのスタンドと、緑に染まったアウェイスタンドが、鮮やかなコントラストを作り出した。ウォーミングアップに向かう選手たちを、サポーターは大きな歌声で迎え入れた。選手たちは19時3分、キックオフのホイッスルを聞いた。
開始早々、警戒していたセットプレーから、いきなりゴールネットを揺らされてしまう。5分、松本陣内からのFKをゴール前へ蹴り込まれると、混戦から酒井に決められてしまった。ファーストシュートで痛恨の失点を喫し、早々とビハインドを負った。
思いがけない展開に、スタジアムはざわめきに包まれた。しかし、選手たちが下を向くことはなかった。失点からわずか2分後、スコアをタイに戻してみせる。主役は、背番号18だった。7分、柴崎が敵陣左サイドから正確なフィードを通すと、右サイドのゴールライン際から西が中央へ折り返し、最後は赤崎が押し込んだ。
慌ただしい展開で1-1の同点となった後、鹿島はボールポゼッション率を高め、松本を押し込んでいった。自陣にブロックを作って守備を固める相手に対し、焦れることなく、しっかりとパスを回し、両サイドを広く使ってチャンスの糸口を掴んでいった。30分にはペナルティーエリア右手前で積極的に仕掛けた土居がヒールで後方へ落とし、遠藤が左足でクロスを送ると、フリーの柴崎がタイミングを見計らってボレーシュートを放ったが、狙いすました一撃は相手GKの好守に阻まれてしまった。34分にも、小笠原とのワンツーで右サイドの背後へ抜け出した遠藤が、得意の左足でファーサイドへグラウンダーのシュートを放ったが、これもわずかに枠を逸れてしまった。
決定機を立て続けに逃したことで嫌な雰囲気が漂い始め、このままハーフタイムを迎えるかと思われた45分、赤崎がまたもスコアを刻む。右CKを遠藤がゴール前へ蹴り込むと、ファーサイドで混戦となった後、右足を一閃。ゴールネットを揺らした。赤崎が良い時間帯に逆転ゴールを決め、鹿島は2-1とリードして前半を終えた。
後半開始時から、セレーゾ監督は青木を投入し、最終ラインの一角に据えて残り45分を迎えた。前半同様、鹿島はボールポゼッション率を高め、松本を押し込んでいく。47分にはカイオの折り返しに反応した赤崎が飛び込み、あわやハットトリックという場面を迎えるなど、立ち上がりからチャンスを作っていった。
セレーゾ監督は57分、殊勲の赤崎に代えてジネイを投入し、追加点を目指す。ジネイは68分、相手の最終ラインにプレスをかけてボールを奪い、土居のシュートを演出した。72分にも、右サイドからのクロスに反応してヘディングシュートを放ったが、相手GKの好守に阻まれてゴールネットを揺らすことができない。
1点差のまま、試合は終盤に突入した。鹿島は松本に押し込まれる時間が長くなったが、ロングスローやセットプレーからゴール前へ圧力を強める相手に、集中力を保って対応。2試合連続先発となった佐藤も、安定したキャッチングでチームを支えた。
そして、待望の3点目は後半アディショナルタイムに生まれた。カイオがジネイからのパスを受け、カウンターを発動。高速ドリブルで敵陣を切り裂くと、金崎の動きをおとりに使い、巧みなボールコントロールでシュートコースを見つけ出す。次の刹那、サポーターの思いを乗せた強烈なシュートを、その軌道へ届けた。3-1。鹿島が逆転勝利を収め、ホームで勝ち点3を獲得した。リーグ戦3試合ぶり、そしてホームゲームでは4月3日の鳥栖戦以来となる勝利に、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。
次戦は4日後、6月3日のJ1 1st 第10節、G大阪戦だ。ACLの日程により、延期になっていた一戦。昨季の三冠王者とのアウェイゲームだが、さらなる上位進出のため、総力戦で勝利を収め、連勝街道を突き進んでいかなければならない。
【この試合のトピックス】
・松本との初対戦で、初勝利を挙げた。
・リーグ戦でのホームゲームでの勝利は、4月3日のJ1 1st 第4節鳥栖戦以来、今季2回目。
・赤崎が2試合ぶりに先発出場。今季リーグ初ゴールを含む、2ゴールを決めた。
・カイオが今季リーグ戦3ゴール目を挙げた。4月29日のJ1 1st 第8節、仙台戦以来のゴールだった。
・佐藤が2試合連続のフル出場。鹿島の一員として初めて、リーグ戦でカシマスタジアムのピッチに立った。リーグ戦での勝利も、鹿島加入後初だった。
・青木が3試合ぶりに途中出場した。
カシマスタジアムが、久しぶりに歓喜に包まれた。J1 1st 第14節、鹿島はホームに松本山雅FCを迎えると、開始早々に先制されたものの、赤崎の2ゴールで逆転し、カイオがダメ押しゴールを決めて、3-1と勝利を収めた。
前節の浦和戦、鹿島はアウェイで先制しながら屈辱的な逆転負けを喫した。埼玉スタジアムに鳴り響いた、ライバルの歓喜の歌を聞きながら、選手とサポーターは失意の帰路についた。それから1週間、選手たちは再出発を期し、密度の濃いトレーニングを積んだ。トニーニョ セレーゾ監督は、初対峙となる松本について、「攻撃陣に経験豊富な選手が多いチーム。セットプレーのバリエーションも豊富だ」と警戒。「守備を徹底している相手なので、チャンスの数は少ないかもしれない。しっかりと決めきることが大事になる」とホームゲームを展望した。
ホームで勝利から遠ざかっている今季。選手たちは、口々に「次こそは勝たないと」と誓っていた。そして指揮官は、先発メンバーを1人入れ替えた。1トップに赤崎を指名し、2試合ぶりに先発起用。中盤以下は前節と同じメンバーで、2列目にはカイオと土居、遠藤が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビとなる。最終ラインは、右サイドバックに西、左サイドバックは前節に続いて昌子、そしてセンターバックは植田とファン ソッコのペアとなった。最後尾も、前節に続いて佐藤にゴールマウスを託すこととなった。
開場前、青空に恵まれたカシマスタジアムには、早くから数多くのサポーターが詰めかけた。初めてカシマを訪れた松本サポーターも、また然り。アントラーズレッドのスタンドと、緑に染まったアウェイスタンドが、鮮やかなコントラストを作り出した。ウォーミングアップに向かう選手たちを、サポーターは大きな歌声で迎え入れた。選手たちは19時3分、キックオフのホイッスルを聞いた。
開始早々、警戒していたセットプレーから、いきなりゴールネットを揺らされてしまう。5分、松本陣内からのFKをゴール前へ蹴り込まれると、混戦から酒井に決められてしまった。ファーストシュートで痛恨の失点を喫し、早々とビハインドを負った。
思いがけない展開に、スタジアムはざわめきに包まれた。しかし、選手たちが下を向くことはなかった。失点からわずか2分後、スコアをタイに戻してみせる。主役は、背番号18だった。7分、柴崎が敵陣左サイドから正確なフィードを通すと、右サイドのゴールライン際から西が中央へ折り返し、最後は赤崎が押し込んだ。
慌ただしい展開で1-1の同点となった後、鹿島はボールポゼッション率を高め、松本を押し込んでいった。自陣にブロックを作って守備を固める相手に対し、焦れることなく、しっかりとパスを回し、両サイドを広く使ってチャンスの糸口を掴んでいった。30分にはペナルティーエリア右手前で積極的に仕掛けた土居がヒールで後方へ落とし、遠藤が左足でクロスを送ると、フリーの柴崎がタイミングを見計らってボレーシュートを放ったが、狙いすました一撃は相手GKの好守に阻まれてしまった。34分にも、小笠原とのワンツーで右サイドの背後へ抜け出した遠藤が、得意の左足でファーサイドへグラウンダーのシュートを放ったが、これもわずかに枠を逸れてしまった。
決定機を立て続けに逃したことで嫌な雰囲気が漂い始め、このままハーフタイムを迎えるかと思われた45分、赤崎がまたもスコアを刻む。右CKを遠藤がゴール前へ蹴り込むと、ファーサイドで混戦となった後、右足を一閃。ゴールネットを揺らした。赤崎が良い時間帯に逆転ゴールを決め、鹿島は2-1とリードして前半を終えた。
後半開始時から、セレーゾ監督は青木を投入し、最終ラインの一角に据えて残り45分を迎えた。前半同様、鹿島はボールポゼッション率を高め、松本を押し込んでいく。47分にはカイオの折り返しに反応した赤崎が飛び込み、あわやハットトリックという場面を迎えるなど、立ち上がりからチャンスを作っていった。
セレーゾ監督は57分、殊勲の赤崎に代えてジネイを投入し、追加点を目指す。ジネイは68分、相手の最終ラインにプレスをかけてボールを奪い、土居のシュートを演出した。72分にも、右サイドからのクロスに反応してヘディングシュートを放ったが、相手GKの好守に阻まれてゴールネットを揺らすことができない。
1点差のまま、試合は終盤に突入した。鹿島は松本に押し込まれる時間が長くなったが、ロングスローやセットプレーからゴール前へ圧力を強める相手に、集中力を保って対応。2試合連続先発となった佐藤も、安定したキャッチングでチームを支えた。
そして、待望の3点目は後半アディショナルタイムに生まれた。カイオがジネイからのパスを受け、カウンターを発動。高速ドリブルで敵陣を切り裂くと、金崎の動きをおとりに使い、巧みなボールコントロールでシュートコースを見つけ出す。次の刹那、サポーターの思いを乗せた強烈なシュートを、その軌道へ届けた。3-1。鹿島が逆転勝利を収め、ホームで勝ち点3を獲得した。リーグ戦3試合ぶり、そしてホームゲームでは4月3日の鳥栖戦以来となる勝利に、カシマスタジアムは歓喜に包まれた。
次戦は4日後、6月3日のJ1 1st 第10節、G大阪戦だ。ACLの日程により、延期になっていた一戦。昨季の三冠王者とのアウェイゲームだが、さらなる上位進出のため、総力戦で勝利を収め、連勝街道を突き進んでいかなければならない。
【この試合のトピックス】
・松本との初対戦で、初勝利を挙げた。
・リーグ戦でのホームゲームでの勝利は、4月3日のJ1 1st 第4節鳥栖戦以来、今季2回目。
・赤崎が2試合ぶりに先発出場。今季リーグ初ゴールを含む、2ゴールを決めた。
・カイオが今季リーグ戦3ゴール目を挙げた。4月29日のJ1 1st 第8節、仙台戦以来のゴールだった。
・佐藤が2試合連続のフル出場。鹿島の一員として初めて、リーグ戦でカシマスタジアムのピッチに立った。リーグ戦での勝利も、鹿島加入後初だった。
・青木が3試合ぶりに途中出場した。
スタッツ
18 | シュート | 8 |
---|---|---|
7 | GK | 8 |
7 | CK | 2 |
12 | 直接FK | 17 |
2 | 間接FK | 1 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 17,155人
- 天候
- 晴、弱風
気温 20.6℃ / 湿度 84.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 今村 義朗
- 副審
-
宮島 一代
伊東 知哉 - 第4の審判員
- 手塚 洋