試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第12節

鹿島アントラーズ
- 65' 小笠原 満男
- 68' ジネイ
試合終了
2-2
0前半0
2後半2

サンフレッチェ広島
- 51' 佐藤 寿人
- 69' 柴崎 晃誠
試合経過
25' | ![]() |
水本 裕貴 | ||
山本 脩斗 → 伊東 幸敏 | ![]() |
49' | ||
51' | ![]() |
佐藤 寿人 | ||
53' | ![]() |
佐藤 寿人 → 浅野 拓磨 | ||
57' | ![]() |
塩谷 司 | ||
赤崎 秀平 → ジネイ | ![]() |
58' | ||
ファン ソッコ | ![]() |
61' | ||
62' | ![]() |
千葉 和彦 | ||
小笠原 満男 | ![]() |
65' | ||
ジネイ | ![]() |
68' | ||
69' | ![]() |
柴崎 晃誠 | ||
72' | ![]() |
青山 敏弘 | ||
昌子 源 | ![]() |
77' | ||
土居 聖真 → 本山 雅志 | ![]() |
78' | ||
78' | ![]() |
ミキッチ → 清水 航平 | ||
伊東 幸敏 | ![]() |
90'+2 |
小笠原とジネイの記念ゴールも、勝利には結びつかず。鹿島、ホームで広島とドロー。

またも、ホームで勝つことはできなかった。J1 1st 第12節、サンフレッチェ広島をカシマスタジアムに迎え撃った鹿島は、小笠原のPKとジネイの来日初ゴールで一時は逆転に成功したものの、直後に追いつかれて2-2の引き分け。勝ち点1を得るにとどまった。


鹿島は前節のFC東京戦で今季16試合目にして初となるクリーンシートを達成した。無失点勝利で得た自信と勢いを持って、久々に臨む週一ペースでの試合。日本代表候補4選手が帰還した後の2日間、実戦形式のトレーニングで準備を進めたトニーニョセレーゾ監督は、広島について「両ウイングがワイドに開いて、トップ下にも選手を置く、非常に攻撃的なチームだ」と、警戒し、「コンパクトに保つことが非常に重要だと思う」と、展望を語った。先発メンバーは、5日のFCソウル戦、10日のFC東京戦と同じ。前線には赤崎が入り、2列目にはカイオと土居、遠藤が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原、センターバックは昌子とファン ソッコとのペアで、最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本が務める。

厚い雲に覆われ、時折、霧も立ち込めたカシマスタジアム。サポーターは試合前から、熱い声援を送り続けた。ホームでの勝利を信じてやまない歌声を聞きながら、選手たちは15時4分、キックオフのホイッスルを聞いた。

開始から約40秒、赤崎がペナルティーエリア手前から左足を振り抜いた。ミドルシュートは枠を大きく外したが、「自分がスイッチを入れる役割を」と、意気込んでいた背番号18が、前節に続いてファーストシュートを放った。ゴールへの意志を強く示した赤崎は、広島の最終ラインに対して積極的にプレスをかけ、鹿島の推進力となった。

広島の自陣でのビルドアップにプレスをかける鹿島は、11分にペナルティーエリア手前で柴崎がボールを奪ったが、シュートには至らない。22分には、自陣に少し入った位置で的確なパスカットを見せた柴崎が、1本のスルーパスで相手の最終ラインの背後を取る。赤崎はペナルティーエリアに入ったが、シュートを打つことはできなかった。背番号20の鋭い読みとタイミングの良いプレスから迎えたチャンスは、ゴールとしては結実しなかった。

前半の半ば以降は、広島のボールキープに高い集中力で応戦しつつ、チャンスを窺う展開となった。ピンチを迎えることはなかったが、ボールを奪ってから決定機を作ることもできなかった。ほぼ全員が自陣に引いてブロックを形成する広島に対し、鹿島は効果的な攻撃を仕掛けることができない。最大のチャンスは42分のセットプレーから。柴崎の右CKを昌子が頭で合わせ、こぼれ球から最後は赤崎がペナルティーエリア内で右足を振り抜いたが、強烈なシュートはGKの正面を突いてしまった。前半はスコアレスで終了した。

勝利を掴むために迎えた後半、立ち上がりにまさかの展開が待っていた。開始早々、山本が相手と競り合って並走した際に足を負傷。ピッチ外へ出て自ら交代を求め、49分に伊東が投入された。ここまで全試合に先発し、左サイドを支え続けた山本の離脱で、少なからず動揺がチームを襲った。

その流れに追い打ちをかけるように、51分、痛恨のミスから先制を許す。バックパスを受けた曽ヶ端が佐藤寿にボールを奪われ、そのままシュートを決められてしまった。

J1通算450試合出場を達成した守護神のミスを取り返すべく、鹿島は反撃を開始した。セレーゾ監督は、58分にジネイを投入。新たな9番のデビューに、カシマスタジアムは期待感で満ちあふれた。

そして、同点弾は65分、土居がペナルティーエリア内で鋭い切り返しを見せると、相手に倒されてPKを獲得。小笠原が冷静にグラウンダーで決め、自らの持つJ1記録を更新する17シーズン連続ゴールを記録した。さらに3分後には、柴崎からのパスを受けた土居が右サイド深くから中央へ折り返し、最後はジネイが右足を振り抜く。サポーターの待つゴールネットを揺らしたジネイ。挨拶代わりの一撃で、鹿島が逆転に成功した。


しかし、逆転の余韻も冷めやらぬ69分、1本の縦パスから最終ラインの背後を取られ、柴崎晃のゴールで同点に。残り20分強、互いにゴールを目指す展開となったが、カシマスタジアムに歓喜の時は訪れなかった。試合は2-2で終了。鹿島はまたも、ホームで勝つことができなかった。次戦は1週間後、5月23日のJ1 1st 第13節、浦和戦だ。未だに無敗の首位を相手に、アウェイでの一戦に臨む。意地と誇りに懸けて、勝つしかない。



【この試合のトピックス】
・ジネイがリーグ戦初出場を果たし、初ゴールを決めた。
・リーグ戦でのホームゲーム通算750得点を達成。ジネイのゴールが、節目の1点となった。
・曽ヶ端が、J1通算450試合出場を達成した。アントラーズでは初の記録で、史上7人目。
・小笠原が、自身の持つJ1記録を更新する、17シーズン連続での得点を記録した。

またも、ホームで勝つことはできなかった。J1 1st 第12節、サンフレッチェ広島をカシマスタジアムに迎え撃った鹿島は、小笠原のPKとジネイの来日初ゴールで一時は逆転に成功したものの、直後に追いつかれて2-2の引き分け。勝ち点1を得るにとどまった。


鹿島は前節のFC東京戦で今季16試合目にして初となるクリーンシートを達成した。無失点勝利で得た自信と勢いを持って、久々に臨む週一ペースでの試合。日本代表候補4選手が帰還した後の2日間、実戦形式のトレーニングで準備を進めたトニーニョセレーゾ監督は、広島について「両ウイングがワイドに開いて、トップ下にも選手を置く、非常に攻撃的なチームだ」と、警戒し、「コンパクトに保つことが非常に重要だと思う」と、展望を語った。先発メンバーは、5日のFCソウル戦、10日のFC東京戦と同じ。前線には赤崎が入り、2列目にはカイオと土居、遠藤が並ぶ。ボランチは柴崎と小笠原、センターバックは昌子とファン ソッコとのペアで、最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本が務める。

厚い雲に覆われ、時折、霧も立ち込めたカシマスタジアム。サポーターは試合前から、熱い声援を送り続けた。ホームでの勝利を信じてやまない歌声を聞きながら、選手たちは15時4分、キックオフのホイッスルを聞いた。

開始から約40秒、赤崎がペナルティーエリア手前から左足を振り抜いた。ミドルシュートは枠を大きく外したが、「自分がスイッチを入れる役割を」と、意気込んでいた背番号18が、前節に続いてファーストシュートを放った。ゴールへの意志を強く示した赤崎は、広島の最終ラインに対して積極的にプレスをかけ、鹿島の推進力となった。

広島の自陣でのビルドアップにプレスをかける鹿島は、11分にペナルティーエリア手前で柴崎がボールを奪ったが、シュートには至らない。22分には、自陣に少し入った位置で的確なパスカットを見せた柴崎が、1本のスルーパスで相手の最終ラインの背後を取る。赤崎はペナルティーエリアに入ったが、シュートを打つことはできなかった。背番号20の鋭い読みとタイミングの良いプレスから迎えたチャンスは、ゴールとしては結実しなかった。

前半の半ば以降は、広島のボールキープに高い集中力で応戦しつつ、チャンスを窺う展開となった。ピンチを迎えることはなかったが、ボールを奪ってから決定機を作ることもできなかった。ほぼ全員が自陣に引いてブロックを形成する広島に対し、鹿島は効果的な攻撃を仕掛けることができない。最大のチャンスは42分のセットプレーから。柴崎の右CKを昌子が頭で合わせ、こぼれ球から最後は赤崎がペナルティーエリア内で右足を振り抜いたが、強烈なシュートはGKの正面を突いてしまった。前半はスコアレスで終了した。

勝利を掴むために迎えた後半、立ち上がりにまさかの展開が待っていた。開始早々、山本が相手と競り合って並走した際に足を負傷。ピッチ外へ出て自ら交代を求め、49分に伊東が投入された。ここまで全試合に先発し、左サイドを支え続けた山本の離脱で、少なからず動揺がチームを襲った。

その流れに追い打ちをかけるように、51分、痛恨のミスから先制を許す。バックパスを受けた曽ヶ端が佐藤寿にボールを奪われ、そのままシュートを決められてしまった。

J1通算450試合出場を達成した守護神のミスを取り返すべく、鹿島は反撃を開始した。セレーゾ監督は、58分にジネイを投入。新たな9番のデビューに、カシマスタジアムは期待感で満ちあふれた。

そして、同点弾は65分、土居がペナルティーエリア内で鋭い切り返しを見せると、相手に倒されてPKを獲得。小笠原が冷静にグラウンダーで決め、自らの持つJ1記録を更新する17シーズン連続ゴールを記録した。さらに3分後には、柴崎からのパスを受けた土居が右サイド深くから中央へ折り返し、最後はジネイが右足を振り抜く。サポーターの待つゴールネットを揺らしたジネイ。挨拶代わりの一撃で、鹿島が逆転に成功した。


しかし、逆転の余韻も冷めやらぬ69分、1本の縦パスから最終ラインの背後を取られ、柴崎晃のゴールで同点に。残り20分強、互いにゴールを目指す展開となったが、カシマスタジアムに歓喜の時は訪れなかった。試合は2-2で終了。鹿島はまたも、ホームで勝つことができなかった。次戦は1週間後、5月23日のJ1 1st 第13節、浦和戦だ。未だに無敗の首位を相手に、アウェイでの一戦に臨む。意地と誇りに懸けて、勝つしかない。



【この試合のトピックス】
・ジネイがリーグ戦初出場を果たし、初ゴールを決めた。
・リーグ戦でのホームゲーム通算750得点を達成。ジネイのゴールが、節目の1点となった。
・曽ヶ端が、J1通算450試合出場を達成した。アントラーズでは初の記録で、史上7人目。
・小笠原が、自身の持つJ1記録を更新する、17シーズン連続での得点を記録した。
スタッツ
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|
---|---|---|
15 | シュート | 11 |
6 | GK | 17 |
3 | CK | 3 |
10 | 直接FK | 14 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 1 |
1 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 13,523人
- 天候
- 曇、無風
気温 19.5℃ / 湿度 77.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 松尾 一
- 副審
-
大塚 晴弘
今岡 洋二 - 第4の審判員
- 木川田 博信