DRAMA Vol.07 住友金属の決断

住友金属としては、蹴球団をプロ化することで、鹿島製鉄所のある地域をより住みやすく発展させることができる。企業として地域に貢献ができる。しかし、そのためには、自治体や他企業の支援を受けることが必要になってくる。

プロリーグに参加するかどうか、住友金属本社の審議にかけられる。役員会で社長の決断が下る。

「地域全体で力を合わせて地元を活性化しよう、と新宮社長(現会長)が英断を下した(住友金属常務取締役下妻氏)」

1990年6月に協会へ「プロリーグへの参加意思あり」と返答。

さっそく、当時住友金属の社長であった新宮康男氏(現会長)や当時の鹿島製鉄所の中村為昭所長(現副会長)らによる、地域自治体への陳情が行われる。