試合結果
Jリーグヤマザキナビスコカップ 決勝トーナメント 決勝
清水エスパルス
- 77' 大前 元紀
試合終了
1-2
0前半0
1後半1
0延長前半1
0延長後半0
鹿島アントラーズ
- 73' 柴崎 岳
- 93' 柴崎 岳
試合経過
33' | 興梠 慎三 | |||
河井 陽介 | 40' | |||
46' | 興梠 慎三 → ドゥトラ | |||
54' | 昌子 源 | |||
河井 陽介 → 小林 大悟 | 64' | |||
70' | 本田 拓也 → 増田 誓志 | |||
李 記帝 | 71' | |||
73' | 柴崎 岳 | |||
75' | 青木 剛 | |||
大前 元紀 | 77' | |||
金 賢聖 | 79' | |||
83' | 昌子 源 → 新井場 徹 | |||
八反田 康平 → 石毛 秀樹 | 90'+1 | |||
93' | 柴崎 岳 | |||
村松 大輔 → 瀬沼 優司 | 96' | |||
カルフィンヨンアピン | 111' | |||
120' | 曽ヶ端 準 | |||
120'+1 | 大迫 勇也 | |||
120'+2 | ドゥトラ |
柴崎の2ゴールで延長戦の末、2-1で清水を撃破! 全員でつかみ取ったナビスコ連覇!
今年で20周年を迎えるJリーグのカップファイナルにふさわしい激闘となった2012年Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝は、延長戦の末、柴崎の決勝弾で2-1と難敵清水を倒した。これで鹿島は昨年に続きこの"聖杯"を連覇し、タイトル最多獲得記録を16に伸ばした。また現役時代(97年)にナビスコカップ優勝を経験しているジョルジーニョ監督にとっては初タイトル、しかも選手としても監督としてもこのタイトルを勝ち取ったのは史上初というおまけまでついた。
序盤、先週末のリーグ戦にカシマで1-2と敗れた清水に対し、鹿島は中盤でしっかりとブロックを作る守備を重視した戦術を取る。試合後、「サイドハーフとサイドバックでユニットを作って、相手のサイド攻撃に対応する」と戦術を披露したジョルジーニョ監督はその意図もあり、左サイドバックに本来はセンターバックの昌子を起用するなどチーム全体に守備の意識を強く与えた。
その成果もあってか、前半は大前、高木らに攻め込まれるものの鹿島は全員が高い集中力を保ち、清水の攻撃を0に抑える。後半に入ってドゥトラ、増田らがピッチに立つと鹿島は守ってからのカウンターを狙い、清水ゴールに迫る。そして71分、カウンターから飛び出した柴崎がエリア内で李に倒され、PKのチャンスを奪った。
ここでジョルジーニョ監督がキッカーに指名したのは、PKを得た柴崎本人だった。「冷静な柴崎にPKを蹴らせたかった」と試合後に語ったジョルジーニョ監督の言葉通り、柴崎は冷静にPKを決め、鹿島は73分、待望の先制点を得た。
だがその4分後、今度は自陣エリア内で増田がまさかのファウルを取られ、清水にPKを献上する。これを大前に決められ、試合はあっさり振り出しに戻った。そして90分を戦い終え、スコアは1-1のまま。2012年ファイナルも昨年同様、延長戦に突入する白熱した試合展開となった。
延長戦に入ると、やはり経験豊かな鹿島が一枚上だった。延長前半のキックオフからわずかに3分後、右サイドの崩しから西のラストパスを受けた柴崎がトラップだけで清水DF陣をかわし、豪快に右足を振り抜いた。これが清水ゴールに突き刺さり、若きエースの活躍により鹿島は再びリードする。
その後、カウンターから追加点のチャンスも何度か演出した鹿島は守備面でも全員が最後まで体を張り、清水の攻撃を封じ込めた。そして4万5,228人の大観衆の前で今シーズン、再三苦しめられた清水を2-1と撃破、鹿島は通算5度目、そして連覇となるナビスコカップ制覇を果たした。
これで通算タイトルを16冠とし、最多記録をまたもや塗り替えた鹿島。「国立で勝って、監督を男にしたい」と言うキャプテン小笠原の言葉通りの結果であり、また昌子、増田ら出場機会の少ない選手たちが活躍すれば、先発の座を譲った新井場も途中交代で意地のプレーを見せるなど、まさにチーム一丸となってもぎ取った勝利だった。これで2007年以来6年連続タイトル奪取した鹿島はこれからリーグ戦でも巻き返しをはかる。強い鹿島が帰ってくる兆しの見えたファイナルだった。
今年で20周年を迎えるJリーグのカップファイナルにふさわしい激闘となった2012年Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝は、延長戦の末、柴崎の決勝弾で2-1と難敵清水を倒した。これで鹿島は昨年に続きこの"聖杯"を連覇し、タイトル最多獲得記録を16に伸ばした。また現役時代(97年)にナビスコカップ優勝を経験しているジョルジーニョ監督にとっては初タイトル、しかも選手としても監督としてもこのタイトルを勝ち取ったのは史上初というおまけまでついた。
序盤、先週末のリーグ戦にカシマで1-2と敗れた清水に対し、鹿島は中盤でしっかりとブロックを作る守備を重視した戦術を取る。試合後、「サイドハーフとサイドバックでユニットを作って、相手のサイド攻撃に対応する」と戦術を披露したジョルジーニョ監督はその意図もあり、左サイドバックに本来はセンターバックの昌子を起用するなどチーム全体に守備の意識を強く与えた。
その成果もあってか、前半は大前、高木らに攻め込まれるものの鹿島は全員が高い集中力を保ち、清水の攻撃を0に抑える。後半に入ってドゥトラ、増田らがピッチに立つと鹿島は守ってからのカウンターを狙い、清水ゴールに迫る。そして71分、カウンターから飛び出した柴崎がエリア内で李に倒され、PKのチャンスを奪った。
ここでジョルジーニョ監督がキッカーに指名したのは、PKを得た柴崎本人だった。「冷静な柴崎にPKを蹴らせたかった」と試合後に語ったジョルジーニョ監督の言葉通り、柴崎は冷静にPKを決め、鹿島は73分、待望の先制点を得た。
だがその4分後、今度は自陣エリア内で増田がまさかのファウルを取られ、清水にPKを献上する。これを大前に決められ、試合はあっさり振り出しに戻った。そして90分を戦い終え、スコアは1-1のまま。2012年ファイナルも昨年同様、延長戦に突入する白熱した試合展開となった。
延長戦に入ると、やはり経験豊かな鹿島が一枚上だった。延長前半のキックオフからわずかに3分後、右サイドの崩しから西のラストパスを受けた柴崎がトラップだけで清水DF陣をかわし、豪快に右足を振り抜いた。これが清水ゴールに突き刺さり、若きエースの活躍により鹿島は再びリードする。
その後、カウンターから追加点のチャンスも何度か演出した鹿島は守備面でも全員が最後まで体を張り、清水の攻撃を封じ込めた。そして4万5,228人の大観衆の前で今シーズン、再三苦しめられた清水を2-1と撃破、鹿島は通算5度目、そして連覇となるナビスコカップ制覇を果たした。
これで通算タイトルを16冠とし、最多記録をまたもや塗り替えた鹿島。「国立で勝って、監督を男にしたい」と言うキャプテン小笠原の言葉通りの結果であり、また昌子、増田ら出場機会の少ない選手たちが活躍すれば、先発の座を譲った新井場も途中交代で意地のプレーを見せるなど、まさにチーム一丸となってもぎ取った勝利だった。これで2007年以来6年連続タイトル奪取した鹿島はこれからリーグ戦でも巻き返しをはかる。強い鹿島が帰ってくる兆しの見えたファイナルだった。
スタッツ
10 | シュート | 10 |
---|---|---|
10 | GK | 15 |
6 | CK | 4 |
27 | 直接FK | 16 |
3 | 間接FK | 1 |
3 | オフサイド | 1 |
1 | PK | 1 |
試合データ
- 入場者数
- 45,228人
- 天候
- 晴、弱風
気温 18.9℃ / 湿度 26.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 家本 政明
- 副審
-
宮島 一代
村上 孝治 - 第4の審判員
- 廣瀬 格