バーモントカップ第24回全日本少年フットサル大会最終日

2015.01.06(火)
【バーモントカップ】第24回全日本少年フットサル大会最終日は準々決勝、準決勝、決勝が行われました。

準々決勝は静岡代表「PIVO」との対戦でした。試合開始からボールを支配するも縦へのパスがうまく入らず、自チームのCKからカウンターで失点すると、その後にもキックインからのボールを奪われ失点し、前日の試合に続く2点を追いかける苦しい展開となりました。しかし、その直後にキックインから高木、笹沼とつなぎ1点を返して前半を折り返します。
後半に入ると前田の得意の形からサイドに持ち込んだシュートで同点に追いつきました。また中盤のインターセプトから高木が落ち着いてGKとの1対1を決め、逆転に成功します。その後も粘り強いディフェンスで3-2と勝利しました。
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準決勝の相手は東京都代表「ファンアカデミー」との対戦となりました。お互いに慎重な立ち上がりでしたが、笹沼のFKからのパスを左サイドで受けた前田が、ゴールを決めると、その後もインターセプトからの前田のゴールやCKからの国府田のゴールで前半を6点リードで折り返します。後半は選手を入れ替えながらも、出場した選手の活躍があり、多田の2ゴールなどで8対0で勝利しました。
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決勝は埼玉代表の「江南南サッカー少年団」との対戦となりました。奇しくも昨年のこの大会の決勝では、鹿島ジュニアと江南南との対戦で敗れ優勝を逃した相手でした。
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集中した入りで、特にGK根本のファインプレーもあり、自分たちのペースで試合を進めることが出来ました。左サイドで相手を2人背負った状態からの反転で、フリーになった笹沼がゴールを奪うと、CKから前田のゴール、国府田のインターセプトからの前田のゴール、GK根本のパスを受けた前田のゴールで一時は4対0と優位に進めます。しかし相手もここから粘り強く2点を返し前半を終了しました。
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後半に入ると相手もこちらのやりかたに合わせ、自分たちのリズムができず苦しい時間が続きます。GKのボールをカットされそのままシュートを決められ1点差まで詰め寄られました。
しかし、今大会、木村監督の『一番成長した部分』という『あきらめない気持ち』で体を張った守備を続けると大きく成長した前田がサイドにボールを運びゴールを奪います。するとその直後、高木が試合を決める中央からのゴールを決め6対3と勝利し、優勝を勝ち取りました。
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本日もつくばジュニアの4、5年生や保護者の方の絶大な声援も選手を後押ししてくれました。
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表彰式では優秀選手に前田聡良選手、笹沼航紀選手が選ばれています。
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木村監督コメント
準々決勝では自分たちのDFがうまくいかない部分もありましたが「絶対にチャンスはあるからもう一度自分たちのすべきことをしよう」と声をかけて、そういう意味では選手があきらめない気持ちが良く出た試合だったと思います。
準々決勝では相手の特徴はある程度分かっていたので、チームでやるべきことを全員が理解してできていました。また、交代で入った選手も同様に「チームでやるべきこと」をしっかり出来ていて、選手一人一人の成長を感じました。
決勝では相手の特徴はわかっていて厳しい戦いになるとは思っていましたが、試合の入りも良く4点リードをできたことは良かったです。
しかしながら江南南さんは伝統のあるチームで底力は知っていたので「決めるべきところを決めなければ苦しくなるぞ」とは伝えていたが、まさしく3点連続で失う形になってしまいました。
ただ、今大会はここからの全員の粘り強さの成長を感じました。しっかり守って苦しい展開の中、前田と高木がしっかり決めてくれ、DFの国府田、舩橋、GK根本が頑張ってくれて、ベンチの選手、スタンドの選手も一緒に戦ってくれた結果がこの優勝につながったと思います。
夏の全国大会で悔しさを経験し、夏以降の彼らの成長は素晴らしかったです。最後に、選手たちには「関わってくれたスタッフやこの場に来れなかったスタッフ、もちろん応援してくれた保護者の方など全員に感謝して欲しい」と伝えました。大会前にフットサルの大会を開催してくれたクラブスタッフ、その大会に参加していただき胸を貸していただいたチームのみなさまに私自身も感謝しますし、一番は今回戦い抜いた選手に感謝します。

バーモントカップ 第24回全日本少年フットサル大会ハイライト映像はこちら(JFA-TV)