試合結果
天皇杯全日本サッカー選手権 準決勝

鹿島アントラーズ
- 67' 大迫 勇也
- 120'+1 興梠 慎三
試合終了
2-1
0前半1
1後半0
0延長前半0
1延長後半0

FC東京
- 39' 平山 相太
試合経過
39' | ![]() |
平山 相太 | ||
42' | ![]() |
米本 拓司 | ||
大岩 剛 → 青木 剛 | ![]() |
46' | ||
フェリペ ガブリエル → 本山 雅志 | ![]() |
61' | ||
大迫 勇也 | ![]() |
67' | ||
72' | ![]() |
鈴木 達也 → 石川 直宏 | ||
89' | ![]() |
椋原 健太 → 大黒 将志 | ||
90'+3 | ![]() |
石川 直宏 | ||
95' | ![]() |
米本 拓司 | ||
95' | ![]() |
米本 拓司 | ||
110' | ![]() |
リカルジーニョ → 大竹 洋平 | ||
野沢 拓也 → 佐々木 竜太 | ![]() |
112' | ||
興梠 慎三 | ![]() |
120'+1 |
興梠が劇的な決勝ゴール! 鹿島、決勝進出!
平山のスーパーゴールで先制されたものの、大迫が同点ゴール、そして興梠が試合終了直前に劇的な決勝弾を決め、鹿島が延長戦の末、2-1でF東京を退けた。これで鹿島は3大会ぶりとなる決勝進出、元日の国立で清水と今季最後のタイトルを争う。
来季のACL出場権のためにも絶対に負けられない鹿島は序盤から鋭い出足で攻撃を仕掛ける。2分、興梠の突破からフェリペ ガブリエルがつなぎ、最後は野沢がダイレクトシュートを放つ。非常にきれいな流れだったが、これは相手GK権田に止められる。さらには12分、野沢のパスに興梠が抜けだし左足で強烈なシュートを見せたが、これも権田に阻まれる。序盤の決定機を2度とも相手GKに防がれた鹿島は勢いを失い、徐々に自陣内でのプレーが多くなっていった。
そして39分、国立で13戦19発と抜群の相性を見せる平山に芸術的なオーバーヘッドから先制点を許す。結局、前半はこのまま終了し、鹿島は1点ビハインドのまま、残り45分間を戦うこととなった。
この嫌な流れを断ち切るため、後半開始からオリヴェイラ監督が動く。疲れの見える大岩に代え青木を入れ、ボランチの中田をセンターバックに下げる。これで中盤の活性化と最終ラインの安定化を同時に図った鹿島は勢いづいたF東京の猛攻を抑えきった。
さらに試合の流れが大きく変わったのは、61分。ここまで攻撃のリズムを作ることができなかったフェリペ ガブリエルに代わり、本山がピッチに入る。この本山の投入で野沢、小笠原らによるバイタルエリアへの侵入が容易となり、F東京ゴールへ迫る時間が増える。そして67分、野沢の華麗なヒールパスから左サイドの宮崎がダイレクトでゴール前へクロスを送る。これを一度下がって相手マークを外した大迫が絶妙のタイミングでヘディングシュートに持ち込み、1-1の同点とする。
途中交代の本山に操られるように大迫、興梠、そして野沢らが次々とシュートを放ち、前半とは打って変わって攻勢に出た鹿島だったが、結局、最後のチャンスとなった小笠原のFKも権田のスーパーセーブで阻まれ、90分を1-1で終えた。
大会規定により15分ハーフの延長戦に突入し、最初のドラマは95分に起きた。野沢が絶妙なターンドリブルで米本のファウルを誘い出す。これに対しレフェリーは米本に今日2枚目となるイエローで退場を宣告し、鹿島が数的優位を得たのだ。ここから10人で守るF東京に対し、鹿島は怒濤の攻めを見せる。112分には野沢に代え、佐々木まで投入し決勝ゴールを奪いに行く。しかしF東京の意地の守りに阻まれ、なかなか2点目が取れない。
PK戦へ突入するかと思われた延長後半アディショナルタイム。この激戦のフィナーレは突如訪れた。延長戦終了のホイッスルまで後10秒というところ、本山が前線へフワリとしたパスを送る。これを相手選手と競りながら受けた大迫が相棒の興梠へラストパス。最後はその興梠が魂のこもったシュートで決勝ゴールを決め、劇的な逆転勝利へと鹿島を導いた。
興梠の決勝弾がF東京のゴールネットを揺るがした直後に試合終了のホイッスルが響くという何ともドラマチックなエンディングとなった今日の国立。これで鹿島は元日の決勝へ駒を進めた。対する相手は3ゴールを奪う猛攻でG大阪の天皇杯3連覇を阻んだ清水。2011年、クラブ20周年の元日にふさわしい舞台で鹿島は今季最後の戦いに臨む。
平山のスーパーゴールで先制されたものの、大迫が同点ゴール、そして興梠が試合終了直前に劇的な決勝弾を決め、鹿島が延長戦の末、2-1でF東京を退けた。これで鹿島は3大会ぶりとなる決勝進出、元日の国立で清水と今季最後のタイトルを争う。
来季のACL出場権のためにも絶対に負けられない鹿島は序盤から鋭い出足で攻撃を仕掛ける。2分、興梠の突破からフェリペ ガブリエルがつなぎ、最後は野沢がダイレクトシュートを放つ。非常にきれいな流れだったが、これは相手GK権田に止められる。さらには12分、野沢のパスに興梠が抜けだし左足で強烈なシュートを見せたが、これも権田に阻まれる。序盤の決定機を2度とも相手GKに防がれた鹿島は勢いを失い、徐々に自陣内でのプレーが多くなっていった。
そして39分、国立で13戦19発と抜群の相性を見せる平山に芸術的なオーバーヘッドから先制点を許す。結局、前半はこのまま終了し、鹿島は1点ビハインドのまま、残り45分間を戦うこととなった。
この嫌な流れを断ち切るため、後半開始からオリヴェイラ監督が動く。疲れの見える大岩に代え青木を入れ、ボランチの中田をセンターバックに下げる。これで中盤の活性化と最終ラインの安定化を同時に図った鹿島は勢いづいたF東京の猛攻を抑えきった。
さらに試合の流れが大きく変わったのは、61分。ここまで攻撃のリズムを作ることができなかったフェリペ ガブリエルに代わり、本山がピッチに入る。この本山の投入で野沢、小笠原らによるバイタルエリアへの侵入が容易となり、F東京ゴールへ迫る時間が増える。そして67分、野沢の華麗なヒールパスから左サイドの宮崎がダイレクトでゴール前へクロスを送る。これを一度下がって相手マークを外した大迫が絶妙のタイミングでヘディングシュートに持ち込み、1-1の同点とする。
途中交代の本山に操られるように大迫、興梠、そして野沢らが次々とシュートを放ち、前半とは打って変わって攻勢に出た鹿島だったが、結局、最後のチャンスとなった小笠原のFKも権田のスーパーセーブで阻まれ、90分を1-1で終えた。
大会規定により15分ハーフの延長戦に突入し、最初のドラマは95分に起きた。野沢が絶妙なターンドリブルで米本のファウルを誘い出す。これに対しレフェリーは米本に今日2枚目となるイエローで退場を宣告し、鹿島が数的優位を得たのだ。ここから10人で守るF東京に対し、鹿島は怒濤の攻めを見せる。112分には野沢に代え、佐々木まで投入し決勝ゴールを奪いに行く。しかしF東京の意地の守りに阻まれ、なかなか2点目が取れない。
PK戦へ突入するかと思われた延長後半アディショナルタイム。この激戦のフィナーレは突如訪れた。延長戦終了のホイッスルまで後10秒というところ、本山が前線へフワリとしたパスを送る。これを相手選手と競りながら受けた大迫が相棒の興梠へラストパス。最後はその興梠が魂のこもったシュートで決勝ゴールを決め、劇的な逆転勝利へと鹿島を導いた。
興梠の決勝弾がF東京のゴールネットを揺るがした直後に試合終了のホイッスルが響くという何ともドラマチックなエンディングとなった今日の国立。これで鹿島は元日の決勝へ駒を進めた。対する相手は3ゴールを奪う猛攻でG大阪の天皇杯3連覇を阻んだ清水。2011年、クラブ20周年の元日にふさわしい舞台で鹿島は今季最後の戦いに臨む。
スタッツ
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---|---|---|
19 | シュート | 13 |
11 | GK | 21 |
2 | CK | 4 |
18 | 直接FK | 15 |
2 | 間接FK | 4 |
2 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 25,120人
- 天候
- 曇のち晴、弱風
気温 10.6℃ / 湿度 20.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 佐藤 隆治
- 副審
-
宮島 一代
中原 美智雄 - 第4の審判員
- 井上 知大