試合結果
AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 第6節
鹿島アントラーズ
- 8' 赤崎 秀平
- 79' 柴崎 岳
試合終了
2-3
1前半1
1後半2
FCソウル
- 36' イ ウンヒ
- 51' オスマール バルバ
- 90'+1 マウリシオ モリーナ
試合経過
赤崎 秀平 | 8' | |||
27' | オスマール バルバ | |||
36' | イ ウンヒ | |||
51' | オスマール バルバ | |||
柴崎 岳 | 55' | |||
68' | パク ヨンウ → イ サンヒョプ | |||
赤崎 秀平 → 高崎 寛之 | 68' | |||
カイオ → 本山 雅志 | 71' | |||
西 大伍 | 74' | |||
76' | ユン イルロク → マウリシオ モリーナ | |||
柴崎 岳 | 79' | |||
西 大伍 → 梅鉢 貴秀 | 86' | |||
86' | キム ナムチュン → エベルトン サントス | |||
90'+1 | マウリシオ モリーナ |
ホームで3失点。鹿島、ACLグループステージ敗退。
アジアでの冒険が終わった。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第6節、FCソウル戦。勝たなければいけない試合で、鹿島はホームで3ゴールを奪われ、2-3で敗れた。
開幕3連敗を喫した鹿島は、起死回生の2連勝でグループHの3位に浮上。グループステージ最終戦、勝てば自力での決勝トーナメント進出が決まり、それ以外の結果なら、敗退となる大一番を迎えた。勝つしかない一戦に向けて、トニーニョ セレーゾ監督は3日前のJ1 1st 第9節の甲府戦で先発6選手を入れ替えたが、結果は0-1での敗戦。良い流れでFCソウル戦を迎えることはできなかったが、メンタル面、フィジカル面ともに切り替えを図り、最善の準備を積んできた。
甲府戦からの中2日、両日とも非公開でのトレーニングを積んだ選手たち。前日には、柴崎が「熱が入っていた」と振り返る、1時間強のミーティングも敢行した。トニーニョ セレーゾ監督は、今季初先発となる赤崎を1トップに抜擢し、2列目にカイオと土居、そして遠藤を並べた。ボランチには柴崎と小笠原、最終ラインは西と昌子、ファン ソッコと山本の4人。そしてゴールマウスには、曽ヶ端が立ちはだかる。
生き残りを懸けた決戦に、サポーターも並々ならぬ意気込みを示した。サポーターズシートの1階席を埋め尽くし、今季最多となる19,233名の動員を記録。試合前からチャントが鳴り響き、スタジアム全体でタオルマフラーが舞った。ボルテージが最高潮に高まる中、20時にキックオフの笛を聞いた。
歓喜はいきなり訪れた。8分、左サイドからのパスを土居が受けると、ペナルティーエリア手前へと縦パスを送る。反応したのは赤崎だった。相手DFの間でボールを受けて素早く前を向くと、次の刹那、右足を一閃。強烈なシュートをゴール左隅へ突き刺した。セレーゾ監督の起用に応える背番号18の一撃で、鹿島が待望の先制点を挙げた。
立ち上がりはFCソウルが攻勢をかけていたが、集中力を保って応戦していた鹿島が、ファーストシュートで先制した。スタジアムの熱気はさらに増し、選手たちは勢いに乗って畳みかける。17分には、右サイドをオーバーラップした西が低くて速いアーリークロスを蹴り込むと、ニアサイドに赤崎が飛び込んだが、寸前のところでDFにクリアされてしまった。
その後は、1点を追うFCソウルにボールをキープされる時間が長くなったが、昌子やファン ソッコが的確な読みでカバーリングを繰り返し、決定機を作らせない。鹿島はカウンターからゴール前へ迫り、28分にはペナルティーエリア右手前でFKを獲得。遠藤が得意の左足で直接狙ったが、シュートは惜しくも右ポストを直撃した。こぼれ球に反応したカイオのシュートも、GKに阻まれてしまった。
決定機を逃した鹿島は、一瞬の隙から同点に追いつかれてしまう。36分、左CKからゴール前でマークを外され、イ ウンヒにヘディングシュートを決められた。警戒していたセットプレーから痛恨の失点を喫し、1-1でハーフタイムを迎えた。
次の1点を奪い、優位に立って試合を運びたい後半だが、鹿島は立ち上がりに逆転ゴールを奪われる。51分、左サイドのショートコーナーからクロスを上げられると、ファーサイドのオスマール バルバに決められてしまった。またもセットプレーからゴールネットを揺らされ、鹿島は1点を追うこととなった。
セレーゾ監督は68分に高崎、71分に本山をピッチに送り出し、攻撃陣の活性化を図ってゴールを目指す。本山はファーストプレーで右サイド深くからクロスを上げ、山本のヘディングシュートに結び付けてゴールへの予感を感じさせた。
ゴール裏から「奇跡を起こせ!」と、悲痛な叫びが飛ぶ中、切望された同点弾は79分に生まれた。ペナルティーエリア左角で遠藤が粘り、左前方の山本へパス。山本の折り返しからゴール前で混戦となり、高崎が競ったこぼれ球に柴崎が反応すると、巧みなトラップから右足シュートをゴールへと届けた。
グループステージ突破まで、あと1点。鹿島は残り時間、3点目を目指して必死に攻撃を仕掛けた。スペースが空き、FCソウルのカウンターを受ける場面も多かったが、曽ヶ端の好セーブもあって、2-2のまま、4分と表示された後半アディショナルタイムに突入した。
最後に雄叫びを上げたのは、FCソウルだった。アディショナルタイム1分、ゴール前で波状攻撃を仕掛けられると、最後はこぼれ球を拾われ、マウリシオ モリーナにシュートを決められた。2-3でタイムアップ。鹿島は、アジアの舞台に生き残ることはできなかった。4年ぶりに出場したAFCチャンピオンズリーグは、グループH最下位での敗退という、屈辱の結果に終わった。
今季、残されたタイトルは国内3大会となる。次戦は5日後、J1 1st 第11節のFC東京戦だ。鹿島のユニフォームを纏う誇りと責任を示さなければならない。
【この試合のトピックス】
・赤崎が今季初先発で、ACL初ゴールを決めた。
・柴崎が今大会2ゴール目を決めた。
・西、昌子、ファン ソッコ、小笠原、土居、遠藤が2試合ぶりに先発出場した。
アジアでの冒険が終わった。AFCチャンピオンズリーグ グループステージ第6節、FCソウル戦。勝たなければいけない試合で、鹿島はホームで3ゴールを奪われ、2-3で敗れた。
開幕3連敗を喫した鹿島は、起死回生の2連勝でグループHの3位に浮上。グループステージ最終戦、勝てば自力での決勝トーナメント進出が決まり、それ以外の結果なら、敗退となる大一番を迎えた。勝つしかない一戦に向けて、トニーニョ セレーゾ監督は3日前のJ1 1st 第9節の甲府戦で先発6選手を入れ替えたが、結果は0-1での敗戦。良い流れでFCソウル戦を迎えることはできなかったが、メンタル面、フィジカル面ともに切り替えを図り、最善の準備を積んできた。
甲府戦からの中2日、両日とも非公開でのトレーニングを積んだ選手たち。前日には、柴崎が「熱が入っていた」と振り返る、1時間強のミーティングも敢行した。トニーニョ セレーゾ監督は、今季初先発となる赤崎を1トップに抜擢し、2列目にカイオと土居、そして遠藤を並べた。ボランチには柴崎と小笠原、最終ラインは西と昌子、ファン ソッコと山本の4人。そしてゴールマウスには、曽ヶ端が立ちはだかる。
生き残りを懸けた決戦に、サポーターも並々ならぬ意気込みを示した。サポーターズシートの1階席を埋め尽くし、今季最多となる19,233名の動員を記録。試合前からチャントが鳴り響き、スタジアム全体でタオルマフラーが舞った。ボルテージが最高潮に高まる中、20時にキックオフの笛を聞いた。
歓喜はいきなり訪れた。8分、左サイドからのパスを土居が受けると、ペナルティーエリア手前へと縦パスを送る。反応したのは赤崎だった。相手DFの間でボールを受けて素早く前を向くと、次の刹那、右足を一閃。強烈なシュートをゴール左隅へ突き刺した。セレーゾ監督の起用に応える背番号18の一撃で、鹿島が待望の先制点を挙げた。
立ち上がりはFCソウルが攻勢をかけていたが、集中力を保って応戦していた鹿島が、ファーストシュートで先制した。スタジアムの熱気はさらに増し、選手たちは勢いに乗って畳みかける。17分には、右サイドをオーバーラップした西が低くて速いアーリークロスを蹴り込むと、ニアサイドに赤崎が飛び込んだが、寸前のところでDFにクリアされてしまった。
その後は、1点を追うFCソウルにボールをキープされる時間が長くなったが、昌子やファン ソッコが的確な読みでカバーリングを繰り返し、決定機を作らせない。鹿島はカウンターからゴール前へ迫り、28分にはペナルティーエリア右手前でFKを獲得。遠藤が得意の左足で直接狙ったが、シュートは惜しくも右ポストを直撃した。こぼれ球に反応したカイオのシュートも、GKに阻まれてしまった。
決定機を逃した鹿島は、一瞬の隙から同点に追いつかれてしまう。36分、左CKからゴール前でマークを外され、イ ウンヒにヘディングシュートを決められた。警戒していたセットプレーから痛恨の失点を喫し、1-1でハーフタイムを迎えた。
次の1点を奪い、優位に立って試合を運びたい後半だが、鹿島は立ち上がりに逆転ゴールを奪われる。51分、左サイドのショートコーナーからクロスを上げられると、ファーサイドのオスマール バルバに決められてしまった。またもセットプレーからゴールネットを揺らされ、鹿島は1点を追うこととなった。
セレーゾ監督は68分に高崎、71分に本山をピッチに送り出し、攻撃陣の活性化を図ってゴールを目指す。本山はファーストプレーで右サイド深くからクロスを上げ、山本のヘディングシュートに結び付けてゴールへの予感を感じさせた。
ゴール裏から「奇跡を起こせ!」と、悲痛な叫びが飛ぶ中、切望された同点弾は79分に生まれた。ペナルティーエリア左角で遠藤が粘り、左前方の山本へパス。山本の折り返しからゴール前で混戦となり、高崎が競ったこぼれ球に柴崎が反応すると、巧みなトラップから右足シュートをゴールへと届けた。
グループステージ突破まで、あと1点。鹿島は残り時間、3点目を目指して必死に攻撃を仕掛けた。スペースが空き、FCソウルのカウンターを受ける場面も多かったが、曽ヶ端の好セーブもあって、2-2のまま、4分と表示された後半アディショナルタイムに突入した。
最後に雄叫びを上げたのは、FCソウルだった。アディショナルタイム1分、ゴール前で波状攻撃を仕掛けられると、最後はこぼれ球を拾われ、マウリシオ モリーナにシュートを決められた。2-3でタイムアップ。鹿島は、アジアの舞台に生き残ることはできなかった。4年ぶりに出場したAFCチャンピオンズリーグは、グループH最下位での敗退という、屈辱の結果に終わった。
今季、残されたタイトルは国内3大会となる。次戦は5日後、J1 1st 第11節のFC東京戦だ。鹿島のユニフォームを纏う誇りと責任を示さなければならない。
【この試合のトピックス】
・赤崎が今季初先発で、ACL初ゴールを決めた。
・柴崎が今大会2ゴール目を決めた。
・西、昌子、ファン ソッコ、小笠原、土居、遠藤が2試合ぶりに先発出場した。
スタッツ
16 | シュート | 8 |
---|---|---|
3 | GK | 10 |
4 | CK | 6 |
15 | 直接FK | 14 |
4 | 間接FK | 0 |
3 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 19,223人
- 天候
- 晴、無風
気温 14.3℃ / 湿度 76.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- アブドゥラー アルヒラリ
- 副審
-
ハメド アルマヤヒ
アブドゥラー アルジャルダニ - 第4の審判員
- オマル アルヤクビ