▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2024明治安田J1リーグ第10節、パナソニック スタジアム 吹田でガンバ大阪と対戦した。
先週土曜日、アウェイ鳥栖戦で2-4と惨敗を喫してから1週間が経った。この失望から立ち上がるため、選手たちは序盤からアグレッシブなプレーを見せる。27.0℃と非常に高い気温となったパナスタは前半、ピッチの大部分に太陽からの光が差し込み、かなり厳しい試合条件となった。しかし選手たちは果敢なボール奪取を見せ、縦に速い攻撃でホームのG大阪を圧倒する。
27分、センターサークル付近で植田からボールを受け取った知念が、前線へロングパスを送る。そしてこのボールに呼応したのが、左サイドに張っていた仲間だった。仲間はG大阪のDFラインを良く見て、絶妙なタイミングでゴール前へ走り込む。知念からのボールを丁寧に胸でトラップすると、落ち着いてG大阪ゴールへ流し込んだ。
見事なゴール劇で歓喜に沸くアントラーズサイドだったが、ここでVARチェックが入る。仲間の飛び出しがオフサイドだったかどうかということだったが、このチェックの末、オフサイドではなく、仲間のゴールが正式に認められた。
この歓喜の先制点で波に乗りたいところだったが、39分、ウェルトンの強引な突破から一瞬の隙を突かれ坂本から決められる。これもVARチェックが入ったが、結局、判定は覆らない。前半はこのまま、1-1で折り返した。
後半に入っても、試合の主導権はアントラーズが握る。そして54分、仲間の左サイドからのクロスをゴール前に詰めていた濃野が右足で決める。これもまたVARチェックが入るも、濃野のリーグ戦3試合連続ゴールは認められ、アントラーズが2-1とリードを奪った。
その後、土居、チャヴリッチ、師岡が同時に交代でピッチへ入り、さらにG大阪ゴールへ迫ったが、3点目は生まれず。しかしアグレッシブな守備は90分間崩れることなく、1点のリードを守り切り、アントラーズは2-1で今季ホーム無敗だったG大阪から勝利を奪った。
課題はまだ多々ある。しかしこの勝利は、選手たちがディープレッドの誇りと意地を見せた結果だ。これからまた、熱い戦いが続いていく。
【今日のトピックス】
・仲間が今季3ゴール目。
・濃野がリーグ戦3試合連続ゴール。



負けた試合を振り返ると、球際の部分やトランジションの部分、戦うという部分が欠けていた。そこで少し責任感を欠いたり、空けてはいけないタイミングでスペースを空けてしまったりというところもあった。
今日で言えばチームとしての約束事を大切にして、さらに我々の良さを出すことができた試合だった。
これがアントラーズのあるべき姿。ただ、今日だけ見せることができても意味がない。継続していかなければいけない。
90分間を通して、しっかりと相手の最終ラインとボールホルダーにプレッシャーをかけることができていた。相手を自由にさせなかったのも、この試合を優位に進めることができた要因だと思っている。
あとは、支えてくれているファン・サポーターの皆さんのことを考えると、今日の結果はハッピーなもの。皆さんは常に100%の力を出してくれている。前節、我々はその姿を皆さんに見せることができていなかった。今日の選手たちはしっかりとあるべき姿を見せてくれたし、皆さんの後押しに応えたと思っている。
Q.前線からのプレスの意識が高く感じた。どのような狙いを持っていた?
A.プレッシングの精度を上げていくことは、時間が必要になってくる。1試合で精度の高いプレッシングがチームとしてできるようになるわけではない。この3週間ぐらいはトレーニングで落とし込む時間がなかなか作れなかった。
連動して守備をしていくところ。守備の共通意識をしっかりと持ってプレーしていくという部分では、今までやってこなかったことも出すことができ始めている。
今日、残念だったことは、いい形でボールを奪うことができたにもかかわらず、そのあとボールを失ってしまってゴールへと繋げることができなかった。そういうシーンが多かった。より落ち着いて、クオリティにこだわって、しっかり仕留めれるようにならなければいけない。
まだまだ、我々は完成されたチームではない。ただ、ここまでのプロセスには手応えを感じている。
プレッシャーはあるが、自分がチームに植え付けたいものは明確なので、その作業を続けていくだけ。それができれば、必ず結果はついてくると考えている。
Q.優磨選手の元気がないように見えた。監督はどのように見ている?
A.優磨は絶対に疲れない。90分経つ頃にも彼がサイドバックのところまでカバーして、スプリントしていた。
彼がピッチにいることで、周りに勇気を与えている。優磨はそういう存在。
優磨があのようなプレーをあの時間帯で見せてくれているのを見て、他の選手たちが奮い立たないわけがない。
Q.濃野選手に意識づけていることと、あまり言わないようにしていることは?
A.言わないようにしていることは、ここでは言えない。
彼が大学から加入して、まだ経験という面では足りない。彼の1番の良さは攻撃の部分。彼に守備に専念してくれと言うこともできる。ただそれは彼にとって良くない。見せてくれているもの、クオリティは素晴らしい。その彼の良さを消したくない。活かしていきたい。彼に求めていることは、積極的に前に行って自分の良さを出して欲しいということ。
ひとつ注文をするとしたら、より賢くプレーをするということ。状況を見ながら前へ出ていくことを求めている。ただ、周りの選手たちが彼の足りない部分をカバーしてくれているし、示さなくてはいけないことをチームメートたちが教えてくれている。海舟だって彼を何度もカバーしていた。
G大阪は、どこのポジションにもポテンシャルの高い選手がそろっているので、一瞬でも気を抜いてしまったらやられる。しっかりと集中して無失点で終えられるようにしていく。
個人的にリーグ戦2試合連続で得点を取ることができてはいるが、チームとしては前節であのような負け方をしてしまったので、まずはチームの勝利を求めてやっていく。そこが第一優先だと思うし、そこへ向けて、自分もその結果を追い求めていかなければいけない。
監督から「前へどんどん出ていけ」と言われているので、それをしっかりと意識し始めてから得点を取れるようになってきた。この試合でも、意識的に前へ出ていきたいと思う。
【早川 友基】
今年は、よりG大阪らしさ。アグレッシブさが増していると感じる。自分たちよりも上の順位にいて、そこの部分には自信を持っていると思う。
個人的には去年のアウェイG大阪戦では自分のミスもあり、試合を難しくしてしまった。その悔しさを晴らしたい。自分が守備の基盤となっていいコーチングやパフォーマンスをして後方から支えていきたい。
アウェイでの負けが多いという部分は課題の一つでもある。ここで自分たちがどういうパフォーマンスを見せることができるかによって、チームの今後も変わってくる。この後も連戦が続いていくので、そこのスタートというところで非常に大事な一戦となる。受け身になることなく、アグレッシブに自分たちのスタイルを貫きながら勝利にこだわったプレーをしていくというところが、この試合でのカギになってくると思っている。
【仲間 隼斗】
G大阪は、今シーズン戻ってきた一森選手や移籍してきた中谷選手など、一緒に戦ったことのある選手もいる。チームの中心となるような選手が加入して、守備のベースアップと去年から続いている攻撃の部分がミックスされて、非常にいいチームになってきている。そこに対して、自分たちの良さを出してどんどん攻撃していかなければ、なかなか相手の陣形を崩すことができないと思う。攻撃のクォリティも上がっていると思う。守備の面でも相手に自由を与えてはいけない。
自分はどこでチャンスが来てもいいようにいつも準備をしているつもり。自分の力を信じて、チームメートを信じてプレーをしていくことが一番大事になってくる。
アントラーズというクラブの誇りや強さ、気持ちをもっと感じて、90分間プレーしなければいけないと思っている。表面上には見えない部分を意識して戦っていけば、自然とプレーが良くなっていくと思う。
(1点目の場面は)知念からいいボールが来た。知念も自分の動きが見えたと言っていたので、それがうまくゴールに繋がった。
ゴールに1番近い選択を相手に見せることによって、他のスペースが空いてくる。そこは常に狙っていた。
チームが勝てたことが嬉しい。アウェイでしっかりと勝ち点3が取れたことは、すごくいいこと。5月は上位チームとの対戦も多いし連戦なので、しっかりと切り替えて、次へ向けて100%出せるように準備していきたい。
【濃野 公人】
監督からどんどん前のスペースを見つけて入っていくようにと言われていた。(2点目の場面で)中を見た時に、逆サイドのポケットが空いているのが見えた。そこへ入っていけば、隼斗君からいいボールが来るだろうなと思っていた。それを信じて入っていったら、いい形でボールが転がってきて、押し込むだけだった。
3試合連続ゴールは、自分の中で驚きの方が大きい。ただ、決して自分一人で取れた点ではない。僕があれだけ前線へ上がっていけるのも周りのカバーがあってこそ。チームとして、あそこまでボールを運んでくれているのも事実。いろいろな形をもっと出していきたいと思っている。
【知念 慶】
(1点目は)隼斗君がチェックの動きをしたのが見えた。ただ、前半は、そのプレー以外があまり良くなかった。それを踏まえて、後半はポジショニングなどを意識してプレーすることができた。