試合結果
第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会 準決勝
ガンバ大阪
- 23' 遠藤 保仁
試合終了
1-0
1前半0
0後半0
鹿島アントラーズ
試合経過
家長 昭博 | 19' | |||
遠藤 保仁 | 23' | |||
45'+1 | 大迫 勇也 | |||
46' | 遠藤 康 → レナト | |||
中澤 聡太 → 丹羽 大輝 | 61' | |||
62' | ジュニーニョ → 興梠 慎三 | |||
倉田 秋 → 佐々木 勇人 | 67' | |||
78' | ドゥトラ → 本田 拓也 | |||
二川 孝広 → 大森 晃太郎 | 80' | |||
85' | 小笠原 満男 | |||
藤春 廣輝 | 90' |
鹿島、2012シーズン終戦。遠藤保の芸術弾に散る。
必勝を期して臨んだ天皇杯準決勝だったが、前半にショートCKから遠藤保に決められた一発に泣いた。これで全日程が終了してしまった鹿島のジョルジーニョ監督はラストゲーム、新監督へ全てを託し、ブラジルへ帰国する。
序盤こそいいスタートを切ったが、ボランチに今野、トップ下に遠藤保、そして累積警告でレアンドロを欠くために家長をワントップに据えたG大阪の細かいパスワークに手こずり、鹿島は徐々に苦戦を強いられる。そして23分、この日最初のCKから早いタイミングのショートCKへ対応し切れず、遠藤保からクロス気味に巻いたシュートを決められ、先制点を献上してしまう。今季、不安定な戦いの中、幾度となくスーパーセーブでチームを救った曽ヶ端でもこの意表を突いたシュートを止めきれず、鹿島は1点ビハインドで残り時間を戦うこととなった。
その後、鹿島は攻守の切り替えを早くしてワントップの大迫のキープ力を生かす攻めを徹底する。中盤では今野の粘り強い守備に小笠原、柴崎が自由になれない中、遠藤康、ドゥトラ、そしてジュニーニョが何とか状況を打開しようとする。
そして45分、右CKからキッカーの小笠原がゴール前へ鋭いボールを送る。これを大迫がどんぴしゃりのタイミングで強烈なヘディング弾にするが、何とクロスバー直撃。完全に同点のシーンだっただけに直後の大迫の表情からは悔しさが伝わって来た。
後半、遠藤康に代えてレナトを投入し、「サッカーに対する愛情と情熱を持って戦え」と檄を飛ばしたジョルジーニョ監督の意図通り、鹿島は前線からの厳しいプレッシングでG大阪に攻撃する隙を与えない。前半は中盤を支配されてしまった今野に対しても、キャプテンの小笠原と柴崎が激しく対峙し、今度は鹿島が攻める時間が長く続いた。
しかしJ2へ降格した悔しさをこの天皇杯にぶつけてくるG大阪の守備をなかなか崩すことはできない。62分、ジュニーニョに代え、興梠、そして78分にはドゥトラに代え、本田を投入し連動性を高めようとしたジョルジーニョ監督だったが、相手を完全に崩し切るところまではたどり着かなかった。
結局、放ったシュートのほとんどがエリア外となり、90分を守り切られた鹿島は0-1と最小スコアで敗北。これで日本を去るジョルジーニョ監督のため、そして来季のACLのため、全員が結束して臨んだ天皇杯だったが、鹿島は準決勝敗退という悔やんでも悔やみきれない結果で全日程を終了した。
来季は新監督の下、また新たなスタートを切る鹿島。この悔しさはピッチ上で返すしかない。2013シーズンは一体どんなシーズンになるのだろうか。
必勝を期して臨んだ天皇杯準決勝だったが、前半にショートCKから遠藤保に決められた一発に泣いた。これで全日程が終了してしまった鹿島のジョルジーニョ監督はラストゲーム、新監督へ全てを託し、ブラジルへ帰国する。
序盤こそいいスタートを切ったが、ボランチに今野、トップ下に遠藤保、そして累積警告でレアンドロを欠くために家長をワントップに据えたG大阪の細かいパスワークに手こずり、鹿島は徐々に苦戦を強いられる。そして23分、この日最初のCKから早いタイミングのショートCKへ対応し切れず、遠藤保からクロス気味に巻いたシュートを決められ、先制点を献上してしまう。今季、不安定な戦いの中、幾度となくスーパーセーブでチームを救った曽ヶ端でもこの意表を突いたシュートを止めきれず、鹿島は1点ビハインドで残り時間を戦うこととなった。
その後、鹿島は攻守の切り替えを早くしてワントップの大迫のキープ力を生かす攻めを徹底する。中盤では今野の粘り強い守備に小笠原、柴崎が自由になれない中、遠藤康、ドゥトラ、そしてジュニーニョが何とか状況を打開しようとする。
そして45分、右CKからキッカーの小笠原がゴール前へ鋭いボールを送る。これを大迫がどんぴしゃりのタイミングで強烈なヘディング弾にするが、何とクロスバー直撃。完全に同点のシーンだっただけに直後の大迫の表情からは悔しさが伝わって来た。
後半、遠藤康に代えてレナトを投入し、「サッカーに対する愛情と情熱を持って戦え」と檄を飛ばしたジョルジーニョ監督の意図通り、鹿島は前線からの厳しいプレッシングでG大阪に攻撃する隙を与えない。前半は中盤を支配されてしまった今野に対しても、キャプテンの小笠原と柴崎が激しく対峙し、今度は鹿島が攻める時間が長く続いた。
しかしJ2へ降格した悔しさをこの天皇杯にぶつけてくるG大阪の守備をなかなか崩すことはできない。62分、ジュニーニョに代え、興梠、そして78分にはドゥトラに代え、本田を投入し連動性を高めようとしたジョルジーニョ監督だったが、相手を完全に崩し切るところまではたどり着かなかった。
結局、放ったシュートのほとんどがエリア外となり、90分を守り切られた鹿島は0-1と最小スコアで敗北。これで日本を去るジョルジーニョ監督のため、そして来季のACLのため、全員が結束して臨んだ天皇杯だったが、鹿島は準決勝敗退という悔やんでも悔やみきれない結果で全日程を終了した。
来季は新監督の下、また新たなスタートを切る鹿島。この悔しさはピッチ上で返すしかない。2013シーズンは一体どんなシーズンになるのだろうか。
スタッツ
9 | シュート | 19 |
---|---|---|
13 | GK | 8 |
4 | CK | 7 |
7 | 直接FK | 12 |
1 | 間接FK | 5 |
1 | オフサイド | 3 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 8,978人
- 天候
- 曇 時々 晴
気温 11.6℃ / 湿度 62.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 村上 伸次
- 副審
-
大塚 晴弘
宮島 一代 - 第4の審判員
- 井上 知大