試合結果
2014Jリーグ ディビジョン1 第30節

鹿島アントラーズ
- 39' カイオ
試合終了
1-1
1前半0
0後半1

浦和レッズ
- 63' 李 忠成
試合経過
山本 脩斗 | ![]() |
5' | ||
カイオ | ![]() |
39' | ||
西 大伍 | ![]() |
41' | ||
55' | ![]() |
関根 貴大 → 関口 訓充 | ||
59' | ![]() |
マルシオ リシャルデス → 李 忠成 | ||
63' | ![]() |
李 忠成 | ||
赤崎 秀平 → 本山 雅志 | ![]() |
64' | ||
カイオ → 豊川 雄太 | ![]() |
75' | ||
豊川 雄太 | ![]() |
76' | ||
遠藤 康 → ジョルジ ワグネル | ![]() |
80' | ||
86' | ![]() |
興梠 慎三 → 鈴木 啓太 |
鹿島、浦和との差を詰められず。カイオが先制弾も、ホームで悔しい引き分け。
22日に神戸とのアウェイゲームをスコアレスドローで終えた鹿島が、今季の行方を左右する大一番に臨んだ。中3日で迎えた第30節、真っ赤に染まったカシマスタジアムに首位の浦和レッズを迎え撃つと、カイオが芸術的なシュートで先制点を挙げたものの、後半に追いつかれて1-1の引き分け。浦和との勝ち点差を詰めることはできなかった。
4試合ぶりの勝利を目指す鹿島は、カイオが左サイドハーフに入り、2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。サポーターの大声援が響き渡る中で始まった一戦。開始早々の5分、守護神がいきなりビッグプレーを見せる。自陣ペナルティーエリア内での競り合いで、山本が興梠へのファウルを取られて浦和にPKが与えられた。先制点を奪われるピンチを迎えたが、マルシオ リシャルデスのキックを曽ヶ端が足で弾き出した。この渾身のPKストップで、スタジアムのボルテージはさらに高まる。
鹿島は浦和にボールキープを許す時間が続いたが、しっかりとブロックを形成して応戦。柴崎や小笠原が臨機応変に最終ラインに入り、5バック気味の布陣で浦和の攻撃に対応した。激しいボディコンタクトの応酬となる中、鹿島は次第に浦和を押し込んでいく。33分には、柴崎のパスを受けた土居がペナルティーエリアの手前からミドルシュートを放つと、枠を捉えたものの相手GKに弾き出されてしまった。35分にも小笠原の正確なスルーパスに反応した赤崎がペナルティーエリア内でボールを収め、チャンスを演出。GKをかわして後方に戻したパスを遠藤が左足で狙ったが、カバーに戻った相手DFにブロックされた。
次第に得点の予感が漂う中、待望の先制点は39分に生まれた。カイオが左サイドでボールを持つと、相手DFとの間合いを測りながらペナルティーエリア左角にさしかかる。的確なタイミングで右足を振り抜くと、インスイングのカーブがかかったループ気味の芸術的なシュートがファーサイドのゴールネットに突き刺さった。カイオの今季7得点目で鹿島が均衡を破り、1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半、積極的な選手交代で打開を図る浦和に対し、鹿島は前半同様にブロックを敷いた守備で対応していった。57分には中盤でのパスカットからカウンターを仕掛け、土居が柴崎とのワンツーで左サイドを抜け出す。土居はペナルティーエリア左側で鋭い切り返しを見せ、相手DFのマークを外してからループパスを送る。完全に相手守備陣を崩したが、ファーサイドの遠藤へのパスは惜しくもつながらず、2点目を奪うことはできなかった。
チャンスを逃した鹿島は63分、相手のミドルシュートを曽ヶ端が弾いたところを途中出場の李に押し込まれ、同点に追いつかれてしまう。スコアが1-1となり、トニーニョ セレーゾ監督は赤崎に代えて、本山を投入。直後の65分、右サイドで得たFKのリスタートから土居がヘディングシュートを放ったが、ボールはGK正面に飛んだ。67分には本山の丁寧なパスから小笠原がミドルシュートを打ったものの、枠の左へ。勝ち越し弾を貪欲に狙う鹿島は75分に豊川、80分にはジョルジ ワグネルをピッチに送り出す。85分には左サイドからジョルジが上げたクロスに豊川が合わせたが、この決定的なボレーシュートはGKに阻まれてしまった。
5分と表示されたアディショナルタイム、最後の瞬間まで鹿島は2点目への意欲を示したが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。試合は1-1で終了。勝点1を分け合う結果に終わり、浦和との差を詰めることはできなかった。
勝点を51に伸ばした鹿島は3位に浮上したものの、首位の浦和と勝点差7は変わらず、2位のG大阪とは4差となった。次戦は1週間後の11月2日、アウェイで行われる第31節のアルビレックス新潟戦だ。リーグ戦4試合勝ちなしで10月を終えることとなったが、残り4試合、優勝の可能性がある限り諦める理由はない。月が変わり、いよいよシーズンは大詰めとなる。新潟の地で勝ち点3をつかみ、再び走り始めなければならない。
【この試合のトピックス】
・カイオが2試合ぶりに先発出場し、今季リーグ戦での7得点目を挙げた。
・本山が3試合ぶりに途中出場。前回は10月5日に行われた第27節のG大阪戦だった。
22日に神戸とのアウェイゲームをスコアレスドローで終えた鹿島が、今季の行方を左右する大一番に臨んだ。中3日で迎えた第30節、真っ赤に染まったカシマスタジアムに首位の浦和レッズを迎え撃つと、カイオが芸術的なシュートで先制点を挙げたものの、後半に追いつかれて1-1の引き分け。浦和との勝ち点差を詰めることはできなかった。
4試合ぶりの勝利を目指す鹿島は、カイオが左サイドハーフに入り、2試合ぶりに先発メンバーに復帰した。サポーターの大声援が響き渡る中で始まった一戦。開始早々の5分、守護神がいきなりビッグプレーを見せる。自陣ペナルティーエリア内での競り合いで、山本が興梠へのファウルを取られて浦和にPKが与えられた。先制点を奪われるピンチを迎えたが、マルシオ リシャルデスのキックを曽ヶ端が足で弾き出した。この渾身のPKストップで、スタジアムのボルテージはさらに高まる。
鹿島は浦和にボールキープを許す時間が続いたが、しっかりとブロックを形成して応戦。柴崎や小笠原が臨機応変に最終ラインに入り、5バック気味の布陣で浦和の攻撃に対応した。激しいボディコンタクトの応酬となる中、鹿島は次第に浦和を押し込んでいく。33分には、柴崎のパスを受けた土居がペナルティーエリアの手前からミドルシュートを放つと、枠を捉えたものの相手GKに弾き出されてしまった。35分にも小笠原の正確なスルーパスに反応した赤崎がペナルティーエリア内でボールを収め、チャンスを演出。GKをかわして後方に戻したパスを遠藤が左足で狙ったが、カバーに戻った相手DFにブロックされた。
次第に得点の予感が漂う中、待望の先制点は39分に生まれた。カイオが左サイドでボールを持つと、相手DFとの間合いを測りながらペナルティーエリア左角にさしかかる。的確なタイミングで右足を振り抜くと、インスイングのカーブがかかったループ気味の芸術的なシュートがファーサイドのゴールネットに突き刺さった。カイオの今季7得点目で鹿島が均衡を破り、1点リードでハーフタイムを迎えた。
後半、積極的な選手交代で打開を図る浦和に対し、鹿島は前半同様にブロックを敷いた守備で対応していった。57分には中盤でのパスカットからカウンターを仕掛け、土居が柴崎とのワンツーで左サイドを抜け出す。土居はペナルティーエリア左側で鋭い切り返しを見せ、相手DFのマークを外してからループパスを送る。完全に相手守備陣を崩したが、ファーサイドの遠藤へのパスは惜しくもつながらず、2点目を奪うことはできなかった。
チャンスを逃した鹿島は63分、相手のミドルシュートを曽ヶ端が弾いたところを途中出場の李に押し込まれ、同点に追いつかれてしまう。スコアが1-1となり、トニーニョ セレーゾ監督は赤崎に代えて、本山を投入。直後の65分、右サイドで得たFKのリスタートから土居がヘディングシュートを放ったが、ボールはGK正面に飛んだ。67分には本山の丁寧なパスから小笠原がミドルシュートを打ったものの、枠の左へ。勝ち越し弾を貪欲に狙う鹿島は75分に豊川、80分にはジョルジ ワグネルをピッチに送り出す。85分には左サイドからジョルジが上げたクロスに豊川が合わせたが、この決定的なボレーシュートはGKに阻まれてしまった。
5分と表示されたアディショナルタイム、最後の瞬間まで鹿島は2点目への意欲を示したが、ゴールネットを揺らすことはできなかった。試合は1-1で終了。勝点1を分け合う結果に終わり、浦和との差を詰めることはできなかった。
勝点を51に伸ばした鹿島は3位に浮上したものの、首位の浦和と勝点差7は変わらず、2位のG大阪とは4差となった。次戦は1週間後の11月2日、アウェイで行われる第31節のアルビレックス新潟戦だ。リーグ戦4試合勝ちなしで10月を終えることとなったが、残り4試合、優勝の可能性がある限り諦める理由はない。月が変わり、いよいよシーズンは大詰めとなる。新潟の地で勝ち点3をつかみ、再び走り始めなければならない。
【この試合のトピックス】
・カイオが2試合ぶりに先発出場し、今季リーグ戦での7得点目を挙げた。
・本山が3試合ぶりに途中出場。前回は10月5日に行われた第27節のG大阪戦だった。
スタッツ
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---|---|---|
14 | シュート | 10 |
10 | GK | 13 |
7 | CK | 2 |
16 | 直接FK | 10 |
1 | 間接FK | 2 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 1 |
試合データ
- 入場者数
- 26,566人
- 天候
- 曇、無風
気温 21.0℃ / 湿度 83.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 飯田 淳平
- 副審
-
聳城 巧
蒲澤 淳一 - 第4の審判員
- 桜井 大介