試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第11節

FC東京
試合終了
0-1
0前半1
0後半0

鹿島アントラーズ
- 34' 土居 聖真
試合経過
34' | ![]() |
土居 聖真 | ||
羽生 直剛 → 高橋 秀人 | ![]() |
46' | ||
河野 広貴 → 前田 遼一 | ![]() |
46' | ||
59' | ![]() |
赤崎 秀平 → 高崎 寛之 | ||
米本 拓司 | ![]() |
60' | ||
64' | ![]() |
ファン ソッコ → 青木 剛 | ||
70' | ![]() |
土居 聖真 → 植田 直通 | ||
梶山 陽平 → 三田 啓貴 | ![]() |
74' | ||
東 慶悟 | ![]() |
79' | ||
太田 宏介 | ![]() |
83' | ||
カニーニ | ![]() |
89' |
今季初のクリーンシート!土居の決勝弾で、鹿島がFC東京を撃破!

鹿島がアウェイの地で力強く再スタートを切った。FCソウル戦に敗れ、ACL敗退が決まった失意の夜から、中4日。4連勝中で暫定ながら首位と同勝ち点と好調のFC東京との一戦は、反撃の狼煙を上げるために大きな意味を持つ試合だった。鹿島は前半に土居のゴールで先制すると、後半はFC東京の猛攻に遭ったが、最後までゴールを許さず、今季初完封。1-0で勝利を収めた。

大きな目標を失い、鹿島は中4日でアウェイゲームを迎えることとなった。再び、アジアの舞台へ立つため、リーグ戦のタイトルを奪回するため、第一歩となる重要な一戦。トニーニョ セレーゾ監督は、「アウェイゲームは、どこが相手であっても非常に厳しい試合になる」と、気を引き締めて、FCソウル戦から先発メンバーの変更はなし。前線には赤崎が入り、今季のリーグ戦初先発となった。2列目にはカイオと土居、遠藤が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ。センターバックは昌子とファン ソッコとのペアで、最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本が務める。


夏のような熱気に包まれた、味の素スタジアム。前売券が完売し、満員のスタンドが選手たちを迎え入れた。アウェイスタンドは、アントラーズレッドで染まった。ウォーミングアップに臨む選手たちを、ゴール裏は「俺たちの誇りよ」というチャントで迎え入れた。失意の敗戦から這い上がる意志を示したサポーターとともに、選手たちは16時0分、キックオフのホイッスルを聞いた。

前半立ち上がりから、緊迫感に満ちた展開となった。鹿島のファーストシュートは4分、赤崎がペナルティーエリア右手前からミドルシュートを放つと、GKにキャッチされた。ゴールへのこだわりを強く語っていた赤崎が、まずは強い意志を示した。続いて9分には、右CKのこぼれ球を拾って右サイドへ展開し、柴崎がピンポイントのクロスを供給。山本が強烈なヘディングシュートを放ったものの、惜しくも相手GKの好守に阻まれた。

鹿島は序盤からチャンスを作り出し、優勢に試合を進めていった。FC東京に両サイド深くで起点を作られる場面はあったが、中央へのパスやクロスに対して、しっかりと対応。昌子が競り合いで強さを見せると、ファン ソッコは的確な読みでインターセプトを繰り返した。前半45分、鹿島はFC東京に決定機を作らせなかった。

30分頃から、鹿島はセカンドボールを拾える回数が増え、敵陣でボールをキープする時間を多くしていった。次第にゴールの予感が高まる中、待望の先制点は34分に生まれた。ペナルティーエリア周辺でのパス交換から、厚みのある攻撃を仕掛ける。こぼれ球を拾って左へと展開すると、山本がペナルティーエリア左角で右足に持ち替え、浮き球のパスを供給。赤崎が競り合い、混戦からのセカンドボールを土居が拾うと、迷いなく右足を振り抜く。グラウンダーのシュートが、相手GKの伸ばした手を避けるように、ゴール左隅へと吸い込まれた。「気持ちを込めて打った」という土居の今季リーグ戦2ゴール目で、鹿島が先制し、1点リードで前半を終えた。


雲に覆われ、気温が下がって迎えた後半は、FC東京に押し込まれる時間が続いた。両サイドを起点にクロスを上げられる回数が増えたものの、曽ヶ端が安定したセービングでチームを支える。昌子とファン ソッコのセンターバック陣も、集中力を切らすことなく、粘り強くプレーを続けた。

セレーゾ監督は59分に高崎を投入して前線に据え、64分には、足を痙攣させてしまったファン ソッコに代えて青木をピッチに送り出す。さらに70分には、殊勲の土居を下げて植田を投入し、青木をボランチ、柴崎をトップ下へとスライドさせて、残り20分強の戦いに臨んだ。

後半半ばを過ぎたあたりから、中盤にスペースが空き始めたこともあって、カウンターの応酬となるオープンな展開へと推移していった。鹿島は73分、遠藤がペナルティーエリア内で相手のクリアを拾い、ループパスで柴崎のヘディングシュートを狙ったが、惜しくも頭上を越えてしまう。82分にはカウンターでカイオが中央を突破し、右前方の柴崎へパス。柴崎はペナルティーエリアに入って右足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを直撃してしまった。


ホームの大声援をバックに猛攻を仕掛けるFC東京の前に、試合終盤は我慢の時間が続いた。数多くのセットプレーのピンチに晒され、クロスバーを直撃するヘディングシュートを打たれたり、ゴールネットを揺らされたものの、相手のハンドでノーゴールとの判定が下されたりと、肝を冷やす場面が何度も訪れたものの、最後の一線だけは、死守した。1-0。今季初のクリーンシートで、鹿島が勝ち点3を掴み取った。


ACL敗退から5日後の試合で、鹿島はしっかりと再スタートを切った。アウェイでの勝ち点3、そして今季初の完封勝利を足掛かりに、ここから反撃を開始しなければならない。次戦は1週間後、5月16日のJ1 1st 第12節、広島戦だ。ホームのカシマスタジアムで勝利を掴み、鹿島が連勝街道を突き進んでいく。


【この試合のトピックス】
・リーグでのFC東京戦は、2009年4月12日のJ1第5節以来、11戦連続負けなしとなった。
・リーグ戦でFC東京を相手に勝利を収めたのは、2013年10月5日のJ1第28節以来、3試合ぶり。
・リーグ戦での無失点試合は、2014年10月22日のJ1第29節、神戸戦以来。無失点での勝利は、2014年9月27日、第26節の徳島戦以来だった。
・土居が今季のリーグ戦2ゴール目を決めた。
・赤崎が、今季のリーグ戦初の先発出場を果たした。

鹿島がアウェイの地で力強く再スタートを切った。FCソウル戦に敗れ、ACL敗退が決まった失意の夜から、中4日。4連勝中で暫定ながら首位と同勝ち点と好調のFC東京との一戦は、反撃の狼煙を上げるために大きな意味を持つ試合だった。鹿島は前半に土居のゴールで先制すると、後半はFC東京の猛攻に遭ったが、最後までゴールを許さず、今季初完封。1-0で勝利を収めた。

大きな目標を失い、鹿島は中4日でアウェイゲームを迎えることとなった。再び、アジアの舞台へ立つため、リーグ戦のタイトルを奪回するため、第一歩となる重要な一戦。トニーニョ セレーゾ監督は、「アウェイゲームは、どこが相手であっても非常に厳しい試合になる」と、気を引き締めて、FCソウル戦から先発メンバーの変更はなし。前線には赤崎が入り、今季のリーグ戦初先発となった。2列目にはカイオと土居、遠藤が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ。センターバックは昌子とファン ソッコとのペアで、最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本が務める。


夏のような熱気に包まれた、味の素スタジアム。前売券が完売し、満員のスタンドが選手たちを迎え入れた。アウェイスタンドは、アントラーズレッドで染まった。ウォーミングアップに臨む選手たちを、ゴール裏は「俺たちの誇りよ」というチャントで迎え入れた。失意の敗戦から這い上がる意志を示したサポーターとともに、選手たちは16時0分、キックオフのホイッスルを聞いた。

前半立ち上がりから、緊迫感に満ちた展開となった。鹿島のファーストシュートは4分、赤崎がペナルティーエリア右手前からミドルシュートを放つと、GKにキャッチされた。ゴールへのこだわりを強く語っていた赤崎が、まずは強い意志を示した。続いて9分には、右CKのこぼれ球を拾って右サイドへ展開し、柴崎がピンポイントのクロスを供給。山本が強烈なヘディングシュートを放ったものの、惜しくも相手GKの好守に阻まれた。

鹿島は序盤からチャンスを作り出し、優勢に試合を進めていった。FC東京に両サイド深くで起点を作られる場面はあったが、中央へのパスやクロスに対して、しっかりと対応。昌子が競り合いで強さを見せると、ファン ソッコは的確な読みでインターセプトを繰り返した。前半45分、鹿島はFC東京に決定機を作らせなかった。

30分頃から、鹿島はセカンドボールを拾える回数が増え、敵陣でボールをキープする時間を多くしていった。次第にゴールの予感が高まる中、待望の先制点は34分に生まれた。ペナルティーエリア周辺でのパス交換から、厚みのある攻撃を仕掛ける。こぼれ球を拾って左へと展開すると、山本がペナルティーエリア左角で右足に持ち替え、浮き球のパスを供給。赤崎が競り合い、混戦からのセカンドボールを土居が拾うと、迷いなく右足を振り抜く。グラウンダーのシュートが、相手GKの伸ばした手を避けるように、ゴール左隅へと吸い込まれた。「気持ちを込めて打った」という土居の今季リーグ戦2ゴール目で、鹿島が先制し、1点リードで前半を終えた。


雲に覆われ、気温が下がって迎えた後半は、FC東京に押し込まれる時間が続いた。両サイドを起点にクロスを上げられる回数が増えたものの、曽ヶ端が安定したセービングでチームを支える。昌子とファン ソッコのセンターバック陣も、集中力を切らすことなく、粘り強くプレーを続けた。

セレーゾ監督は59分に高崎を投入して前線に据え、64分には、足を痙攣させてしまったファン ソッコに代えて青木をピッチに送り出す。さらに70分には、殊勲の土居を下げて植田を投入し、青木をボランチ、柴崎をトップ下へとスライドさせて、残り20分強の戦いに臨んだ。

後半半ばを過ぎたあたりから、中盤にスペースが空き始めたこともあって、カウンターの応酬となるオープンな展開へと推移していった。鹿島は73分、遠藤がペナルティーエリア内で相手のクリアを拾い、ループパスで柴崎のヘディングシュートを狙ったが、惜しくも頭上を越えてしまう。82分にはカウンターでカイオが中央を突破し、右前方の柴崎へパス。柴崎はペナルティーエリアに入って右足を振り抜いたが、強烈なシュートはクロスバーを直撃してしまった。


ホームの大声援をバックに猛攻を仕掛けるFC東京の前に、試合終盤は我慢の時間が続いた。数多くのセットプレーのピンチに晒され、クロスバーを直撃するヘディングシュートを打たれたり、ゴールネットを揺らされたものの、相手のハンドでノーゴールとの判定が下されたりと、肝を冷やす場面が何度も訪れたものの、最後の一線だけは、死守した。1-0。今季初のクリーンシートで、鹿島が勝ち点3を掴み取った。


ACL敗退から5日後の試合で、鹿島はしっかりと再スタートを切った。アウェイでの勝ち点3、そして今季初の完封勝利を足掛かりに、ここから反撃を開始しなければならない。次戦は1週間後、5月16日のJ1 1st 第12節、広島戦だ。ホームのカシマスタジアムで勝利を掴み、鹿島が連勝街道を突き進んでいく。


【この試合のトピックス】
・リーグでのFC東京戦は、2009年4月12日のJ1第5節以来、11戦連続負けなしとなった。
・リーグ戦でFC東京を相手に勝利を収めたのは、2013年10月5日のJ1第28節以来、3試合ぶり。
・リーグ戦での無失点試合は、2014年10月22日のJ1第29節、神戸戦以来。無失点での勝利は、2014年9月27日、第26節の徳島戦以来だった。
・土居が今季のリーグ戦2ゴール目を決めた。
・赤崎が、今季のリーグ戦初の先発出場を果たした。
スタッツ
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---|---|---|
5 | シュート | 13 |
8 | GK | 3 |
9 | CK | 3 |
8 | 直接FK | 13 |
2 | 間接FK | 2 |
2 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 42,070人
- 天候
- 晴のち曇、弱風
気温 22.8℃ / 湿度 23.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 西村 雄一
- 副審
-
五十嵐 泰之
武田 光晴 - 第4の審判員
- 西尾 英朗