試合結果
2014Jリーグ ディビジョン1 第19節

名古屋グランパス
- 25' 永井 謙佑
- 47' ケネディ
試合終了
2-3
1前半1
1後半2

鹿島アントラーズ
- 42' 山本 脩斗
- 82' ダヴィ
- 90' 遠藤 康
試合経過
永井 謙佑 | ![]() |
25' | ||
33' | ![]() |
柴崎 岳 | ||
42' | ![]() |
山本 脩斗 | ||
45'+2 | ![]() |
中村 充孝 | ||
ケネディ | ![]() |
47' | ||
矢田 旭 → 松田 力 | ![]() |
58' | ||
64' | ![]() |
中村 充孝 → 遠藤 康 | ||
64' | ![]() |
小笠原 満男 → ルイス アルベルト | ||
田口 泰士 | ![]() |
70' | ||
ケネディ → 中村 直志 | ![]() |
71' | ||
72' | ![]() |
カイオ → 豊川 雄太 | ||
矢野 貴章 | ![]() |
75' | ||
77' | ![]() |
ダヴィ | ||
82' | ![]() |
ダヴィ | ||
90' | ![]() |
遠藤 康 |
残り8分からの劇的逆転劇!鹿島が名古屋との打ち合いを制し、4月以来の連勝!
2日に行われた広島戦で5-1と大勝し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた鹿島が、連勝を懸けてアウェイゲームに臨んだ。豊田スタジアムで行われたJ1第19節、名古屋グランパスとの一戦は、前半に先制を許すと、山本の鹿島加入後初得点で同点に追いついたものの、後半開始早々に再び1点ビハインドを追う苦しい展開となる。しかし終盤に粘りを見せた鹿島は、82分にダヴィ、90分に遠藤がゴールネットを揺らし、3-2と劇的な逆転勝利を挙げた。
鹿島は前節の広島戦と同じ11人が先発メンバーに名を連ね、4月以来のリーグ戦2連勝を狙う。開始6分、曽ヶ端からの正確なフィードに反応した土居が、敵陣で相手との競り合いを制し、ドリブルで縦に持ち出すと、中央へパス。惜しくも相手にカットされたが、立ち上がりから積極的な動きを見せた。以降は拮抗した展開となり、雨脚の強弱が時間帯によって変化し、次第に風も強まる難しいコンディションの中で、決定機を作れないまま推移していった。
25分、鹿島は先制を許してしまった。右サイドで矢野にクロスを蹴り込まれると、ブロックを試みた山本に当たってコースが変わり、ボールはペナルティーエリア中央へ。走り込んでいた永井にダイビングヘッドを決められた。
2試合ぶりにビハインドを負った鹿島は、少しずつ攻勢をかけていく。29分には、右サイド深くでボールを収めた西が、マイナスのクロスをグラウンダーで蹴り込み、走り込んでいたカイオが右足を一閃。シュートは相手DFにブロックされたが、チャンスを演出した。36分には、右サイドからのクロスにダヴィが反応し、振り向きざまに左足を振り抜くと、強烈なシュートは枠を捉えたものの、GK楢崎に弾き出されてしまった。
待望の同点弾は、42分に生まれた。右サイドで中村のパスに反応した土居が、ゴールライン際からファーサイドへクロスを上げると、飛び込んだのは山本。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、鹿島での初得点が決まった。鹿島は前半のうちに同点に追いつき、1-1でハーフタイムを迎えた。
逆転を目指す後半開始直後、鹿島は出鼻をくじかれる。46分、ペナルティーエリア内で小笠原がファウルを犯したとの判定で、名古屋にPKが与えられ、ケネディにシュートを決められた。鹿島は再び1点ビハインドを負った。
反撃に転じたい鹿島は、敵陣に押し込む時間帯を増やしていった。56分には、スルーパスに反応した中村が相手GKと1対1となるチャンスを迎えたが、シュートは阻まれてしまった。59分にも、左サイドで最終ラインの背後を取ったダヴィがペナルティーエリアに入り、左足シュートを放ったものの、またも相手GKにセーブされて得点はならず。決定機を作り出しながら得点を奪えない時間が続いた。
打開を図るトニーニョ セレーゾ監督は64分、2選手を交代し、ルイス アルベルトと遠藤をピッチに送り出した。さらに72分には豊川を投入し、攻撃陣を活性化させて、試合はラスト10分へと突入した。
劇的な逆転劇、その口火を切ったのはダヴィだった。82分、相手の最終ラインへ猛然とプレスをかけると、クリアボールを足に当て、前方へこぼれたところへいち早く反応。スライディングで相手GKより先にボールに触ると、サポーターの待つゴールへ流し込み、起死回生の同点弾を記録した。前半から献身的なプレスを惜しまなかったダヴィの姿勢が奏功し、鹿島はスコアを2-2とした。
そして、値千金の逆転ゴールは90分。決めたのは3試合ぶりに復帰した遠藤だった。敵陣右サイドでこぼれ球に反応した西がワンタッチで前方へパスを出すと、土居がペナルティーエリア内で巧みなヒールパスを背後へ流す。走り込んでいた遠藤が得意の左足を振り抜き、シュートをゴールへ突き刺した。
アウェイで2度のリードを許しながら、終盤に逆転を果たした鹿島が3-2で名古屋に競り勝った。これで4月以来のリーグ戦2連勝を達成。勝点を33に伸ばし、上位との差はさらに縮まった。今節が11日に延期となった鳥栖、2位の浦和とは4差、3位の川崎Fとは3差となり、いよいよ上位3チームを視界に捉えた。次戦は1週間後の16日、第20節のヴァンフォーレ甲府戦だ。鹿島の反撃が、ここからさらに加速する。
【この試合のトピックス】
・リーグ戦での連勝は4月以来で、今季4回目。前回は、26日の第9節広島戦と29日の第10節清水戦での2連勝だった。
・豊田スタジアムでのリーグ戦勝利は2年ぶり。前回は、2012年11月24日に行われた第33節で、ドゥトラの2得点で2-1と競り勝ち、J1残留を確定させた一戦だった。
・リーグ戦で名古屋に勝ったのは3試合ぶり。前回は2013年5月18日の第12節で、遠藤と中村、大迫の得点で3-1と快勝した試合。
・今季、磐田から加入した山本が、移籍後初得点を決めた。
・ダヴィが2試合連続の得点を挙げ、リーグ戦での得点数を8に伸ばした。
・3試合ぶりに復帰した遠藤が途中出場を果たし、決勝点を決めた。今季のリーグ戦での得点を6とした。
2日に行われた広島戦で5-1と大勝し、リーグ戦4試合ぶりの勝利を挙げた鹿島が、連勝を懸けてアウェイゲームに臨んだ。豊田スタジアムで行われたJ1第19節、名古屋グランパスとの一戦は、前半に先制を許すと、山本の鹿島加入後初得点で同点に追いついたものの、後半開始早々に再び1点ビハインドを追う苦しい展開となる。しかし終盤に粘りを見せた鹿島は、82分にダヴィ、90分に遠藤がゴールネットを揺らし、3-2と劇的な逆転勝利を挙げた。
鹿島は前節の広島戦と同じ11人が先発メンバーに名を連ね、4月以来のリーグ戦2連勝を狙う。開始6分、曽ヶ端からの正確なフィードに反応した土居が、敵陣で相手との競り合いを制し、ドリブルで縦に持ち出すと、中央へパス。惜しくも相手にカットされたが、立ち上がりから積極的な動きを見せた。以降は拮抗した展開となり、雨脚の強弱が時間帯によって変化し、次第に風も強まる難しいコンディションの中で、決定機を作れないまま推移していった。
25分、鹿島は先制を許してしまった。右サイドで矢野にクロスを蹴り込まれると、ブロックを試みた山本に当たってコースが変わり、ボールはペナルティーエリア中央へ。走り込んでいた永井にダイビングヘッドを決められた。
2試合ぶりにビハインドを負った鹿島は、少しずつ攻勢をかけていく。29分には、右サイド深くでボールを収めた西が、マイナスのクロスをグラウンダーで蹴り込み、走り込んでいたカイオが右足を一閃。シュートは相手DFにブロックされたが、チャンスを演出した。36分には、右サイドからのクロスにダヴィが反応し、振り向きざまに左足を振り抜くと、強烈なシュートは枠を捉えたものの、GK楢崎に弾き出されてしまった。
待望の同点弾は、42分に生まれた。右サイドで中村のパスに反応した土居が、ゴールライン際からファーサイドへクロスを上げると、飛び込んだのは山本。ヘディングシュートでゴールネットを揺らし、鹿島での初得点が決まった。鹿島は前半のうちに同点に追いつき、1-1でハーフタイムを迎えた。
逆転を目指す後半開始直後、鹿島は出鼻をくじかれる。46分、ペナルティーエリア内で小笠原がファウルを犯したとの判定で、名古屋にPKが与えられ、ケネディにシュートを決められた。鹿島は再び1点ビハインドを負った。
反撃に転じたい鹿島は、敵陣に押し込む時間帯を増やしていった。56分には、スルーパスに反応した中村が相手GKと1対1となるチャンスを迎えたが、シュートは阻まれてしまった。59分にも、左サイドで最終ラインの背後を取ったダヴィがペナルティーエリアに入り、左足シュートを放ったものの、またも相手GKにセーブされて得点はならず。決定機を作り出しながら得点を奪えない時間が続いた。
打開を図るトニーニョ セレーゾ監督は64分、2選手を交代し、ルイス アルベルトと遠藤をピッチに送り出した。さらに72分には豊川を投入し、攻撃陣を活性化させて、試合はラスト10分へと突入した。
劇的な逆転劇、その口火を切ったのはダヴィだった。82分、相手の最終ラインへ猛然とプレスをかけると、クリアボールを足に当て、前方へこぼれたところへいち早く反応。スライディングで相手GKより先にボールに触ると、サポーターの待つゴールへ流し込み、起死回生の同点弾を記録した。前半から献身的なプレスを惜しまなかったダヴィの姿勢が奏功し、鹿島はスコアを2-2とした。
そして、値千金の逆転ゴールは90分。決めたのは3試合ぶりに復帰した遠藤だった。敵陣右サイドでこぼれ球に反応した西がワンタッチで前方へパスを出すと、土居がペナルティーエリア内で巧みなヒールパスを背後へ流す。走り込んでいた遠藤が得意の左足を振り抜き、シュートをゴールへ突き刺した。
アウェイで2度のリードを許しながら、終盤に逆転を果たした鹿島が3-2で名古屋に競り勝った。これで4月以来のリーグ戦2連勝を達成。勝点を33に伸ばし、上位との差はさらに縮まった。今節が11日に延期となった鳥栖、2位の浦和とは4差、3位の川崎Fとは3差となり、いよいよ上位3チームを視界に捉えた。次戦は1週間後の16日、第20節のヴァンフォーレ甲府戦だ。鹿島の反撃が、ここからさらに加速する。
【この試合のトピックス】
・リーグ戦での連勝は4月以来で、今季4回目。前回は、26日の第9節広島戦と29日の第10節清水戦での2連勝だった。
・豊田スタジアムでのリーグ戦勝利は2年ぶり。前回は、2012年11月24日に行われた第33節で、ドゥトラの2得点で2-1と競り勝ち、J1残留を確定させた一戦だった。
・リーグ戦で名古屋に勝ったのは3試合ぶり。前回は2013年5月18日の第12節で、遠藤と中村、大迫の得点で3-1と快勝した試合。
・今季、磐田から加入した山本が、移籍後初得点を決めた。
・ダヴィが2試合連続の得点を挙げ、リーグ戦での得点数を8に伸ばした。
・3試合ぶりに復帰した遠藤が途中出場を果たし、決勝点を決めた。今季のリーグ戦での得点を6とした。
スタッツ
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|
---|---|---|
7 | シュート | 15 |
9 | GK | 10 |
3 | CK | 5 |
19 | 直接FK | 12 |
5 | 間接FK | 2 |
5 | オフサイド | 2 |
1 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 16,369人
- 天候
- 曇時々雨、弱風
気温 27.3℃ / 湿度 63.0% - ピッチ
- 全面良芝、水含み
- 主審
- 福島 孝一郎
- 副審
-
相葉 忠臣
村井 良輔 - 第4の審判員
- 岩田 浩義