試合結果
2015明治安田生命J1リーグ 1stステージ 第3節

名古屋グランパス
- 69' 矢野 貴章
試合終了
1-1
0前半1
1後半0

鹿島アントラーズ
- 32' 金崎 夢生
試合経過
32' | ![]() |
金崎 夢生 | ||
43' | ![]() |
梅鉢 貴秀 | ||
竹内 彬 → 小屋松 知哉 | ![]() |
46' | ||
52' | ![]() |
梅鉢 貴秀 → 山村 和也 | ||
牟田 雄祐 | ![]() |
57' | ||
64' | ![]() |
遠藤 康 → 高崎 寛之 | ||
矢野 貴章 | ![]() |
69' | ||
75' | ![]() |
ファン ソッコ | ||
78' | ![]() |
土居 聖真 | ||
80' | ![]() |
金崎 夢生 → 中村 充孝 | ||
川又 堅碁 → 田鍋 陵太 | ![]() |
87' | ||
90'+3 | ![]() |
カイオ |
連敗ストップも、初勝利はならず。鹿島、アウェイで名古屋と引き分け。

公式戦5連敗で迎えた中3日のアウェイゲームでも、鹿島はトンネルを抜け出すことはできなかった。J1 1st 第3節で名古屋と対戦すると、金崎のゴールで先制したものの、後半に追いつかれて1-1の引き分け。今季初の勝ち点を手にしたが、勝利を収めることは今日もできなかった。


鹿島は、18日の広州恒大戦に敗れ、J1 1stとAFCチャンピオンズリーグ合わせて5連敗と、苦しい戦いが続く。3-4の打ち合いに屈した広州の夜から中3日、帰国から3日目で迎えたアウェイでの連戦。トニーニョ セレーゾ監督は、負傷離脱の小笠原に代わって梅鉢をボランチに指名し、柴崎との92年組コンビで必勝を期す。また、1トップには高崎ではなく金崎を起用し、左サイドハーフにはカイオが入った。

前日に桜の開花が発表され、春本番を迎えた日曜日の名古屋。快晴に恵まれた名古屋市瑞穂陸上競技場で、17時4分にキックオフのホイッスルが鳴った。立ち上がりは比較的静かな内容となったが、金崎が3分に思い切りよくロングシュートを放ち、ゴールへの意欲を示す。以降は拮抗した展開で、両チームとも決定機を迎えることなく、時間が進んでいった。


最終ラインの背後へのパスを狙ってくる名古屋に対し、昌子とファン ソッコのセンターバック陣が集中力を切らさず、的確なカバーリングでピンチの芽を摘んでいく。「チームを落ち着かせる時間帯を源とソッコで作れ」と大岩コーチから注文されたという2人が、冷静なプレーで後方からチームを支えた。鹿島はチャンスを作れずにいたが、31分にカイオがドリブルでのカットインから右足シュートを枠に飛ばし、少しずつゴールの予感を感じさせた。

そして、待望の先制点は32分、古巣相手の一戦に燃えていた金崎によってもたらされた。土居が右サイド深くで起点となり、中へちょんとパスを出す。そこへ反応した西が、タイミングの良いオーバーラップで縦へ抜け出し、クロスを上げると、ニアサイドの背番号33がヘディングシュートを決めた。金崎が、かつて所属していた名古屋のゴールネットを揺らし、鹿島がリードを奪った。前半は1-0で終了した。


日が沈み、気温が下がった中で迎えた後半、鹿島は立ち上がりにチャンスを作り出す。まずは49分、遠藤がペナルティーエリア手前から得意の左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の右へ。さらに50分には、柴崎のドリブルからペナルティーエリア内の金崎へパスが渡り、最後はカイオが折り返しに合わせたが、シュートは枠を越えてしまった。

以降は名古屋が前線に長いボールを入れる形が多くなり、セレーゾ監督が動く。52分、梅鉢に代えて山村を投入し、ボランチに据えて中盤に高さを加えた。次第に球際での競り合いでファウルを取られる場面が増え、セットプレーでピンチを迎えることが多くなったが、選手たちは身体を張って必死に守備を続けた。

しかし69分、そのセットプレーから同点弾を奪われてしまう。右CKから矢野にヘディングシュートを決められた。警戒していたセットプレーから痛恨の失点を喫し、スコアは1-1となった。

残り20分、ホームで同点に追いついて攻勢をかける名古屋に対して、鹿島の選手たちは身体を張った守備で応戦した。スペースが空いてオープンな展開となる中、名古屋に押し込まれる時間が長くなったものの、逆転弾を許さずに時計の針を進める。81分にはセットプレーから複数のシュートを連ねてゴールを狙ったが、勝ち越すことはできなかった。


3分と表示された後半アディショナルタイムにもスコアが動くことはなく、1-1のままタイムアップ。鹿島はアウェイで連敗を止め、勝ち点1を得たものの、初勝利は今日もお預けに。山本は「悔しさしかない」と繰り返していた。次戦は4月3日、J1 1st第4節の鳥栖戦だ。つかの間のインターバルを経て、迎える4月。7試合が予定された勝負の1か月に向け、しっかりと準備を積み重ねなければならない。

【この試合のトピックス】
・金崎が先制点を記録。リーグ戦では2試合連続の得点だった。
・カイオがスターティングメンバーに復帰。8日に行われたJ1 1st 第1節の清水戦以来、3試合ぶりの先発出場だった。
・梅鉢も、8日の清水戦以来3試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村がリーグ戦2試合ぶりに途中出場した。

公式戦5連敗で迎えた中3日のアウェイゲームでも、鹿島はトンネルを抜け出すことはできなかった。J1 1st 第3節で名古屋と対戦すると、金崎のゴールで先制したものの、後半に追いつかれて1-1の引き分け。今季初の勝ち点を手にしたが、勝利を収めることは今日もできなかった。


鹿島は、18日の広州恒大戦に敗れ、J1 1stとAFCチャンピオンズリーグ合わせて5連敗と、苦しい戦いが続く。3-4の打ち合いに屈した広州の夜から中3日、帰国から3日目で迎えたアウェイでの連戦。トニーニョ セレーゾ監督は、負傷離脱の小笠原に代わって梅鉢をボランチに指名し、柴崎との92年組コンビで必勝を期す。また、1トップには高崎ではなく金崎を起用し、左サイドハーフにはカイオが入った。

前日に桜の開花が発表され、春本番を迎えた日曜日の名古屋。快晴に恵まれた名古屋市瑞穂陸上競技場で、17時4分にキックオフのホイッスルが鳴った。立ち上がりは比較的静かな内容となったが、金崎が3分に思い切りよくロングシュートを放ち、ゴールへの意欲を示す。以降は拮抗した展開で、両チームとも決定機を迎えることなく、時間が進んでいった。


最終ラインの背後へのパスを狙ってくる名古屋に対し、昌子とファン ソッコのセンターバック陣が集中力を切らさず、的確なカバーリングでピンチの芽を摘んでいく。「チームを落ち着かせる時間帯を源とソッコで作れ」と大岩コーチから注文されたという2人が、冷静なプレーで後方からチームを支えた。鹿島はチャンスを作れずにいたが、31分にカイオがドリブルでのカットインから右足シュートを枠に飛ばし、少しずつゴールの予感を感じさせた。

そして、待望の先制点は32分、古巣相手の一戦に燃えていた金崎によってもたらされた。土居が右サイド深くで起点となり、中へちょんとパスを出す。そこへ反応した西が、タイミングの良いオーバーラップで縦へ抜け出し、クロスを上げると、ニアサイドの背番号33がヘディングシュートを決めた。金崎が、かつて所属していた名古屋のゴールネットを揺らし、鹿島がリードを奪った。前半は1-0で終了した。


日が沈み、気温が下がった中で迎えた後半、鹿島は立ち上がりにチャンスを作り出す。まずは49分、遠藤がペナルティーエリア手前から得意の左足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の右へ。さらに50分には、柴崎のドリブルからペナルティーエリア内の金崎へパスが渡り、最後はカイオが折り返しに合わせたが、シュートは枠を越えてしまった。

以降は名古屋が前線に長いボールを入れる形が多くなり、セレーゾ監督が動く。52分、梅鉢に代えて山村を投入し、ボランチに据えて中盤に高さを加えた。次第に球際での競り合いでファウルを取られる場面が増え、セットプレーでピンチを迎えることが多くなったが、選手たちは身体を張って必死に守備を続けた。

しかし69分、そのセットプレーから同点弾を奪われてしまう。右CKから矢野にヘディングシュートを決められた。警戒していたセットプレーから痛恨の失点を喫し、スコアは1-1となった。

残り20分、ホームで同点に追いついて攻勢をかける名古屋に対して、鹿島の選手たちは身体を張った守備で応戦した。スペースが空いてオープンな展開となる中、名古屋に押し込まれる時間が長くなったものの、逆転弾を許さずに時計の針を進める。81分にはセットプレーから複数のシュートを連ねてゴールを狙ったが、勝ち越すことはできなかった。


3分と表示された後半アディショナルタイムにもスコアが動くことはなく、1-1のままタイムアップ。鹿島はアウェイで連敗を止め、勝ち点1を得たものの、初勝利は今日もお預けに。山本は「悔しさしかない」と繰り返していた。次戦は4月3日、J1 1st第4節の鳥栖戦だ。つかの間のインターバルを経て、迎える4月。7試合が予定された勝負の1か月に向け、しっかりと準備を積み重ねなければならない。

【この試合のトピックス】
・金崎が先制点を記録。リーグ戦では2試合連続の得点だった。
・カイオがスターティングメンバーに復帰。8日に行われたJ1 1st 第1節の清水戦以来、3試合ぶりの先発出場だった。
・梅鉢も、8日の清水戦以来3試合ぶりの先発出場を果たした。
・中村がリーグ戦2試合ぶりに途中出場した。
スタッツ
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---|---|---|
8 | シュート | 14 |
12 | GK | 9 |
2 | CK | 5 |
27 | 直接FK | 11 |
3 | 間接FK | 3 |
3 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 16,053人
- 天候
- 曇時々雨、弱風
気温 16.3℃ / 湿度 53.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 松尾 一
- 副審
-
越智 新次
清水 崇之 - 第4の審判員
- 野田 祐樹