▼▼MATCH HIGHLIGHTS▼▼
2023明治安田生命J1リーグ 第14節、カシマスタジアムでFC東京と対戦した。垣田のゴールで先制に成功するも、PKで同点に追いつかれ、1-1の引き分けに終わった。
前節の国立開催・名古屋戦は、2-0で勝利した。これでクラブ史上初となる同一シーズンにおけるリーグ戦5試合連続完封勝利。選手たちは自信を深めて、次の試合への準備を進めた。
なお、この試合は「SHOWA EXCITE MATCH 2023」として、さまざまなイベントが開催された。
スタメンは、GKが早川、フィールドプレーヤーは広瀬、植田、関川、安西、樋口、ピトゥカ、名古、仲間、垣田、優磨が入った。ベンチには、沖、昌子、常本、土居、カイキ、佐野、知念が座る。
立ち上がりからいきなりアントラーズがチャンスをつくった。ロングボールを収めた垣田が仲間へ展開し、仲間のクロスから垣田がヘディングで合わせる。シュートの勢いが弱く相手GKにセーブされたが、開始直後から積極性を示す。
アントラーズはロングボールで相手陣内深くまで攻め入り、セカンドボールを拾って二次攻撃につなげた。FC東京のファウルが多かったこともあり、セットプレーからのチャンスもつくった。
すると、いい流れの中で6分に得点が生まれる。左サイドで数的有利をつくると、樋口がキックフェイントで相手を剥がし、安西が完全にフリーでボールを受ける。安西が狙いすましてクロスを入れると、相手DFの死角をとった垣田がゴール前でフリーでヘディングシュート。見事にゴールを射抜き、先制に成功した。垣田にとって、これがカシマスタジアムでの初ゴールとなった。
得点後、FC東京に攻め込まれる場面もあったが、守備陣が集中して対応し、失点を許さない。また、両サイドハーフの名古と仲間が献身的に走り、守備の隙を見せなかった。
しかし、16分にセットプレーがピンチとなる。コーナーキックから森重にヘディングシュートを許すと、オフサイドポジションにいた安部の影響で、早川がファンブル。ただ、これは早川がボールを掴みなおし、失点に至らず。そして、安部がオフサイドの判定となった。
その後、FC東京がボールを保持する時間帯が長くなった。ただ、アントラーズはミドルゾーンで我慢強く守備を続け、簡単に自陣への侵入は許さなかった。
だが、25分に安部のアーリークロスに反応したディエゴ オリヴェイラを関川が倒してしまい、PKをとられてしまう。28分、このPKをディエゴ オリヴェイラに決められ、1-1と同点に追いつかれてしまった。
6試合ぶりの失点となったアントラーズだが、失点後もアグレッシブにプレスをかけ、強度を保ってプレーしていく。
互いにロングボールが多く、球際の接触プレーが増えた。判定にフラストレーションを溜めることも致し方ない展開となったが、選手たちは集中を切らすことなく、前向きにプレーを続けた。
すると、43分にカウンターからチャンスをつくる。右サイド深くまで優磨がドリブルで持ち込み、ゴール前へ絶好のクロスを供給。しかし、ゴール前の垣田には惜しくも合わず、ファーサイドに走り込む選手もいなかった。
前半はこのまま1-1で終了。同点でハーフタイムに突入した。
後半も立ち上がりから両チームともに高い強度を保ち、緊迫した展開が続いた。
56分、ハードワークを続けた両サイドハーフ、名古と仲間をベンチに下げ、土居と佐野を投入。土居が左、樋口が右のサイドハーフに入り、佐野はボランチに入った。そして、64分には、ゴールを決めた垣田との交代で知念をピッチへ送った。
65分を過ぎたあたりから、能動的にボールを動かし、FC東京陣内でプレーできるようになった。69分にはシュートまで持ち込めなかったものの、カウンターから波状攻撃を仕掛け、得点の気配が漂った。
75分、樋口と広瀬がベンチに下がり、カイキと常本がピッチへ投入された。
FC東京のファウルが多く、フラストレーションの溜まりやすい展開となったが、選手たちは我慢強くプレーを続けた。そして、関川は攻守両面で抜群のプレーを見せ、後方からチームを力強く支えた。
ただ、84分にセットプレーから決定的なピンチが訪れた。コーナーキックをニアで渡邊に触られると、ファーにボールは流れ、塚本にボレーシュートを許してしまう。シュートはゴールポストに直撃し、なんとか失点を免れた。
ピンチのあと、アントラーズが怒涛の攻撃を仕掛ける。82分には、ピトゥカの浮き球のパスを知念が巧みなポストプレーで落とし、優磨が左足で強烈なシュートを放つ。相手GKのセーブに阻まれたが、非常に惜しい展開だった。
後半アディショナルタイムは4分。最後の最後まで集中して戦い続けたが、FC東京の牙城を崩すことはできず、1-1の引き分けで終了した。
次は中3日でYBCルヴァンカップGS第5節 ホーム柏戦。チーム一丸で準備を進め、必勝を期す。
【この試合のトピックス】
・垣田がカシマスタジアムで公式戦初ゴール、今季2ゴール目
・カイキがJ1通算50試合出場
・J1ホーム来場者通算900万人突破



A.相手がうちのプレス、あるいはカウンタープレスを嫌がって、長いボールを選択してきた。うまく(ボールを)拾えなかったことが一番の要因かなと思う。そのなかでも相手のプレスがそれほど機能していなかったなか、自分たちは空いているスペースを把握していてミスがないようにやることができれば、今の選手の技術の力量を考えれば、もっと入り込めたかなと思う。そこはしっかり分析をして、選手たちに伝えることでもっとレベルアップできるというところを、次への反省点にしたいと思う。
早い時間帯に失点をしてしまったが、選手たちは切り替えて時間が経つごとに試合に入ることができて、その後もいい形でチャンスを作れていた流れで同点ゴールが生まれた。その後も拮抗した試合が続き、相手には決定的チャンスを作られることなく、終盤には逆転のチャンスもあった。その意味では拮抗した試合だったし、選手たちはしっかりと戦ってくれた。
最後に、素晴らしいスタジアム、雰囲気でプレーできたことに感謝している。アントラーズサポーターの皆さん、FC東京サポーターの皆さんに感謝したい。ヨーロッパから来た私としては、こういった雰囲気のなかでプレーする方が高いモチベーションでできる。とても素晴らしい雰囲気だった。
FC東京は、前線に個人能力の高い選手たちがそろっている。カウンターのリスクマネジメントも徹底することが大事になると思う。また無失点を継続できるように、みんなでがんばっていきたい。
【安西 幸輝】
FC東京はサイド攻撃が強みだと思うので、そこを抑えたい。昨年はシーズンダブルを喰らってしまった。今年は絶対に勝たないといけない。サイドの攻防がカギになる。相手のカウンターをしっかり阻止したい。
【樋口 雄太】
昨季はFC東京に2回とも負けてしまった。上位に勝たないと上にはいけない。相手は昨年からスタイルが変わっているが、メンバー自体はあまり変わっていない。球際の勝負になると思うし、そこで負けないことが試合のポイントになる。
勝てなかったが、カシマスタジアムのファン・サポーターの皆さんにゴールを届けられたことは良かったと思っている。今日の1ゴールによって勝ち点1を手にすることができたという見方もできる。次はゴールでチームの勝利に貢献したいし、点を取れなかったとしてもチームが勝つために走り続けたい。
【安西 幸輝】
練習からクロスの調子が良かったので、クロスを1本入れてみようと思ってゴール前に入れたら垣田がいい位置にいて得点を決めてくれた。引き分けの結果に終わったあとの次の試合が最も重要だと思うので、まずはルヴァンカップでのホーム柏戦に勝ち、次節のアウェイ鳥栖戦でも勝利をつかみたい。
【関川 郁万】
(失点後)個人としては下を向かずにプレーし続けることを心がけていた。今日は自分の責任で勝ち点2を失ったと思っている。チームに迷惑をかけてしまったが、この経験を糧にしていきたい。
【仲間 隼斗】
相手に相当警戒されていたなかで、自分たちも90分間、集中を切らさずに戦うことができた。そのため、自分としてはそこまでネガティブな結果でもないと思っている。ただ、カシマスタジアムで勝ち点を積み重ねていかないと優勝には届かない。次戦に向けてまた全員で準備していきたい。
【ディエゴ ピトゥカ】
難しい試合になることを予想していたなかで、自分たちの出来は決して悪いものではなかった。もちろん勝ち点3を取りたかったが、今日もいいフットボールを見せることができたのではないかと思う。次のルヴァンカップ・ホーム柏戦に向けて、また全力で準備していきたい。
【佐野 海舟】
(後半に途中出場してから)自分がもっとチームに勢いをもたらせるプレーをしなければいけなかった。PKでの失点は仕方ないものだし、負けずに勝ち点1を積めたという側面もあるが、これからも結果にこだわり、勝利をつかむために課題を修正していきたい。