天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会 2回戦

2021年06月16日(水)  19:00 Kick Off

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鹿島アントラーズ

  • 10' 遠藤 康
  • 12' エヴェラウド
  • 21' 松村 優太
  • 31' 遠藤 康
  • 49' エヴェラウド
  • 52' 上田 綺世
  • 70' 上田 綺世
  • 78' 上田 綺世

試合終了

8-1

4前半0
4後半1

Y.S.C.C.横浜

  • 83' オニエ オゴチュクウ

試合経過

遠藤 康 ゴール 10'
エヴェラウド ゴール 12'
松村 優太 ゴール 21'
遠藤 康 ゴール 31'
常本 佳吾 → 広瀬 陸斗 交代 46'
荒木 遼太郎 → 上田 綺世 交代 46'
小泉 慶 → 永木 亮太 交代 46'
エヴェラウド ゴール 49'
上田 綺世 ゴール 52'
61' 交代 柳 雄太郎 → オニエ オゴチュクウ
61' 交代 神田 夢実 → 菊谷 篤資
エヴェラウド → 和泉 竜司 交代 63'
上田 綺世 ゴール 70'
遠藤 康 → アルトゥール カイキ 交代 72'
74' 交代 ンドカ チャールス → 柳園 良太
74' 交代 佐藤 祐太 → 西山 峻太
上田 綺世 ゴール 78'
83' ゴール オニエ オゴチュクウ
83' 交代 大城 螢 → 日高 アレクサンドル
上田のハットトリックなどで8-1と勝利!

第101回天皇杯の初戦となる2回戦、Y.S.C.C.横浜と対戦した。上田が3ゴール、遠藤とエヴェラウドが2ゴール、松村が1ゴールを決めて、アントラーズが8-1と勝利し、3回戦進出を決めた。

怒涛の15連戦を終えたチームは、YBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦の翌日から3日間のオフを取り、つかの間の休息期間で心身の疲労を回復させた。そして、再び始まる連戦に向けて、6月10日から準備を進めていった。

連戦の初戦は天皇杯2回戦、神奈川県代表のY.S.C.C.横浜との対戦。ケーズデンキスタジアム水戸での開催となった。

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スタメンはGKが早川、最終ラインは右から常本、林、犬飼、杉岡、ボランチは小泉とピトゥカがコンビを組み、前線は遠藤、松村、荒木、エヴェラウドが入った。ベンチには沖、関川、広瀬、永木、和泉、カイキ、上田が座る。なお、早川は公式戦初先発、初出場となった。

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立ち上がりは両チームともに高い強度でプレーし、各局面で激しい球際の攻防が繰り広げられる。どちらも主導権を譲らない互角の展開となった。

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それでも10分にアントラーズが試合を動かす。杉岡の縦パスがエヴェラウドへ渡ると、エヴェラウドはゴール前へラストパスを送る。これを遠藤が合わせると、シュートはゴールポストの内側に当たって、ゴールネットに吸い込まれた。

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先制点をきっかけにアントラーズが勢いづく。12分、右からのコーナーキックを獲得すると、キッカーの遠藤がクロスを入れる。これをゴール前でエヴェラウドが頭で合わせ、リードを2点に広げることに成功した。

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そして、21分にも追加点を奪う。杉岡からのパスを受けたエヴェラウドがスルーパスを送ると、裏に抜けた遠藤がゴールライン際からクロスを入れる。このボールに松村が頭から飛び込み、ヘディングシュートでゴールネットへ突き刺した。

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さらに、31分にはカウンターから得点が生まれる。犬飼のクリアが松村に渡ると、松村はドリブルで持ち運び、エヴェラウドへスルーパスを送る。ボールを受けたエヴェラウドはゴール前の遠藤へラストパス。遠藤はこれをダイレクトで合わせ、ゴールへ流し込んだ。

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前半終盤はYS横浜に攻め込まれる場面もあったが、この日が公式戦デビューとなった早川を中心に無失点に抑え、前半はこのまま4-0のスコアでハーフタイムとなった。

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後半開始からアントラーズは常本、小泉、荒木をベンチに下げ、広瀬、永木、上田をピッチへ送る。その後、アントラーズは攻撃の手を緩めない。49分、ピトゥカがペナルティエリア手前を横切るようにドリブルすると、エヴェラウドがスイッチしてボールを受け取る。エヴェラウドが右足を振り抜くと、低く鋭いシュートはサイドネットに突き刺さった。

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その3分後の52分にも追加点が生まれる。ペナルティエリア内をドリブルで突破した松村がゴール前へラストパスを送ると、これを上田がダイレクトで合わせて、ゴールへと流し込んだ。6-0とリードをさらに広げる。

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63分、エヴェラウドとの交代で和泉が投入された。長期離脱から復帰を果たした和泉へ、スタジアムに詰めかけたサポーターから温かい拍手が贈られた。そして、70分にその和泉が絡んで追加点を奪う。和泉が左サイドのスペースへスルーパスを送ると、遠藤が低く鋭いクロスをゴール前へ送る。これを上田が合わせてゴールネットを揺らした。

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だがこの直後、アシストした遠藤がピッチに座り込む。遠藤はそのままピッチから離れ、72分にカイキがピッチへ投入された。そして78分、相手のパスをインターセプトしたカイキが、フリーの上田を見逃さずに絶好のスルーパスを送る。ボールを呼び込んだ上田は、相手GKとの1対1を冷静に制して、ゴールへと流し込んだ。

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このまま、完封で試合を終えたいアントラーズだったが、83分に失点してしまう。ペナルティエリア内でYS横浜のオニエ オゴチュクウにボールを持たれると、アントラーズの選手たちが周囲を取り囲む。しかし個人技でドリブル突破され、ゴールを許してしまった。

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この1失点は残念だったが、選手たちはこのまま8-1のスコアで試合を締めくくり、アントラーズが天皇杯3回戦進出を決めた。

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次は中3日で明治安田J1第18節、仙台戦に臨む。チームの総力を結集し、ホームで勝ち点3のみを目指して戦う。

【この試合のトピックス】
・上田がハットトリック
・遠藤が今季初ゴール
・上田、エヴェラウド、松村は天皇杯で初ゴール
・アントラーズの天皇杯での8得点は最多タイ記録(1992年12月5日 新日鐵八幡戦以来2度目)

スタッツ

鹿島アントラーズ Y.S.C.C.横浜
22 シュート 7
9 GK 14
5 CK 9
11 直接FK 6
2 間接FK 1
2 オフサイド 1
0 PK 0

試合データ

入場者数
2,458人
天候
曇り、弱風
気温 22.6℃ / 湿度 80.0%
ピッチ
全面良芝
主審
山本 雄大
副審
熊谷 幸剛
金次 雄之介
第4の審判員
原田 雅士