試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第10節

ガンバ大阪
- 41' 今野 泰幸
- 52' 遠藤 保仁
試合終了
2-0
1前半0
1後半0

鹿島アントラーズ
試合経過
今野 泰幸 | ![]() |
41' | ||
遠藤 保仁 | ![]() |
52' | ||
55' | ![]() |
赤崎 秀平 → 遠藤 康 | ||
57' | ![]() |
カイオ | ||
宇佐美 貴史 | ![]() |
59' | ||
61' | ![]() |
植田 直通 → 伊東 幸敏 | ||
66' | ![]() |
カイオ → 高崎 寛之 | ||
パトリック | ![]() |
90'+1 | ||
倉田 秋 → 堂安 律 | ![]() |
90'+2 |
鹿島、またも連勝ならず。G大阪に完封負け。

強敵相手のアウェイゲームで、鹿島が完封負けを喫した。J1 1st 第10節、鹿島は万博に乗り込み、ガンバ大阪と対戦。41分にセットプレーから先制されると、後半立ち上がりにもPKから追加点を奪われ、0-2で敗れた。

4日前の松本戦、鹿島は開始早々に先制点を奪われたが、赤崎が2ゴールを挙げて逆転すると、終了間際にはカイオがドリブルシュートを突き刺し、3-1と逆転勝利を収めた。久しぶりの歓喜に包まれたカシマスタジアムでは、勝利を喜ぶ歌声とともに、4日後のG大阪戦を見据えたチャントも飛んでいた。中3日でのアウェイ、厳しい試合に立ち向かう選手たちは、密度の濃いトレーニングとミーティングを終え、大阪へと向かった。

「オープンな試合になる」と予想していたトニーニョ セレーゾ監督は、先発メンバーを2人入れ替えた。2列目に遠藤ではなく、金崎を起用し、4月25日のJ1 1st 第7節の神戸戦以来の先発復帰に。そして最終ラインでは、植田のパートナーに青木を指名した。1トップは赤崎、右サイドハーフにはカイオ、トップ下に土居が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ。左サイドバックは3戦連続となる昌子、右サイドは西、そして最後尾は、佐藤がゴールマウスに立ちはだかる。
大阪は朝からあいにくの天気に見舞われたが、サポーターが開場前の待機列を成す頃には、雨が止んだ。平日夜にも関わらず、遠く大阪の地まで駆けつけたサポーターは、大きなチームコールで選手たちを迎え入れた。19時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。
今季初の連勝を目指す鹿島は、立ち上がりから積極的に攻め込んでいった。左サイドハーフに入った金崎が、力強い突破でチームの推進力となり、存在感を見せた。最初のチャンスは13分。右サイドをオーバーラップした西が前方のスペースへスルーパスを通すと、走り込んでいたカイオがシュートを放つ。グラウンダーのボールは、惜しくも枠の左へ逸れた。さらに18分には、ゴール正面で金崎が得たFKを、柴崎が直接狙う。壁の間を通ったボールはゴール方向へと飛び、相手GKはその軌道を見送るのみだったが、わずかに枠の右へ外れてしまった。

均衡を破れなくとも、攻勢をかけていた鹿島。縦に速いG大阪の攻撃で、両サイド深くで起点を作られる場面はあったが、最終ラインが身体を張ってピンチの芽を摘み、決定機を作らせなかった。G大阪のボールキープが続く時間帯も、しっかりと集中力を保って応戦した。

しかし、最初のゴールはG大阪のものだった。41分、右サイドからの相手のFKを、飛び出した佐藤がパンチングでクリアしたが、そのボールを今野にダイレクトで押し込まれてしまった。前節に続いてセットプレーから失点し、1点ビハインドでハーフタイムを迎えることとなった。

後半立ち上がりも、鹿島は右サイドを中心に攻勢をかける。細かいパス交換から、カイオ、金崎が突破を狙ったものの、シュートまで結びつけることができない。

すると、鹿島は思わぬ形で追加点を許してしまった。51分、ペナルティーエリア内での競り合いで、西が微妙な判定でファウルを取られ、G大阪のPKに。これを遠藤保に決められ、2点ビハインドを負うこととなった。

反撃を期すセレーゾ監督は、55分に遠藤を投入して攻撃陣を活性化する。鹿島は58分、相手の右CKからボールを奪い、カウンターを発動。金崎がドリブルで敵陣を縦へ突破しようとしたが、背後から相手のタックルに遭い、倒されてしまう。それでもボールは鹿島の手中にあったが、アドバンテージを取ってもらえず、笛が鳴ってプレーが中断。決定機につなげられなかった。

その後、セレーゾ監督は61分に伊東、65分に高崎をピッチへ送り出し、配置転換をしながら反撃のゴールを目指した。最大のチャンスは76分、左サイドを縦へ突破した土居の折り返しに、走り込んでいた柴崎がダイレクトボレーで合わせたが、強烈なシュートは枠を越えてしまった。背番号20は天を仰ぎ、悔しさを露わにした。

残り15分、8人でブロックを敷き、カウンター狙いにシフトしたG大阪に対して、鹿島はボールを保持する時間こそ長くなったものの、決定機を作ることはできなかった。終わってみれば、シュートは9本のみ。サポーターの待つゴールへ、たどり着くことはできなかった。

0-2で敗れた鹿島。サポーターからのブーイングを受け止め、奮起するしかない。次戦は4日後、6月7日のJ1 1st 第15節、山形戦だ。アウェイでの連戦となるが、死に物狂いで勝ちに行かなければならない。

【この試合のトピックス】
・金崎が、4月25日のJ1 1st 第7節神戸戦以来の先発出場を果たした。
・青木がフル出場。5月2日のJ1 1st 第9節、甲府戦以来、5試合ぶりの先発復帰だった。

強敵相手のアウェイゲームで、鹿島が完封負けを喫した。J1 1st 第10節、鹿島は万博に乗り込み、ガンバ大阪と対戦。41分にセットプレーから先制されると、後半立ち上がりにもPKから追加点を奪われ、0-2で敗れた。

4日前の松本戦、鹿島は開始早々に先制点を奪われたが、赤崎が2ゴールを挙げて逆転すると、終了間際にはカイオがドリブルシュートを突き刺し、3-1と逆転勝利を収めた。久しぶりの歓喜に包まれたカシマスタジアムでは、勝利を喜ぶ歌声とともに、4日後のG大阪戦を見据えたチャントも飛んでいた。中3日でのアウェイ、厳しい試合に立ち向かう選手たちは、密度の濃いトレーニングとミーティングを終え、大阪へと向かった。

「オープンな試合になる」と予想していたトニーニョ セレーゾ監督は、先発メンバーを2人入れ替えた。2列目に遠藤ではなく、金崎を起用し、4月25日のJ1 1st 第7節の神戸戦以来の先発復帰に。そして最終ラインでは、植田のパートナーに青木を指名した。1トップは赤崎、右サイドハーフにはカイオ、トップ下に土居が並び、ボランチは柴崎と小笠原のコンビ。左サイドバックは3戦連続となる昌子、右サイドは西、そして最後尾は、佐藤がゴールマウスに立ちはだかる。
大阪は朝からあいにくの天気に見舞われたが、サポーターが開場前の待機列を成す頃には、雨が止んだ。平日夜にも関わらず、遠く大阪の地まで駆けつけたサポーターは、大きなチームコールで選手たちを迎え入れた。19時3分、キックオフのホイッスルが鳴った。
今季初の連勝を目指す鹿島は、立ち上がりから積極的に攻め込んでいった。左サイドハーフに入った金崎が、力強い突破でチームの推進力となり、存在感を見せた。最初のチャンスは13分。右サイドをオーバーラップした西が前方のスペースへスルーパスを通すと、走り込んでいたカイオがシュートを放つ。グラウンダーのボールは、惜しくも枠の左へ逸れた。さらに18分には、ゴール正面で金崎が得たFKを、柴崎が直接狙う。壁の間を通ったボールはゴール方向へと飛び、相手GKはその軌道を見送るのみだったが、わずかに枠の右へ外れてしまった。

均衡を破れなくとも、攻勢をかけていた鹿島。縦に速いG大阪の攻撃で、両サイド深くで起点を作られる場面はあったが、最終ラインが身体を張ってピンチの芽を摘み、決定機を作らせなかった。G大阪のボールキープが続く時間帯も、しっかりと集中力を保って応戦した。

しかし、最初のゴールはG大阪のものだった。41分、右サイドからの相手のFKを、飛び出した佐藤がパンチングでクリアしたが、そのボールを今野にダイレクトで押し込まれてしまった。前節に続いてセットプレーから失点し、1点ビハインドでハーフタイムを迎えることとなった。

後半立ち上がりも、鹿島は右サイドを中心に攻勢をかける。細かいパス交換から、カイオ、金崎が突破を狙ったものの、シュートまで結びつけることができない。

すると、鹿島は思わぬ形で追加点を許してしまった。51分、ペナルティーエリア内での競り合いで、西が微妙な判定でファウルを取られ、G大阪のPKに。これを遠藤保に決められ、2点ビハインドを負うこととなった。

反撃を期すセレーゾ監督は、55分に遠藤を投入して攻撃陣を活性化する。鹿島は58分、相手の右CKからボールを奪い、カウンターを発動。金崎がドリブルで敵陣を縦へ突破しようとしたが、背後から相手のタックルに遭い、倒されてしまう。それでもボールは鹿島の手中にあったが、アドバンテージを取ってもらえず、笛が鳴ってプレーが中断。決定機につなげられなかった。

その後、セレーゾ監督は61分に伊東、65分に高崎をピッチへ送り出し、配置転換をしながら反撃のゴールを目指した。最大のチャンスは76分、左サイドを縦へ突破した土居の折り返しに、走り込んでいた柴崎がダイレクトボレーで合わせたが、強烈なシュートは枠を越えてしまった。背番号20は天を仰ぎ、悔しさを露わにした。

残り15分、8人でブロックを敷き、カウンター狙いにシフトしたG大阪に対して、鹿島はボールを保持する時間こそ長くなったものの、決定機を作ることはできなかった。終わってみれば、シュートは9本のみ。サポーターの待つゴールへ、たどり着くことはできなかった。

0-2で敗れた鹿島。サポーターからのブーイングを受け止め、奮起するしかない。次戦は4日後、6月7日のJ1 1st 第15節、山形戦だ。アウェイでの連戦となるが、死に物狂いで勝ちに行かなければならない。

【この試合のトピックス】
・金崎が、4月25日のJ1 1st 第7節神戸戦以来の先発出場を果たした。
・青木がフル出場。5月2日のJ1 1st 第9節、甲府戦以来、5試合ぶりの先発復帰だった。
スタッツ
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---|---|---|
12 | シュート | 9 |
14 | GK | 5 |
10 | CK | 4 |
25 | 直接FK | 18 |
2 | 間接FK | 2 |
3 | オフサイド | 2 |
1 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 13,110人
- 天候
- 晴時々曇、弱風
気温 21.8℃ / 湿度 56.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 吉田 寿光
- 副審
-
名木 利幸
田中 利幸 - 第4の審判員
- 西橋 勲