日本の初優勝で終わった東アジアカップのため、今季2度目の中断期間に入っていたJリーグが再開したこの第18節、鹿島はアウェイで難敵の名古屋に1-3と完敗を喫した。前半に何度か決定的なチャンスはあったものの90分を通して終始、名古屋にゲームを支配される展開にフラストレーションのたまる試合内容と結果でリーグ後半戦をスタートした。
巻き返しを狙う後半戦でスタートダッシュを見せたい鹿島だったが、序盤から名古屋にペースを握られる。ケネディの復調もあり、ボールの収まりどころが出来た名古屋に両サイドから揺さぶられ、9分、青木がゴール前で競ったケネディを倒してしまう。競った拍子にバランスを崩してのファウルという不運ではあったが、西村主審の判定はイエローカードにPK。10分、このPKをそのケネディにあっさりと決められ、0-1とされてしまう。
その後、早く同点にしたい鹿島は25分、小笠原と野沢の絶妙なコンビネーションから大迫がダイレクトで名古屋ゴールを狙う。いい攻撃だったがここは相手GKの楢崎にセーブされてしまった。また38分にはジュニーニョのクロスからダヴィがどんぴしゃりのタイミングでヘディングシュートをみせるも、またもや楢崎のスーパーセーブに阻まれる。そして41分、右CKから逆にカウンターを食らい、藤本、玉田とつながれ、0-2とされてしまった。
2点のビハインドを背負った鹿島は後半も攻めようとはするが、全体的な運動量が上がらず、チャンスらしいチャンスが作れない。また50分には右足を負傷したダヴィに代わり、急きょ本山がピッチに入る。そしてその本山も73分には負傷により梅鉢と交代するアクシデントも重なると、76分にはケネディにダメ押しの3点目を食らう。
窮地に立った鹿島はその後もなかなか攻められない状況が続く。アディショナルタイムは柴崎のクロスを前に出て来た楢崎の目前で大迫がそらしてゴールを決めるが、焼け石に水。試合後、敵将のストイコビッチ監督に「今季のベストゲーム」と表現されるほどの内容で1-3と敗北を喫した。
順位こそ6位と前節のままだったが、この試合での名古屋のような試合巧者ぶりを発揮するのが本来の鹿島であって、改善すべきところは多々ある。しかし先ず、リーグ後半戦最初のホームゲームとなる次節の大宮戦に向けて、やるべきことは1人1人が勝利のために戦い続けること。これはアントラーズに関わる全ての人に言えることだろう。

【この試合のトピックス】
・ジュニーニョがJ1通算250試合出場を達成。
・大迫が今季8ゴール目。現時点で、チーム内最多得点。



・球際、プレス、ラインコントロールのすべてにおいて勇気を持って1歩前へ。
・2-0ビハインドなので、こちらがやるべき事は明白。チャンスを必ずモノにしろ。
・こぼれ球をしっかり拾って繋げていこう。
・サイドから簡単にクロスをボールを上げさせないようにしよう。
・前半は消極的な部分があったし、暑さなのかどういうことか分からないが、創造的な部分が足りなかった。しかしそれでもチャンスはあった。だが後半は消耗してしまい、ビルドアップができなかったし、チャンスらしいチャンスを作ることができなかった。
・この試合では私が中盤、前線に期待している仕事量という部分では低かった。しかしそこも改善する努力を継続していかなければいけないのが、サッカーだと思っている。
ここまで失点が多かったのでしっかり試合に入ろうとした中で、早い時間に失点してしまった。それでチームに負担をかけることになってしまった。前半は上手くボールを回せていたし、攻撃のリズムを作れていたけど、失点したり、得点できない事が続いているので、もう一度しっかりやり直して次の試合に挑みたい。
【本山 雅志】
急な交代だったし、飛ばさなきゃいけない状況で入って、少し痛めてしまった。今日は流れが悪く全体的に重たく感じた。
【大迫 勇也】
俺とダヴィが決定的なところで外してしまい、得点できずにいた中で失点してしまった。そこで決めていれば変わったと思う。悪い時間が続いていた訳じゃない。でも個人として、あまり動けなかった。悔しい。
青木選手と柴崎選手のコメントはアントラーズモバイルをご覧ください。