試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第7節

鹿島アントラーズ
- 71' 柴崎 岳
試合終了
1-2
0前半0
1後半2

ヴィッセル神戸
- 49' 小川 慶治朗
- 77' 田中 英雄
試合経過
28' | ![]() |
チョン ウヨン | ||
37' | ![]() |
森岡 亮太 → 田中 英雄 | ||
山本 脩斗 | ![]() |
38' | ||
青木 剛 → 小笠原 満男 | ![]() |
46' | ||
47' | ![]() |
相馬 崇人 | ||
49' | ![]() |
小川 慶治朗 | ||
小笠原 満男 | ![]() |
51' | ||
山本 脩斗 → 伊東 幸敏 | ![]() |
56' | ||
58' | ![]() |
増川 隆洋 → 高橋 祥平 | ||
金崎 夢生 | ![]() |
64' | ||
カイオ → 高崎 寛之 | ![]() |
70' | ||
柴崎 岳 | ![]() |
71' | ||
77' | ![]() |
田中 英雄 | ||
84' | ![]() |
高橋 峻希 → 奥井 諒 | ||
金崎 夢生 | ![]() |
90'+4 | ||
金崎 夢生 | ![]() |
90'+4 |
鹿島、ホームで連勝ならず。柴崎が同点弾も、神戸に敗れる。

アウェイ2連戦から帰還した選手たちは、ホームで連勝街道を走り始めることはできなかった。J1 1st 第7節でヴィッセル神戸と対戦すると、後半立ち上がりに先制され、柴崎のゴールで一時は追いついたものの、セットプレーから勝ち越されて1-2で敗れた。


鹿島は4月に入って4勝1分と、上昇気流に乗っている。シドニーから帰国してから、中2日で迎えたホームゲーム。過密日程の中、セレーゾ監督は「準備期間はほとんどないものと認識している。それでも、選手たちは勝利への意欲を表現してくれる」と、信頼を語った。4日前のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦から、先発メンバーの変更は1選手のみ。センターバックに昌子が復帰し、ファン ソッコとのペアで堅守を誓う。最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本。ボランチは柴崎と青木のコンビで、2列目にはカイオと土居、遠藤が並ぶ。そして前線には、シドニーの夜に値千金の逆転ゴールを決めた金崎が入った。

久しぶりに迎えた、週末のデーゲーム。穏やかな天気に恵まれたカシマスタジアムには、ゴール裏をアントラーズレッドに染めたサポーターの歌声が響き渡った。14時4分、選手たちはキックオフの笛を聞いた。コイントスに勝った神戸がエンドを変更したため、サポーターの待つゴール裏へ攻める形となった前半、立ち上がりは神戸に押し込まれた。サイドからクロスを上げられ、シュートを打たれる場面が続いたが、曽ヶ端が安定したプレーでゴールを許さない。「良い流れを切らさないようにしたい」と、意気込んでいた昌子も、ファン ソッコとの好連係で、最終ラインからチームを支えた。

最初のチャンスは19分に生まれた。右サイドをオーバーラップした西が、早いタイミングでクロスボールを送ると、走り込んでいたのは柴崎。ニアサイドに飛び込み、相手GKの前でボールに触れたものの、シュートは惜しくも阻まれてしまった。

鹿島はなかなか決定機を作れずにいたが、激しいボディコンタクトの応酬となる中、集中力を保って神戸に自由を与えない。39分には土居のドリブルから右サイドへ展開し、遠藤が得意の位置からシュートを放ったが、枠を外れた。前半はスコアレスで終了し、後半に勝負をかけることとなった。
後半開始時から、セレーゾ監督は小笠原をピッチへ送り出し、柴崎とのボランチコンビに勝利を託す。しかし、先制点は神戸のものだった。49分、最終ラインの背後へ浮き球のパスを通され、中央へ折り返されると、最後は小川にフリーで決められた。立ち上がりの失点で、鹿島がビハインドを負った。

1点を追う展開となり、セレーゾ監督は56分に今季初出場となる伊東を投入。西を左サイドバックへ配置転換し、打開を図る。63分には、カイオが強烈な右足ミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の左へ。65分には、伊東が右サイドをオーバーラップしてパスを受けると、相手GKの位置を見てゴール方向へクロスを飛ばしたが、弾き出されてしまった。

鹿島はボールポゼッション率を高めながらも、同点弾を決められずにいた。セレーゾ監督は70分に高崎を投入し、攻撃陣を入れ替えて活性化を図る。すると直後の71分、待望のゴールが生まれた。柴崎がペナルティーエリア右手前から縦パスを入れると、出場間もない高崎からのリターンを受け、左足を一閃。正確なシュートでゴール左隅を射抜き、スコアを1-1とした。


柴崎の鮮やかなゴールで同点に追いつき、鹿島はサポーターの声援を背に、逆転弾を目指した。しかし、次の1点は神戸が記録した。77分、セットプレーから、ゴール前に浮き上がったボールに曽ヶ端が反応。キャッチングを試みたが、高崎と接触してボールをこぼしてしまう。こぼれ球を田中に押し込まれ、勝ち越されてしまった。

ミスから負った2度目のビハインドを挽回すべく、鹿島は82分に波状攻撃を仕掛ける。伊東がゴールライン際までオーバーラップし、中央へ折り返すと、ゴール前で混戦に。金崎のシュートはゴールラインを割ったように見えたが、ゴールは認められず、こぼれ球へのプッシュも同様だった。金崎は気持ちを前面に出して戦い続けたが、終了間際には2枚目のイエローカードで退場に。10人となった鹿島は、2点目を奪うことができず、タイムアップのホイッスルを聞くこととなった。

鹿島は1-2で神戸に敗れ、リーグ戦では5試合ぶりの黒星を喫した。悔しさがにじむ中、サポーターは失意の選手たちをチームコールで見送り、次戦での奮起を促した。下を向く時間はない。次節は4日後の仙台戦となる。アウェイでの戦いとなるが、総力戦で勝利を収め、再び這い上がらなければならない。
【この試合のトピックス】
・柴崎が今季リーグ戦2ゴール目を決めた。
・青木が今季のリーグ戦で初めて、先発出場を果たした。
・小笠原が後半開始時から出場。リーグ戦では3月14日の第2節、湘南戦以来の出場だった。
・伊東が56分に途中出場。今季、リーグ戦とACL合わせて、初めての出場を果たした。

アウェイ2連戦から帰還した選手たちは、ホームで連勝街道を走り始めることはできなかった。J1 1st 第7節でヴィッセル神戸と対戦すると、後半立ち上がりに先制され、柴崎のゴールで一時は追いついたものの、セットプレーから勝ち越されて1-2で敗れた。


鹿島は4月に入って4勝1分と、上昇気流に乗っている。シドニーから帰国してから、中2日で迎えたホームゲーム。過密日程の中、セレーゾ監督は「準備期間はほとんどないものと認識している。それでも、選手たちは勝利への意欲を表現してくれる」と、信頼を語った。4日前のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ戦から、先発メンバーの変更は1選手のみ。センターバックに昌子が復帰し、ファン ソッコとのペアで堅守を誓う。最後尾は曽ヶ端、右サイドバックは西、左サイドバックは山本。ボランチは柴崎と青木のコンビで、2列目にはカイオと土居、遠藤が並ぶ。そして前線には、シドニーの夜に値千金の逆転ゴールを決めた金崎が入った。

久しぶりに迎えた、週末のデーゲーム。穏やかな天気に恵まれたカシマスタジアムには、ゴール裏をアントラーズレッドに染めたサポーターの歌声が響き渡った。14時4分、選手たちはキックオフの笛を聞いた。コイントスに勝った神戸がエンドを変更したため、サポーターの待つゴール裏へ攻める形となった前半、立ち上がりは神戸に押し込まれた。サイドからクロスを上げられ、シュートを打たれる場面が続いたが、曽ヶ端が安定したプレーでゴールを許さない。「良い流れを切らさないようにしたい」と、意気込んでいた昌子も、ファン ソッコとの好連係で、最終ラインからチームを支えた。

最初のチャンスは19分に生まれた。右サイドをオーバーラップした西が、早いタイミングでクロスボールを送ると、走り込んでいたのは柴崎。ニアサイドに飛び込み、相手GKの前でボールに触れたものの、シュートは惜しくも阻まれてしまった。

鹿島はなかなか決定機を作れずにいたが、激しいボディコンタクトの応酬となる中、集中力を保って神戸に自由を与えない。39分には土居のドリブルから右サイドへ展開し、遠藤が得意の位置からシュートを放ったが、枠を外れた。前半はスコアレスで終了し、後半に勝負をかけることとなった。
後半開始時から、セレーゾ監督は小笠原をピッチへ送り出し、柴崎とのボランチコンビに勝利を託す。しかし、先制点は神戸のものだった。49分、最終ラインの背後へ浮き球のパスを通され、中央へ折り返されると、最後は小川にフリーで決められた。立ち上がりの失点で、鹿島がビハインドを負った。

1点を追う展開となり、セレーゾ監督は56分に今季初出場となる伊東を投入。西を左サイドバックへ配置転換し、打開を図る。63分には、カイオが強烈な右足ミドルシュートを放ったが、惜しくも枠の左へ。65分には、伊東が右サイドをオーバーラップしてパスを受けると、相手GKの位置を見てゴール方向へクロスを飛ばしたが、弾き出されてしまった。

鹿島はボールポゼッション率を高めながらも、同点弾を決められずにいた。セレーゾ監督は70分に高崎を投入し、攻撃陣を入れ替えて活性化を図る。すると直後の71分、待望のゴールが生まれた。柴崎がペナルティーエリア右手前から縦パスを入れると、出場間もない高崎からのリターンを受け、左足を一閃。正確なシュートでゴール左隅を射抜き、スコアを1-1とした。


柴崎の鮮やかなゴールで同点に追いつき、鹿島はサポーターの声援を背に、逆転弾を目指した。しかし、次の1点は神戸が記録した。77分、セットプレーから、ゴール前に浮き上がったボールに曽ヶ端が反応。キャッチングを試みたが、高崎と接触してボールをこぼしてしまう。こぼれ球を田中に押し込まれ、勝ち越されてしまった。

ミスから負った2度目のビハインドを挽回すべく、鹿島は82分に波状攻撃を仕掛ける。伊東がゴールライン際までオーバーラップし、中央へ折り返すと、ゴール前で混戦に。金崎のシュートはゴールラインを割ったように見えたが、ゴールは認められず、こぼれ球へのプッシュも同様だった。金崎は気持ちを前面に出して戦い続けたが、終了間際には2枚目のイエローカードで退場に。10人となった鹿島は、2点目を奪うことができず、タイムアップのホイッスルを聞くこととなった。

鹿島は1-2で神戸に敗れ、リーグ戦では5試合ぶりの黒星を喫した。悔しさがにじむ中、サポーターは失意の選手たちをチームコールで見送り、次戦での奮起を促した。下を向く時間はない。次節は4日後の仙台戦となる。アウェイでの戦いとなるが、総力戦で勝利を収め、再び這い上がらなければならない。
【この試合のトピックス】
・柴崎が今季リーグ戦2ゴール目を決めた。
・青木が今季のリーグ戦で初めて、先発出場を果たした。
・小笠原が後半開始時から出場。リーグ戦では3月14日の第2節、湘南戦以来の出場だった。
・伊東が56分に途中出場。今季、リーグ戦とACL合わせて、初めての出場を果たした。
スタッツ
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---|---|---|
14 | シュート | 10 |
7 | GK | 15 |
5 | CK | 5 |
19 | 直接FK | 21 |
1 | 間接FK | 1 |
1 | オフサイド | 1 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 12,275人
- 天候
- 曇時々晴、中風
気温 17.9℃ / 湿度 46.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 飯田 淳平
- 副審
-
山口 博司
川崎 秋仁 - 第4の審判員
- 金井 清一