試合結果
AFCチャンピオンズリーグ2015 グループステージ 第1節

鹿島アントラーズ
- 68' 土居 聖真
試合終了
1-3
0前半0
1後半3

ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ
- 54' OWN GOAL
- 86' 高萩 洋次郎
- 90'+3 マーク ブリッジ
試合経過
4' | ![]() |
キーリン バッカス | ||
植田 直通 | ![]() |
22' | ||
23' | ![]() |
シャノン コール → ラビノット ハリティ | ||
54' | ![]() |
OWN GOAL | ||
遠藤 康 → 本山 雅志 | ![]() |
65' | ||
土居 聖真 | ![]() |
68' | ||
高崎 寛之 → 赤崎 秀平 | ![]() |
76' | ||
80' | ![]() |
ニック カルマー → ジェイソン トリフィロ | ||
土居 聖真 → 中村 充孝 | ![]() |
81' | ||
86' | ![]() |
高萩 洋次郎 | ||
カイオ | ![]() |
90' | ||
90'+1 | ![]() |
アントニー ゴレッチ | ||
90'+2 | ![]() |
田中 裕介 | ||
90'+3 | ![]() |
マーク ブリッジ |
土居が同点弾も、ホームで3失点。鹿島、4年ぶりのACLは黒星スタート。
4年ぶりとなるアジアでの戦いが、ついに始まった。AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節で、鹿島がウェスタン・シドニー・ワンダラーズとホームで対戦。前回王者を相手にスコアレスで迎えた後半、先制を許した後に土居のゴールで一時は追いついたものの、その後に2失点を喫して1-3で敗れた。

プレシーズンマッチで3連勝を果たし、選手たちは満を持してACL初戦に臨んだ。熾烈を極めるポジション争いの中、トニーニョ セレーゾ監督は最終ラインに西と昌子、植田、山本の4人を起用。中盤では小笠原と柴崎がボランチに入り、2列目には遠藤と土居、そしてカイオが名を連ねた。プレシーズンマッチで出場がなかったカイオが先発に指名され、1トップには高崎、最後尾には曽ヶ端が立ちはだかった。

2月の夜らしく厳しい冷え込みの中、カシマスタジアムでキックオフの笛が鳴った。サポーターの声援を背に、鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかけていく。まずは3分、ペナルティーエリア左手前での競り合いから柴崎がセカンドボールを拾い、横で待っていた土居にパス。土居は右側に流れながらバウンドするボールに合わせ、思い切りよくダイレクトボレーを放ったが、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ外れた。

「どこが相手でも勝つだけ」と語っていた土居の決意にみなぎるシュートで勢いに乗った鹿島は7分、右サイドのFKを小笠原が蹴り込むと、低い軌道のボールに高崎が反応して背後へ逸らす。ペナルティーエリア中央へ走り込んでいた昌子が身体ごと押し込もうとしたが、シュートはゴールライン上ぎりぎりのところで相手GKにセーブされてしまった。

10分以降は一進一退の展開となり、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズにゴール前への進入を許す時間帯もあったが、鹿島の選手たちは大柄な相手に対して身体を張った守備で応戦し、均衡を破らせない。ボールをキープされても集中力を切らさず、サイドのスペースを突いたカウンターでチャンスを作って押し込んでいった。


26分には、小笠原と柴崎を起点に縦へ速い攻撃を見せ、右サイドの背後へ抜け出した遠藤が中央へ折り返すと、最後は高崎が飛び込んだものの、相手にクリアされてしまった。さらに29分には、中盤左サイドで縦へと突破したカイオがスルーパスを出し、高崎が反応してペナルティーエリア内へ。角度のないところから左足を振り抜いたが、相手GKにセーブされてしまった。
そして前半最大の決定機は45分、ペナルティーエリア内で相手DFとGKの連係ミスを突き、こぼれ球を拾った山本がGK不在のゴールへシュートを放ったものの、枠の左へ外れてしまった。前半はスコアレスで終了した。

チャンスを作りながらも均衡を破れず、迎えた後半。鹿島は前半同様、立ち上がりから攻勢をかけた。しかし、先制点はウェスタン・シドニー・ワンダラーズのものだった。54分、左サイドからのロングスローでゴール前での混戦状態を作られ、最後はクリアを試みた昌子が触れたボールが無情にもゴールへ吸い込まれてしまった。


思わぬ形で先制を許した鹿島は、セレーゾ監督が65分に本山を投入して反撃の合図を送る。そして、この交代によって右サイドにポジションを移したカイオから、待望の同点弾が生まれた。68分、右サイド深くでフィジカルの強さを見せ、相手のマークを振り切ったカイオが狙いすましたクロスを送ると、最後は土居が強烈なボレーを突き刺した。

同点弾を決めた土居は、直後にボールを拾いに行き、逆転への意志を示した。鹿島は勢いに乗ってサイド攻撃を仕掛け、カイオを中心にチャンスを演出していく。しかし、次の1点を奪えないまま試合は終盤へ。セレーゾ監督は76分に赤崎、81分に中村を投入して、逆転弾への希望を託した。



しかし86分、右サイド深くへ進入を許すと、最後は中央での縦パスから高萩に押し込まれて勝ち越されてしまう。さらに後半アディショナルタイムには、自陣でのボールロストから3失点目を喫した。


鹿島は1-3でウェスタン・シドニー・ワンダラーズに敗れ、ACL黒星スタートとなった。ホームで厳しい結果に終わり、一歩目を踏み出すことはできなかった。次戦は1週間後、3月4日のグループステージ第2節FCソウル戦となる。アウェイでの戦いとなるが、初戦を落とした以上、勝ち点3を奪いに行かなければならない。今日味わった悔しさをバネに、チーム全員で這い上がるしかない。

【この試合のトピックス】
・ACLの試合をカシマスタジアムで開催したのは、2010年5月12日の決勝トーナメント1回戦、浦項スティーラーズ戦以来、1750日ぶり。
・ACLのグループステージ初戦で黒星を喫したのは2009年以来、2回目。前回はアウェイで水原三星に1-4で敗れたが、その後に4勝1分と持ち直して決勝トーナメント進出を決めている。
・ACLでオーストラリアのクラブと対戦したのは今回で5回目。今日の敗戦で、戦績は2勝1分2敗となった。2008年に対戦したアデレード・ユナイテッドとは1分1敗、2011年に対戦したシドニーFCには2勝を挙げている。
・先発11名のうち、半数以上となる、植田、昌子、山本、土居、カイオ、高崎の6選手がACL初出場だった。また、途中出場の中村、赤崎もACLで初めてピッチに立った。
4年ぶりとなるアジアでの戦いが、ついに始まった。AFCチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節で、鹿島がウェスタン・シドニー・ワンダラーズとホームで対戦。前回王者を相手にスコアレスで迎えた後半、先制を許した後に土居のゴールで一時は追いついたものの、その後に2失点を喫して1-3で敗れた。

プレシーズンマッチで3連勝を果たし、選手たちは満を持してACL初戦に臨んだ。熾烈を極めるポジション争いの中、トニーニョ セレーゾ監督は最終ラインに西と昌子、植田、山本の4人を起用。中盤では小笠原と柴崎がボランチに入り、2列目には遠藤と土居、そしてカイオが名を連ねた。プレシーズンマッチで出場がなかったカイオが先発に指名され、1トップには高崎、最後尾には曽ヶ端が立ちはだかった。

2月の夜らしく厳しい冷え込みの中、カシマスタジアムでキックオフの笛が鳴った。サポーターの声援を背に、鹿島は立ち上がりから積極的に攻勢をかけていく。まずは3分、ペナルティーエリア左手前での競り合いから柴崎がセカンドボールを拾い、横で待っていた土居にパス。土居は右側に流れながらバウンドするボールに合わせ、思い切りよくダイレクトボレーを放ったが、強烈なシュートは惜しくも枠の右へ外れた。

「どこが相手でも勝つだけ」と語っていた土居の決意にみなぎるシュートで勢いに乗った鹿島は7分、右サイドのFKを小笠原が蹴り込むと、低い軌道のボールに高崎が反応して背後へ逸らす。ペナルティーエリア中央へ走り込んでいた昌子が身体ごと押し込もうとしたが、シュートはゴールライン上ぎりぎりのところで相手GKにセーブされてしまった。

10分以降は一進一退の展開となり、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズにゴール前への進入を許す時間帯もあったが、鹿島の選手たちは大柄な相手に対して身体を張った守備で応戦し、均衡を破らせない。ボールをキープされても集中力を切らさず、サイドのスペースを突いたカウンターでチャンスを作って押し込んでいった。


26分には、小笠原と柴崎を起点に縦へ速い攻撃を見せ、右サイドの背後へ抜け出した遠藤が中央へ折り返すと、最後は高崎が飛び込んだものの、相手にクリアされてしまった。さらに29分には、中盤左サイドで縦へと突破したカイオがスルーパスを出し、高崎が反応してペナルティーエリア内へ。角度のないところから左足を振り抜いたが、相手GKにセーブされてしまった。
そして前半最大の決定機は45分、ペナルティーエリア内で相手DFとGKの連係ミスを突き、こぼれ球を拾った山本がGK不在のゴールへシュートを放ったものの、枠の左へ外れてしまった。前半はスコアレスで終了した。

チャンスを作りながらも均衡を破れず、迎えた後半。鹿島は前半同様、立ち上がりから攻勢をかけた。しかし、先制点はウェスタン・シドニー・ワンダラーズのものだった。54分、左サイドからのロングスローでゴール前での混戦状態を作られ、最後はクリアを試みた昌子が触れたボールが無情にもゴールへ吸い込まれてしまった。


思わぬ形で先制を許した鹿島は、セレーゾ監督が65分に本山を投入して反撃の合図を送る。そして、この交代によって右サイドにポジションを移したカイオから、待望の同点弾が生まれた。68分、右サイド深くでフィジカルの強さを見せ、相手のマークを振り切ったカイオが狙いすましたクロスを送ると、最後は土居が強烈なボレーを突き刺した。

同点弾を決めた土居は、直後にボールを拾いに行き、逆転への意志を示した。鹿島は勢いに乗ってサイド攻撃を仕掛け、カイオを中心にチャンスを演出していく。しかし、次の1点を奪えないまま試合は終盤へ。セレーゾ監督は76分に赤崎、81分に中村を投入して、逆転弾への希望を託した。



しかし86分、右サイド深くへ進入を許すと、最後は中央での縦パスから高萩に押し込まれて勝ち越されてしまう。さらに後半アディショナルタイムには、自陣でのボールロストから3失点目を喫した。


鹿島は1-3でウェスタン・シドニー・ワンダラーズに敗れ、ACL黒星スタートとなった。ホームで厳しい結果に終わり、一歩目を踏み出すことはできなかった。次戦は1週間後、3月4日のグループステージ第2節FCソウル戦となる。アウェイでの戦いとなるが、初戦を落とした以上、勝ち点3を奪いに行かなければならない。今日味わった悔しさをバネに、チーム全員で這い上がるしかない。

【この試合のトピックス】
・ACLの試合をカシマスタジアムで開催したのは、2010年5月12日の決勝トーナメント1回戦、浦項スティーラーズ戦以来、1750日ぶり。
・ACLのグループステージ初戦で黒星を喫したのは2009年以来、2回目。前回はアウェイで水原三星に1-4で敗れたが、その後に4勝1分と持ち直して決勝トーナメント進出を決めている。
・ACLでオーストラリアのクラブと対戦したのは今回で5回目。今日の敗戦で、戦績は2勝1分2敗となった。2008年に対戦したアデレード・ユナイテッドとは1分1敗、2011年に対戦したシドニーFCには2勝を挙げている。
・先発11名のうち、半数以上となる、植田、昌子、山本、土居、カイオ、高崎の6選手がACL初出場だった。また、途中出場の中村、赤崎もACLで初めてピッチに立った。
スタッツ
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|
---|---|---|
12 | シュート | 4 |
3 | GK | 16 |
4 | CK | 3 |
14 | 直接FK | 16 |
2 | 間接FK | 7 |
2 | オフサイド | 5 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 7,736人
- 天候
- 曇、無風
気温 8.4℃ / 湿度 73.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- ファハド アルミルダシ
- 副審
-
アブドゥラー アルシャルワイ
モハンメド アルアバクリー - 第4の審判員
- トゥルキ アルフダイル