試合結果
第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦

鹿島アントラーズ
- 33' ダヴィ
- 36' カイオ
試合終了
2-2
2前半2
0後半0
0延長前半0
0延長後半0
1PK2

ソニー仙台FC
- 23' 細見 諒
- 28' 田中 豪紀
PK | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
---|---|---|---|---|---|
鹿島 | ○ | × | × | × | × |
ソニー仙台 | × | × | ○ | ○ | − |
試合経過
柴崎 岳 | ![]() |
22' | ||
23' | ![]() |
細見 諒 | ||
28' | ![]() |
田中 豪紀 | ||
ダヴィ | ![]() |
33' | ||
カイオ | ![]() |
36' | ||
カイオ | ![]() |
45' | ||
カイオ → 中村 充孝 | ![]() |
55' | ||
ダヴィ → 赤崎 秀平 | ![]() |
63' | ||
71' | ![]() |
村田 純平 → 澤口 泉 | ||
遠藤 康 → 野沢 拓也 | ![]() |
81' | ||
赤崎 秀平 | ![]() |
90' | ||
102' | ![]() |
田中 豪紀 → 宮尾 勇輝 | ||
106' | ![]() |
山田 佑介 → 比嘉 隼人 |
鹿島、ソニー仙台にPK戦の末、敗れる。20年ぶりの屈辱、天皇杯初戦敗退。
約1か月半の中断期間を経て、鹿島が公式戦再開を告げる一戦に臨んだ。天皇杯の幕開けとなる2回戦、カシマスタジアムに宮城県代表のソニー仙台FCを迎え撃った一戦は、2-2のまま延長戦を終えても決着がつかず、PK戦に突入。1-2でソニー仙台に屈し、天皇杯初戦敗退が決まった。
鹿島は右サイドバックに西、センターバックには青木が入り、1トップはダヴィが務めた。立ち上がりからリズムに乗れない鹿島は、なかなかチャンスを作れない。だが、最初の決定機は17分だった。相手GKがバックパスを手で触れたことで、ペナルティーエリア内で間接FKを得る。ゴールエリアのすぐ左、至近距離から小笠原がシュートを放ったが、クロスバーを直撃して得点はならなかった。
そして、均衡を破ったのはソニー仙台だった。23分、ペナルティーエリア手前でのFKを細見に直接決められ、鹿島は先制を許してしまった。さらに28分、自陣でのボールロストから攻め込まれ、左サイドからクロスを上げられると、最後は田中に押し込まれて失点。2点を先行される厳しい展開となった。
2点ビハインドの鹿島は、ここから反撃。32分、敵陣右サイドでボールを持った遠藤がスルーパスを供給すると、ダヴィが最終ラインの背後を取り、ペナルティーエリア内へ。ダヴィは落ち着いて右足シュートを流し込み、まずは1点を返した。そして36分には、左サイドのカイオがクロス性のボールを蹴り込むと、中央の選手に触れられることなくファーサイドへ流れ、そのままゴールへ吸い込まれた。鹿島は2点差を追いつき、2-2の同点で前半を終えた。
逆転弾を目指す鹿島は後半立ち上がりの47分、植田の縦パスを受けた遠藤が落としたボールに土居が反応。ペナルティーエリア内へドリブルで持ち込み、鋭い切り返しで相手DFの動きを止めてから左足でループ気味のシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。攻勢をかける鹿島は55分に中村、63分に赤崎を投入し、攻撃陣を入れ替えて3点目を狙う。フィールドプレーヤー全員が敵陣に入って押し込む時間も見られる中、70分には遠藤の右CKを山本が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ゴール前でのファウルを取られ、得点は認められなかった。時折、ソニー仙台にシュートを打たれる場面もあったが、曽ヶ端が落ち着いた対応でゴールを守る。勝ち越したい鹿島は81分に野沢をピッチに送り込み、交代枠を攻撃陣で使いきって3点目を目指した。しかし、90分を終えて2-2のまま、試合は延長戦に突入した。
延長前半は思うようにボールをキープできない場面が目立ち、98分にはペナルティーエリア内でソニー仙台にシュートを打たれるピンチもあったが、曽ヶ端がゴールを許さない。100分には小笠原のスルーパスに土居が反応し、右サイド深くからクロスを上げたが、シュートには結びつかなかった。
延長後半、鹿島は決定機を何度も得る。107分には、小笠原のスルーパスを受けた土居が右サイドからクロスを上げると、中央の赤崎が身体を寝かせながら飛び込んでボレーで合わせたが、枠の外へ外れた。113分には、左サイドの土居が最終ラインの背後へ浮き球のパス。赤崎が裏を取り、相手と競り合いながらペナルティーエリア内へ入ると、滑り込みながらシュートを放ったが、枠の上へ。直後にもペナルティーエリア内で赤崎秀平のパスを受けた野沢が右足ダイレクトで狙ったが、相手GKにセーブされた。終了間際には、赤崎が負傷でプレー続行が不可能となるアクシデントも。鹿島は120分間で32本ものシュートを放ったが、3点目を奪えずに2-2のまま延長後半が終了。PK戦で勝敗を決することとなった。
先攻の鹿島は、1人目の小笠原が成功。2人目の野沢はシュートを止められたが、ソニー仙台は最初の2人が失敗し、鹿島がリードしていた。しかし鹿島は、野沢以降も柴崎、中村、山本が連続して失敗。そして、ソニー仙台に逆転を許し、最終的に1-2でPK戦を落として天皇杯初戦敗退が決まってしまった。
9年ぶりの予選敗退となったヤマザキナビスコカップに続き、天皇杯は20年ぶりの初戦敗退が決まってしまった。残るタイトルはリーグ戦のみ。残り20試合で意地を見せなければならない。次戦は1週間後の7月19日、アウェイで行われるJ1第15節のFC東京戦となる。中断明けのスタートダッシュを果たすために、是が非でも勝点3を獲得したい。
【この試合のトピックス】
・天皇杯での初戦敗退は、1回戦で東京ガスに0-2で敗れた1994年以来、20年ぶり2回目。
・天皇杯でのソニー仙台戦は2年連続。
・西が5月6日のJ1第12節名古屋戦以来、公式戦6試合ぶりの先発出場を果たした。
・青木が5月21日のヤマザキナビスコカップ第6節G大阪戦以来、公式戦3試合ぶりの先発となった。
・カイオが先発し、天皇杯初出場。初得点も記録した。
・ダヴィが今季の公式戦8得点目を決めた。
約1か月半の中断期間を経て、鹿島が公式戦再開を告げる一戦に臨んだ。天皇杯の幕開けとなる2回戦、カシマスタジアムに宮城県代表のソニー仙台FCを迎え撃った一戦は、2-2のまま延長戦を終えても決着がつかず、PK戦に突入。1-2でソニー仙台に屈し、天皇杯初戦敗退が決まった。
鹿島は右サイドバックに西、センターバックには青木が入り、1トップはダヴィが務めた。立ち上がりからリズムに乗れない鹿島は、なかなかチャンスを作れない。だが、最初の決定機は17分だった。相手GKがバックパスを手で触れたことで、ペナルティーエリア内で間接FKを得る。ゴールエリアのすぐ左、至近距離から小笠原がシュートを放ったが、クロスバーを直撃して得点はならなかった。
そして、均衡を破ったのはソニー仙台だった。23分、ペナルティーエリア手前でのFKを細見に直接決められ、鹿島は先制を許してしまった。さらに28分、自陣でのボールロストから攻め込まれ、左サイドからクロスを上げられると、最後は田中に押し込まれて失点。2点を先行される厳しい展開となった。
2点ビハインドの鹿島は、ここから反撃。32分、敵陣右サイドでボールを持った遠藤がスルーパスを供給すると、ダヴィが最終ラインの背後を取り、ペナルティーエリア内へ。ダヴィは落ち着いて右足シュートを流し込み、まずは1点を返した。そして36分には、左サイドのカイオがクロス性のボールを蹴り込むと、中央の選手に触れられることなくファーサイドへ流れ、そのままゴールへ吸い込まれた。鹿島は2点差を追いつき、2-2の同点で前半を終えた。
逆転弾を目指す鹿島は後半立ち上がりの47分、植田の縦パスを受けた遠藤が落としたボールに土居が反応。ペナルティーエリア内へドリブルで持ち込み、鋭い切り返しで相手DFの動きを止めてから左足でループ気味のシュートを放ったが、相手GKにキャッチされた。攻勢をかける鹿島は55分に中村、63分に赤崎を投入し、攻撃陣を入れ替えて3点目を狙う。フィールドプレーヤー全員が敵陣に入って押し込む時間も見られる中、70分には遠藤の右CKを山本が頭で合わせてゴールネットを揺らしたが、ゴール前でのファウルを取られ、得点は認められなかった。時折、ソニー仙台にシュートを打たれる場面もあったが、曽ヶ端が落ち着いた対応でゴールを守る。勝ち越したい鹿島は81分に野沢をピッチに送り込み、交代枠を攻撃陣で使いきって3点目を目指した。しかし、90分を終えて2-2のまま、試合は延長戦に突入した。
延長前半は思うようにボールをキープできない場面が目立ち、98分にはペナルティーエリア内でソニー仙台にシュートを打たれるピンチもあったが、曽ヶ端がゴールを許さない。100分には小笠原のスルーパスに土居が反応し、右サイド深くからクロスを上げたが、シュートには結びつかなかった。
延長後半、鹿島は決定機を何度も得る。107分には、小笠原のスルーパスを受けた土居が右サイドからクロスを上げると、中央の赤崎が身体を寝かせながら飛び込んでボレーで合わせたが、枠の外へ外れた。113分には、左サイドの土居が最終ラインの背後へ浮き球のパス。赤崎が裏を取り、相手と競り合いながらペナルティーエリア内へ入ると、滑り込みながらシュートを放ったが、枠の上へ。直後にもペナルティーエリア内で赤崎秀平のパスを受けた野沢が右足ダイレクトで狙ったが、相手GKにセーブされた。終了間際には、赤崎が負傷でプレー続行が不可能となるアクシデントも。鹿島は120分間で32本ものシュートを放ったが、3点目を奪えずに2-2のまま延長後半が終了。PK戦で勝敗を決することとなった。
先攻の鹿島は、1人目の小笠原が成功。2人目の野沢はシュートを止められたが、ソニー仙台は最初の2人が失敗し、鹿島がリードしていた。しかし鹿島は、野沢以降も柴崎、中村、山本が連続して失敗。そして、ソニー仙台に逆転を許し、最終的に1-2でPK戦を落として天皇杯初戦敗退が決まってしまった。
9年ぶりの予選敗退となったヤマザキナビスコカップに続き、天皇杯は20年ぶりの初戦敗退が決まってしまった。残るタイトルはリーグ戦のみ。残り20試合で意地を見せなければならない。次戦は1週間後の7月19日、アウェイで行われるJ1第15節のFC東京戦となる。中断明けのスタートダッシュを果たすために、是が非でも勝点3を獲得したい。
【この試合のトピックス】
・天皇杯での初戦敗退は、1回戦で東京ガスに0-2で敗れた1994年以来、20年ぶり2回目。
・天皇杯でのソニー仙台戦は2年連続。
・西が5月6日のJ1第12節名古屋戦以来、公式戦6試合ぶりの先発出場を果たした。
・青木が5月21日のヤマザキナビスコカップ第6節G大阪戦以来、公式戦3試合ぶりの先発となった。
・カイオが先発し、天皇杯初出場。初得点も記録した。
・ダヴィが今季の公式戦8得点目を決めた。
スタッツ
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|
---|---|---|
32 | シュート | 7 |
7 | GK | 26 |
8 | CK | 4 |
11 | 直接FK | 16 |
4 | 間接FK | 4 |
3 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 3,656人
- 天候
- 晴、無風
気温 27.0℃ / 湿度 56.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 木村 博之
- 副審
-
唐紙 学志
村上 孝治 - 第4の審判員
- 清水 勇人