試合結果
J1リーグ 第24節

サンフレッチェ広島
- 20' 李 忠成
試合終了
1-1
1前半0
0後半1

鹿島アントラーズ
- 90'+2 大迫 勇也
試合経過
李 忠成 | ![]() |
20' | ||
森崎 和幸 → 丸谷 拓也 | ![]() |
63' | ||
青山 敏弘 | ![]() |
66' | ||
服部 公太 → 山岸 智 | ![]() |
70' | ||
71' | ![]() |
小笠原 満男 → 本山 雅志 | ||
丸谷 拓也 | ![]() |
75' | ||
76' | ![]() |
興梠 慎三 → 大迫 勇也 | ||
高柳 一誠 → 大崎 淳矢 | ![]() |
80' | ||
83' | ![]() |
ジウトン → 佐々木 竜太 | ||
90'+2 | ![]() |
大迫 勇也 |
鹿島、アウェイ広島で悔しいドロー。大迫のミドルに救われる。
序盤の失点が響き、試合のリズムに乗りきれなかった鹿島は広島の地で悔しいドローに終わった。試合終了直前に大迫が決めた渾身のミドルシュートは見事ではあったが、首位の名古屋が清水に5-1と大勝したため、その勝点差は再び7と開いた。残り10試合、鹿島にとって厳しい戦いが続く。
気温が25℃と夏の暑さが戻ってきた広島ビッグアーチで苦しい前半を強いられる。序盤こそ7分にマルキーニョスが決定的なシュートを放つなどいい展開を見せたが、20分、槙野の左サイドからのクロスからワントップに陣取った李に滑り込みながら決められ、先制を許した。
この失点を機に鹿島のリズムが完全に落ち、李を中心に再三チャンスを作られ、あわやの場面が続く。しかしこれらのピンチは最終ラインの踏ん張りとGK曽ヶ端の冷静な判断で失点を免れる。そして残り時間が少なくなった40分過ぎからはセットプレーからシュートで終わる場面が多くなるも最後の詰めを欠き、結局、鹿島は1点ビハインドのまま前半を戦い終えた。
後半に入り、このままでは終われない鹿島は果敢に広島陣内へ攻め入る。52分、野沢のミドルシュートはポストに嫌われるが、このこぼれ球をフェリペ ガブリエルがヘディングで詰める。これで同点かと思われたが広島の守護神西川にがっちりとキャッチされ、鹿島ベンチでは落胆の声が漏れた。
それにしてもこの試合、鹿島は広島のゴールを守る西川の好守に悩まされた。64分、野沢のFKから中田が会心のボレーシュートを放つがこれは西川の正面。その後も何度となく西川のセービングにゴールを阻まれ、時間は刻々と過ぎていった。
その後、オリヴェイラ監督は71分、動きの鈍い小笠原に代え、本山を送るなど積極的に攻撃のカードを切る。本山の次はその5分後、興梠を下ろし大迫、そして83分にはジウトンに代え、佐々木を前線へ投入し、がむしゃらに点を取りに行く姿勢をチーム全体に示した。
ノックアウト方式のトーナメントマッチのような緊張感が漂う中、試合終了間近の鹿島の敗戦が濃厚となった矢先、今季なかなか結果を出せずに苦しんでいた大迫が値千金の同点弾を広島ゴールへ叩き込む。4分間のアディショナルタイムも2分過ぎ、勝利を完全に意識する広島はいつもより深めのDFラインを取る。その引き気味の広島に対し、ペナルティエリア前でボールを受けた大迫が渾身の力を込めたミドルシュートを放つ。GK西川が右手で止めたと思われたが、ボールの勢いは止まらずそのままゴールイン。まさに大迫の執念が生んだ同点ゴールだった。
その後も残りの時間で広島を攻めた鹿島だったが、結局、1-1のまま、試合終了のホイッスルを聞いた。大迫の同点弾でアウェイでの最低限の結果と言える勝点1は手にはしたものの、同時間に清水とのアウェイゲームを5-1と大勝した首位の名古屋に勝点差を再び7と引き離された。リーグ4連覇に向け、残り10試合でこの差を逆転するのはかなり厳しい道と言えるだろう。しかし、鹿島は王者のプライドを保つために走り続けなければならない。ここからが、勝負だ。
序盤の失点が響き、試合のリズムに乗りきれなかった鹿島は広島の地で悔しいドローに終わった。試合終了直前に大迫が決めた渾身のミドルシュートは見事ではあったが、首位の名古屋が清水に5-1と大勝したため、その勝点差は再び7と開いた。残り10試合、鹿島にとって厳しい戦いが続く。
気温が25℃と夏の暑さが戻ってきた広島ビッグアーチで苦しい前半を強いられる。序盤こそ7分にマルキーニョスが決定的なシュートを放つなどいい展開を見せたが、20分、槙野の左サイドからのクロスからワントップに陣取った李に滑り込みながら決められ、先制を許した。
この失点を機に鹿島のリズムが完全に落ち、李を中心に再三チャンスを作られ、あわやの場面が続く。しかしこれらのピンチは最終ラインの踏ん張りとGK曽ヶ端の冷静な判断で失点を免れる。そして残り時間が少なくなった40分過ぎからはセットプレーからシュートで終わる場面が多くなるも最後の詰めを欠き、結局、鹿島は1点ビハインドのまま前半を戦い終えた。
後半に入り、このままでは終われない鹿島は果敢に広島陣内へ攻め入る。52分、野沢のミドルシュートはポストに嫌われるが、このこぼれ球をフェリペ ガブリエルがヘディングで詰める。これで同点かと思われたが広島の守護神西川にがっちりとキャッチされ、鹿島ベンチでは落胆の声が漏れた。
それにしてもこの試合、鹿島は広島のゴールを守る西川の好守に悩まされた。64分、野沢のFKから中田が会心のボレーシュートを放つがこれは西川の正面。その後も何度となく西川のセービングにゴールを阻まれ、時間は刻々と過ぎていった。
その後、オリヴェイラ監督は71分、動きの鈍い小笠原に代え、本山を送るなど積極的に攻撃のカードを切る。本山の次はその5分後、興梠を下ろし大迫、そして83分にはジウトンに代え、佐々木を前線へ投入し、がむしゃらに点を取りに行く姿勢をチーム全体に示した。
ノックアウト方式のトーナメントマッチのような緊張感が漂う中、試合終了間近の鹿島の敗戦が濃厚となった矢先、今季なかなか結果を出せずに苦しんでいた大迫が値千金の同点弾を広島ゴールへ叩き込む。4分間のアディショナルタイムも2分過ぎ、勝利を完全に意識する広島はいつもより深めのDFラインを取る。その引き気味の広島に対し、ペナルティエリア前でボールを受けた大迫が渾身の力を込めたミドルシュートを放つ。GK西川が右手で止めたと思われたが、ボールの勢いは止まらずそのままゴールイン。まさに大迫の執念が生んだ同点ゴールだった。
その後も残りの時間で広島を攻めた鹿島だったが、結局、1-1のまま、試合終了のホイッスルを聞いた。大迫の同点弾でアウェイでの最低限の結果と言える勝点1は手にはしたものの、同時間に清水とのアウェイゲームを5-1と大勝した首位の名古屋に勝点差を再び7と引き離された。リーグ4連覇に向け、残り10試合でこの差を逆転するのはかなり厳しい道と言えるだろう。しかし、鹿島は王者のプライドを保つために走り続けなければならない。ここからが、勝負だ。
スタッツ
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|
---|---|---|
15 | シュート | 16 |
7 | GK | 9 |
3 | CK | 9 |
13 | 直接FK | 14 |
2 | 間接FK | 0 |
2 | オフサイド | 0 |
0 | PK | 0 |
試合データ
- 入場者数
- 15,180人
- 天候
- 晴
気温 25.1℃ / 湿度 51.0% - ピッチ
- 全面良芝、乾燥
- 主審
- 家本 政明
- 副審
-
中原 美智雄
岡野 尚士 - 第4の審判員
- 村井 良輔