試合結果
J1リーグ 第26節

湘南ベルマーレ
- 90'+5 阿部 吉朗
試合終了
1-1
0前半1
1後半0

鹿島アントラーズ
- 9' マルキーニョス
試合経過
9' | ![]() |
マルキーニョス | ||
27' | ![]() |
興梠 慎三 | ||
60' | ![]() |
マルキーニョス | ||
坂本 紘司 | ![]() |
64' | ||
新居 辰基 → 三平 和司 | ![]() |
66' | ||
寺川 能人 → 馬場 賢治 | ![]() |
66' | ||
島村 毅 | ![]() |
75' | ||
エメルソン → 中村 祐也 | ![]() |
78' | ||
80' | ![]() |
當間 建文 → 青木 剛 | ||
82' | ![]() |
興梠 慎三 → 佐々木 竜太 | ||
89' | ![]() |
野沢 拓也 → 宮崎 智彦 | ||
阿部 吉朗 | ![]() |
90'+5 |
終了間際まさかの失点! 鹿島、最下位湘南と痛み分け
試合終了まで残り10秒というところで喫した失点により、鹿島は勝点2を失う結果となった。絶対に勝たなければならない最下位相手のアウェイゲームを1-1の痛み分けに終わったことで、リーグ4連覇までの道のりはさらに厳しいものとなってしまった。
累積警告で新井場、伊野波が出場停止ということで最終ラインにこれがリーグデビュー戦となる當間、そして2009年11月21日の京都戦以来のリーグ戦先発出場となる大岩が入った鹿島だったが、序盤から落ち着かないシーンが目立った。7分、マルキーニョスが相手との接触プレーで倒れ込み、嫌な空気が一瞬、ピッチを支配する。
しかしマルキーニョスはその2分後にピッチへ戻り、ファーストタッチで先制点を決める。9分、ジウトンのロングスローからこぼれ球を見事な左足ボレーでゴールに叩き込んだ。
このあっという間の先制点で勢いに乗るかと思われた鹿島だったが、全体的な守備のバランスが悪く、湘南に再三ゴールを狙われる。中盤でのプレッシングもあまく、25分過ぎから阿部、ハンと立て続けに強烈なミドルシュートを食らうシーンは今までの鹿島にはあまり見られないものだった。これらのピンチは守護神曽ヶ端のナイスセーブで事なきを得たが、チーム全体の不調を象徴するような場面だったと言えよう。さらに38分にはカウンターから新居に決定的なチャンスを与えてしまう。だがこれも思い切り良く飛び出た曽ヶ端がビッグセーブを見せ、失点を免れた。
一方、追加点が欲しい攻撃陣だったが、ピリっとしない時間体が続く。その中でも最大の好機は43分、野沢のクロスからの混戦でフリーとなった興梠が放ったボレーシュートだった。しかしこれは惜しくもクロスバーの上と結局、前半はこのまま1-0で終了した。
後半に入り、徐々にエンジンがかかってきた鹿島はマルキーニョス、興梠が中心となり、湘南ゴールに襲いかかった。しかし57分にフェリペ ガブリエルが放った決定的なシュートをゴールラインに立った相手DFにはじき返されるなど、なかなか追加点を取ることはできない。
鹿島がもたついている間に今度はホームの湘南が息を吹き返す。自分たちのお株を奪うかのような湘南のカウンター攻撃に苦しめられ、相手シュートの精度のなさに救われたシーンが目立った。
それでも何とか同点ゴールを許さないまま、試合終了に持ち込もうとする鹿島だったが90分、大岩が相手選手と交錯し、頭を強く打ち、ピッチ外へ出される。そして4分のアディショナルタイムも残り1分を切ったところ、朦朧とする頭を押さえながらピッチへ戻ってきた大岩が見たものは、終了まで後10秒という時間帯で奪われたまさかの同点ゴールだった。鹿島ゴール前に島村が放り込んできたロングボールを処理する際、岩政と途中交代の青木がかぶってしまい、こぼれ球がゴール左前でフリーとなった阿部に渡ってしまう。ここまで好セーブでチームを救ってきた曽ヶ端が慌てて距離を詰めるが、万事休す。首位名古屋に食らいつくためにも是が非でも欲しかった勝利が残り10秒というところで消えてしまった。
試合終了のホイッスルを聞きながら、呆然とたたずむ選手たちと余りにも痛すぎるドローという結末にあっけを取られるサポーター。奇跡のリーグ4連覇を目指す鹿島にとって、残り8試合は王者のプライドを回復するための長い道のりとなるだろう。
試合終了まで残り10秒というところで喫した失点により、鹿島は勝点2を失う結果となった。絶対に勝たなければならない最下位相手のアウェイゲームを1-1の痛み分けに終わったことで、リーグ4連覇までの道のりはさらに厳しいものとなってしまった。
累積警告で新井場、伊野波が出場停止ということで最終ラインにこれがリーグデビュー戦となる當間、そして2009年11月21日の京都戦以来のリーグ戦先発出場となる大岩が入った鹿島だったが、序盤から落ち着かないシーンが目立った。7分、マルキーニョスが相手との接触プレーで倒れ込み、嫌な空気が一瞬、ピッチを支配する。
しかしマルキーニョスはその2分後にピッチへ戻り、ファーストタッチで先制点を決める。9分、ジウトンのロングスローからこぼれ球を見事な左足ボレーでゴールに叩き込んだ。
このあっという間の先制点で勢いに乗るかと思われた鹿島だったが、全体的な守備のバランスが悪く、湘南に再三ゴールを狙われる。中盤でのプレッシングもあまく、25分過ぎから阿部、ハンと立て続けに強烈なミドルシュートを食らうシーンは今までの鹿島にはあまり見られないものだった。これらのピンチは守護神曽ヶ端のナイスセーブで事なきを得たが、チーム全体の不調を象徴するような場面だったと言えよう。さらに38分にはカウンターから新居に決定的なチャンスを与えてしまう。だがこれも思い切り良く飛び出た曽ヶ端がビッグセーブを見せ、失点を免れた。
一方、追加点が欲しい攻撃陣だったが、ピリっとしない時間体が続く。その中でも最大の好機は43分、野沢のクロスからの混戦でフリーとなった興梠が放ったボレーシュートだった。しかしこれは惜しくもクロスバーの上と結局、前半はこのまま1-0で終了した。
後半に入り、徐々にエンジンがかかってきた鹿島はマルキーニョス、興梠が中心となり、湘南ゴールに襲いかかった。しかし57分にフェリペ ガブリエルが放った決定的なシュートをゴールラインに立った相手DFにはじき返されるなど、なかなか追加点を取ることはできない。
鹿島がもたついている間に今度はホームの湘南が息を吹き返す。自分たちのお株を奪うかのような湘南のカウンター攻撃に苦しめられ、相手シュートの精度のなさに救われたシーンが目立った。
それでも何とか同点ゴールを許さないまま、試合終了に持ち込もうとする鹿島だったが90分、大岩が相手選手と交錯し、頭を強く打ち、ピッチ外へ出される。そして4分のアディショナルタイムも残り1分を切ったところ、朦朧とする頭を押さえながらピッチへ戻ってきた大岩が見たものは、終了まで後10秒という時間帯で奪われたまさかの同点ゴールだった。鹿島ゴール前に島村が放り込んできたロングボールを処理する際、岩政と途中交代の青木がかぶってしまい、こぼれ球がゴール左前でフリーとなった阿部に渡ってしまう。ここまで好セーブでチームを救ってきた曽ヶ端が慌てて距離を詰めるが、万事休す。首位名古屋に食らいつくためにも是が非でも欲しかった勝利が残り10秒というところで消えてしまった。
試合終了のホイッスルを聞きながら、呆然とたたずむ選手たちと余りにも痛すぎるドローという結末にあっけを取られるサポーター。奇跡のリーグ4連覇を目指す鹿島にとって、残り8試合は王者のプライドを回復するための長い道のりとなるだろう。
スタッツ
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|
---|---|---|
12 | シュート | 13 |
12 | GK | 9 |
4 | CK | 7 |
11 | 直接FK | 16 |
0 | 間接FK | 4 |
0 | オフサイド | 4 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 11,200人
- 天候
- 晴、弱風
気温 26.6℃ / 湿度 49.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 吉田 寿光
- 副審
-
名木 利幸
大塚 晴弘 - 第4の審判員
- 数原 武志